城山真一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かったです!
今年から株式投資を初めて、株について色々勉強している自分にとってタイムリーな時期なので興味を持って読めたってのはありますが、それだけでなく主人公のニ礼茜がとても魅力的な人物として描かれてたからです。天才デイ・トレーダーとしての圧倒的な才能と、けして他の人に迎合せず、自分の感性と強い信念の元に力強く生きている姿に惹き込まれました。
どこにでもいる一般人の良太という人物がひょんなことから助手となり、茜に振り回される様が彼女を孤高の天才といういイメージだけでなく、親しみを持てるキャラクターにしています。彼の存在がより一層彼女の魅力をひいては作品を引き立てていました。
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Posted by ブクログ
一見ミステリには見えないが、年末の年間ベスト関係でも評判が良かったので。
読み始めてすぐに面白くなってきたので、著者の経歴を見たら「看守の流儀」の方じゃないか。あれも面白かったもんなぁと納得。
少し長めなのが難点だが、連作短編のような形式で登場人物がガラッと変わるため、飽きることはない。
各章ごとの物事の反転のさせ方は、まさに看守〜を思い出させる。
ラストに大きくものの見え方の角度を変えてくれる。事件だけが解決しても、本当の終わりではない。後半に新聞記者の加瀬を主要人物として加えることで、メインの小豆沢の刑事としての仕事が終わっても、最後まで知ろうとすることの意味が出てきて、うまいなぁと。 -
Posted by ブクログ
金沢を舞台としたミステリーと知って、県民なら読まなきゃ!と。
読み始めて最初の方は、これ、ミステリーじゃなかったの?!ってぐらいにミステリーぽくなくて、外れたかも。と思っていた。
金沢の伝統を今に引き継いでいるお店の後継者の問題やそれを取り巻く親子のすれ違いとかが続いて、肝心の殺された芸妓、なつ江のエピソードがおまけ程度にしか出てこなかったから。
それでも読み進めていくと途中から、あれ、これ前の章で出てきたエピソード、ここと繋がってた!これはその前の。。。と物語の全貌が見え始め、それと同時進行でなつ江の事件も絡んできた辺りからは一気にその世界にのめり込んだ。
ラストにもう一やま盛り込んだり