あらすじ
妻は自分のモノ。子供たちも自分のモノ。金を稼いでくるのは俺なのだから、家族は俺の言いなりにならなくてはならない。
郊外の住宅地に住む五十代の専業主婦、新井妙子。
ある日、隣の家で殺人事件が起きる。被害者の隣人が著名な大学教授だったこと、一人息子がいたことを、妙子は事件を通じて初めて知る。
平穏そうに見えた隣家で何が起きていたのかーー事件はやがて、妙子自身の家庭の闇をあぶり出していく。
『誰かがこの町で』で「同調圧力」を、『シャドウワーク』で「DV」を描いた異能のミステリー作家、今度のテーマは、この国に根深く残る「家父長制」!
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Posted by ブクログ
郊外の住宅地に住む五十代の専業主婦、新井妙子。
ある日、隣の家で殺人事件が起きる。被害者の隣人が著名な大学教授だったこと、一人息子がいたことを、妙子は事件を通じて初めて知る。
平穏そうに見えた隣家で何が起きていたのかーー事件はやがて、妙子自身の家庭の闇をあぶり出していく。
『誰かがこの町で』で「同調圧力」を、『シャドウワーク』で「DV」を描いた異色のサスペンス作家、今回のテーマは、この国に根深く残る「家父長制」!
Posted by ブクログ
夫の精神的DVにより支配が続いた家庭が氾濫によりゆっくり崩壊していく。
とても読みやすく面白かったです。
言ってしまえば、昔の体育会系的男のやりようが壊れていき、子の反乱を経て言いなりになるしかなかった妻も少しずつ自我を取り戻していくという、割とありがちな話の感じですが、読みやすさもあってその隷属の辛さと抜けられないもどかしさ、そこから脱していく過程の気持ちよさなどよかった。
個人的には夫にはもっとふさわしい「ひどい目」を味わわせて欲しかったのがちょっとだけ残念。
Posted by ブクログ
登場人物、すべての人が、なんだか好きになれない作品だった
全体的に解決した感があんまりないな
なんかもやもや
まぁそれでも最後まで離脱せずにちゃんと読めたので、星4つとしました
本のカバーが不穏な感じで大好き
Posted by ブクログ
外見だけ取り繕うって、そんな感覚わかる。
ここまでではなくとも、みんな誰もが虚勢はって生きてる部分はある。
ただ、子どもに死んで欲しいと思われるような親にはなりたくない。
Posted by ブクログ
人種差別、男尊女卑、家父長制などのテーマが見えつつ、虐げられた人たちの我慢が限界に達した結果の犯行や運動なのだと思った。
読んでる間も読後感もあまり良くはないけど、ずっと何が起きるんだろうとドキドキしながら読めた。
主人公の夫はグズオブクズで、最期があのような形になったのがこの作品の一番収まりの良い終わり方だと思った。
主人公がいつも誰かの近い人に見えるというのは、それだけ無個性だったのかなぁと思った。
Posted by ブクログ
最後まで面白く読めた。
登場人物への嫌悪感が終始とれず、最後はざまあみろ、と思ってしまった。
まだいるんだろうな、家長制度に重きを置きすぎる人種。気持ち悪さの表現は抜群だった。
心情表現が多いのは私の好みだけど、やや極端なのかな。一方で浅いキャラクターもいて、5に近い4にしました。
Posted by ブクログ
隣家の大学教授が殺された。モラハラ夫と共に暮す妻妙子は隣家に出入りする人物を目撃していた。家から逃げ出した娘、家にいつかない浪人の息子。
結末もプロセスも悪くない。ただどこかスッキリしない。なぜだろう。
