鷲田小彌太のレビュー一覧

  • 研究的生活の方法

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    おそらくこれも出版当時刺激をうけたものの一つ
    時代は大きく変わったが、今でも面白いと思えるところもある。

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    2023年08月28日
  • 「やりたいこと」がわからない人たちへ 人生にとって「仕事」とは何か?

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    「やりたいことは身近にある。」「興味のあることを片っ端から調べてごらん。」何度も聞く言葉だが、それを実行に移すのが難しい。
    何に興味があるか、一生の仕事にしたいほど好きか、ずっと分からずじまいだった。しかし、著者の主張である「好き嫌いに関わらず、目の前にある、やるべきことを一所懸命やることで、おのずとやりたいことが分かってくる」という言葉は新鮮だった。
    「どれだけ好きなことでも、やることが辛い時期が必ずある」この言葉も心に留めておこう。どちらも合唱を始めて感じたことだから。著者の文章が上手くないのが少し残念。

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    2023年08月04日
  • 【最終版】大学教授になる方法

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    限界大学からでも始める。チャンスがあればどこでも行く。教育実績になる。
    講義の内容は学生のレベルに合わせる。理解可能なもの。
    研究論文がない人は採用の審査対象外。
    定年後は名誉教授。名前以外のなにものでもない。
    著書を刊行する。

    研究習慣の確立が最も大事。毎日、研究する。
    鶏頭となるも牛後となるなかれ=すべての研究生活の基本。
    アメリカでは博士号を変える=ディプロマミル

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    2021年06月21日
  • まず「書いてみる」生活

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    ネタバレ

     カテゴリーとしては、趣味・実用書なのだろうが、著者の文筆家としての成長譚のように描かれており、感動できる。そして、読者に勇気と希望を与え、自ら書くことを促す良書だと思う。

     その本は「今日は掘出物は無さそうだなと帰りかけたBookoffの新書コーナーにあった。『まず「書いてみる」生活―「読書」だけではもったいない』は、池井戸潤さんの企業小説に出会い、それまで愛読していたビジネス書や実用書を机の隅に追いやって、1年間ミステリーを中心に小説ばかり読んできた私にとって、とても魅惑的なタイトルだったのだ。

     カテゴリーは、鷲田小彌太さんが教鞭をとられている人文科学というよりも、どちらかというと趣

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    2020年05月05日
  • 知的読解力養成講座 どんなものでも読みこなす技術

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    足りないアタマを補えるといいな、と思い読んでみた。
    著者の名前、聞いたことあるような気がしたけど、初めて読む人だった。
    ついでに出版社も初耳。

    カバーにも書いてあるけど、「よかった点」「重要な点」「批判点」を簡単に書いてみる。

    「早くたくさんの本を読む」は、今の自分にとって状況を打開できそうな案だ。
    ちょっと前まで早くたくさん読んでいたけど、「自分の中に、何も残ってないんじゃない?」と気になって丁寧に読むように変えている。
    変えているけど、なんだかダラダラ読みになっちゃっているのが嫌だったので、すらすらばんばん読んでみようかな。

    何度も出てくるのは、「大切なのは読み手」であるということ。

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    2020年04月27日
  • 【最終版】大学教授になる方法

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    私は、大学院の時、当時出た「大学教授になる方法」を読んだ世代である。確かに大学教員は並の才能でもなれる職業で、嘘は書いていない。しかし、応募して一番になる必要があり,その一番の決め方は選考委員の好みに左右されるから、それに人生をかけるのはリスクが高すぎる。確かに並の才能の人間がなれるケースもあるが、宝くじに当たる人がいると言っているのと同じだ。そのことが書かれていないから、並の人間が努力したらなれるように読める。しかし、真に受けるな、と昔の自分に忠告したい。今の自分なら絶対に目指さない。

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    2018年10月31日
  • 日本人の哲学1 哲学者列伝

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    現代から古代へとさかのぼるかたちで、日本思想史のなかから著者の考える代表的な哲学者を選び出し、その思想について簡単な解説をおこなっている本です。

    ただし中心になっているのは近世以降の思想史で、「戦後の哲学者たち」には、吉本隆明、小室直樹、丸山眞男、司馬遼太郎、山本七平が、「戦前の哲学者たち」には、石橋湛山、柳田國男、徳富蘇峰、三宅雪嶺、福沢諭吉が、「江戸後期の哲学者たち」には、佐藤一斎、山形蟠桃、富永仲基、石田梅岩が、「江戸前期の哲学者たち」には、荻生徂徠、新井白石、伊藤仁斎、鈴木正三がとりあげられています。

    日本の戦後思想を領導した丸山眞男に対して厳しい批判をおこなった思想家の一人に、谷

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    2017年11月30日
  • 死ぬ力

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    ネタバレ

    題名をそのまま表した本ではない。
    酒に酔ったおじさんが、勢いよくしゃべっているのを聞いているような気分になる本。結論に対する根拠のつながりが読み取れない部分や、何度も同じフレーズがでてくるところもある。読んでいくうちに著者の人柄がわかってきて、親しみをもって読めるようになった。豊富な情報が興味をそそる。
    ○気になったフレーズ
    ・「自殺」はほとんどが事故だ。(この根拠がわからなかった。)
    ・人間が共同体を営む上で規定した3大タブーは殺人、近親相姦、人肉食
    ・墓は不滅の魂を封じ込めるための仕組み。いやな奴がいつまえも世にさまよっているのは困るので。
    ・都市は生命力(エネルギーに満ちている)。都市で

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    2016年07月01日
  • 教養論 大人の知性教えます

