【感想・ネタバレ】氾濫の家のレビュー

あらすじ

妻は自分のモノ。子供たちも自分のモノ。金を稼いでくるのは俺なのだから、家族は俺の言いなりにならなくてはならない。

郊外の住宅地に住む五十代の専業主婦、新井妙子。
ある日、隣の家で殺人事件が起きる。被害者の隣人が著名な大学教授だったこと、一人息子がいたことを、妙子は事件を通じて初めて知る。
平穏そうに見えた隣家で何が起きていたのかーー事件はやがて、妙子自身の家庭の闇をあぶり出していく。

『誰かがこの町で』で「同調圧力」を、『シャドウワーク』で「DV」を描いた異能のミステリー作家、今度のテーマは、この国に根深く残る「家父長制」!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

郊外の住宅地に住む五十代の専業主婦、新井妙子。
ある日、隣の家で殺人事件が起きる。被害者の隣人が著名な大学教授だったこと、一人息子がいたことを、妙子は事件を通じて初めて知る。
平穏そうに見えた隣家で何が起きていたのかーー事件はやがて、妙子自身の家庭の闇をあぶり出していく。

『誰かがこの町で』で「同調圧力」を、『シャドウワーク』で「DV」を描いた異色のサスペンス作家、今回のテーマは、この国に根深く残る「家父長制」!

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

夫の精神的DVにより支配が続いた家庭が氾濫によりゆっくり崩壊していく。
とても読みやすく面白かったです。
言ってしまえば、昔の体育会系的男のやりようが壊れていき、子の反乱を経て言いなりになるしかなかった妻も少しずつ自我を取り戻していくという、割とありがちな話の感じですが、読みやすさもあってその隷属の辛さと抜けられないもどかしさ、そこから脱していく過程の気持ちよさなどよかった。
個人的には夫にはもっとふさわしい「ひどい目」を味わわせて欲しかったのがちょっとだけ残念。

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

最後まで面白く読めた。
登場人物への嫌悪感が終始とれず、最後はざまあみろ、と思ってしまった。
まだいるんだろうな、家長制度に重きを置きすぎる人種。気持ち悪さの表現は抜群だった。

心情表現が多いのは私の好みだけど、やや極端なのかな。一方で浅いキャラクターもいて、5に近い4にしました。

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2025年08月14日

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隣家の大学教授が殺された。モラハラ夫と共に暮す妻妙子は隣家に出入りする人物を目撃していた。家から逃げ出した娘、家にいつかない浪人の息子。

結末もプロセスも悪くない。ただどこかスッキリしない。なぜだろう。

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2025年04月22日

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ネタバレ

読んでいて心を抉られ続けているような感じから逃げられませんでした。

結婚以来(姑と)夫からモラハラをされ続けている専業主婦妙子が隣家の殺人事件をきっかけに起きた出来事を描いた今作。

長いモラハラで本来身に付けていた善悪や好悪の感覚さえ奪われてしまい、ただただ生きることや夫の機嫌を損ねないように過ごすだけだったのに、そこから救い出してくれたのは自分が慈しんだ子供達であったというのはとても良かったと思いました。

また夫である篤史でさえ実は偏狭な価値観に染められていた、とも読めるのも面白いなと思いました。違いは自分の考えを省みることができるかだけで、その行動は自己中心的な動機か否か、他人に思いやりを持っているか、そういう少しの心遣いの積み重ねが両者の明暗を分けたのかなと思いました。

とはいえ現実ではこういう環境だと子供は母親も恨むんじゃないかな、なんて思ったりもします。家族って難しい。

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2025年04月19日

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すらすら読めた。
夫が怪物。でも、だからってあんな最後でいいの?
社会派ミステリーかと思ったけれど、イヤミスなのかも。

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2025年04月12日

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自分が幸せを感じるために
自分より不幸な人をわざわざ作ろうとする人がいる


人の一生は崩壊に向かう過程にすぎない

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2025年04月09日

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ネタバレ

2025/02/14予約 14
2025/03/11予約 30
横暴な夫・篤史に従うだけの妙子。隣の家での殺人事件をきっかけに夫から逃げ出すことを選ぶ。
今どきありえないほどのモラハラ夫を、子どもたちはとっくに見限っていた。そして夫の勤務先もハラスメントまみれ。仕事内容も邪魔な人間を排除すると言う、時代錯誤感。
話がスピーディーに進み、ラストは家庭も会社も氾濫の中にとりこまれる、ってことなのかな。自分自身が痛感することが、女性は結婚で退職してはいけない、だがやっぱりね。
今の時代は仕事を辞める選択は無いと思うけど経済力は大切だ。

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2025年03月25日

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 重いな、佐野広美さんの作品は、ホント重いっ!けど、スゴイ!!

