城山真一のレビュー一覧

  • 相続レストラン

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    弟が亡くなるまで相続のことなんてまるで知りませんでした。両親健在だから私は法定相続人ではないけれど、それでもこの2カ月でどれだけ詳しくなったことか。

    お料理絶品のうえに相続に関する相談までできるレストランが本当にあれば、流行るかもしれません。ひとつずつ相談事を片付ける短編集かと思いきや長編でした。

    不動産があって隠し子もいたら、そりゃ大変。装丁からイメージするほど軽い話ではなく、かといって妬み嫉みが渦巻くドロドロ話でもないから気は滅入らず。

    『看守の流儀』で知った作家ですが、こっちも面白い。シリーズ化できそう。

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    2022年08月13日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    面白かったです!
    今年から株式投資を初めて、株について色々勉強している自分にとってタイムリーな時期なので興味を持って読めたってのはありますが、それだけでなく主人公のニ礼茜がとても魅力的な人物として描かれてたからです。天才デイ・トレーダーとしての圧倒的な才能と、けして他の人に迎合せず、自分の感性と強い信念の元に力強く生きている姿に惹き込まれました。
    どこにでもいる一般人の良太という人物がひょんなことから助手となり、茜に振り回される様が彼女を孤高の天才といういイメージだけでなく、親しみを持てるキャラクターにしています。彼の存在がより一層彼女の魅力をひいては作品を引き立てていました。

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    2022年02月17日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    「このミスが」受賞作。
    主人公は魅力的だけど相棒がボンクラ過ぎて最初は中々読み進むのが辛かった。
    登場人物もクズ過ぎてイライラしたが無事、大団円を迎える。
    良い感じ!

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    2021年12月21日
  • 仕掛ける

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    二礼茜シリーズの第二弾
    前作よりも楽しめた気がします
    ところどころで実際の企業をモデルとしていたり
    して楽しめます
    それにしても株取引ってアルゴリズム取引で自動で
    行われているらしく
    そんなの個人が勝てるわけがないなぁとも
    このシリーズまだまだ続くのかな?

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    2021年08月31日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    二礼茜がずばぬけているのでちょっと
    ちょっとその世界に入りにくいけれど
    すごい人もいると思えばまぁ楽しめる物語
    依頼人の資産を株取引で希望額に増やしてくれる
    うらやましいかぎりです
    物語の最初の仕事で助手になった百瀬良太が
    主な語りで最後の仕事までに2,3の仕事が
    描かれていました

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    2021年08月29日
  • 仕掛ける

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    二礼茜シリーズの第2弾。
    株取引をしたことがないのでどれほど人間離れしたディールをしているか実感が無いけれど、それでも取引シーンは充分に手に汗握る緊張感を楽しむことができました。
    茜や救済を受ける会社の経営者たちの仕事に賭ける真摯な姿勢が素晴らしい。

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    2019年11月08日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    久しぶりに新しい作家さん。
    「このミス」大賞というのもあったけど、あっという間に読んでしまえるほどはまってしまった。。
    ブラックヴィーナスこと仁礼茜と百瀬の関係と展開、これは第2弾を即希望。
    確かにブラックジャックだなぁ。

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    2017年03月27日
  • 金沢浅野川雨情

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    地元金沢のお店が次々と出てきて、ここに住んでいる者にとっては、あーあの店のことかなあと思いを巡らしながら読み進めた。場所の様子もわかるので情景を思い描くこともできた。金沢の茶屋街、浅野川べりの様子と話をうまく結びつけた作品だった。

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    2025年12月12日
  • 看守の流儀

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    金沢刑務所を舞台に起こる事件と受刑者と関わる様々な部署の職員の思いや立場の違いによる葛藤を描く。決して表には出ないが、それぞれの事件解決につながる大きな役割を果たす謎の刑務官火村。
    現代でなくては成立しないであろう結末に見えていた景色が変わる思い。

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    2025年12月12日
  • 金沢浅野川雨情

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    金沢を舞台としたミステリーと知って、県民なら読まなきゃ!と。

    読み始めて最初の方は、これ、ミステリーじゃなかったの?!ってぐらいにミステリーぽくなくて、外れたかも。と思っていた。
    金沢の伝統を今に引き継いでいるお店の後継者の問題やそれを取り巻く親子のすれ違いとかが続いて、肝心の殺された芸妓、なつ江のエピソードがおまけ程度にしか出てこなかったから。