Posted by ブクログ
読んでいて心を抉られ続けているような感じから逃げられませんでした。
結婚以来(姑と)夫からモラハラをされ続けている専業主婦妙子が隣家の殺人事件をきっかけに起きた出来事を描いた今作。
長いモラハラで本来身に付けていた善悪や好悪の感覚さえ奪われてしまい、ただただ生きることや夫の機嫌を損ねないように過ごすだけだったのに、そこから救い出してくれたのは自分が慈しんだ子供達であったというのはとても良かったと思いました。
また夫である篤史でさえ実は偏狭な価値観に染められていた、とも読めるのも面白いなと思いました。違いは自分の考えを省みることができるかだけで、その行動は自己中心的な動機か否か、他人に思いやりを持っているか、そういう少しの心遣いの積み重ねが両者の明暗を分けたのかなと思いました。
とはいえ現実ではこういう環境だと子供は母親も恨むんじゃないかな、なんて思ったりもします。家族って難しい。
Posted by ブクログ
2025/02/14予約 14
2025/03/11予約 30
横暴な夫・篤史に従うだけの妙子。隣の家での殺人事件をきっかけに夫から逃げ出すことを選ぶ。
今どきありえないほどのモラハラ夫を、子どもたちはとっくに見限っていた。そして夫の勤務先もハラスメントまみれ。仕事内容も邪魔な人間を排除すると言う、時代錯誤感。
話がスピーディーに進み、ラストは家庭も会社も氾濫の中にとりこまれる、ってことなのかな。自分自身が痛感することが、女性は結婚で退職してはいけない、だがやっぱりね。
今の時代は仕事を辞める選択は無いと思うけど経済力は大切だ。
Posted by ブクログ
夫の最期はあれで良いんだろうか
分からせて(分からないだろうけど)
反省させて(しないだろうけど)
泣き叫ばせて(これはするか?)
叩きのめしたかった
子供たちから見捨てられなくて良かったね
きっと子供たちは家庭を持ったり
自分の進みたい道が決まってきたり
前を向いているからあの母親に優しく
出来たのではないかな
Posted by ブクログ
多分、小説としては面白かったんだと思う。
でも、この読後感の悪さは何だろう。
妙子自身は、何も解決してない気がする。
作者として、伝えたい事は何となくわかる気がするけど、何か違う気がすると言うか…
上手く言えないけど、イライラだけが残った。
Posted by ブクログ
大学教授の家で起こった殺人事件というより、隣家の新井家の話がメイン。
吐き気がするほど横暴な夫と、洗脳されているかのような妻。
夫自身も自分の頭で考えるより上からの命令に従うしかない、それこそが生きる術だと思っていたのだろう。
最後は妻も子どもたちも解放されて、のびのびと暮らしていけそうだ。
よかった…、と言っていいのかな。
Posted by ブクログ
佐野広実『氾濫の家』は、郊外の住宅地に暮らす五十代の専業主婦・新井妙子を主人公に、
家父長制・精神的DV・ブラック企業・ヘイトビジネス・学歴偏重・家庭崩壊
といった現代日本の暗部を重層的に描く社会派ミステリーである。
妙子は、夫・篤史の強烈な支配のもとで長年生きてきた。
篤史は「家族は俺の所有物だ」「金を稼ぐ俺が絶対だ」と信じて疑わない、典型的な家父長的男性である。
表向きは大手建設会社のエリート社員として振る舞うが、実際にはヘイト企業まがいの事業に加担し、上司の命令には絶対服従。
家庭でも同じく、妻と子どもを「支配すべき対象」として扱う。
長女・順子は父親に反発し、家を飛び出した。
