【感想・ネタバレ】スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術のレビュー

あらすじ

大量の情報があふれている現代において、
「必要な情報をできるだけ早く、効果的に頭に叩き込みたい」と考える人は多いでしょう。
しかし、せっかく学んだことをすぐに忘れてしまったり、
覚えたはずなのに身についていなかったり、
なかなか実践できないという人も多くいます。

そんな人のために、スタンフォード大学・オンラインスクール校長が、
脳科学と心理学に基づく効果的なインプット方法について紹介します。
インプットに関する情報はたくさんあふれていますが、
その中には科学的根拠がないものも。

本書では、
最新の脳科学と心理学に裏打ちされた方法の中で、
特に効果が高くて、すぐにでも実践できるものを厳選して解説しています。

例えば、次のインプット法のリストをご覧ください。
・本を読むときは「つまみ読み」から始める
・記憶を定着させるためには繰り返し読み直す
・YouTube動画で学ぶときは字幕付きで見る
・ポッドキャストは1.5倍速までがおすすめ
・メモやノートは手書きでとる
・始める前に前回学んだことを思い出す

どれも多くの人たちが実践している日常的なインプット法です。

しかし、後ほどお話しするように、
これら6つの学び方のうち、科学が明かした正解はたったの3つ。
他は、思ったほどの効果が確認されていません。
この本では、他にもたくさんのインプット方法を科学的に吟味して、
脳や心のメカニズムを最大限に生かしたインプット法をわかりやすく説明していきます。


■目次

●第1章 脳はどうやってインプットしているのか?

●第2章 脳を最大限エンゲージする「読むインプット」

●第3章 現代を生き抜く力! マルチメディアでの学習法

●第4章 脳に焼き付く記憶メソッド

●第5章 インプットの質を上げるモチベーション管理

●第6章 スタンフォード式AI時代の情報の見分け方

■著者 星友啓
スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長/哲学博士/ EdTechコンサル タント
1977年東京生まれ。東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。
その後渡米し、Texas A&M大学哲学修士、スタンフォード大学哲学博士課程修了。
同大学哲学部講師として論理学で教鞭をとりながら、スタンフォード・オンラインハ イスクールスタートアッププロジェクトに参加。
2016年より校長に就任。現職の 傍ら、哲学、論理学、リーダーシップの講義活動や、
米国、アジアにむけて、教育 及び教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組む。
著書に『スタンフォード式 生き抜く力』(ダイヤモンド社)、『脳科学が明かした! 結果が出る最強の勉強法』(光文社)、
『全米トップ校が教える自己肯定感の育て方』 『脳を活かすスマホ術』(いずれも朝日新聞出版)、
『スタンフォードが中高生に教えていること』
『「ダメ子育て」を科学が変える! 全米トップ校が親に教える57のこと』(いずれもSBクリエイティブ)がある。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本を読むきっかけは、知人からのおすすめでした。私は昔から忘れっぽくて、本を読んでも「読んだ瞬間はいいけれど、すぐに内容を忘れてしまう」という悩みをずっと抱えていました。だからこそ、この本のタイトルを見て「まさに自分のための本だ!」と思い、手に取りました。

読んでみてまず驚いたのは、「読む=インプット」にはさまざまな方法があり、速く読むことが必ずしも良いわけではないということ。私は以前、速読の本を読んで「とにかく目を速く動かす練習」をしていましたが、実はそれが間違いだったんだと気づきました。音読してもいい、ゆっくり読んでもいい、そして何度も戻って読むことこそが大切――この考え方がとても新鮮で印象に残りました。

特に、「目を閉じて思い出す(リトリーバル)」という方法は実際にやってみて効果を感じました。内容を思い出そうとすることで、記憶が定着しやすくなるという実感があり、「自分だけが物覚えが悪いわけじゃなかったんだ」と安心できました。

また、仕事でモチベーションが下がることがある中で、本書で紹介されていた「自己効力感」「自発性」「つながり」「目的意識」というキーワードも印象に残りました。自分で目的を持って行動することが、学びの定着にもつながるという考え方に強く共感しました。

