城山真一のレビュー一覧
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ネタバレ相変わらず上手いなあ、でも「赤犬」の話は詰めの持っていき方がしんどいな、なるほど火石の属性に関しては前作未読の人でも楽しめるように敢えて同じようなフォーマットを踏襲しているんだな、だけど前作に比べると完全無欠ぶりが鳴りを潜めてちょっと人間ぽくなってる? などと思いつつ今作も楽しく読み進めていったわけだが、最後で見事に騙された。
まんまと術中にはまった。
前作未読の人でも…じゃない、読んでいたからこその衝撃。
私と同じように順序通り前作を経てからこちらを手に取った人たちの多くは、ふふふ実は火石はね、などと読中ほくそ笑んでいたと想像するが、脳内で再生されていた火石の姿、映像が木っ端微塵に砕け散ったのではないだろうか。
火石のキャラに微妙なぶれを感じていたのもむべなるかな、と納得する。
あまりに哀しい顔の傷にまつわる物語が明かされるなど、プロットの中には見るべき点がいくつもあり、依然傑出した連作集であるのだが、なにぶん最後の仕掛けに対する驚きが大き過ぎて、そこに感服する思いで読後感のほとんどが占められてしまった。 -
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レストランが、弁護士雇って、相続のサービスやる意味、斬新さだと思うが、小説なある、相続争いを落ち着かせる為、レストランばしを提供して、食事を案内する事で、冷静を取り戻し、相続争いの目処を付ける事は、出来そう!
内容が、本題に入ると、中々大物政治家、相続されない土地の地面士による詐欺、複雑な家系、再婚した、隠し子連れ、長男が、政治家の息子だつたと、中々複雑になる話とは思わなかったけど、
ミステリーに仕立てるのは如何かなと思います。
未だ、最後の展開まで読んで無いけど‼️
期待どおりの展開に、冬木の気持ちは浮き立った。近年、デジタル遺品というものが増えている。ネット系の銀行や証券の口座に残された金融資産のことだ。ネット系の金融機関は預金通帳を発行していないだけではなく、残高通知もほとんど送付しないので、遺された家族はその存在に気づきにくい。
法要は、初七日から始まり、七日ごとに、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日、四十九日で終わりを迎える。 しかし、現代では初七日を繰り上げて行い、四十九日のみを行うケースが多い。
父が亡くなった後、血の繋がった長男が現れて、5千万の借金を相続で相殺するのに、自己破産するなら、その前から出来たはず、いや、相続があるから、自己破産〜相続放棄、兄弟から1/3を見受けするってあるか?
金沢・ひがし茶屋街のレストラン〈グリル・ド・テリハ〉。料理が評判のこの店には、人気の理由がもうひとつ。「相続トラブル、解決します」元税理士のウェイター冬木のもとへ、相続に悩む客が訪れる。ある女性の相談は、急死した父の遺産について。家族に内緒で連帯保証人になり、6000万円の負債が残されたのだ。さらに隠し子だという男も現れ――波乱の遺産ドタバタ劇、丸く収める冬木の秘策とは? おいしくて役に立つ、相続ミステリー! -
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星4.5
「水引」「治部煮」「和菓子」「芸妓」など、金沢の伝統が、詰め込まれており、そういうものが好きな私には楽しい本だった。城山真一さんは、金沢在住で、取材については『web本の雑誌 作家の読書道』で読んだ。作中の創作和菓子の写真も載っている(金沢人なら誰でも知っている「吉はし」の和菓子)。
それ故、星0.5アップ。
城山真一さんは初読みなのだが、文章がていねいで読みやすく、私はいつも装飾的というか文学的というか、そういう文章が苦手なので、とても読みやすかった。最初の方は、ちょっと説明過多な気もしたけど。
私が推理小説を読んでいるときにによくある、説明がよくされておらず、「え、これってどう言う意味?」みたいなのが全然なかった。読解力がないので。
特に中盤は、次が気になって、ページを捲る手が止まらなかった。
不思議な力を持つ金沢東部署の女性刑事、小豆沢が出てくる第二弾も考えられているようだ。(ただし、地元の人なら「あずさわ」ではなく、「あずきさわ」と呼んでいる気もするが)。
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うわっ、またもや騙された!
