城山真一のレビュー一覧

  • 看守の信念
    前作の「看守の流儀」の続編で刑務官の火石の過去が明らかになり素晴らしい作品でした。最終章は涙が止まりません。また続編を期待します。
  • 看守の信念
    火石さんの過去が明らかに…

    相変わらずやられました。

    確かに過去が明らかになりましたが
    思ってたのとは違う角度

    ちゃんと一作目から読んで欲しい。
  • 看守の流儀
    フォロワーさんが「看守の信念」を押しており、
    調べたらシリーズ2作目だったので、
    まずは1作目の本書を購入

    いゃ〜面白かった。

    加賀刑務所を舞台にした短編集ですが、
    数話読んで「教⚪︎の風⚪︎教官みたい」と
    感じてましたが、
    最後まで読み終わると
    まったく違った感想に。

    上手く隠してますねー
    ...続きを読む
  • 看守の信念
    短編とその裏に流れる一つの話。そのどちらもが素晴らしく、今回は特に抒情的で泣いてしまうような話もいくつかある。前作での驚きの仕掛けが今回は使えない分、感動の方向にシフトなのかなと思いきや何これ!!久しぶりに時が止まったわ。そして繋がってくるいろいろ。刑務官の話は変わらないから重いテーマではあるけど、...続きを読む
  • 看守の流儀
    これはおもしろいわ。刑務所での出来事や人間模様を描いた5話の短編集。読んでいくうちに刑務所の人間関係や利害関係や登場人物たちの過去が明らかになっていく。
    どの話も読みやすくて、実際に有り得そうなリアリティがあって、どんどん読んでしまう。
    人間模様あり、謎解きあり、サスペンスありの充実の内容。さらにラ...続きを読む
  • 看守の流儀
    評価レビューより読みたいと思って手に取りました!面白かったです!
    予想できない一話一話どれも良かった。刑務官と受刑者との関わりや刑務官同士の探り合い、上下関係、出所後などなど
    第四話 「ガラ受け」は久しぶり涙が滲む作品でした。
  • 相続レストラン
    元税理士のウェイターが相続の問題を解決する。最後の展開には驚いた。
    それぞれに事情があって、でも生活しているという感じ。人物の描写が良いし、ストーリーも面白い。あっという間に読んでしまった。
  • 看守の流儀
    石川県の刑務所を舞台にした連作ミステリー。
    ヨンピン/Gとれ/レッドゾーン/ガラ受け/お礼参り

    横山先生のおっしゃる通り、私にもドストライクでした。
    刑務官と受刑者という知られざる世界にドキドキでしたが、人間ドラマが丁寧に描かれていて読みやすかったし、グッとくるところもあって本当に読み応えがありま...続きを読む
  • 看守の流儀

    おもしろい!

    思っていた以上におもしろい❗人間の深さ、強さ・弱さがにじみ出て。また、ストーリー展開も興味深くて、一気に読んでしまった。オススメです。
  • 看守の流儀
    ブク友さんが高評価付けてるので読んでみた。

    5篇から成るが、全体を通して完結する話となっている。
    それぞれの物語はそれなりに面白くまとめているが、あまり緊迫感もなく、こんなものかなと感じていたが、最終章でびっくり!
    なるほどね。ずっと感じていた違和感はこういうことだったのね。うまいなーと思う。
    ...続きを読む
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス
     資金難に苦しむ人からの依頼を受け、株取引を行い利益をもたらす投資の女神。ただし報酬は依頼人の最も大切なもの。
     そんな「黒女神」の異名で呼ばれる二礼茜の活躍を描く経済サスペンス。シリーズ1作目。
     第14回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
                ◇
    その日、二礼茜...続きを読む
  • 看守の流儀
    いやー面白い。評判通りでとても楽しめました。
    舞台はタイトルから分かる通り刑務所。全5話短編集の構成。刑務所で起きる様々な事件と謎。事件解決に至るまでの看守と囚人の絡み合う人間模様、感情、または状態が上手く描かれており、文章もわかりやすくて読みやすかったです。刑務所の事は知らないことも多いので、この...続きを読む
  • 狙撃手の祈り
    こういう丁寧に人生が描かれている作品にはステレオタイプの公安と一課の対立を持ち込む必要はなかったんではないかな。いくつもの流れがある中で最後はやっぱり家族の物語になった。思いの伝わる作品でした。
  • 狙撃手の祈り
    プロローグでの警察庁長官狙撃事件は実際にあった國松警察庁長官狙撃事件を思い出しました。場所も日にちも同じ設定でおまけに未解決であることも。そしてオウム真理教の地下鉄サリン事件を思わせる宗教団体の存在。

    最初は十条銀座商店街の楽器店の店主青井圭一とこの事件がどう繋がるのだろう?と思って読み始めたけれ...続きを読む
  • ダブルバインド
    主人公は優秀なのに、公私でなかなかうまくいかない……。
    そんな主人公だからこそ何度も迫られる選択肢への葛藤とストーリー展開によって、かなりサクッと読めました。

    本当の最後のオチがまさにこの作品らしいなと思います。
  • ダブルバインド
    看守シリーズがとっても面白かったのでこちらも読んでみました。

    金沢東部警察署を舞台にした事件物ですが、駐在所の警察官が殺された事件で前回自分が取り逃がした強盗犯が犯人だと逮捕するものの、真犯人は他にいるのでは?と捜査を続ける刑事課長の比留公介。
    一方、早く自白させて早期解決としたい捜査一課長の冨島...続きを読む
  • 看守の流儀
    この本の続編である『看守の信念』から読んだため、どのようなストーリー展開なのかは事前にわかっていた。刑務所内での受刑者同士、あるいは刑務官など人間模様をうまく描いており、続編を読んでいたことで、登場人物の背景を知りながら読み進められたのもよかった。刑務官の仕事とは、深い。読み応えあった。
  • 看守の信念
    金沢の刑務所を舞台に、様々な人間模様が描かれていくストーリー。刑務官と受刑者とのやり取りや、距離感を保ちつつも温かみある振る舞いにどんな状況においても人間には心が必要なのだと思った。特に第四話の『がて』が心に残った。
  • 看守の流儀
    刑務所を舞台にした連作短編集。刑務所内で起こったトラブルを刑務官が解明していくのだが、どの話もスッキリと纏っており読みやすい。
    最後には、おっ?と思わせるような叙述的な仕掛けも用意されていて楽しめた。
  • 看守の流儀
    活字だからこその最後の種明かしが膝を打つ。
    繋がり合う短編が大きなひとつの物語になってる。
    刑務所という閉ざされた中での登場人物の心の揺らぎが
    とてもリアルに表現されている。