朔の妹さん、初登場時の笑顔からして厄介者かなと思いきや、普通にいい子そうで少し安心した
…ほんの少し、深い感情を垣間見えなくもないけれど
皆で友達の誕生日を祝うシーンって温かみに溢れていて良いなぁなんて思ってしまう。それぞれのプレゼントも朔に「似合うだろう」ってちゃんと考えてのものだし
ただ、読者として一番気になるのはやはり凛太郎のケーキになるわけで
とんでもない力作が現れたね!噂で聞くにはフルーツケーキって作るのが滅茶苦茶難しいとの声を聞いた覚えも有るのだけど!
朔がすぐに立って皿を取ってくると言ったのは、それだけケーキへの感動が大きく、そして真の感動は実食しないと受け止めきれないと直感できたからなんだろうなぁ
そして凛太郎のケーキはその直感を裏切らないわけだ。作り手の凛太郎が緊張する中、次々と心の底からの「美味しい」を告げる皆、それをじんわりと受け止める凛太郎の表情が本当に良い……!
誰かの為の努力は裏切らないね
他方で別の動きを見せたのは朔と昴ですか
初対面時こそ、友達を守る為に一触即発の空気を醸し出した二人。その後、千鳥と桔梗という壁を乗り越えて友達に成れた二人だったけど…
そうか、千鳥と桔梗というレベルの話ではなく一人の人間として相手に言ってしまった言葉を朔は気にしていたのか
それを改めて謝れた朔は偉いし、朔が友達として謝っていると判って少しからかうように受け止めた昴の様子も良かったな
昴は朔達に対してはあの件をそれなりに乗り越えられているのかな
朔と昴でこのような遣り取りが生じられるなら、薫子を守る為に一人で奮闘しようとする昴の無理を朔が支えて遣れるのではないかと期待してしまうけれど……
第1巻時点で仲良しグループとして成立していた凛太郎達4人。当たり前だけど、最初から何にも無しに仲が良かったわけではなくて
壁を感じさせずに親友の距離感を構築する翔平は今とあまり変わらないけど、他の三人は幾らか様子が違っていて、その筆頭は朔だったね
自己紹介時から印象最悪で居残り作業にも非協力的、しかもその理由は開かせない
協調が求められる学校空間でそのような態度に終止すれば対峙する人だけでなく、場の空気そのものが悪くなる。朔が悪者として扱われ、朔が露悪的に振る舞うのは自然の流れというもの
だから深い事なんて何も考えずに見たままを自分なりに解釈して朔の良い点を挙げられる翔平は本当に良い奴だよ…!おまけに絢斗や凛太郎も同じように朔の貢献を見た上で朔の悪くない点と落ち度を分けて主張して遣れているのも良いね
この瞬間に今の仲良しグループの土台が形作られたのだと判るよ
……それはそれとしてあの雰囲気の原因となった3年にはガチ謝罪して欲しいレベルの案件だけども(笑) 朔ってば完全に被害者じゃないか(笑)
そして次の主題は凛太郎による薫子の為のケーキ作りですか
誰かの為にケーキを作って喜ばせ、それに喜びを貰って。そのように感じられるようになった凛太郎は昔の凛太郎から大きく成長している
それを実感した両親が凛太郎の知らぬ場所で感動している様にこちらまで感動してしまう……
だから凛太郎の両親は今の凛太郎の振る舞いを応援しているという形になる。なら、薫子サイドは?というと、まずは彼女のバイト先から言及する形に
実の親のように薫子の恋路を心配している定食屋のご夫婦はもう表情の全てが善人さをアピールしてくる
そんな二人だからただのバイトである筈の薫子も当然のように心配して
美代子の目の表情からすると試験は合格といった感じなのかな
薫子から「いい人」と言われる凛太郎は彼女の方こそ「いい人」と言える。そのような関係を築ける二人が不充分な恋仲の筈がないんだよね
いや、本当にお似合いのカップルですよ
あと、おまけ漫画で食べ過ぎを気にした薫子がそれを気にしすぎるあまりギクシャクするのではなく、彼と一緒の時間を楽しみたいと思うがままに振る舞うシーンは良かったな
薫子がそのように振る舞うから凛太郎も幸せを感じられる
やっぱりとてもお似合いのカップルですよ!