ラストに驚きの展開と伏線回収。前作を読んで、その世界観を理解したうえで、、なのに、想像を超えてきた。
やられた感ハンパない。でもイヤじゃないし、なんなら嬉しいw
前作同様、刑務所を舞台にした5話の連作短編集。
各話それぞれの刑務官の奮闘劇は、今回も手に汗握る話があったり、胸が熱くなる話があったりで、いろんな話が楽しめる。
それにしても、出所者の就職活動はとても大変。受け入れる側も、そりゃ身構えるよな。いくら確かな技術を持った人だとしても、組織の中で綻びができるようであれば二の足を踏んじゃう気持ちは凄く分かる。
その一方で、きちんと再就職し、仕事に勤しめば再犯のリスクは大きく下がるのに、このジレンマ…
この作品は、前作読んでからの方が絶対楽しめる。前作すら伏線。
今回もある意味火石マジックにしてやられた。 -
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「看守の流儀」続編
刑務所で巻き起こるさまざまな問題を刑務官火石の鋭い考察と機転で解決してゆく謎解きミステリー。
連続した短編小説で、刑務所内の知らない場所を垣間見る面白さと謎解きの面白さですいすい読めます。
一度でも犯罪を犯してしまった者の生き辛さ。
本人がどんなに反省していても、厚生の道を歩む努力をしていても、やはり過去に犯罪を犯した者に対する世間の目は厳しい。
どんな綺麗事を言ったって、じゃあ、窃盗の前科者に店のレジを任せられるのか…否。暴力事件の前科者に我が子を預けられるのか…否。
出来心もあるかも知れない。心の病もあったかも知れない。ちょっとした勘違いや偶然の重なりだったかも知れない。
「根は真面目な人なのよ。」「本当は優しい人なのよ。」
そんな人も確かにいる一方で、根っからの悪人もいる。
善人が悪人が…その判断を見極める術はない。
ただ〝前科者〟という刻印だけがそこにある。
やるせない。
追記…みんなの感想を読んでいたら、多分「流儀」の大事なこと忘れてる。再読だな。
犯罪を犯してしまったものたちだけにとどまらず、警務官たちであっても日常には抱えるものがある。そういうところまで描いてくれたことが〝看守の〜〟の面白さだと思う。
〝〜流儀〟に続く第二段でシリーズ化を楽しみにしていたのけど、どうやらこの〝〜信念〟で終わってしまったようでそれが残念。
今年の2冊目 -
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『 看守の流儀 』の続編となる『 看守の信念 』。
今回も加賀刑務所の若きキャリア警備指導官・火石司の「火石マジック」が存分に発揮していた。
一見クールな印象によって周りの刑務官に緊張を与える火石だが、実は思いやりに長け、さまざまな刑務所内でのトラブルに対し、解決の糸口を担当官に与えて問題解決を図るのだ。
その思いやりは刑務官だけに対するものではなく、服役囚たちの更生のためにも目を向けている。
いわゆる魅力溢れるキャリア警備指導官・火石司の物語なのだ。
⚫︎第一話=しゃくぜん
釈放前の教育のことを刑務所では「しゃくぜん」と呼ぶ。
⚫︎第二話=甘シャリ
刑務所内で特食と呼ばれる菓子やジュース類のことを、受刑者たちは「甘シャリ」と言っている。
⚫︎第三話=赤犬
刑務所内では、放火のことを「赤犬」と言い伝えられている。
⚫︎第四話=がて
「がて」とは手紙のことで、刑期の長い受刑者が使う逆さ言葉の一つだ。
⚫︎第五話=チンコロ
「チンコロ」とは受刑者が使う隠語で、密告を意味する。
五話の問題に、常に火石司の「火石マジック」が解決の糸口を見つけ出すのだ。
相変わらずの火石の活躍振りに読者は拍手喝采となる。
がしかし、この火石に第五話で悲劇的とも云える大きな問題が派生した。
自らの問題には、残念ながら「火石マジック」は通用しなかった。
何とか自力で元来の火石に戻って欲しいと切に願いながら読み終えた。
気長に続々編を待って、火石司の再々登場を期待しようか。
頑張れ、火石司ッ! -
Posted by ブクログ
ネタバレ実際に過去にあった國松長官襲撃事件をモチーフにした本作。
途中まではすごくリアリティがあり、ちょっとグリコ森永事件を題材とし「罪の声」と被る気がするけど、これはこれでとても面白かった。
どんどん物語に引き込まれてしまった。
だけど、後半、圭一の父親が実はってなってからちょっと現実味がなくなってきた気がする。
昔、自衛官だったことごあるというだけでそんなことできる?
偽造パスポートとか簡単に入手できる?と思ってしまい、うーんいい本なんだけどなという感じになってしまった。
妻の死の真相も良かったけど、なんか綺麗に収まりすぎな気もする。