読後は、学びを「ただ読む」だけで終わらせず、「思い出す」「目的をもって読む」ことを意識していきたいと思いました。

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

私たちの記憶力やパフォーマンス、成績の差の背景には「地頭」や能力の差ではなく、ちょっとした勉強習慣の差しかなかったりしますと筆者。

今までがいかに効率が悪い勉強をしていたと思います。
今後はリトリーバルを意識して勉強をしていきたい。

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2024年09月14日

Posted by ブクログ

自分が知りたかったのは、第4章の「脳に焼きつく記憶メソッド」リトリーバルが大事ってことはすごく良くわかった。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

うーん、なんだっけ。この本に書かれたリドリーバルについて、もう一度、リドリーバルしておいた方が良さそう。脳の癖や心の癖を科学し、インプット術に還元した本。まずはできそうなこと1つ、2つから、というフレーズが何度か出でくるが、それも心理的な敷居を下げるための科学的アプローチと思ってしまった。

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2025年09月09日

Posted by ブクログ

インプットした内容を忘れずに脳に焼き付ける方法や、インプットの質を高める方法について書かれた本です。

特に印象に残ったのは、効率的に情報を取り入れるための「速読」の考え方でした。ここで言う速読は、単に早く読むことではなく、読み方そのものを工夫すること。
・読む前にタイトルや章立てを確認し、全体像を把握する
・読み始めたら、理解できる部分は流し、分からない部分は立ち止まるなど、強弱をつけて読む
・読後にはフォローアップを行い、記憶を定着させる

さらに、メタ認知を高めることや、「何のために読むのか」「何のためにインプットするのか」という目的意識を持つことで、定着率が格段に上がると強調されています。

同じ時間を使うなら、効率よくインプットしたいと思う人は多いはず。私自身も、今後はこの方法を意識しながら、仕事や勉強に役立てていきたいと感じました。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

本書は、インプットを単なる情報収集で終わらせないための、実践的な指南書だ。
従来の学習法とは一線を画し、インプットの前に目的設定をすることで、脳が自ら「この情報を覚えなければ」と認識する仕組みから解説している。ざっと全体内容のプレビューをしてから、つまみ読みインプットで全体像を素早く掴む手法は、忙しい現代人にとって非常に有用だろう。

特に心を掴まれたのは、こまめに休憩を挟むことの重要性だ。まるで筋肉の超回復のように、脳も休憩中に記憶を整理・定着させるという説明は目から鱗だった。
さらに、手書きメモで重要なキーワード定義や自分の考え、理由、疑問を書き出すことで、知識が「自分ごと」として脳に刻まれていく。これは、単に読むだけでは得られない深い理解をもたらしてくれる。

私が試して効果を感じたこと
私自身が試して効果を実感したのは、学んだことをアウトライン化し、まとめてから、Q&A形式でリドリーバル(想起)する手法だ。まとめるのは少しずつで構わない。この「思い出す」作業が、記憶の定着にどれほど貢献するかを痛感した。
読後には、誰かに説明するつもりでブレインダンプし、学んだことをすべて書き出す方法がおすすめだ。知識が整理されるだけでなく、本当に理解できているかどうかが明確になる。
SMARTの原則(Specific, Measurable, Achievable, Related, Time-bound)に基づいた目標設定は、インプットを習慣化させるための強力なツールだ。

少し残念だった点
本書はインプットの重要性を説く一方で、その先にある「アウトプット」への言及が少ない点が少し残念だった。せっかくインプットした知識をどのように活用し、他者との対話や現実世界での問題解決に活かすか、具体的な応用例がもう少し欲しかった。

本書は、平凡なインプット術に終止符を打ち、知識を「一生モノの武器」に変えるための、具体的な道筋を示してくれる。

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2025年08月05日

Posted by ブクログ

オーディブルにて。
早くたくさんインプットできるのも良いかもだけど、そのインプットしたものをどうアウトプットするかのほうが大事な気がするけど。
まあこれはインプットの本なので。
オーディブルで流し聞きしてたから、もう少し読み返したい。

