城山真一のレビュー一覧

  • 看守の信念

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    うーん、お見事。また、ラストで…! 先入観ってすごいね。
    前作に続き、連作短編。途中から芦立さんもいて、女性目線だと共感できるなーなんて思っていたのに。
    1話づつのお話も前作よりも良かった。やはり前作に続きラストが衝撃的でした。
    これから読む方は絶対に流儀を先に読んでくださいね。

    しゃくぜん 甘シャリ 赤犬 がて チンコロ

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    2025年05月18日
  • 狙撃手の祈り

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    タイトルに『狙撃手』とあったので、てっきりいわゆるスナイパー(軍とか警察とかの)の話かと思っていたのですが、意外とそうではありませんでした。
    話の内容からするとむしろ『狙撃者』としたほうがしっくり来ると思います。
    ストーリー的にはサスペンスというよりもむしろそれぞれの思いが交錯する家族の話、と言った感が強かったですね。

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    2025年05月15日
  • 看守の信念

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    うわっ、またもや騙された!
    ラストに驚きの展開と伏線回収。前作を読んで、その世界観を理解したうえで、、なのに、想像を超えてきた。
    やられた感ハンパない。でもイヤじゃないし、なんなら嬉しいw

    前作同様、刑務所を舞台にした5話の連作短編集。
    各話それぞれの刑務官の奮闘劇は、今回も手に汗握る話があったり、胸が熱くなる話があったりで、いろんな話が楽しめる。

    それにしても、出所者の就職活動はとても大変。受け入れる側も、そりゃ身構えるよな。いくら確かな技術を持った人だとしても、組織の中で綻びができるようであれば二の足を踏んじゃう気持ちは凄く分かる。
    その一方で、きちんと再就職し、仕事に勤しめば再犯のリ

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    2025年02月15日
  • 看守の信念

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    「看守の流儀」続編
    刑務所で巻き起こるさまざまな問題を刑務官火石の鋭い考察と機転で解決してゆく謎解きミステリー。
    連続した短編小説で、刑務所内の知らない場所を垣間見る面白さと謎解きの面白さですいすい読めます。

    一度でも犯罪を犯してしまった者の生き辛さ。
    本人がどんなに反省していても、厚生の道を歩む努力をしていても、やはり過去に犯罪を犯した者に対する世間の目は厳しい。
    どんな綺麗事を言ったって、じゃあ、窃盗の前科者に店のレジを任せられるのか…否。暴力事件の前科者に我が子を預けられるのか…否。
    出来心もあるかも知れない。心の病もあったかも知れない。ちょっとした勘違いや偶然の重なりだったかも知れな

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    2025年01月12日
  • 看守の信念

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    『 看守の流儀 』の続編となる『 看守の信念 』。
    今回も加賀刑務所の若きキャリア警備指導官・火石司の「火石マジック」が存分に発揮していた。
    一見クールな印象によって周りの刑務官に緊張を与える火石だが、実は思いやりに長け、さまざまな刑務所内でのトラブルに対し、解決の糸口を担当官に与えて問題解決を図るのだ。
    その思いやりは刑務官だけに対するものではなく、服役囚たちの更生のためにも目を向けている。
    いわゆる魅力溢れるキャリア警備指導官・火石司の物語なのだ。

    ⚫︎第一話=しゃくぜん
    釈放前の教育のことを刑務所では「しゃくぜん」と呼ぶ。
    ⚫︎第二話=甘シャリ
    刑務所内で特食と呼ばれる菓子やジュース類

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    2025年01月09日
  • 狙撃手の祈り

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    ネタバレ

    実際に過去にあった國松長官襲撃事件をモチーフにした本作。
    途中まではすごくリアリティがあり、ちょっとグリコ森永事件を題材とし「罪の声」と被る気がするけど、これはこれでとても面白かった。
    どんどん物語に引き込まれてしまった。
    だけど、後半、圭一の父親が実はってなってからちょっと現実味がなくなってきた気がする。
    昔、自衛官だったことごあるというだけでそんなことできる?
    偽造パスポートとか簡単に入手できる?と思ってしまい、うーんいい本なんだけどなという感じになってしまった。
    妻の死の真相も良かったけど、なんか綺麗に収まりすぎな気もする。

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    2024年12月03日
  • 看守の信念

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    プロローグが後半で読むときは違う印象。
    キレ者の火石さん…。
    短編集でとても読みやすくあっという間に読み終わった。
    流儀を読みたい。

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    2024年10月13日
  • 狙撃手の祈り

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    一言で言うならば、家族愛である。犯罪はいかなる理由であれ許されるものではないが、犯罪に至るまでの葛藤や思いを知ると杓子定規にダメなものはダメだろうと思えない犯罪もあると感じてしまう。親が子を思う気持ちから犯してしまう罪が、その最たるものであろう。とにかく切ない思いになった。

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    2024年09月29日
  • 看守の信念

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    シリーズ2作目。
    面白かったし、最後はしてやられるしでラストに近づくにつれ読む速度が上がっていきました。

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    2024年07月29日
  • 看守の信念

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    シリーズ2作目であることを知らずに、今作から初読みでした
    きっと1作目の「看守の流儀」から読んだら、もっと良かったのか??と悔しいですが、それを踏まえても素晴らしい作品でした

    刑務所の看守・火石が主人公なのですが、火石の人となりは前作を読んでいた方がしっくりきたのでしょうか
    看守と受刑者の関係性だけに微妙な距離感
    だからこそ、他の作品にはない感情の揺らぎがあったと思います
    ミステリーの要素もありますが、泣きました

    一作目の「流儀」も絶対に読みます!

