石田祥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めましての作家さん。
動物園に行ったことはあれど、そこで働く(もしくは生活する)側になったことがないので、読んでいてとてもワクワクしました。よく狭い檻に閉じ込められて可哀想、だなんて私も思ったりもしますけど、動物たちからしたら私たちのほうが檻に入ってるようにも思えますよね。なるほどなぁ、なんて。
それにしても動物と入れ替われるなんて不思議ですよね。その目で見たとはいえ、拒絶せずに不破さんや動物たちと過ごす飛鳥ちゃんにはとても好感が持てます。私はライオンが好きなんですがこの本に出てくるライオンのライガがとても魅力的で、ますますライオンのことが好きになりました。
いつか続編を出してほしい1冊です -
Posted by ブクログ
閉園の決まっている動物園で飼育員のアルバイトをしている飛鳥…初めての夜勤で不破の特殊な能力(動物と入れ替わることができる)について知ることになる…。その能力に魅了させられた飛鳥は積極的に不破と一緒に夜勤を行うことで、不思議な夜を過ごすことになる…。
ライオンのライガくんがすごく好きだなぁ~♪いい性格してます!!とは言え、この動物園でのアルバイトは、閉園が決まっていることもあって期間限定でもある…飛鳥ちゃんも不破くんも、動物たちとのやりとりを経て、自分自身のことを見直す機会を得られたのだと感じましたね!この2人の今後とか、気になりますねぇ…続編が出ないかなぁ~って期待してしまいます。読み終えた -
Posted by ブクログ
《大丈夫ですよ。だいたいの悩みは猫で治りますから。》p.111
・魔法のお店系と言えそうです。京都の住所表記の不思議さもあるからか用がなくなったらその病院には辿り着けなくなる。
・猫を処方する病院という魅力的な設定。
・ニケ先生と看護師の千歳は「予約客」を待ってますがなかなか来てくれません。そのかわり風の噂で評判を聞いた他の人たちが集まってくる。
・それぞれが短編なので猫と人の絆の作り方があっさりしてる。そこは弱点でもあるんやろうけどめんどくさくなくてええとこやって気もします。
■簡単な単語集
【あび野】祇園の藝妓だが〈こま野屋〉に残り女将のしず江の片腕として活躍している。いなくなったらし