長男・将一は父の期待に応えようとするが、難関大学への進学を強要され、すでに合格している大学を蹴って浪人を命じられるなど、精神的に追い詰められている。
妙子自身も、夫と姑から長年の精神的抑圧を受け続け、自分の意志を持つことができなくなっている。
カウンセリングに通い始めたものの、まだ自分の感情を言語化することすら難しい状態だ。
■隣家の殺人事件
そんなある日、隣家で殺人事件が起きる。
被害者は著名な大学教授・正木氏。
妙子は事件当日、正木家に侵入する男とすれ違い、目が合い、会釈まで交わしてしまう。
しかし、妙子はその事実を警察に伝えない。
「もし犯人だったら、自分も殺されるかもしれない」
という恐怖と、
「夫に責められるかもしれない」
という長年の刷り込みが、彼女を沈黙へと追い込む。
事件をきっかけに、妙子は隣家の家庭にも深い闇があったことを知る。
正木家は外から見ればエリート家庭だが、実際には父の支配、母の不在、息子の孤立が積み重なり、崩壊寸前だった。
妙子は、隣家の崩壊を目の当たりにすることで、
「自分の家も同じではないか」
と気づき始める。
■「氾濫」するもの
物語が進むにつれ、妙子の家庭では、夫の支配、子どもたちの反発、会社の不正、地域社会の偏見など、あらゆる問題が「氾濫」するように噴き出していく。
妙子のもとには、時折、彼女の心を励ます手紙が届く。
その差出人は誰なのか。
手紙は妙子の心を支えるが、同時に事件の真相とも密接に関わっていく。
警察が真相に近づくにつれ、妙子は自分の沈黙が事件にどう影響したのか、そして自分の家庭の「真実」をどう扱うべきか、選択を迫られる。
結末は「完全な救い」ではないが、妙子が自分の人生を取り戻すための一歩を踏み出す瞬間が描かれ、読者に深い余韻を残す。
① 家父長制の暴力
本作の中心テーマは、作者自身も明言しているように 「家父長制」 である。
篤史は暴力を振るわないが、
• 経済力を盾にした支配
• 妻の人格否定
• 子どもへの過剰な期待と管理
• 「家族は俺の所有物」という思想
といった精神的DVを徹底して行う。
この「目に見えない暴力」が、妙子の自尊心を奪い、子どもたちの人生を歪めていく。
② “見えない家庭崩壊”の構造
隣家の正木家も、新井家と同じく「外面は立派、内側は崩壊」という構造を持つ。
この二つの家庭は、
「日本の中流家庭の闇」
を象徴的に描いている。
• 夫の支配
• 妻の沈黙
• 子どもの孤立
• 外面の良さ
• 近所の無関心
• 社会の偏見
これらが複雑に絡み合い、家庭を静かに破壊していく。
■③ 社会問題の多層的描写
本作は家庭の問題だけでなく、
• ブラック企業
• ヘイトビジネス
• 政治家との癒着
• 学歴偏重
• 差別意識
など、現代日本の社会問題を幅広く扱う。
それらは決して「背景」ではなく、家庭の問題と密接に結びついている。
篤史の支配性は、会社の体質や社会の価値観と連動しており、個人の問題ではなく構造的な問題として描かれる。
① 読者を圧倒する“重さ”
多くの読者が「読んでいて苦しくなる」と評している。
それは、物語が単に暗いからではなく、
「現実に存在する問題を、逃げずに描いている」
からだ。
妙子の心理描写は非常に丁寧で、
「なぜ彼女は逃げないのか」
「なぜ警察に言わないのか」
といった疑問が、読者の理解へと変わっていく。
■② ミステリーとしての構成
殺人事件は物語の“導入”であり、
本質は「家庭の闇の解明」にある。
警察が真相に迫る過程は緊張感があり、
妙子の沈黙がどのように物語に影響するかが、読者の興味を引き続ける。