 主人公は新井妙子、50代の主婦。夫の篤史は大手建設会社に勤めている。長女の順子はシンガポールに行ったきりで、長男の将一は予備校に通う浪人生という家族。ある日、隣の家に住んでいる大学教授が殺害される事件が発生する…。

 この妙子の夫、篤史がとんでもない、嫌なヤツで…ムカムカしちゃいましたねぇ!何様のつもりだぁ~!!とか、言いたくなっちゃいます。昭和の時代じゃあるまいし…!!でも、昭和の時代でもね、一筋縄で行かなくともどうしようもない頑固者でも、間違ったことをしない、言わない素敵な人もいますよね…。だから、救いがない…。けど、それだけでは終わらないところがよかったです。

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2025年03月17日

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DV夫の家庭環境を描いた作品。
隣の家でも殺人が起き、家族とどう繋がっていくのか、先が気になる内容です。
ページ数は400で、文字数も結構ありますが、テンポよく進み、一気に読めると思います。
読み応えのある一冊です。オススメ。

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2025年03月08日

Posted by ブクログ

どちらかといえば裕福な家庭が並ぶ住宅地で、殺人事件が起きた。現場隣の家の主婦・妙子はその事件をきっかけにして、自らの家庭の異常さを否応なしに認識させられていく。凄惨な事件よりも、一見何もなさそうな家庭の闇が恐ろしいサスペンスです。
一軒家に住み夫は一流企業に勤めており生活には不自由のない、一般的には「幸福な家庭」を持つ妙子。しかしその実態はにはぞっとさせられます。暴力こそ振るわないものの、暴言と抑圧で束縛し支配する夫。子供たちにも軽蔑され、なにひとつ自分の楽しみを持たないままに漫然と日々を送る妙子は、まさしく牢獄にいるのと変わりません。だけどこの状況をはっきりと認識しているのって、妙子の子供たちだけのような気がして。妙子自身も自身の境遇に満足しているわけではないけれど、あえて抜け出そうともしないし改善すら試みないのが、心配であり恐ろしくもありました。
夫の篤史はとにかく腹立たしい人物です。だけど読むうちに、腹を立てるよりも哀れになってきました。彼は自分がとても有能で強い人間だと思っているけれどそうじゃないし、さらにいうと自分の弱さを自覚していて、だからこそより一層横暴に振舞っているのじゃないかと。なるほど、妙子や子供たちが彼と決別するのは「逃げる」よりはむしろ「捨てる」なのだなあ、といたく納得しました。
物語の発端は殺人事件だけれど、それよりもずっと恐ろしい家庭の悲劇。やがて起こりうる氾濫から無事に逃げ出すことができるのか。とにかくしんどいのに、読む手の止まらない一冊です。

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2025年02月27日

Posted by ブクログ

隣の家でおきた殺人事件をめぐるミステリーと一見思いきや、家庭の闇、モラハラ夫など様々なものが重なり合っている。最後はスッキリ、なのかな。因果応報。分厚い本ですがあっという間で面白かった。まさに主人公宅は氾濫の家。

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2025年02月26日

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隣家で殺人事件が起きたことに驚いたのは、50代の専業主婦・新井妙子である。
何が起きたのかわからないのは、隣りが大学教授の夫と研究所に勤める妻という共働きの夫婦で挨拶程度の付き合いしかなかったからだ。
だが、それだけではなかったのかも知れない…。

隣りの事件捜査と並行してわかっていくのは、妙子の家庭内でのことである。
モラハラ夫に反抗して出て行った娘と予備校に通う息子だが、そのうち息子までが家を出て行く。

夫が会社で何をしているのかさえ把握できていない妙子だったが、隣りの家の殺人よりも我が家がどれだけ異常だったかを子どもが出て行ってから気づく。


家庭内で起こることは、家庭内に留めておき、うちはどこにでもある普通の家庭ですと思わせるのが一般的というのだろうか。
多かれ少なかれ揉め事はあるだろうが、家の恥は隠してしまう。
何もないように振る舞う。
何かが起きたとき慌てるのである。
隣家から見たら我が家はどうなんだ…。




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2025年02月21日

Posted by ブクログ

隣の家で起こった殺人事件がきっかけで、色々なことがうごきだす。
とにかく父親がひどい!
妙子が結婚生活の中でだんだん追い詰められたのがよくわかる。
読みやすくてあっというまに完読。

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

隣家で殺人事件がおき、その犯人らしき顔を見た専業主婦が巻き込まれていくミステリー。家庭内の闇が見え隠れする。この主婦は良い子どもたちを持って幸せだなあ、と思った。殺人事件の動機や主婦の旦那さんの仕事などが微妙にしっくりこなかった。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

