あらすじ
「考える」という行為において、決して見落としてはならない、最も重要なこととは何か。それは、「思考の経過はどうであれ、判断する場面において、間違わないことこそ大切だ」という心がけである。本書では、これを踏まえながら、現代のようなすべてがスピード化する時代に、次々に押し寄せてくるさまざまな問題に対して、いかに的確に、素早く対応して行けばよいのか、そのノウハウをわかりやすく開陳する。 内容は、高速時代の高速思考は“3分割”で考える 厳密に考えることよりも間違わないように考えることが重要だ 主張だけでは意見にならない、はっきりした「結論」をもつこと 人を説得するためには、「これはこうだ」で終わっては駄目 「明晰」と「曖昧」を分けると、「明晰」がでてくる 読書法は生きるための技術である 「難問」はどのように突破するか……など、人気哲学教授が自ら実践する思考の技術が満載されている。
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Posted by ブクログ
「「自分の考え」整理法」3
著者 鷲田小彌太
出版 PHP文庫
p202より引用
“類似品=先例はある、
もしない場合でも、純然たる新奇さなどない、先例を応用できる、
と考えます。これは、実践思考の模範ですね。”
哲学者である著者による、
物の考え方に関するコツをまとめた一冊。
思考の方法から難問の突破法まで、
著者の経験をもとに作り出された思考法が紹介されています。
上記の引用は、
第三部の難問突破法の中で紹介されている、
アガサ・クリスティの小説の主人公、
マープルとポアロの推理法に関する一文。
現在や将来に、
自分が直面するであろう問題に対して、
少しでも有利に事が運ぶように、
歴史を学ぶ事が重要なようです。
学生時代の歴史といえば、
年表を覚えるか昼寝してるかだったので、
その時のツケが今の私なのだろうなと思うと、
これからまだまだやる事が多そうです。
やれる事から一番やさしいところから始めると、
本書でも書かれているので、
まずは歴史マンガからになりそうです。
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