■③ 妙子の成長物語としての側面
本作は、抑圧され続けた女性が、
「自分の人生を取り戻す物語」
でもある。
妙子は最初、夫の顔色をうかがい、子どもに「私が怒られるからうまくやって」と言ってしまうほど自分を失っている。
しかし、隣家の事件や手紙の存在を通じて、
少しずつ「自分の感情」を取り戻していく。
その過程は痛々しいが、読者に深い共感を呼ぶ。
■④ 社会派小説としての完成度
佐野広実は前作で「同調圧力」「DV」を扱ってきた作家であり、本作はその延長線上にある。
だが本作は、
家庭・企業・社会・政治
を一つの線で結びつけるスケールの大きさが際立っている。
「家父長制」というテーマを、
個人の問題ではなく社会構造として描いた点は、近年の日本文学の中でも特に重要な試みだ。
本作が読者に強い衝撃を与えるのは、
「これはフィクションではなく、現実の延長にある」
と感じさせるからだ。
• 家父長制の残滓
• ブラック企業の体質
• ヘイトビジネスの台頭
• SNS時代の偏見の拡散
• 学歴偏重社会
• 家庭内の沈黙
• 近所の無関心
これらは、現代日本のどこにでも存在する。
妙子のように「逃げられない」人は、現実にも多い。
本作は、そうした人々の声なき声を代弁している。
5. 総括
『氾濫の家』は、
家庭の崩壊を通して日本社会の構造的暴力を描いた、重厚な社会派ミステリー
である。
• 家父長制の暴力
• 精神的DV
• 社会の偏見
• 企業の不正
• 家庭の沈黙
• 子どもの孤立
• 事件の真相
これらが複雑に絡み合い、読者を圧倒する。
しかし同時に、妙子が自分の人生を取り戻すために踏み出す一歩は、
静かだが確かな希望を感じさせる。
読後に残るのは、
「これは他人事ではない」
という重い実感と、
「それでも人は変われる」
という微かな光だ。
Posted by ブクログ
人を人と思っていない夫と姑がいる家庭に嫁ぎ、自分を削り続けてきた女性の再生の物語でした。
とにかく、ひどい人がたくさん出てきて、嫌になります。性善説的な考えを持つ人には、なんとも苦しい物語じゃないでしょうか。
Posted by ブクログ
ちびちび読みました。
普段読まないジャンルなので気分転換にとても面白かったです。
昭和はじめの父と母を持つ私には、非常にあるあるな父と母の関係など。むしろ、この程度で治るのかと、柔らかい方でして。
なかなか、あっけなく?な結末でしたが、むしろ読んでから時間が経って思うと、そのあっけなさが、むしろ非常にリアル感を持たせるのではと思いました。
譲ってくれた友達に感謝。
Posted by ブクログ
新井家の隣家の亭主が殺された。妻は旅行にいっており、息子はすでに家を出ていてアリバイもある。そんななか新井家に刑事の加賀美が訪れる。
最初から最後までずっと篤史にイライラ。本当に嫌い。そして妙子にもイライラ。でもこういう人、現実にいるんだよね。もうずっと気持ちが塞ぐし、すごく気分の悪くなる話だったけど、それと同じくらい面白かった。最後はちょっと安直に感じるけど、スッキリしたので満足です。
Posted by ブクログ
隣家で殺人事件がおき、その犯人らしき顔を見た専業主婦が巻き込まれていくミステリー。家庭内の闇が見え隠れする。この主婦は良い子どもたちを持って幸せだなあ、と思った。殺人事件の動機や主婦の旦那さんの仕事などが微妙にしっくりこなかった。
Posted by ブクログ
視点が何回も変わるわりに読みやすかった(警察、主婦、会社員と全然違うからかな?)
