城山真一のレビュー一覧

  • 狙撃手の祈り

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    ネタバレ

    実際の事件をもとに狙撃犯の悲哀を創作する。圭一の父青井修が生存していると分かるまでは、加藤充治やキムミンソンが犯人ならばあまりにベタだし、でも青山友康はいくらなんでも性格的にあり得ないし、そうするとやはりベタな二人のいずれかなわけで…、分かりません状態だった。なるほど重ね重ねの入れ替わりってことか。清野さん、本当に都合よいタイミングで亡くなってくださいました。最後の幕はなんか既定路線そのもので、ホッとしたような物足りないような。沙月の死を事件と切り離して病気に起因させちゃうのも違うでしょ、って思っちゃう。

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    2024年08月19日
  • 看守の信念

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    登場人物が多く途中で復習しながら読み進めた。
    結末に近づくにつれ、このまま穏やかに終えるのかと思いきや最後に新たな事件が起きてしまう。
    人間は育った環境で人格形成されると言うが、過ちを犯した人間が更生できる場所には、心のある人が1人でもいてほしい。

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    2024年04月07日
  • ダブルバインド

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    不運な刑事という二つ名に嘘偽りなし

    ありとあらゆる不運が重なり最終的に運命のいたずらと言うべきかそういうことになってしまうのかという印象の作品

    全く別軸の出来事がある事実から交わる様は違和感の払拭を彷彿とさせた

    個人的には同作者の看守シリーズの方が好き

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    2024年04月05日
  • ダブルバインド

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    ちょこちょこ迂闊過ぎるやろ、と思う箇所はありつつも、すんごい面白……、かったんだけど、なんか着地がしっくり来なかった。警察と家庭、まあまあよく見る描写の中にいろんな要素を絡み合わせ、複雑になっていく展開に期待が高まっていた。どこかで収束に向かうように思えても、まだ出て来る新しい展開、が、失速してしまい、収束しなかったように思えて残念。その後が気になる状況がいろいろあるのに、これで終わるのは消化不良だった。これで良かったのか?

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    2024年04月02日
  • 狙撃手の祈り

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    現代のお話だけど、またスナイパー?
    って思いながら読み始めましたが…
    (同志少女を読んで間もなかったので(^-^;)
    意外にも家族の物語という感じでした。

    公安だけど、良い人だったり。
    過去の現実の事件を取り入れているので
    振り返って思い出したり。

    大切なものを守るため…
    色々切なくもありました。

    ちょっと、どうなの?と
    疑問に思う点もありますが
    最後は、良い終わり方だったと思います!

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    2024年03月23日
  • 狙撃手の祈り

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    2024.3 ストーリー的にはあるあるだけれど、やはり上手ですね。オウムの警察長官銃撃事件って犯人捕まったんでしたっけ?

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    2024年03月22日
  • 狙撃手の祈り

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    國松長官狙撃事件を題材にしたミステリー。主人公は楽器店主の青井と公安の斎賀。記者の妻の失踪と、父親の執念の書付けが彼らを過去の事件に引き寄せる。一つ一つの文章がとてもステレオタイプ。気に入らないと「あーん?」と圧をかけてくるキャリアの同期の上司の態度とか、作者のオリジナリティが見えずに残念。

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    2024年03月19日
  • 看守の信念

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    ネタバレ

    こんなにも一生懸命 受刑者のことを考えてくれる 刑務官 素敵ですね

    ひとつひとつの話に こころがぎゅっとしちゃいました

    本の中に
    「これまでの 自分を変えようと努力を続け、仕事の技術を身につけても、世間は前科者というレッテルを簡単には剥がしてくれない。 それが現実だ。」 
    とありますが なるほど 大変そうだなと思いました。

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    2024年03月08日
  • 狙撃手の祈り

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    少し現実離れしたストーリーではあったが、家族の絆、様々な理由を抱えながらも繋がっている。それも家族なんだと言うメッセージがあった。今、家族は疎遠状態になっているケースが多い。家族とは何かを教えてくれる本だと感じた。