視点が何回も変わるわりに読みやすかった(警察、主婦、会社員と全然違うからかな?)
こういう小説読んでると、仲のいい家族も蓋を開ければ崩壊してるなんて、もはや常識なのでは?とすら思っちゃう。
早々に逃げ出した娘は偉いし強いけど、夫があれで何十年も耐えてきた妙子も偉いしとっても強い。
夫がまじで胸糞わるすぎてイライラした。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ


虐げられて抑えつけられ、自分を奪われて
すり減った後に、もう一度自分を取り戻す
ことはできるのか。

抑圧され長い年月を過ごしたせいで、
日々の違和感に気づけなくなった主人公。

隣の家で起きた殺人事件が、空っぽだった
主人公の中にうねりの種を落とす。

家という外界から隔たった空間に閉じ込められ、
沈みきっていた主人公の中で起る氾濫の物語。

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

郊外の住宅地で起きた殺人事件をきっかけに、隣に住む家族が崩壊していくというミステリー小説。
著名な大学教授が殺されるが、その犯人を探る推理よりも、背景にある社会的な背景や家族心理に力が注がれている。
隣家に住む50代の専業主婦・新井妙子は、家父長制を重んじる会社員の夫の強権的な扱いに隷属してきた。
封建的な姑にいじめ抜かれながらも、彼女を介護し、最後を看取った。
娘や息子は何も自分から言い出せない、変わろうとしない妙子に愛想を尽かせていた。
夫・篤史の会社はそこそこの規模の建設会社だが、社長は外国人ヘイトの傾向があり、政治家とも癒着、裏事情のあるリゾート開発構想を進めていた。
また、殺された大学教授・正木芳光は、正社員を削減し派遣社員を重視する主張し、企業寄りで政府の方針に近い姿勢を打ち出していた。
この殺人事件を担当する加賀美刑事は、政府を阿る上層部の捜査方針に疑問を感じ、独自の捜査を進めるが、それが露呈し、担当を外される。
外国人排除から、税金投入や公的問題への口出しに論点を持っていくこと、派遣切り、体制や権力に阿る組織の姿勢を問題視し、加賀美刑事や正木家、新井家の子どもら家族の真っ当な考え方が最後の収束を導く形で締めくくっている。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新井家の隣に住む大学教授が殺害され
一人息子が怪しいと思われる事件がおこった。
同時に新井家の綻びもハッキリと見えるようになる。

↓ 厳し目の感想になります。

序盤から中盤、同じことがダラダラ繰り返し書かれている。
読むのに時間が掛かってしまった。
妙子の煮え切らない思いにイライラ。
娘の順子と息子の将一が真っ当で救われる。

殺人事件も浅く、面白さが半減してしまった。
会社を脅迫し5億を脅し取ろうとした宮崎もあっけなく殺される。
上司に従順な新井篤史が宮崎に対しどのような行動を取るか
考えればわかると思うのだが。
実は宮崎は生きていて、反対に新井篤史が窮地に追い込まれる。
ドラマのような展開を期待してしまった。
また、大学教授の殺人事件も犯人の動機が薄い。

多くを書きたくて浅くなってしまったのかな。
タイトルは良かった。
佐野広実さんなので惹かれて手にしたが
深掘りした重厚な小説とならなかったのは残念。
厳し目の感想になってしまいました。

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2025年07月01日

Posted by ブクログ

こんな酷い夫と30年。忍耐強い人、というより、心身ともに支配され逃れられなかった人。
面白かったけど…あまり何も残らない。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

夫から奴隷のような扱いを受けるって耐えられない。抜け出そうと思わずここまでくるなんて。自分は自分と他人の影響を受けない状態でいたいもんだ。

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

隣の家での殺人事件をきっかけに我が家の崩壊に気付く。夫の横暴に自身をすり減らしてきた主婦の再生の物語。ヘイトスピーチ、企業と政治家の癒着、いろんな問題を投げかけた小説。

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2025年05月03日

Posted by ブクログ

「同調圧力」「DV」などをテーマに社会問題を描いてきた作者が家庭内の支配、レイシズム、ミソジニーなど社会に蔓延る人権侵害をテーマに描いた作品。

隣家で起こった殺人事件を発端に壊れていく家庭の姿を中心に描いていくのだが、この新井家の主が本当に胸糞悪い。昭和一桁生まれならいざ知らず、51歳でここまでのことを口にする(思っている人間は数多くいるだろうけど)人間が未だにいるものかと呆れる。そしてそんな糞男に唯々諾々と従う主婦の妙子もまた歯痒い。