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    2024年07月05日
  • 看守の信念

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    前作に引き続き素晴らしかったです。
    まだ、2冊とも未読な方は、刊行順通り流儀のあとに信念を読むのがやはり良いかなと思います。
    前作同様、刑務所内、看守達、刑期を終えた囚人達など、ならではの特殊性の中で展開される話しがとても興味深く、楽しんで読ませていただきました。感動もあり。
    とにかく、前作でもラストひっくり返りましたが、本作もラスト「チンコロ」で私は椅子から転げ落ちるかの衝撃が…え、え?どういうこと?となりました。作者の思う壺のリアクションをしたと思います。淡々と短編の話が展開されていく作品なのですが、ラストで衝撃的なひっくり返され感があるのが癖になります。
    続編もし刊行されるならまた読みた

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    2024年07月01日
  • 狙撃手の祈り

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    実際の事件をモチーフにした重厚な警察小説。しかもミュージシャンが一方の主人公なので、親近感が湧きます。ちょうど90年代が最初の事件当時なのでオアシスが出て来てぐっときます。
    オウム事件、警察庁長官射殺事件。もう30年経つんですね・・・。

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    2024年06月14日
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス

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     資金難に苦しむ人からの依頼を受け、株取引を行い利益をもたらす投資の女神。ただし報酬は依頼人の最も大切なもの。
     そんな「黒女神」の異名で呼ばれる二礼茜の活躍を描く経済サスペンス。シリーズ1作目。
     第14回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
              ◇
     その日、二礼茜と百瀬良太は金沢市中心地の百万石通にあるカフェのテーブルで向かい合っていた。

     良太は「金融商品取引法」を盾に取り、他人に代わって株取引ができるのは役所に登録した業者だけですよと、真面目な口調で釘を差している。けれど茜はどこ吹く風だ。
     登録業者なら確実に利益を上げてくれるのか。業者が損失を出したら役所は

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    2024年06月06日
  • 狙撃手の祈り

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    こういう丁寧に人生が描かれている作品にはステレオタイプの公安と一課の対立を持ち込む必要はなかったんではないかな。いくつもの流れがある中で最後はやっぱり家族の物語になった。思いの伝わる作品でした。

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    2024年05月15日
  • ダブルバインド

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    主人公は優秀なのに、公私でなかなかうまくいかない……。
    そんな主人公だからこそ何度も迫られる選択肢への葛藤とストーリー展開によって、かなりサクッと読めました。

    本当の最後のオチがまさにこの作品らしいなと思います。

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    2024年04月14日
  • 狙撃手の祈り

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    プロローグでの警察庁長官狙撃事件は実際にあった國松警察庁長官狙撃事件を思い出しました。場所も日にちも同じ設定でおまけに未解決であることも。そしてオウム真理教の地下鉄サリン事件を思わせる宗教団体の存在。

    最初は十条銀座商店街の楽器店の店主青井圭一とこの事件がどう繋がるのだろう?と思って読み始めたけれど、妻であり、記者でもある沙月の亡くなる前の行動を辿って行くうちに思ってもいない真相に辿り着きました。

    全ては家族の為に…。この小説の中の隠されたテーマのような気がしました。

    タイトルにもなっていますが、狙撃手の祈りが通じたのは良かった。しかし、実際の事件の裏にはどんな真実が隠れているのでしょう

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    2024年04月14日
  • ダブルバインド

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    看守シリーズがとっても面白かったのでこちらも読んでみました。

    金沢東部警察署を舞台にした事件物ですが、駐在所の警察官が殺された事件で前回自分が取り逃がした強盗犯が犯人だと逮捕するものの、真犯人は他にいるのでは?と捜査を続ける刑事課長の比留公介。
    一方、早く自白させて早期解決としたい捜査一課長の冨島。冤罪てこうやって作られてしまうのか…と思いました。

    更に警察官の犯罪は無かったことにしようとする隠蔽体質にはうんざり。比留刑事の娘の事が最後まで絡んで来たのは意外でしたが、期待していたような終わり方ではなかったです。

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    2024年04月10日
  • 狙撃手の祈り

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    謎が謎を呼び、ドンドン引き込まれる。二重、三重のどんでん返しにふー。ごく普通の人が、とんでもない犯罪に手を染めざるを得ないところまで追い込まれる社会の理不尽さにやりきれない思いが残る。

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    2024年01月20日
  • 狙撃手の祈り

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    ネタバレ

    なんか色々なところにどうしようもない病気が散りばめられていて、動機が悲しい

    でも奥さんのことは逆にそれが救いになった、気がする

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    2023年12月20日
  • 狙撃手の祈り

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    オウムや国松長官狙撃事件にインスパイアされた小説だが、警察小説として読んだり、プロット重視で読むと後悔すると思うなあ。これは純粋に家族の物語だと思って読むとなかなか面白かった。鍵がオアシスの「Live Forever」なのも良い。ただ主人公(と思われる)青井圭一の魅力のなさが痛い。妻の沙月の方が十分魅力的に思える。こちらを主人公で書いたらミステリー感も増して、もっと面白かったかも。

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    2023年11月28日