佐野広実のレビュー一覧

  • サブ・ウェイ

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    地下鉄の私服警備員、穂村明美が恋人を失ってから教職の道を捨てて警備員になり恋人を殺した犯人を捕まえるまでの日々を描いた物語。明美は区切りを付けたかったのか付けたくなかったのか。

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    2025年06月19日
  • サブ・ウェイ

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    東京の地下鉄は毎日色んな事件が起きているんだろうな。数回しか乗ったことがない田舎者の私には怖い場所だと思う。そんな私には未知の世界である東京の地下鉄が舞台の話。

    主人公の穂村明美は地下鉄の私服警備員。警察とは違う立場なのだけど、乗客が安心して乗れるように地下鉄に乗って見守るという仕事。見守るというのは優しい言い方かな?体を張って守ってます、という感じだ。読み終えて思ったことは、やっぱり地下鉄怖い…、乗る時は気をつけよう、です。

    話は面白かったです。穂村明美の悲しい過去。その過去に区切りをつけて立ち直っていく姿がいいです。あとは同僚の町村、原口、奥野と四人でバー
    "エルニーニョ"(本当は違う店名)で仕事が終わったあと女子会をする。それが楽しそうでいいなと思いました。明美にいい仲間がいて良かったな。

    この作品は連作短編でいいのだと思うのだけど、長編にも感じた。これって"地下鉄に乗って乗り継ぎを何回かして目的地に行く"というイメージが、一つの物語と思えたのかな?そこが不思議な感じでした。

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    2025年06月03日
  • 誰かがこの町で

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    ネタバレ

    この小説の舞台はとあるニュータウン。このニュータウン渦巻いている同調圧力、身内保身は地域単位だけでなくより少数の集団でも起きうる事案だと感じます。
    自身の身を守る為に他者を貶める。状況の主語が「自分」に変わるだけでこうも人は変わるのか、改めて恐怖感を覚えました。

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    2025年04月28日
  • 氾濫の家

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    隣家の大学教授が殺された。モラハラ夫と共に暮す妻妙子は隣家に出入りする人物を目撃していた。家から逃げ出した娘、家にいつかない浪人の息子。

    結末もプロセスも悪くない。ただどこかスッキリしない。なぜだろう。

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    2025年04月22日
  • 氾濫の家

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    ネタバレ

    読んでいて心を抉られ続けているような感じから逃げられませんでした。

    結婚以来(姑と)夫からモラハラをされ続けている専業主婦妙子が隣家の殺人事件をきっかけに起きた出来事を描いた今作。

    長いモラハラで本来身に付けていた善悪や好悪の感覚さえ奪われてしまい、ただただ生きることや夫の機嫌を損ねないように過ごすだけだったのに、そこから救い出してくれたのは自分が慈しんだ子供達であったというのはとても良かったと思いました。

    また夫である篤史でさえ実は偏狭な価値観に染められていた、とも読めるのも面白いなと思いました。違いは自分の考えを省みることができるかだけで、その行動は自己中心的な動機か否か、他人に思いやりを持っているか、そういう少しの心遣いの積み重ねが両者の明暗を分けたのかなと思いました。

    とはいえ現実ではこういう環境だと子供は母親も恨むんじゃないかな、なんて思ったりもします。家族って難しい。

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    2025年04月19日
  • 氾濫の家

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    すらすら読めた。
    夫が怪物。でも、だからってあんな最後でいいの?
    社会派ミステリーかと思ったけれど、イヤミスなのかも。

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    2025年04月12日
  • 氾濫の家

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    自分が幸せを感じるために
    自分より不幸な人をわざわざ作ろうとする人がいる


    人の一生は崩壊に向かう過程にすぎない

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    2025年04月09日
  • 誰かがこの町で

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    養護施設で育った麻希の失踪した家族を探す法律事務所の真崎
    「安心安全の町」で起きた児童誘拐事件
    2つの物語の真実とは…

    読み応えがあって面白かった!
    衝撃すぎる真相
    同調圧力、集団心理、自己保身…
    ここまでではないにしても誰にでも起こりうる問題だと感じた

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    2025年04月02日
  • 誰かがこの町で

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    ある種の洗脳というか、「当たり前」と思っていることが思い込みや同調圧力的なものだったりすることって意外に身近でありそうでこわかったです

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    2025年03月28日
  • 氾濫の家

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    ネタバレ

    2025/02/14予約 14
    2025/03/11予約 30
    横暴な夫・篤史に従うだけの妙子。隣の家での殺人事件をきっかけに夫から逃げ出すことを選ぶ。
    今どきありえないほどのモラハラ夫を、子どもたちはとっくに見限っていた。そして夫の勤務先もハラスメントまみれ。仕事内容も邪魔な人間を排除すると言う、時代錯誤感。
    話がスピーディーに進み、ラストは家庭も会社も氾濫の中にとりこまれる、ってことなのかな。自分自身が痛感することが、女性は結婚で退職してはいけない、だがやっぱりね。
    今の時代は仕事を辞める選択は無いと思うけど経済力は大切だ。

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    2025年03月25日
  • わたしが消える

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     読みたいと思いながらも、ずっと積んでた一冊です。はじまりは一見すると地味なんだけれど、段々と大きくなる感じかな…でも最後は、いい感じにまとめてくれる作品でした。

     元刑事の藤巻はある日軽度認知障害の診断を受け、娘には迷惑をかけたくないと強く思う。ある日、娘が訪ねてきて、実習先の施設で認知症を患う身元不明の男性、門前さんについて調べてほしいと依頼を受ける。徐々に明らかになる、門前さんの過去とその正体、門前さんを狙う謎の勢力…そして、藤巻と娘の関係性の変化など、読みどころ満載です。

     認知症が進行し、記憶が消える中、最後まで残された記憶って…どんな記憶なんだろう?もし、私が認知症になったら、どんな記憶は残るのかな??どんな記憶なら、幸せだったと思えるだろうか??

