城山真一のレビュー一覧

  • 看守の信念

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    それぞれの短編も面白いけど、最後のトリックよ。
    これ、ネタ明かし前に気づける人とかいるんかな?
    読み終えた後には、やられたという強烈な感覚を残してくれる。

    前作のどんでん返しも鮮やかだったけど、今回は鮮やかさに加えて最高の一撃が加わってくる。

    この本に出会えてよかった。

    この本だけ読んで終えば、?が浮かぶシーンや衝撃は味わえないので、必ず1作目から読んだ方がいい。

    看守の流儀で「何やこれ。おもろすぎるぞ」という気持ちにさせてもらい、次巻の看守の信念読むと「おい、まじか」になる。

    騙されて気持ち良いの読書体験をしたいなら、ぜひ読むべき一冊。

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    2023年11月05日
  • 看守の信念

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    前作の「看守の流儀」の続編で刑務官の火石の過去が明らかになり素晴らしい作品でした。最終章は涙が止まりません。また続編を期待します。

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    2023年11月05日
  • 看守の信念

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    火石さんの過去が明らかに…

    相変わらずやられました。

    確かに過去が明らかになりましたが
    思ってたのとは違う角度

    ちゃんと一作目から読んで欲しい。

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    2023年11月01日
  • 看守の流儀

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    フォロワーさんが「看守の信念」を押しており、
    調べたらシリーズ2作目だったので、
    まずは1作目の本書を購入

    いゃ〜面白かった。

    加賀刑務所を舞台にした短編集ですが、
    数話読んで「教⚪︎の風⚪︎教官みたい」と
    感じてましたが、
    最後まで読み終わると
    まったく違った感想に。

    上手く隠してますねー

    お勧めします

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    2023年10月29日
  • 看守の信念

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    短編とその裏に流れる一つの話。そのどちらもが素晴らしく、今回は特に抒情的で泣いてしまうような話もいくつかある。前作での驚きの仕掛けが今回は使えない分、感動の方向にシフトなのかなと思いきや何これ!!久しぶりに時が止まったわ。そして繋がってくるいろいろ。刑務官の話は変わらないから重いテーマではあるけど、それを気にさせない読み易さ、そしてサプライズ、個人的な好みとして完璧だった。

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    2023年10月27日
  • 相続レストラン

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    元税理士のウェイターが相続の問題を解決する。最後の展開には驚いた。
    それぞれに事情があって、でも生活しているという感じ。人物の描写が良いし、ストーリーも面白い。あっという間に読んでしまった。

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    2023年08月20日
  • 看守の流儀

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    石川県の刑務所を舞台にした連作ミステリー。
    ヨンピン/Gとれ/レッドゾーン/ガラ受け/お礼参り

    横山先生のおっしゃる通り、私にもドストライクでした。
    刑務官と受刑者という知られざる世界にドキドキでしたが、人間ドラマが丁寧に描かれていて読みやすかったし、グッとくるところもあって本当に読み応えがありました。

    各話で語り部が変わり、有名人の受刑者の手記を挟んだり、謎多き刑務官の活躍があったり。とにかく構成がお見事でした!
    最終章で明かされる真実には衝撃を受けました。
    続編も楽しみです。

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    2023年08月12日
  • 看守の流儀

    購入済み

    おもしろい!

    思っていた以上におもしろい❗人間の深さ、強さ・弱さがにじみ出て。また、ストーリー展開も興味深くて、一気に読んでしまった。オススメです。

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    2022年11月14日
  • 看守の流儀

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    こちらで評判が良かったので、気になって読んでみました。刑務所が舞台とはなかなか珍しい〜!5つの事件(短編)でさらっと読めるが、少しずつ重なっている感じが良かった。また、こちらの帯にあるように鮮やかな反転!驚きの結末!であった。

    地元が金沢なので、知っている地名がたくさん出てきて身近に感じられた。そして、作家さんも石川出身とは!こんな面白い作家さんが地元にいたとは嬉しい!

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    2024年06月23日
  • 看守の流儀

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    刑務所を舞台にした5つの事件の連作
    刑務官と受刑者の目線での人間模様や心情がよく描かれていて、引き込まれた。
    最後は、なるほどーと唸るような展開で、思わず読み返してしまった。
    続編もあるみたいなので読んでみたい。

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    2024年06月22日
  • 狙撃手の祈り

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    実際の事件をモチーフにした重厚な警察小説。しかもミュージシャンが一方の主人公なので、親近感が湧きます。ちょうど90年代が最初の事件当時なのでオアシスが出て来てぐっときます。
    オウム事件、警察庁長官射殺事件。もう30年経つんですね・・・。

