石田祥のレビュー一覧
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タイトル通り、元カレから猫を預けられたお話
さらに、その猫は関西弁を話し、エロオヤジ系の恋愛指南をしてくる奴だった
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仕事にお疲れな34歳独身OL・まさきのもとに、突然元カレからの電話が。
「しばらく預かって欲しい」と頼まれたのは、ふてぶてしい一匹の雄猫だった。
猫は「しばらく面倒みたってや」と関西弁を喋りだし、まさきに対して人間顔負けの恋愛指南をはじめて…!?
恋に不器用な女性とわがまま猫が繰り広げる、もふもふラブコメディ。
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「猫を処方いたします。」が面白かったので、買ってみた
なので、猫が話し始めても「ファンタジ -
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ネタバレ買ってもらったスマホに夢中な海斗が母親に連れてられたのは「中京こころのびょういん」。不思議な医師に12歳の猫あんずを処方される。あんずによってスマホを奪われた海斗は、久しぶりにスマホなしの学校生活を送ることに…。
女子大生の凪沙は完璧な可愛さのモデルに憧れて可愛くない自分に嫌気がさしている。凪沙に処方されたのはまん丸な顔に潰れた鼻のブサイク猫のナゴムだった…。
建設会社を営む夫と暮らすサツキ。愛猫・チャトを亡くしてから猫は飼えずにおり、猫の保護ボランティアをしている。ある日夫がニニィという猫を連れてきて…。
処方された猫のシロを返せずにいる鳥井青。大手企業で働く真面目な姉の様子がおかしく、休職 -
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京都の袋小路にある『中京こころのびょういん』。人づてに紹介されて訪れる患者たちは、京都ことばをのんびり話すお医者さんに本物のねこを処方される。
戸惑いながらねこをキャリーケースごと連れ帰り『服用』することになったのだが…。
藥袋に可愛らしいネコたちが入った表紙。これはほっこりする内容だと期待していたら、ツンとすました受付の女性に『そんな甘いものではない』と言われた気になってくる。
処方箋が2週間なら、しっかり飲みきって2週間後に服用が終わる。つまり、そういうことなのか。
少しずつわかってくると、落ち着ける時間にじっくり読んでいきました。この続きが気になるから続編も読みたいです。
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シリーズ第五弾。
京都市中京区の薄暗い路地にある不思議なクリニック〈中京こころのびょういん〉を巡る、連作四話が収録されております。
今回もクリニックを訪れた人々がニケ先生のとぼけたノリと看護師・千歳さんの塩対応に翻弄されながら、“猫処方”で悩みを解決していく流れなのでなのですが、第二話では猫のお腹に顔を接近させて“猫を聞く”という斬新な治療法がw。
考えがまとまらないと悩む患者の真澄さんに対して、ニケ先生曰く
「そういう時は心を落ち着けて、猫を聞くのが一番です」
との事。
猫の音だけでなく匂い等も含めて五感で猫を感じるところが、香道で香りを聞く(行為としては嗅ぐ)“聞香”に通ずるような気が -
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人々の心の悩みに「猫」を処方することで癒しをもたらす物語のシリーズ第3弾。それぞれが抱える日常の小さな不調や人間関係の悩みに、猫たちがそっと寄り添って心を軽くしてくれる連作短編集。
第一話でベーナを連れ帰った時のパパママの反応にクスッとした。
第二話の「ほんまになんでもよかったら、自分で作ったらええねん。買ってくるとか、外で食べてくるとかな。嫁さんが今一番考えたくないのはな、旦那のメシや。俺も最初の子供の時、よくキレられたわ。子供の世話で手いっぱいの時に、大の大人がメシとか言うなってな」という発言には、女性作家さんならではの視点を感じた。
第三話はあび野さんが千歳もミミ太も大事にしている