城山真一のレビュー一覧

  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス
    珍しい投資話が中心のミステリー、中盤までの短編的な部分はテンポも良くて面白い。メイン部は話自体は分厚いが、オチが弱い気がした。二礼茜はもっと謎だらけでも良かった気もするが、次作が楽しみ。
  • 仕掛ける
    投資ミステリーの2作目、前作は良かったが、更に面白い。ミニエピソードを踏まえて本エピソードに入る構成だが、話は厚くわかり難いこともない。どこまで現実味があるのか判断出来ないが、株の基礎知識がなくても話は何となくわかるし問題ない。
  • 相続レストラン
    弟が亡くなるまで相続のことなんてまるで知りませんでした。両親健在だから私は法定相続人ではないけれど、それでもこの2カ月でどれだけ詳しくなったことか。

    お料理絶品のうえに相続に関する相談までできるレストランが本当にあれば、流行るかもしれません。ひとつずつ相談事を片付ける短編集かと思いきや長編でした。...続きを読む
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス
    面白かったです!
    今年から株式投資を初めて、株について色々勉強している自分にとってタイムリーな時期なので興味を持って読めたってのはありますが、それだけでなく主人公のニ礼茜がとても魅力的な人物として描かれてたからです。天才デイ・トレーダーとしての圧倒的な才能と、けして他の人に迎合せず、自分の感性と強い...続きを読む
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス
    「このミスが」受賞作。
    主人公は魅力的だけど相棒がボンクラ過ぎて最初は中々読み進むのが辛かった。
    登場人物もクズ過ぎてイライラしたが無事、大団円を迎える。
    良い感じ!
  • 仕掛ける
    二礼茜シリーズの第二弾
    前作よりも楽しめた気がします
    ところどころで実際の企業をモデルとしていたり
    して楽しめます
    それにしても株取引ってアルゴリズム取引で自動で
    行われているらしく
    そんなの個人が勝てるわけがないなぁとも
    このシリーズまだまだ続くのかな?
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス
    二礼茜がずばぬけているのでちょっと
    ちょっとその世界に入りにくいけれど
    すごい人もいると思えばまぁ楽しめる物語
    依頼人の資産を株取引で希望額に増やしてくれる
    うらやましいかぎりです
    物語の最初の仕事で助手になった百瀬良太が
    主な語りで最後の仕事までに2,3の仕事が
    描かれていました
  • 仕掛ける
    二礼茜シリーズの第2弾。
    株取引をしたことがないのでどれほど人間離れしたディールをしているか実感が無いけれど、それでも取引シーンは充分に手に汗握る緊張感を楽しむことができました。
    茜や救済を受ける会社の経営者たちの仕事に賭ける真摯な姿勢が素晴らしい。
  • 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス
    久しぶりに新しい作家さん。
    「このミス」大賞というのもあったけど、あっという間に読んでしまえるほどはまってしまった。。
    ブラックヴィーナスこと仁礼茜と百瀬の関係と展開、これは第2弾を即希望。
    確かにブラックジャックだなぁ。
  • 看守の信念
    登場人物が多く途中で復習しながら読み進めた。
    結末に近づくにつれ、このまま穏やかに終えるのかと思いきや最後に新たな事件が起きてしまう。
    人間は育った環境で人格形成されると言うが、過ちを犯した人間が更生できる場所には、心のある人が1人でもいてほしい。
  • ダブルバインド
    不運な刑事という二つ名に嘘偽りなし

    ありとあらゆる不運が重なり最終的に運命のいたずらと言うべきかそういうことになってしまうのかという印象の作品

    全く別軸の出来事がある事実から交わる様は違和感の払拭を彷彿とさせた

    個人的には同作者の看守シリーズの方が好き
  • ダブルバインド
    ちょこちょこ迂闊過ぎるやろ、と思う箇所はありつつも、すんごい面白……、かったんだけど、なんか着地がしっくり来なかった。警察と家庭、まあまあよく見る描写の中にいろんな要素を絡み合わせ、複雑になっていく展開に期待が高まっていた。どこかで収束に向かうように思えても、まだ出て来る新しい展開、が、失速してしま...続きを読む
  • 狙撃手の祈り
    1995年に起きた警察庁長官狙撃事件を題材にした物語。楽器店主が雑誌記者の妻の失踪を機に事件の真相を追っていく。

    「看守の流儀」と「看守の信念」がお見事だった城山真一先生の新作長編で、ワクワクしながら読みました。
    読みやすさ、テンポの良さ、よく練られた展開。さすがだなと思いました。
    でも色々な部分...続きを読む
  • 狙撃手の祈り
    現代のお話だけど、またスナイパー?
    って思いながら読み始めましたが…
    (同志少女を読んで間もなかったので(^-^;)
    意外にも家族の物語という感じでした。

    公安だけど、良い人だったり。
    過去の現実の事件を取り入れているので
    振り返って思い出したり。

    大切なものを守るため…
    色々切なくもありました...続きを読む
  • 狙撃手の祈り
    2024.3 ストーリー的にはあるあるだけれど、やはり上手ですね。オウムの警察長官銃撃事件って犯人捕まったんでしたっけ?
  • 狙撃手の祈り
    國松長官狙撃事件を題材にしたミステリー。主人公は楽器店主の青井と公安の斎賀。記者の妻の失踪と、父親の執念の書付けが彼らを過去の事件に引き寄せる。一つ一つの文章がとてもステレオタイプ。気に入らないと「あーん?」と圧をかけてくるキャリアの同期の上司の態度とか、作者のオリジナリティが見えずに残念。
  • 看守の信念
    こんなにも一生懸命 受刑者のことを考えてくれる 刑務官 素敵ですね

    ひとつひとつの話に こころがぎゅっとしちゃいました

    本の中に
    「これまでの 自分を変えようと努力を続け、仕事の技術を身につけても、世間は前科者というレッテルを簡単には剥がしてくれない。 それが現実だ。」 
    とありますが なるほど...続きを読む
  • 看守の流儀
    順番逆に読むというミスをしたけれど、問題なく楽しく読めました。
    2巻目から読んだにもかかわらず 1巻目最後を読むまで分からず 思い込みと刷り込み、固定観念ってこんなにも物事を柔軟にとらえられないんだなー。とプチショック。

    話の内容的には2巻目のほうが人間味ある事件が多かったかなーって印象
  • 看守の流儀
    面白かったし、理解もしやすかったけど特段また読みたいとは思わなかった。
    短編ミステリーのようだった。
    最後は少し驚かされたが、それぞれの話にはそれほどつながりを感じなかった。
    刑務所の中という独特の世界の中で、刑務官の仕事の一部を知ることができたという意味では面白かったかも。
  • 狙撃手の祈り
    少し現実離れしたストーリーではあったが、家族の絆、様々な理由を抱えながらも繋がっている。それも家族なんだと言うメッセージがあった。今、家族は疎遠状態になっているケースが多い。家族とは何かを教えてくれる本だと感じた。

    ※28年前の事件をなぜ使ったのか知りたくもなった。