あらすじ
雑誌『ESSE』で連載中のコミックエッセイ「元・片づけられない漫画家の心地よい暮らし製作所」に描き下ろしエピソードを大幅加筆して単行本化!
自分の手の届く範囲のこと…
部屋の中のことだけは
少しずつ ほんの少しずつ
解消して快適にしていく
(本文より)
Twitterのエッセイマンガが大きな支持を集める漫画家・午後さんの最新コミックエッセイ。もともと汚部屋暮らしだったという午後さんが、片づけや収納法を改善しながら部屋を整えるまでを振り返ります。試行錯誤しながらたどり着いた「心地よさ」の着地点はどこに?
「片づけが苦手」「できない自分を責めてしまう」という人にそっと寄り添うヒントが満載。行動や思考と向き合い、ときに休みながら部屋づくりをする過程を見ていると、穏やかな気持ちになれる一冊です。
単行本でしか読めない描き下ろしエピソードもたっぷり収録。
※【電子特別版】は巻末に「描きおろし1P漫画」を収録しております。
感情タグBEST3
このシリーズも楽しくよめる
部屋で心地よく過ごすための手段が丁寧に描かれていて良かったです。
午後さんの境遇はいままでの作品から勝手に想像していた様子に近く、自分とも重ねてより身近に感じられるようになりました。
Posted by ブクログ
とても良かった。
部屋の片付け方、効率的な生活からお勧めグッズ、簡単DIY。
著者が過去に受けた心の傷から、心の傷を持っている人へのメッセージのような本だった。
部屋が荒れている時は、忙しい時や余裕が無い時。
時に何も出来ない事もある。
でも、そんなのって自分1人だけじゃないって分からせてくれた。
なんだか心の力になるような、温かみをくれるような、そんな本。
Posted by ブクログ
部屋の主役は私のはずなのに大量のものによって自由を剥奪される生活を送っている、
部屋の惨状は自分の心を表している…
という、いろいろなところで出会っていそうな言葉が、午後さんの本だと心の真ん中にくる。
セルフネグレクト状態だと認識して、自分の世話を焼いてあげること。
最近忙しすぎて余裕がなく、部屋が荒れ放題だし家事をする気力も全然わかなくて(料理や掃除をずっとしていなかった)、ちょっと早く帰っても予定がない休日があっても全く取り組めなかったんだけど、
自分が思っているよりも心が磨耗していたんじゃないかと、本当にギリギリの状態でやれていたのだと、少し余裕が出てきた今振り返って思う。
異動でいろいろと背負っていた重荷を下ろせる感覚があるので、ここからおうちのこともやっていけそうな気がしている。
そんなタイミングで出版されて出会うことができた運命的な一冊。
もともと連載されているのを見て本になるの楽しみにはしていたけれど、これは自分のバイブルになりそう。基点として何度も読み返したい。
(それこそ本も読めなくなっていたので、積んでる他の本もたくさん読むぞー)
連載を読んだ時から服の収納の話は目から鱗で、早速真似したのでした。
日常動作のささいなストレスが積み上がっている、大きなストレスは自分でどうにかできなくても、ささいなストレスは自分の力で減らすことができる。
美とは快。
自分の癖を肯定して、自分が動きやすいかどうか、それに合う片付け方を。
自分の安全基地を作る。
まずは完璧をやめて、時間や区画ごとに片付けることや、休憩込みで計画することからやってみよう。
Posted by ブクログ
大好きな午後さんの最新作。
快適に暮らすことが目的であって片づけが目的ではない!ってこととか、環境を自分(癖や習慣)に合わせていく考え方とか、片づけスキルとメンタル、両方についての内容で、なるほど!となる。
決して無理をしない、「出来ない」も肯定してくれながら、方法を一緒に模索してくれるような優しい本。
忙しいと、部屋が散らかって自己嫌悪に陥る日々だけど、1つからでも、やってみようと思えた。
スパルタに片づけをしたい人には不向きかもしれないけど。片づけを通して、自分を大切にし、自分を救うための内容だった。
Posted by ブクログ
『眠れぬ夜はケーキを焼いて』で知った午後さんの片づけ本。
お菓子づくりも片づけながら手早く作っているので、もともと片づけは好きなんだろうと思っていたけれど昔は違ったんだなぁと。
オオカミ(作者)と猫との絡みも微笑ましく、わかりやすくて参考になるものもあった。
自分の暮らしを整える〜自分のスペースを考え、家具の適量と見直し、動線と収納の工夫。
ご機嫌な暮らしをつくるもの〜買ってよかったもの。ゴミ箱を作ったり、ハンガーをそろえたり、体型に合った服選びと基本はベーシックな色を選び柄ものは、ボトムスのみにする。
内側に目を向ける〜現状を受け入れる。捨てすぎずもちすぎずバランスをとることが大切。
できない日は無理しない。
脳や心の疲労・ストレスを軽減するために必要なことは「安心・安全だと感じること」
心地よい暮らし製作所〜子ども時代の振り返りからささいなストレスは自分の力で減らすことができる事実。
心地よさの研究をする→散らかりにくい効率的な片づけシステムをつくりつつ、自分がホッとできる好きなものは大切にする。
Posted by ブクログ
片付け本でもあり、心の本でもある。
「ダメダメな私が一念発起して片づけるぞー!」系ではなく、もっと静かな感じ。
できないことも認めてそんな自分にすり合わせして自分にとっての快適な空間を手に入れた記憶とアイデア紹介、かな。
Posted by ブクログ
「眠れぬ夜はケーキを焼いて」の午後さんのお片付け本。
「眠れぬ…」では、ケーキを作りながら、きちんと道具を洗ってしまう手順まで丁寧に書いてあるので、お片付けは得意なんだろうと思いきや、少し前までは汚部屋に住んでいたとか、人って分からないなぁという感じ(笑)
でも、部屋が片付かないと起こる弊害、どうして部屋が片付かないのか、どうすれば自分にあった片付けが出来るのか等、一つづつ丁寧に考え組み立てていく課程は、とても午後さんらしいというか、とてもこの好ましく読める。
実践できるかはともかく、参考になる本だった。
Posted by ブクログ
前半、片付けのアイディアがたくさん載っていて、とても参考になりました。
後半は、今の『部屋の状態』は、自分自身を鏡のように反映している、という視点で片付けについて書かれています。
いくら綺麗に片付けても、すぐに元の荒れた部屋に戻ってしまうのは、やはり自分の心が疲れているからなんだな…、もう少し自分を労わろう、と思える本でした。
Posted by ブクログ
時折Xで目にしていた午後さんのマンガ。
暮らしのHOWTO的なものかと思ったら
セルフケアやインナーチャイルドを
癒していく話に近かった。
「暮らし方」や「インテリア」的な片付けを
期待するとミスマッチだけど、
これが救いになるひともいるはず。
午後さんの育ってきた環境はなかなかに
ヘヴィだったけど、
とある授業で片付けについて開眼したり、
トライアンドエラーを繰り返したり、
片付けを通して自分を癒したり観察したり、
そういう目線を持てるひとでよかった。
書き込みも毎話ていねいだし、
やさしいひとなんだろう。
しかしフルカラーで
このお値段で成立するのすごいなあ。
私も明日は布団カバー洗おうかな〜
(大丈夫、たぶんみんなそんなまめに洗ってないよ!!)