佐野広実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
佐野広実さんの作品はこの作品で一段落!!ちょっと今まで読んできた作品とは異質な感じなのは、島村匠さんの「マドモアゼル」を加筆、改題した作品であるからなのでしょう。佐野広実さんの作品だからというだけで、何の予備知識もなく手にしましたが、まさかのアドルフ・ヒトラーや、ココ・シャネル、その人が登場して驚きました!!
主人公はフリーライターの結城真理、母の智子とともに、祖母の千沙の遺品である血塗られたシャネルのスーツについて調査するためフランスに赴く…。千沙は第二次世界大戦中、外務省書記官の父とともにナチ占領下のパリにいたことがあったのだ…。フランス、そしてドイツと巡り確信に迫っていく…。
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Posted by ブクログ
それは小さな偏見から始まる… 未だ残り続ける家庭と社会の問題を描いたスリラー&ミステリ #氾濫の家
■あらすじ
厚木の住宅街に住む専業主婦の新井妙子。ある日、彼女の自宅を警察車両が取り囲んだ。どうやら隣の正木家で殺人事件が起こったらしい、警察官が事件について聞き込みに来る。
妙子が怪しい人影を見たにも関わらず言いよどんでいると、夫の篤史が機嫌がよくない態度で帰宅してくる。隣家では何が起きていたのか、そして妙子が見た人影とは…
■きっと読みたくなるレビュー
隣で起こった殺人事件をきっかけに、家族の関係性を詳らかに描いたサスペンスフルな社会派ミステリーです。
主に専業主婦の妙子、夫の篤史、 -
Posted by ブクログ
佐野広実さんの作品をもっと読みたくなりました。ということで、次はこの作品、この作品は全6編の連作短編集となっています。
物語の主人公は穂村明美という、2年前に地下鉄構内で起きた暴行事件で恋人の要一を失った経験を持つ女性。要一の死後精神的に落ち込み体育教師を目指していた気持ちも失い引きこもっていたが、亡き父と交流のあった三木から、地下鉄私服警備員の仕事を紹介される。明美は、要一の事件の真相を知ることができるかも…と、私服警備員となり地下鉄構内の安全を図る毎日を送っていたのだが…。
〇誰を探していますか
誘拐事件の被害者遺族がとった行動とは…。
〇誰を見捨てたのですか
骨壺ばかりが忘れ -
Posted by ブクログ
巨大都市東京に、血管のように張り巡らされた地下鉄路線。
今日も多くの人が行き交う、その地下鉄の安全を確保する私服警備員たちの活躍を描く。
かつて国鉄には鉄道公安官がいたが、彼らは公務員であり、警察官であった。
対して地下鉄の保安員は、民間警備員。
公権力は持たず、武力はなく、捜査権もない。
地下鉄の安全を護るのは、犯罪、事故が起きないように自然に誘導する。
特殊な職場に集まってきたメンバーは、それぞれがいろいろなものを抱えている。
そのヒューマンドラマと思いきや、話しは一転してスリリングな場面展開へ。
一件落着して、平和を取り戻し、また彼らは地下鉄路線内に散らばっていく。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
穂村明美の恋人は、駅構内で何者かに襲われて命を失った。
事件の手がかりを掴めればと、私服警備員となった明美は、様々な事情を抱えた乗客たちが起こすトラブルに遭遇していく。
以前は警視庁で防犯課に勤務していて、亡き父の友人である主任統括官の三木の助言や同期の町村(夫が東京メトロの職員)原口(会社員から転職した見た目、派手)奥野(元会社秘書、眼鏡で静か)たちとの交流もあり、さまざまな事件に心痛めながらも乗り越えていく。
第一話 「誰かを探していますか」〜誘拐事件で息子を亡くした母親がしたこと。
第二話 「誰が見捨てたのですか」〜置き忘れていたものは骨壺で受取人は。
第三話 「誰の命令ですか」〜