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    読書録「教養論」3

    著者 鷲田小彌太
    出版 PHP文庫

    p127より引用
    “ つまり、教養の基本は、あくまでも、通
    俗ということである。通俗とは、ポピュラー
    ということで、大衆に届くという意味だ。高
    級か、低級か、ということとは、直接関係な
    い。大衆、もっといえば、万人に届くもの、
    それが教養である。”

    目次から抜粋引用
    “教養とは、何だ
     お子様ランチはまずい
     大人とは、何か
     教養を持つための10戎
     教養をもつための条件”

     哲学者である著者による、教養というもの
    について記した一冊。
     教養の定義から手に入れ方まで、あらゆる
    方面から語られています。

     上記の引用は、教養の

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    2016年06月25日
  • 父は息子とどう向き合うか

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    哲学的な論考に運ばれるのかと思っていたが、実に普通のお父さんの目線で、生活実感にあふれた父子関係に関するアドバイスが綴られている。

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    2015年10月04日
  • まず「書いてみる」生活

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    なんだかちょくちょく手にとってしまう。
    内容としては、いかに本を書くことが大変か、金銭的に割にあわないものか、そしてそれを上回るような喜びを得られるかが書いてある。

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    2014年01月07日
  • 社会人から大学教授になる方法

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    ≪目次≫
    序章   大学は社会人教授を渇望している
     第1章  社会人から大学教授になる10の法則
    第1部  変わる大学と必要な人材
     第2章  大学は斜陽産業ではない、競争市場だ
     第3章  大学教授は任期制になる
     第4章  社会人出身の教師に何ができるか
     第5章  大学への転職には専門研究が必要だ
    第2部  第二の人生は大学教授に
     第6章  社会人から大学教授を目指すための準備
     第7章  定年後に大学で教える

    ≪内容≫
    知り合いが定年後に大学教授になったので、ちょっと手に取ってみた本。
    まあ、わかったことは大学院に行って、専門分野を作り、論文を認めさせること。あとは伝手を作り、コ

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    2013年06月06日
  • 社会人から大学教授になる方法

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    内容が、まともだった。教授になる方法を、成功例ばかり並べてるのかと思ってたらちゃんと現実的な事実を抑えつつ、それでも教授職を推してた。なるほど。

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    2013年02月14日
  • 「やりたいこと」がわからない人たちへ 人生にとって「仕事」とは何か?

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    留学先の先輩から知った本。
    「やりたいこと」や仕事について考え倦ねてる人などが読むと解決のヒントが得られるかも。
    内容は、「やりたいこと」を様々な角度から捉え、読者を前向きにさせてくれるものである。
    最終的に大事なことは目の前のことに立ち向かい前へ進むこと。

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    2012年07月12日
  • 大学教授になる方法・実践篇

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    恐らく,辛辣さは前著の方が強いです。本書はむしろ,本当になろうとするならば,それなりの覚悟がいるよ,と論じている部分が多い印象です。しかし,まともに教育出来る人が大学教授になるべきだという信念は通底していると思います。


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     大学は,大多数の学生にとって,就職準備の場としてある。しかも,大学教育は,就職してすぐに「役立つ技能」を教える場ではないのである。それは,大学がそのような「技能」を教えることができない,などということを意味しているのではない。逆である。実のところ,単色の知識や技能を教えるのは簡単なのである。企業が若い働き手に求めているような,「すぐに役立つ」知識・技能・行動力

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    2011年12月09日
  • 日本を創った思想家たち

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    思想史も、作られた当時の思想の潮流の影響を受けてしまうから、現在流通してる思想史がマルクス思想全盛の頃のモノなんで作り直した、という感じ。
    今、自分達が当たり前と考えてるコトも、アメリカに占領されてた頃の影響が強かったりするから、もっともっと考えなきゃイケナイと感じた。
    それと、昔の思想家の略歴を見ると、今の方が人生が硬直化してるように見えた。

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    2011年12月05日
  • 大学教授になる方法

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    この本をいつ購入したのか全く覚えていないが,今となってはこの本で書かれている制度はいくらか古くなっています。例えば,助教授は今は准教授になっていたり。真面目に書かれているけども,結局のところ,大学教員のていたらくさを表したかったのだと思います。

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    2011年12月09日
  • 「自分の考え」整理法 頭を軽快にする実践哲学講座

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    「「自分の考え」整理法」3

    著者 鷲田小彌太
    出版 PHP文庫

    p202より引用
    “類似品=先例はある、
    もしない場合でも、純然たる新奇さなどない、先例を応用できる、
    と考えます。これは、実践思考の模範ですね。”

    哲学者である著者による、
    物の考え方に関するコツをまとめた一冊。
    思考の方法から難問の突破法まで、
    著者の経験をもとに作り出された思考法が紹介されています。

    上記の引用は、
    第三部の難問突破法の中で紹介されている、
    アガサ・クリスティの小説の主人公、
    マープルとポアロの推理法に関する一文。
    現在や将来に、
    自分が直面するであろう問題に対して、
    少しでも有利に事が運ぶように、

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    2012年07月12日
  • 研究的生活の方法

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    専門的・技術的職業従事者の総数は、830万人で総就業者数の12.8%(1995年)。
    研究者の数は1997年で59万人(大学等16.4万人、研究機関4.2万人、会社等38.5万人)

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    2018年10月31日
  • 司馬遼太郎。人間の大学 人生の基本を学ぶために

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    著者の鷲田さんはこの本を、評論としてではなく、司馬文学を学ぶための「案内要綱」として位置付けています。この本は、司馬遼太郎作品を数多く読んでいる方は、特に読む必要がないかもしれません。一方、読んだことがない方にとっては、どの作品を読むかを選ぶとっかかりとすることができるのではないかと思います。

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    2010年06月24日