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

ドーパミンは何かをインプットした時だけではなく、新しい情報がインプットしますできると期待するだけでも分泌することが分かっています。
そのため、インプット前にどんな新しい情報をインプットすることができるかを意識しておくことが重要です。
つまり自分が知らないものを知っておく。つまりメタ認知をすることにつながる。
「読むインプット」をする前に「目的設定」や「プレビュー」が大事なのは、まさにメタ認知のドーパミンで、集中力と記憶力がアップした脳内環境作ることができるから。

⭐︎気が散って、パッシブな読書になってしまいがちな時に試したいのがリマインドタイマー。「読むインプット」をする時に10〜5分ごとにタイマー音が鳴るようにセットし、その上で読むインプットをしていく。タイマー音がなるたびに自分の集中を確認する。
⭐︎こまめ休憩
脳のエンゲージメントを維持するのに重要。30分から1時間ほどを目安に5分から10分の休憩を取る。①体を動かす②雑談③自然を見る④エンタメ鑑賞(スマホ動画でも良い)

読むインプットをする前に、インプットをする目的について意識する。→
①読み取るべき内容は何か
②どれほどの精度まで読み込むべきか
③インプットした情報を何に使いたいか

タイトルやサブタイトル要は目次を読んで全体の内容をプレビューする。→
メタ認知能力を上げることで理解力や応用力がアップするのでインプットを効果的にできる。
メタ認知→「認知の認知」。物事に関する認知の一段上(メタ)のレベルの認知。

脳はインプットを「快感」と感じる。

インプットの鍵はリトリーバル習慣をいかに取り込めるかということ。
【リトリーバル】とは単に思い出せばいいのではなく、自分の頭だけ使って関連した記憶を取り出すこと。100年以上の研究の積み重ねの中で高い学習効果が確認されてきたインプット方法。
【書き写し】学習をする時は、覚えるべき対象を見ながら書き写すのではなく、まず覚えるべき対象を小さなユニットに分け,一旦一つのユニットを何も見ずにインプットしてから、続けてユニットごとに書き出すやり方(リトリーバル)を実践する。
【ブレインダンプ】インプットしたものを一気に思い出し全て吐き出すように言葉にすること。直接思い出して言葉にしたこと以外の情報も記憶に残りやすくなる。続けて時差ダンプ。すぐダンプと翌日ダンプ、その後の1週間後ダンプが効果絶大。
時差ダンプのようにある程度時間を置いてリトリーバルすることを【スペーシング】という。

やる気は科学的にコントロール可能。
すごく嫌いな人と明日恋に落ちるというわけにはいかないがやる気に関してはエビデンスあり。
【モチベーションのメカニズム】
人間のモチベーションのベースは人とのつながり(関係性)、自分が何かできるという感覚(有能感)、自分が決断したことを自分の意思に沿ってやっているという感覚(自律性)である。
これら「心の3大欲求」が満たされるような事柄に対して動機つけられる。
【やる気】には2種類ある
「内発的なやる気」楽しくて報酬があるわけではないがやること自体で満足する。
「外発的なやる気」金や地位、それによって罰則が避けられるなどにより動機づけられている。一時的効果が強い。
外的なやる気ばかりに長時間動機づけられていると心や体に悪影響が及ぼされてしまう。意識して内発的な動機づけを維持していく必要あり。
✅smart目標でcar目標をどう達成するかを考える
【smart目標】
specific具体的に達成度合いが分かる目標を立てる
measurable測定可能な目標を数値化する
achievable達成可能な目標を立てる
related自分や会社などと関連した目標にする
time-bound達成までの時間を決める

【car目標】
competency自分の能力が上がる、新しいスキルが身につくなど
autonomy自分の意思である、自分以外の何かに突き動かされていない
relatedness他の人達との関係を広げて豊かになる

✅smartスケジュールを見直して適宜セルフアセスメント自己評価を行う

【信頼おける情報の見分け方】
・目標設定→インプットの目的を設定、意識する
・誰が書いたのか
・文献の出所はどこか、根拠は特定できるか
・いつ書かれた記事なのか
・発信元と内容との利害関係(情報源の独立性)
・過剰表現、断言や誇張、有名人の名前多用はないか
・賛否の意見分布はchat GPTで調べるのも吉
・見出しと本文の内容が不一致は信憑性危うい
・他の人の評価があるならチェック