新井夫婦、隣家の夫婦、新浪建設の社員、野間、そして刑事まで登場人物が悉く歪んでいる。まあ、人間なんて皆ある程度歪な存在なんだろうけど、ここまで揃うと読んでいて気持ちがざらつく。

言葉にすれば陳腐になるからと本当の動機を語らない犯人には疑問だし、それならただの自己満足で、問題提起にもならないんじゃないかな〜という感想。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

野間の犯行動機がピンとこなかった
夫と姑に抑圧され続け、自分を見失った妙子の気持ちはわかる
妙子は野間の気持ちに同調していたが、そのへんもピンとこない 隣家の息子が父親を殺していたなら妙子が同情する気持ちもわかるのだけれど…

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2025年04月12日

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うーん。
うーん。
野間の殺人しようという理由が私にはしっくりこない。
家庭崩壊。
父が悪者。
それが隣同士でね。
うーん。

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2025年04月08日

Posted by ブクログ

読後感、とっても悪い。
昭和感満載(こう言うと昭和に失礼なほど)なパワハラ、モラハラ夫と、セットの姑。それにただただ従い思考を奪われた妻。
この手の登場人物が、私は本当に苦手みたい。
心の中で「はぁ〜?」と、それぞれの言動に嫌悪感を抱きながら読んだ。
でも、気分が悪くなりながらもしっかり最後まで読ませてしまうのが、佐野広実さんの力なんだろうな。

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

それは小さな偏見から始まる… 未だ残り続ける家庭と社会の問題を描いたスリラー&ミステリ #氾濫の家

■あらすじ
厚木の住宅街に住む専業主婦の新井妙子。ある日、彼女の自宅を警察車両が取り囲んだ。どうやら隣の正木家で殺人事件が起こったらしい、警察官が事件について聞き込みに来る。

妙子が怪しい人影を見たにも関わらず言いよどんでいると、夫の篤史が機嫌がよくない態度で帰宅してくる。隣家では何が起きていたのか、そして妙子が見た人影とは…

■きっと読みたくなるレビュー
隣で起こった殺人事件をきっかけに、家族の関係性を詳らかに描いたサスペンスフルな社会派ミステリーです。

主に専業主婦の妙子、夫の篤史、刑事加賀美の三人の視点で物語が展開されます。筋としては正木家の殺人事件を追っていく話ではあるんですが、むしろ描いている中心は新井家の面々なんです。

男社会を地で行く傲慢な性格の篤史、結婚してから姑や夫に虐げられ続けてきた妙子、既に実家を断ち切っている娘と浪人生の息子。

はっきり言ってしまえば悪の権化は夫の篤史、読めば読むほど腹が立って腹が立って。性悪な人物像が憎たらしいほど良くかけてるです、マジ声あげちゃうレベルでイラりんこですよ。

昭和時代によくあった家庭だねーって思われるかもしれませんが、いえいえ、令和の現代でもある話です。ある知人のご家庭がまさにこんな感じ、モラハラ家庭は現代でもあります。もちろんレベルの大小はありますが、本質的な部分は同じ。自分のやり方を決して変えないんですよね。

妙子も辛い結婚生活ではあったけど、子どもたちがいて本当によかった。人類において家族というのは、もっとも小さなチームですが、もっとも深い絆をもつ集まりですよね。

さて正木家で起こった殺人事件、とある不思議な点があるのが特徴。ここに謎がシンプルながらも興味深かったです。

いまだ現代に残る社会問題に対してどう向き合っていくのか… 作者から問いかけれているような気がして自身のこれまでの価値観や行動を内省せざるを得ませんでしたね。

■ぜっさん推しポイント
それはほんの小さな偏見から始まるんです。

たったひとりが思ってただけなのに、そのうち態度に出て、次に口が出て、攻撃するようになり、武器を手に取るようになり、最後には組織化していく。

本作は「闘う」ことの大切さを提言しているのだと思いました。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

タイトルがドンピシャ。

どんなに嫌な登場人物でも多少理解出来る部分はあるけれど、本作に登場する夫には1ミリの共感も出来なかった。

テーマはズバリ「家父長制」。

家族をお前呼びし命令口調で自分に従わせる夫。
時代錯誤でもなんでもなく、令和の今でもこんな男性の話は幾度も耳にする。

妻が言う「すり減っていく感覚」に共感。
それは私であり多くの女性たちの心の声だと思う。

自分の言動がモラハラだと気付いていない時点で修復は不可能だ。

抑圧からの解放を願い、子ども達のように反乱を起こせと念じるように読んだ。

まさに氾濫して当然の家だ。

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2025年03月13日

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