午後のレビュー一覧
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第4巻。
読むとほっこりして、自分ひとりではないんだなぁと安心します。
独立した短い話が並んでいるので、ふと一話だけ、でも読みやすい。
イラストの横に添えられている手書きっぽい字で書いてある内容が好きです。
「早朝に散歩に行く話」
散歩の仕方、ちょっと真似してみました。
歩く時間の半分にタイマーをセット。
好きな道を気の赴くままに歩き
タイマーが鳴ったら振り返って来た道とまったく同じ道をたどって帰ります。
通った道なのに視点が変わるだけで見たことない景色になります。
(遠い未来に今を振り返るとこんな感覚かもしれないというのに完全に同意)
帰りに花の写真を撮るというのはしなかったけど、花を意 -
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眠れない夜や心がざわつく時間に、静かにお菓子を焼くという小さな行動が心を癒してくれることを描いたコミックエッセイ。月と星の下で過ごす夜の時間を、優しいタッチのイラストと温かい言葉で綴った絵本のような作品。
本当に優しいお話でした。眠れない夜や悪夢を見た時に感じる、あの何とも言えない漠然とした不安を一人で乗り越えなければならない気持ち…。そうした不調や不安に飲み込まれそうになる感覚が自分だけではないと知ることができて、心がふっと軽くなるような安心感を得られた。
読んでいるうちに、作中に描かれるお菓子作りの温かな描写に心を奪われ、自分もお菓子作りをしたくなった。そして何より、美味しいケーキが無 -
Posted by ブクログ
「おいしい薬膳日記」というタイトルから、薬膳だからちょっと難しいのかなと思いましたが、
そんなことはありませんでした。
(もちろん詳しく理解するのは難しそう)
完璧を目指さず、ゆるーく意識してみる
そのぐらいの取り組み方で、
レンチンやカット野菜なども取り入れる。
料理ができない自分にも出来そうかもと思えました。
「過去に原因らしきものを見つけても今さらどうすることもできず、
もがくほど感情のドツボにハマるのがお決まりでした」
「思考力が低下しているためキャパオーバー」
など、わかるーと思えるフレーズもたくさん。
午後さんの手書き文字(?)のところが好きです。
ちょっとした言葉に優しさを -
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シリーズ第4弾。
大好きなこのシリーズが続いているのが嬉しい。
手際よく美味しそうなケーキを焼いている姿が癒される。
何気ない感じで隣りにいる猫に話しかけたりしながら四季を通して、旬を感じるお菓子を作る。
敷居高そうだと感じて、手作りを諦めてたアップルパイだけど、冷凍パイ生地を使ってサクッと作ってるのを見たら、試してみたくなった。
水羊羹も簡単に出来そう。
フィナンシェ、ブラウニーも美味しそうでこれも良いなぁ、と。
真似したくなったもののひとつに早朝に散歩に行く話で、3つのルールを決めること!
①歩く時間は30分(15分のタイマーをセットしてから出発して、タイマーが鳴ったら振り返って来た道 -
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第3巻。
単なるレシピ本ではないです。
わかる〜がたくさん。
午後さんの選ぶ言葉が好きです。
吹き出しになってないつぶやきみたいなのも良い。
「見えていないものは存在しないものとほぼ同義」
「胸の奥にくすぶったままの叶わなかった願いたちは、星のように熱を放ち、私の中にこんな夜空を作っていればいい」
「居場所って架空の世界でもいいよなぁ…」
「(自分を責めない)潜在意識の自分がノーを出していたら継続できない。(自己対話ってこういうことかな)」
「自分のことは見ることはできないので
過去の自分の行動の痕跡を見ることでしか確かめられないのかもしれない」
「きっとずっと前から知っていて
本当の意味 -
Posted by ブクログ
「これは私のための物語だ」と思えました。コミックエッセイ、レシピなのですが、とても優しい作者が、自分の生きづらさ、それを乗り越えたり、それに寄り添ったりする考え方がとても素敵です。
短い1話完結なので読みやすいです。
はかりを片付けるタイミング、洗い物、クッキングシートの切り方、レシピメモなどなどどれもとてもわかりやすくて優しいです。
スイーツ作りだけでなく、コンビニやファミレス、展覧会に行く話、豆腐や野菜を食べる話もあります。
あとがきに
「読んだ本に、目にした絵に、歌に、言葉に、救われた夜がいくつもあります」
と書かれていますが、
私にとって、この本がその1つとなりました。