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

インプットした情報を忘れないように記憶するには?読書や資料を読む際に効率的な方法を解説した一冊。いくつかの手法が推奨されていますが、個人的には本を読みながら、また読んだ後に要点を思い出すような手法が一番取り入れやすいかなと思いました。実践しよう。動画視聴の学び、AIの使い方などの言及もあって参考になりました。

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2025年05月08日

Posted by ブクログ

効率的な学習, 特に読書の科学的な方法が良く分かる.
ポイントは,
1) 読む前に読むポイントや文書構造, キーワードを知っておくこと
2)アクティブリーディングやレトリーバルを活用すること.
3) 学習後は. brain dumpをする. 少なくとも3つは掻き出すようにする.

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2025年04月26日

Posted by ブクログ

脳のインプット術や速読インプットの科学的解明、アクティブリーディング、ワーキングメモリーの限界、リトリーバル効果、ハイライトの効果、などなど。

脳が情報をどのようにインプットするかを理解し、効果的な学習法を実践することので効率の良いインプット術が学べる。

読書は目で読むものではなく、脳の理解が重要で、実は読書中の8割は文字を見ていないことが分かっている。

脳のインプット術は、情報を視覚的に捉えるだけでなく、脳がその意味を理解するプロセスを重視し、アクティブリーディングを通じて、情報に能動的に関与し、目的に合った質の高いインプットを実現する方法。

読む前にタイトルや見出しを確認し、全体の内容を把握することで、効率的なインプットが可能になる。さらに、読みながらメモを取ることで、情報の理解と記憶の定着を促進する。メモは記録ではなく、記憶のために取る。

また、一定時間集中して学習し、集中力を維持するために休憩をこまめに入れることも大切。

最も大事な要点は「リトリーバル効果」であり。
学んだことを思い出すことで記憶を強化する学習方法。記憶力アップに最も効果的とされる。
インプットした内容を学習中、学習後、さらに定期的に思い出す習慣をつけることにより、長期記憶の定着を促進し、学習効果を高めます。

私自身この方法を実践し、脳にインプットさせて知識としての引き出しを確保して行こうと思います。
また、学生さんや試験勉強におすすめです。

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2025年03月03日

Posted by ブクログ

十分に脳に知識を定着させたい時に、速読は科学的に不可能だと。目が何を見て理解しているのかも実証結果から語られていて良い。
速読への憧れみたいなものはあったがどうもしっくりこなく、理由が分かって良かった。じっくり行ったり来たりして定着させるようにする。元々そういったやり方だったし。

最初にメタ認知が重要となっていて、要は知らない事を知る、無知の知が必要と。後は方法論。動画、音、読書どれがどんなメリットがあるのか脳科学も絡めて書いてあって説得力がある。

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2025年01月26日

Posted by ブクログ

この本に書かれていることを意識しながら本を読んだら、記憶の定着率がかなり上がった。
読書も勉強もこの考え方が基本だな、という確信が得られた。
すごくシンプルなのですぐに実行できるのも良い。

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2025年01月19日

Posted by ブクログ

◾️新しいことを学んだり、膨大な量の情報をインプットするために必要なものとは。
◾️ハイライトの学習効果は。
◾️ワードリトリーバル、前リトリーバル、後リトリーバル、ブレインダンプ、時差ダンプ、スペーシング、SMART CAR覚えておきたい。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

インプットに関する本は何冊か読んだことがあるが、知らない情報が多く載っていたと思う。情報のソースもしっかり示されており、良書だと思った。

以下メモ

◾️第1章メモ
•メタ認知を利用した読み方、見出しやタイトルがあればしっかり読む。全体を把握した上でそれぞれにかける時間配分を決める
•全段落の前半だけ読むツマミ読みはインプット効率がいい
•心の音読は実際に話すよりも早く、読み物の理解力を上げる効果がある。速読のためなどでやめないほうがいい。
•読書時間の8割は目からのインプットはなく、見たものの理解に使われている。