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    2025年03月21日
  • サブ・ウェイ

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    地下鉄サリン事件からちょうど明日で30年を迎えるこの日に読み終えた事に何か不思議な感覚になった。
    この設定のような職業が本当にあるのかないのかわからないが、誰かがこの町で、でも感じたようにこの作者は何気ない日常に潜む闇のようなものを描くのが上手だと思う

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    2025年03月20日
  • 誰かがこの町で

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    同調圧力というものがどれだけ怖いのか、自分たちの『当たり前』が世間の『当たり前』とは違う事に気づかず、一つの事件をきっかけに町民たちの結束は益々強くなっていき反抗するものは許されない…
    時系列がポンポンと飛ぶので少しわかりにくいところもありましたが、最後には点と点が綺麗に繋がる作品でした

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    2025年03月01日
  • 誰かがこの町で

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    ネタバレ

    「同調圧力とムラ社会のいやーな本を読むぞ」と手にした本。
    しょっぱなから予想以上に狂っていました。不快をあびれます笑

    それと同時に「正しさとは?」を考えさせられる場面も。
    違法はダメ。でも正しい事をして自分が家族が不幸になる未来しかなかったら?正しさって状況とか誰にとっての正しさかによって変わるものだなと。いじめる奴がいなくなればいい、会社が当たり前に法を守ればいい。でもそうではない。世の中理不尽ですね。


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    2025年02月10日
  • サブ・ウェイ

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    大きな苦悩を抱えながらも前に進んでいかなくては、と悩む主人公の葛藤が描かれていて共感できる作品でした。

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    2025年02月04日
  • サブ・ウェイ

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    最近お気に入りの作家さん。相変わらず読みやすく、とても面白かった。

    今回は連作の短編でさらに空き時間にサクサク読めた。
    私は第一話が特に印象深かった。母親なら当然、、同情せざるを得ない悲しい物語。

    今のところ、この作家さんの作品、全てとても面白かった。まだ未読の方、ぜひ読むべし。

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    2025年01月21日
  • サブ・ウェイ

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    初読み作家さんかも。他の作品も読んでみたい。私服警備員いてくれたら安心するし、滅多にない落とし物はなるほどと思った。

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    2025年01月14日
  • 誰かがこの町で

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    あらすじを読んで興味を惹かれて購入した。
    施設で育った19歳の女性がある法律事務所に19年前に行方不明になった彼女の家族について相談が持ち込まれる。
    彼女の家族は埼玉県にあるかつてのニュータウンへ引っ越したあと失踪していた。安心安全な街をうたうその地域は独自のルールがありそれに従わなかった彼女の母親と地域住民が揉めていたらしい。法律事務所の助手をしていた真崎が調査に乗り出すが、自身の娘と彼女が重なり。。
    同調圧力の理不尽さに辟易とするが多かれ少なかれ現実社会にもあるなと少し恐怖した。4.0

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    2024年12月12日
  • サブ・ウェイ

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    ネタバレ

    地下鉄の私服警備員として働く明美。私服警備員として地下鉄に乗りながら困っている人やトラブル対処をして働いている。明美にはこの仕事を始めた理由がある。明美の恋人である要一が2年前に地下鉄で亡くなったのだ。防犯カメラを見ると、後ろ姿の犯人が映っていた。明美はその犯人を捕まえたいという思いを抱えながら地下鉄の私服警備員として働いている。本当にこのような私服警備員がいるのかはわからないけど、鉄道って本当にいろいろなお客さんがいるから、いろんな出来事があるんだろうなと思いながら読んだ。子どもを誘拐され身代金の引き渡しに駅にやってきた母親、駅にあるコンビニの万引き、乗客同士のトラブルなどなど…。いろいろな出来事がありながら、恋人の要一を殺した犯人に段々と近づいていく明美。最後は犯人逮捕で明美もようやく前に進めるようになりそう。

    地下鉄の私服警備員。もし本当にこの仕事があるならすごく大変な気がする。読み始めた最初は電車に乗ってあちこち移動して楽しそう!と思ったりしたけど、良くも悪くもいろいろな人との出会いが多すぎ。。良い人との出会いならいいけど、犯罪者とかトラブルを起こす人の対応は大変そう。。

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    2024年10月10日
  • サブ・ウェイ

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    面白かった!地下鉄の私服警備員が、恋人を殺した犯人を追うサスペンス。普段のほほんと乗っているだけだが、実は色々と大変なことが起こっているのだなあ。

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    2024年10月05日