こういう小説読んでると、仲のいい家族も蓋を開ければ崩壊してるなんて、もはや常識なのでは?とすら思っちゃう。
早々に逃げ出した娘は偉いし強いけど、夫があれで何十年も耐えてきた妙子も偉いしとっても強い。
夫がまじで胸糞わるすぎてイライラした。
Posted by ブクログ
※
虐げられて抑えつけられ、自分を奪われて
すり減った後に、もう一度自分を取り戻す
ことはできるのか。
抑圧され長い年月を過ごしたせいで、
日々の違和感に気づけなくなった主人公。
隣の家で起きた殺人事件が、空っぽだった
主人公の中にうねりの種を落とす。
家という外界から隔たった空間に閉じ込められ、
沈みきっていた主人公の中で起る氾濫の物語。
Posted by ブクログ
郊外の住宅地で起きた殺人事件をきっかけに、隣に住む家族が崩壊していくというミステリー小説。
著名な大学教授が殺されるが、その犯人を探る推理よりも、背景にある社会的な背景や家族心理に力が注がれている。
隣家に住む50代の専業主婦・新井妙子は、家父長制を重んじる会社員の夫の強権的な扱いに隷属してきた。
封建的な姑にいじめ抜かれながらも、彼女を介護し、最後を看取った。
娘や息子は何も自分から言い出せない、変わろうとしない妙子に愛想を尽かせていた。
夫・篤史の会社はそこそこの規模の建設会社だが、社長は外国人ヘイトの傾向があり、政治家とも癒着、裏事情のあるリゾート開発構想を進めていた。
また、殺された大学教授・正木芳光は、正社員を削減し派遣社員を重視する主張し、企業寄りで政府の方針に近い姿勢を打ち出していた。
この殺人事件を担当する加賀美刑事は、政府を阿る上層部の捜査方針に疑問を感じ、独自の捜査を進めるが、それが露呈し、担当を外される。
外国人排除から、税金投入や公的問題への口出しに論点を持っていくこと、派遣切り、体制や権力に阿る組織の姿勢を問題視し、加賀美刑事や正木家、新井家の子どもら家族の真っ当な考え方が最後の収束を導く形で締めくくっている。
Posted by ブクログ
新井家の隣に住む大学教授が殺害され
一人息子が怪しいと思われる事件がおこった。
同時に新井家の綻びもハッキリと見えるようになる。
↓ 厳し目の感想になります。
序盤から中盤、同じことがダラダラ繰り返し書かれている。
読むのに時間が掛かってしまった。
妙子の煮え切らない思いにイライラ。
娘の順子と息子の将一が真っ当で救われる。
殺人事件も浅く、面白さが半減してしまった。
会社を脅迫し5億を脅し取ろうとした宮崎もあっけなく殺される。
上司に従順な新井篤史が宮崎に対しどのような行動を取るか
考えればわかると思うのだが。
実は宮崎は生きていて、反対に新井篤史が窮地に追い込まれる。
ドラマのような展開を期待してしまった。
また、大学教授の殺人事件も犯人の動機が薄い。
多くを書きたくて浅くなってしまったのかな。
タイトルは良かった。
佐野広実さんなので惹かれて手にしたが
深掘りした重厚な小説とならなかったのは残念。
厳し目の感想になってしまいました。
Posted by ブクログ
隣の家での殺人事件をきっかけに我が家の崩壊に気付く。夫の横暴に自身をすり減らしてきた主婦の再生の物語。ヘイトスピーチ、企業と政治家の癒着、いろんな問題を投げかけた小説。
Posted by ブクログ
「同調圧力」「DV」などをテーマに社会問題を描いてきた作者が家庭内の支配、レイシズム、ミソジニーなど社会に蔓延る人権侵害をテーマに描いた作品。
隣家で起こった殺人事件を発端に壊れていく家庭の姿を中心に描いていくのだが、この新井家の主が本当に胸糞悪い。昭和一桁生まれならいざ知らず、51歳でここまでのことを口にする(思っている人間は数多くいるだろうけど)人間が未だにいるものかと呆れる。そしてそんな糞男に唯々諾々と従う主婦の妙子もまた歯痒い。
新井夫婦、隣家の夫婦、新浪建設の社員、野間、そして刑事まで登場人物が悉く歪んでいる。まあ、人間なんて皆ある程度歪な存在なんだろうけど、ここまで揃うと読んでいて気持ちがざらつく。
言葉にすれば陳腐になるからと本当の動機を語らない犯人には疑問だし、それならただの自己満足で、問題提起にもならないんじゃないかな〜という感想。
Posted by ブクログ
野間の犯行動機がピンとこなかった
夫と姑に抑圧され続け、自分を見失った妙子の気持ちはわかる
妙子は野間の気持ちに同調していたが、そのへんもピンとこない 隣家の息子が父親を殺していたなら妙子が同情する気持ちもわかるのだけれど…