◾️第2章メモ
メタ認知を利用したアクティブリーディングが読むインプットに重要。目的設定や見出し•目次を事前に読むプレビューを行った上で読書を開始する。

◾️第3章メモ
•インプット能力は才能知性が10%、メタ認知が17%
•動画視聴のインプットは1.4倍速までが良い
•読むインプットは聞くの2倍早い
•手書きメモは記録ではなく記憶のために取るスクショはGPT要約は手書きメモより質が低い
•動画によるインプットは5-10分の間に1-2分重要点をメモするストップアンドゴーを行う。これはリドリーバルと呼ばれるインプット手法である。

◾️第4章メモ
•読み返しには、リドリーバル、ストップandゴー
リドリーバルとは一度インプットしたものを何も見ずに脳から取り出すこと。
•書写しの際にはインプットアンドノールックが有効、インプットした後何も見ずにインプット内容を書く。書く内容は部分ごとに分けても良い。
•インプットの後にはブレインダンプを行う。プレゼンなどのインプットの後に時間では2分だけ、数では3つだけでもインプットの内容を吐き出すとよい。
•一気に詰め込む【短期集中】は短期間の記憶維持に強く、【スペーシング】は長期間の記憶定着に強い

◾️第5章メモ
インプットにはモチベーションの維持も重要である。
人間の3大欲求には、関係性(つながり)、有能感(できる感)、自立性(自分から感)があり、インプットに繋げると良い。
またやる気には長期的なモチベーション維持につながる内発的なやる気と短期的な維持にしかならない外発的やる気がある。
目標設定でいうとSMART目標は外発的やる気、CAR目標は内発的なやる気につながる。
よって、SMART目標に基づく短期目標とスケジュールをつくった上でCAR目標に繋げる、そして適宜セルフアセスメント(自己評価)を行うとよい。

-SMART目標
・Specific (具体的に):達成度合いがわかる目標を立てる
・Measurable(測定可能な):目標を数値化する
・Achievable(達成可能な):到底達成できない目標は立てない
•Related (関連した):自分や会社などと関連した目標にする
• Time-bound(時間制約がある):達成までの時間を決める

-CAR 目標
•Competency(できる感):自分の能力が上がる、新しいスキルや知識が身につくなど
・Autonomy(自分から感):自分の意思である、自分以外の何かに突き動かされていない、外発的な動機づけがないなど
•Relatedness (つながり):他の人たちとの関係性を広げて豊かになる、社会に貢献する、コラボレーションがあるなど

◾️第6章メモ
•生成AIによるインプットはツールの特性をよく理解した上で、ハルシネーションに注意すること
•生成AIツールでは賛成意見と反対意見については、「ウェブサイトやリストアップして内容を要約して」などのように聞くと良い