    それでも読み進めていくと途中から、あれ、これ前の章で出てきたエピソード、ここと繋がってた!これはその前の。。。と物語の全貌が見え始め、それと同時進行でなつ江の事件も絡んできた辺りからは一気にその世界にのめり込んだ。
    ラストにもう一やま盛り込んだり

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    2025年09月28日
  • 看守の流儀

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    刑務所内でのエピソードが5章に渡って綴られている
    刑務所が組織であり、様々な役割分担の上成り立っているのがよく分かる
    中には折り合いの悪い部署同士もあるみたい…

    一般に知り得ることのできない、刑務官の生活や受刑者との駆け引き、心の揺らぎ、噛み合わない思い、部署同士のやり取りなどが取っ付きやすいストーリーにまとめられていて楽しめる

    ただ、ラストにこんな仕掛けがあったとは…
    想像もつかなかった
    続編があってもよさそうなラストだった

    取っ付きにくそうな装丁とタイトルに反し、意外とハートウォーミングな1冊

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    2025年09月15日
  • 看守の流儀

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    5話からなる作品で 私は4話の「ガラ受け」が良かった。 
    イニシャルで書かれているHTさんがわかって良かった。これからの活躍に期待。

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    2025年09月15日
  • 看守の流儀

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    ネタバレ

    面白かった!もうちょい、章ごとの繋がりがつよいとよかったなー。めっちゃ続き気になる!って感じでもなく時間がかかった。
    というか、火石の傷の理由とか、過去とか、伏線回収されてた??なんか投げっぱなしじゃなかった?
    女だったとかニューハーフだったとか、理由は分かったけど、なんかだから?っていう感じもあり、なんとなくモヤモヤが残った。これもしやシリーズもの…?

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    2025年07月31日
  • 看守の流儀

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    竹内涼真主演映画の原作!やはり原作のほうが内容の理解ができたー。原作がある場合は原作読んでから映画みるとがっかりするので映画からみるよーにしてます。服役囚の公正に力を入れる刑務官の話。勤務外の逃亡の捜索だったり、再犯しない為の見張りだったり、熱い思いがないとできないお仕事。刑務所内での受刑者の介護の刑務があることも初きき〜。

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    2025年07月19日
  • 看守の流儀

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    想像していたミステリとは少し違っていたが
    事件を解決する様が面白く、これがどう繋がっていくのだろうと期待しながら進めていた。思い込みで読んでしまっていたのでやられた。結末の作り込み、なるほどなぁ。考えさせられる。

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    2025年07月02日
  • 看守の流儀

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    驚いた!完全に騙された!でも伏線はすべて回収されず、モヤモヤが残る読後感。
    騙された快感はあるけれど、明らかに続編ありきの構成で、まだ語られていない謎が多い。

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    2025年05月21日
  • 狙撃手の祈り

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    カルト宗教、地下鉄サリン、警察庁長官狙撃事件
    それを題材に凝った設定ではあった。
    たまたまこの時期に読んだのは偶然ですが…

    ネタバレになるから詳しくは書けませんが…
    この凝った設定での事件を最後まで成し遂げるのは少々現実味に欠ける。
    まぁ小説だから良いかとも思うのだけど…
    少ない手がかりを頼りに犯人の足跡を辿るって話は大好きなんだけどなぁ(๑•́ ₃ •̀๑)


    昨日テレビで地下鉄サリンの特別番組を観ました。
    麻原彰晃逮捕の日は子供の遠足!
    バスの中からテレビ中継を観たのを生々しく思い出しましたよ。



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    2025年03月22日
  • 狙撃手の祈り

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    警察庁長官狙撃事件を追う刑事と楽器店主の話。この楽器店主の周りで事件の関わりが見えてから、どう狙撃事件に繋がっていくのか先が読めない。各々の家族が事件にどう関わってくるのか、何のために狙撃が行われたのか、明かされる真実に遣る瀬無さを感じる。

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    2025年01月21日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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    二礼茜という印象的なキャラクターと先が気になってしまう展開に目が離せなかった。投資の世界の一面を見せてもらった。お金がないと何も出来ない。それを二礼茜はお金を求める人の信念を確かめることを報酬にお金を作っていく。こんな頼もしい救世主がいたら心強いと思った。

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    2024年10月09日
  • 看守の信念

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    想像していたより、ミステリー色が強くもう少し感動する話しなのかと勝手に思っていた。
    第四話の「がて」は、感動した。最後のDJのシーンは、ジーンと来た。
    最後の第五話は、ちょっとエグい最後だった。なんか後味が悪いというか、衝撃的だった。

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    2024年09月24日