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    2024年06月14日
  • 看守の流儀

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    珍しい?刑務所を舞台にしたミステリー。個人的にはヒューマンな心温まる小説だった。元受刑者の有名歌手と有能な刑務官を軸に、章ごとに別の刑務官と受刑者にまつわるエピソードが続き、最後に話が集約していく。予想外の結末。構成もしっかりしており、秀逸。

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    2024年06月11日
  • 看守の流儀

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    ブク友さんが高評価付けてるので読んでみた。

    5篇から成るが、全体を通して完結する話となっている。
    それぞれの物語はそれなりに面白くまとめているが、あまり緊迫感もなく、こんなものかなと感じていたが、最終章でびっくり!
    なるほどね。ずっと感じていた違和感はこういうことだったのね。うまいなーと思う。
    最後まで読んでよかった!お薦めです。
    全編通じて登場する火石の顔の傷に隠された謎?は明らかにされずじまいだったが、次回作が楽しみである。

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    2024年06月09日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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     資金難に苦しむ人からの依頼を受け、株取引を行い利益をもたらす投資の女神。ただし報酬は依頼人の最も大切なもの。
     そんな「黒女神」の異名で呼ばれる二礼茜の活躍を描く経済サスペンス。シリーズ1作目。
     第14回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
                ◇
     その日、二礼茜と百瀬良太は金沢市中心地の百万石通にあるカフェのテーブルで向かい合っていた。

     良太は「金融商品取引法」を盾に取り、他人に代わって株取引ができるのは役所に登録した業者だけですよと、真面目な口調で釘を差している。けれど茜はどこ吹く風だ。
     登録業者なら確実に利益を上げてくれるのか。業者が損失を出したら役

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    2024年06月06日
  • 看守の流儀

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    いやー面白い。評判通りでとても楽しめました。
    舞台はタイトルから分かる通り刑務所。全5話短編集の構成。刑務所で起きる様々な事件と謎。事件解決に至るまでの看守と囚人の絡み合う人間模様、感情、または状態が上手く描かれており、文章もわかりやすくて読みやすかったです。刑務所の事は知らないことも多いので、この特殊な状況下であるという点が一般的なミステリー小説とはまた異なり、とても新鮮さを感じました。そして5話一貫して登場する「火石司」という刑務官!なるほどー!!そういうことでしたかー!
    続編「看守の信念」も読んでみます。

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    2024年05月31日
  • 狙撃手の祈り

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    こういう丁寧に人生が描かれている作品にはステレオタイプの公安と一課の対立を持ち込む必要はなかったんではないかな。いくつもの流れがある中で最後はやっぱり家族の物語になった。思いの伝わる作品でした。

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    2024年05月15日
  • 狙撃手の祈り

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    プロローグでの警察庁長官狙撃事件は実際にあった國松警察庁長官狙撃事件を思い出しました。場所も日にちも同じ設定でおまけに未解決であることも。そしてオウム真理教の地下鉄サリン事件を思わせる宗教団体の存在。

    最初は十条銀座商店街の楽器店の店主青井圭一とこの事件がどう繋がるのだろう?と思って読み始めたけれど、妻であり、記者でもある沙月の亡くなる前の行動を辿って行くうちに思ってもいない真相に辿り着きました。

    全ては家族の為に…。この小説の中の隠されたテーマのような気がしました。

    タイトルにもなっていますが、狙撃手の祈りが通じたのは良かった。しかし、実際の事件の裏にはどんな真実が隠れているのでしょう

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    2024年04月14日
  • ダブルバインド

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    主人公は優秀なのに、公私でなかなかうまくいかない……。
    そんな主人公だからこそ何度も迫られる選択肢への葛藤とストーリー展開によって、かなりサクッと読めました。

    本当の最後のオチがまさにこの作品らしいなと思います。

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    2024年04月14日
  • ダブルバインド

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    看守シリーズがとっても面白かったのでこちらも読んでみました。

    金沢東部警察署を舞台にした事件物ですが、駐在所の警察官が殺された事件で前回自分が取り逃がした強盗犯が犯人だと逮捕するものの、真犯人は他にいるのでは?と捜査を続ける刑事課長の比留公介。
    一方、早く自白させて早期解決としたい捜査一課長の冨島。冤罪てこうやって作られてしまうのか…と思いました。

    更に警察官の犯罪は無かったことにしようとする隠蔽体質にはうんざり。比留刑事の娘の事が最後まで絡んで来たのは意外でしたが、期待していたような終わり方ではなかったです。

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    2024年04月10日
  • 看守の流儀

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    この本の続編である『看守の信念』から読んだため、どのようなストーリー展開なのかは事前にわかっていた。刑務所内での受刑者同士、あるいは刑務官など人間模様をうまく描いており、続編を読んでいたことで、登場人物の背景を知りながら読み進められたのもよかった。刑務官の仕事とは、深い。読み応えあった。

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    2024年04月10日