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

インプットは、何かをしようとすれば必要だ。




しかし、情報があふれている現代社会においてどうやってインプットするか。





ちょうど今回の本を書店で見かけたので、買って読んでみた。




「最新の脳科学と心理学に裏打ちされた方法の中で、特に効果が高くて、すぐにでも実践できるものを厳選して解説していきます」





最新の脳科学や心理学を取り入れるとどんなインプット術があるのか気になった。




「速読」を例に上げている。




速読と言うと、視野が広いというイメージがある。





いくら視野を広くしても、科学的に不可能であることが明らかになっていると、著者は指摘している。





目で見てパッと認識できる文字には限界があった。





気合だ、気合だ、気合だと気合を入れてもどうにもならない。





また、速読関するイメージに、目を早く動かすこともあるが、これも効果はないことが様々な形で報告されているそうだ。





ではどうすれば効果的にインプットできるのか。





それは「つまみ読み」。




「つまみ」かよと思った。




見出しやタイトルがあれば、しっかり読む。




そして、全体を把握する上で、それぞれにかける時間配分を決める。




そして、章やセクションのはじめと、各段落のはじめに目をつける。





これについては、文章の全体を把握する際のやり方と述べている。





意外だと思ったのは、「ドーパミン」が集中力や記憶力にも良い効果をもたらすことだ。





ドーパミンといえば、幸せだなと思ったり、満足だなと思ったりする脳のメカニズムとして知られている。





そんなドーパミンは、新しいことを学んだときにも、活性化されることが分かっている。





確かに知らないことを知るとフムフムと思う。




行ったことのない土地を見て回り、興味深いと思うと楽しくなる。





インプットの仕方も時代に合わせてやり方が変わっていくなあ。





パソコンでさえアップデートしているのだから、人間もアップデートしていかないとオワコンになってしまう。

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

インプットの仕方や定着のための工夫が参考になった

・速読はつまみ読み
・インプットの目的を決めて読む、見出しを読みながら(プレビュー)インプットの戦略を立てる メタ認知
・こまめ休憩で自分をモニタリングしながら
休憩:体を動かす、雑談、自然を見る、エンタメ鑑賞
・手書きメモ、ストップ&ゴー 思い返しやまとめ作業
・読んだあと、キーワードテスト、アウトライン、まとめ、qa リトリーバル

・聞くインプット1.5倍まで
・スクショ記録、GPT要約、Google効果はインプットの質を下げる可能性あり、自分の脳で咀嚼する必要あり
・リトリーバル(自分の頭で関連した記憶を取り出す)の勉強法は効果高い
・ブレインダンプ プレゼンなどが終わったあとにポイントを思い返す、書き出す(一部のみでも効果あり)、すぐダンプ、時差ダンプ

★モチベーション 自己決定理論 関係性 つながり、有能感 できる感、自律性 自分から感
内発的動機づけ、外発的動機づけ
外発的動機づけは短期的にブーストだが長期的に問題あり
smartは外発的に結びつきやすいので、自己決定理論のcarに当てはめ直す

・ネットでのリサーチは信憑性の評価が重要
・生成AIはプロンプト次第

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読む前の考え『読んだ、学んだ内容忘れなかったら天才が生まれる』

脳科学と心理学に基づいて進む本
2章
・読む前行動
目的設定
・読みながら
→感想(基本立ったりじゃがんだり本を読めばOK)
・読んだ後行動
目的への収穫
3章
基本リトリーバル(思いだす。うーんなんだっけ?)を最大限に生かすためだけに行動
5章
繋がりできそうやっている感

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

問い
忘れないインプット方法は?

メモしたスリーポイント
・本の読み方:アクティブリーディングの方法。
 特に読む前が重要
・リトリーバルとダンピングで記憶定着
 ちょっとした行動の追加で差が大きい
・情報が溢れる社会でどのように質の良い情報を得るかの方法

感想
具体的なストーリーをベースに、インプット方法をエビデンスを紹介しながら掲載されているのでわかりやすく、各章のまとめもポイントがまとまっており、明日から取り入れられると思った

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2025年01月26日

Posted by ブクログ

学生時代にはこんなこと考えずに勉強してましたね。以下備忘録的に。
内容をインプットするための読み方として、メリハリと自問自答(読みながら適宜「何だっけ?」と考えながら)が必要。
モチベーションの維持には目標の設定を工夫する。具体的に、測定可能な、達成可能な、関連した、時間制約があること。(SMART目標)
読むスピードの方が聞くスピードより速いので、YouTubeなどでは、1.4倍速までなら質を下げずに聞ける。

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2025年01月09日

Posted by ブクログ

情報が氾濫する現在において、情報のインプットの仕方をまとめた本。情報の取捨選択や脳に効率よく記憶させるための方法などためになる内容が多かった。
ちょっと意外だったのが、速読で本を早く読む人は、全部の内容を早く読んでいるのではなく、必要と思われる情報をつまみ食いして、後は今までの自分の知識、経験で補完していると言う内容。安易に速読に頼るのは辞めた方が良いなと改めて思った。

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2024年12月01日

Posted by ブクログ

インプットへの科学的アプローチ。特に速読、読み方については興味深い。

読んでいる時の8割は脳の理解に使われている。視野広く視点移動速くは不効率。
→ つまみ読み。読み返し < ハイライト < リトリーバル (どうだったっけ?と思い出し)
目的、何が書いてあるか、速度を速くしたり遅くしたり。

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2024年07月15日

Posted by ブクログ

読むインプット
読む前に目的設定、プレビュー
読みながらこまめ休憩、手書きメモ、ストップandゴー 目を閉じてうーんなんだっけ
⬇リドリーバル、ブレインダンプ一気に思い出す
時間を置いてリドリーバル スペーシング

モチベ
smart car
できる感自分から感つながり

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2024年07月10日

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