【感想・ネタバレ】日本を創った思想家たちのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
旧来の日本思想家事典の多くは、一九七〇年以前の価値評価で編纂されてきた。
その特徴は、マルクス主義と丸山学派の奇妙な混合物であった。
その軛から脱し、独自の視点で精選した約一四〇人の思想家小事典。
とりわけ紙幅を割いて解説するのは、空海、世阿弥、伊藤仁斎、松尾芭蕉、山片蟠桃、三宅雪嶺、福澤諭吉、柳田國男…。
戦後は、司馬遼太郎、吉本隆明があげられる。
これまで評されることが少なかった江戸期の思想家や近代の文学者にも光をあてる。
日本人のよき伝統が発見できる思想家列伝の決定版。

[ 目次 ]
第1章 古代
第2章 中世
第3章 近世前期
第4章 近世後期
第5章 近代
第6章 現代前期
第7章 現代後期

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月24日

Posted by ブクログ

思想家というよりも作家がメインなような気がします。
作家は表現力が高く、だからこそ作家になれたわけですが、例えば表現力の拙い僕が歴史上最大の思想を持っていたとしても、それを発する力が無ければ意味がありません。伝える力、表現力があってこその思想だと言えます。
感想は特になく、魅力的なものも少なかったです。ただ、日本には思った以上に哲学者がいるんだな~と。その点はちょっと驚きでした。
僕の評価はAにします。

0
2013年12月29日

Posted by ブクログ

著者が重要だと考える日本の思想家や作家を簡潔に紹介している本です。

とりあげられている人物は約140人と多く、新書一冊のヴォリュームでそれらのすべてについてていねいに解説することはとうてい不可能です。もっとも詳細に論じられている福沢諭吉には12ページの分量が割りあてられていますが、2ページほどしか説明のない人物も多く、その思想について深く学ぶことはできませんでした。

ただし、たんなる人物紹介に終始しているのではなく、著者自身の日本思想史のとらえかたにもとづく解説がおこなわれているので、著者と波長のあう読者にはおもしろく読むことができるのかもしれません。著者は、小西甚一、中村幸彦、谷沢永一の三人の先達の業績に負っていると述べて、マルクス主義や丸山眞男の思想史に抗して日本の思想の意義を顕彰しようと試みています。

近世の安藤昌益や佐藤信淵が無視されているのはよいとしても、現代の思想家として長谷川慶太郎、小室直樹、山本七平、渡部昇一らがとりあげられているのは、異様な人選という気がします。

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2024年06月09日

Posted by ブクログ

思想史も、作られた当時の思想の潮流の影響を受けてしまうから、現在流通してる思想史がマルクス思想全盛の頃のモノなんで作り直した、という感じ。
今、自分達が当たり前と考えてるコトも、アメリカに占領されてた頃の影響が強かったりするから、もっともっと考えなきゃイケナイと感じた。
それと、昔の思想家の略歴を見ると、今の方が人生が硬直化してるように見えた。

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2011年12月05日

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