星友啓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読むきっかけは、知人からのおすすめでした。私は昔から忘れっぽくて、本を読んでも「読んだ瞬間はいいけれど、すぐに内容を忘れてしまう」という悩みをずっと抱えていました。だからこそ、この本のタイトルを見て「まさに自分のための本だ!」と思い、手に取りました。
読んでみてまず驚いたのは、「読む=インプット」にはさまざまな方法があり、速く読むことが必ずしも良いわけではないということ。私は以前、速読の本を読んで「とにかく目を速く動かす練習」をしていましたが、実はそれが間違いだったんだと気づきました。音読してもいい、ゆっくり読んでもいい、そして何度も戻って読むことこそが大切――この考え方がとても新鮮 -
Posted by ブクログ
別の本でスタンフォード大学にオンラインハイスクールがあると知り、またその校長が日本人とのことで読みました。
内容は、オンライン授業の活用事例や最近の教育トレンドなどが書かれていました。
教育関連の本をよく読む方なので1時間半ほどで読み終わりました。
とても、要点がまとめられていて読みやすいです。
この内容から日本の高校に行くのってどうなんだろうと考えさせられました。
特に公立高校を選択するとステレオタイプな授業ばかりになってしまうなと感じました。
進路を決めるのは、子どもですが選択肢を多く提供することは親のしてあげることができるサポートだと思います。
このサポートをしすぎても自分で考え -
Posted by ブクログ
■第1章まとめ
・ゲームをすることで、短期記憶の役割を果たす海馬の灰白質が増大したり、ワーキングメモリーを支える前頭葉が拡大、活性化するなど脳自体が変化する。
・ゲームをすることで手先などの筋肉を動かす小脳も拡大し、活性化する。
・「ゲームの悪影響」を実証する研究は、主に「ゲーム依存症」と言っていいほどゲームをやり過ぎてしまった場合に限定される。
・今、急速に広がっているシリアス・ゲームはゲーム自体で授業や仕事の目的を達成しようとするもの。授業や仕事にゲームエッセンスを取り入れるゲーミフィケーション異なる。
■第2章まとめ
・シューティングゲームやアクションゲームは空間認識能力と注意力を高める -
Posted by ブクログ
科学的に効果がある方法を解説した本。
この本には著者を含めて、4人の人物が登場する。
会話形式となってるため、授業を受けている気分になり、楽しく読める本となっている。
このやり方は効果あるのかなどを、わかりやすく説明してくれている。
そのため、普通の本だと飽きが来てしまうのだが、会話形式でやり取りされているため、読み物としても面白い1冊だ。
具体的な方法としては、やはり「思い出す」という方法が一番最強のようだ。
「自己テスト」をすれば、ここは何が入ってたかな?と思い出すきっかけになるため、オススメだという。
また、人に教えることを想定しながらやると効果的だという。
勉強したら自分 -
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最新の脳科学の観点から捉えた効果的な勉強法に関する一冊。
本書の特徴は何と言っても
・脳科学の研究結果という根拠に基づいている(我流勉強法ではない)
・それをベースにした具体的な学習方法・読書術が"数を絞って""具体的に"紹介されていること
の2点だと思う。
世に数ある勉強法の本も、現在では脳科学や心理学に基づいた手法を紹介しているものが主流にはなってきている。
ただ、本書ほど「根拠となる研究成果」→「勉強法」の関連付けが明確で、しかも勉強法が実に具体的で明快なものは過去に読んだことがない。
また、紹介する勉強法・読書法の数が非常に絞られているというの -
Posted by ブクログ
ネタバレ新しいことを学ぶ中でどうも学びが定着しないことに悩んでいたところこの本に出会った。この手の勉強法に関する本は何冊もあるが他の本と違ったところは科学的な根拠を明確にしている点。
以下この本の印象に残ったことを抜粋
・遺伝子はUSBで脳のキャパシティはハードディスク
・ワーキングメモリで覚えられるのは5つが限界→聞きながらのノート取り、マルチタスクは非効率
・リトリーバルプラクティス(考えて思い出すこと)を活用することで長期記憶に保管できる→すべてをメモや調べることに頼らない(短期記憶)※特に日をあけてから思い返すことが長期記憶に繋がる(スペーシング)
・似たジャンルのものを同時に勉強するとより定 -
Posted by ブクログ
限られた時間の中でより効率的に学習効果を高める方法を学べるとともに、これまで何となく良い(でも、言語化できないけど、どこか気になる点もある)と思って頼ってきた勉強法が実際には効率的でなかったことが分かる本だった。個人的に良くやっていた勉強法として、アンダーラインを引いたり、授業を聞きながらメモを取るとったりすることついて、前者は(思い出しを助けるハイライトとしては機能するが)記憶への定着効果は思いのほか薄く、後者はワーキングメモリに大きな負担を負わせるので要注意でした・・。
今後は、ブレインダンプを使ったリトリーバルの実践、メタ認知によるドーパミン分泌、「教える想定」での社会脳の活性化を上手