    ※28年前の事件をなぜ使ったのか知りたくもなった。

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    2024年01月31日
  • 相続レストラン

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    こんな設定ってあるの?と思うところ多々あり。資格もないただの人(元税理士)、しかも前科者がここまで人のコンサルに立ち入っていいのだろうか?とか、何で主人公のみが実刑なの?とか、リアルじゃないとか思うけど…。
    話自体は、どう話が転ぶんだろう?と楽しませていただきました。

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    2023年09月24日
  • 相続レストラン

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    元税理士の冬木は金沢のレストランで客が抱え込む相続問題の助言を行っている。相続問題は非常に複雑で、、、勉強になると同時に物語としても読みやすかった。

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    2023年04月17日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    株の知識がなくても、充分に楽しめるけど、株の知識があったら、もっと楽しめたのかなと。
    「看守の流儀」が面白かったので、手に取った本作。個人的には「看守の流儀」の方が好み。て、いうか、「看守の流儀」が面白すぎるのかな。

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    2023年02月25日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    ❇︎
    『このミステリーがすごい!』
    2016年 第14回 大賞受賞作

    なぜ黒女神は依頼者の最も大切なものと
    引き換えに資金調達の仕事を請け負うのか。

    スピード感のあるストーリー展開で
    謎に包まれた黒女神に迫ります。

    交錯する複数の謎と心理戦に
    思わず引き込まれるミステリー。


    ーーーーー
    黒女神は依頼者が最も大切にしているものを
    差し出すことと引き換えに依頼を引き受け、
    希望額の資金を調達するという。

    実際に姿を見た者が少ないため、都市伝説か
    詐欺かと言われていた黒女神とある事情から
    行動を共にすることになった役所の臨時職員は
    思わぬ事件に巻き込まれてしまう。

    事件解決だけでは終わ

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    2022年07月24日
  • 相続レストラン

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    ウェイターから相続のアドバイスをもらえて料理も美味しいなんて、もっと繁盛するはず。面白かった。シリーズ化しないのかな?

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    2022年03月16日
  • 仕掛ける

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    第1弾の『ブラック・ヴィーナス』と同様、知識がないために、株取引の描写は、何度読み返してもわからないところが多かったですが、一瞬の判断で、とてつもなく大きなお金が動くスリルは十分に味わえたのではないかと思います。

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    2021年10月07日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    ネタバレ

    私の地元、金沢が舞台のひとつなので、いっそう臨場感がありました。

    株には疎いので、何度読んでもわからないところもありましたが、株取引の手に汗握るスリルは存分に味わえたかと思います。

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    2021年06月03日
  • 相続レストラン

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    相続をめぐる地味めな小説 - 城山真一「相続レストラン」 ★★★☆☆

    「このミス」大賞の経済ミステリー「二礼茜」シリーズに見切りをつけたのか完全新作です。
    ものすごく秘密を抱えているような書かれ方を主人公がされるので、続編かと思っちゃいそうですが、1作目です。でその秘密はあまり本編には効いていない用に感じてしまう。
    もう少し、小さい相談が何件かあって、本編がドカンとあればいいのですが、基本的に本編の相談しかないので、ほんとに相続レストランなのか疑ってしまう。キャラクター設定としてはよくできているので連作形式にすればドラマ化も行けると思う。
    金沢の空気感がよく出ており、結末も予想外だった。

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    2023年10月27日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    お金に困っている人に対し、本当に大事にしているモノを報酬に差し出せば、株取引によって希望するお金を確実に稼ぎ出すという一匹狼の天才トレーダーの物語。
    ありがちなイリーガルヒロインものだと思いながら読んでいたら、裏設定は少し興味深いものだった。
    リアリティ云々は置いておいて、面白く読めました。

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    2018年11月04日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    プラチナブロンドに染めた髪を顎のラインで揃えた黒装束美人茜と兄の取引と引換に助手になった純朴青年ピノ太が、和菓子屋社長や急死した女性歌手の父親を助けたり、監禁されたりする。滑らかな文章は読み易く、たまに挑発的でクールでお茶目な茜にも引き込まれたけれど政治が絡み株描写に本腰を入れた最終章は難しかった。

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    2018年10月14日