城山真一のレビュー一覧

  • 看守の信念

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     『流儀』・『信念』共に感涙の短編が用意されている。シリーズ新作を待ち焦がれて幾星霜(大嘘)。本音を言えば、待たされても良いから水準を落とさずに書き続けて欲しい。あっでも主要キャラがあんな風になっちゃって、もう無理ですか。

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    2025年12月10日
  • 看守の信念

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    看守の流儀の続編。これもそうなの❓という驚きが最後に待っていた。でもこの書き方は騙されるよなぁ。だから、騙されていたとわかって、私はすごく驚いているのに、登場人物は全然驚いていないのが不思議で、理解できなくて、もどかしくて…。
    これは順番を守って読まないといけない本だな。

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    2025年11月15日
  • 金沢浅野川雨情

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    著者渾身の上梓作。「看守の流儀」も霞むほど、間違いなく今までの城山作品で最高傑作。見事で巧みなプロット、ひとつの殺人事件の真相が少しずつ明らかになっていく中での花街周辺のサイドストーリひとつひとつのきめ細かさと奥深さ、そして何といっても元新聞記者から転職した女刑事・小豆沢玲子の人間的優しさ溢れる魅力が全編に通底しており、章を重ねる毎に小豆沢玲子が好きになっている自分がいる。「浅野川雨情」を巡る人間模様の緻密さ、そしてラストで明かされる歌詞にこめられた親子愛には落涙を止められない。著者の集大成ともいえる作品で、魅力が十二分に感じられる大傑作。「ダブルバインド」の比留が登場するのは読者サービスだな

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    2025年08月20日
  • 看守の流儀

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    ネタバレ

    これは確かにドストライク。文句なしで面白いし、叙述トリック読みまくっていても騙された。
    連作短編だけど、大きな流れの中に火石と三上の謎が置かれるのも面白いが、傷のことは据え置きなので次作も期待していいのかな。一編ずつ、メインの謎とサブの謎が用意されていて、重なりながら解れて開陳される様は胸がすく。

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    2025年06月22日
  • 看守の流儀

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    ああ〜おもしろかった!!!ミステリーとは知らず読み始めて、今回はどんな解決をするのか、楽しみながら読み進めた!最後の章では2度も3度もひっくり返されて、お見事!と。続編もすぐ読みたい。

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    2025年06月22日
  • 看守の流儀

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    あー、たくさんの伏線あったのに全てスルーしてたわ。
    思い込みで疑問すらなかった。
    完敗!

    全ていいお話でした。
    知らないこともたくさん勉強になったし
    思ってたより刑務所の中は悪くなかった。
    再犯が多いのもなんとなくわかったような気がした。

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    2025年06月11日
  • 看守の信念

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    看守シリーズの第二段。一作目と同様に短編五篇で構成されていてどの話も想像を超えた結末にワクワクした。
    何よりも一番の衝撃は看守シリーズ全体の伏線回収だった。このシリーズは一作目を必ず読んでから二作目を読むことをおすすめする。4.5

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    2025年05月24日
  • 看守の信念

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    『看守の流儀』を読んでから読みました。
    前回に引き続き、火石さんのストーリーとそれぞれの章のストーリーが同時に展開されていきますが、やはり騙されました。
    前作を読んでから今作を読むのがオススメです。

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    2025年05月21日
  • 看守の信念

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    城山真一さん、看守シリーズの2作目。
    刑務官と受刑者をめぐるちょっとした事件を、めちゃくちゃ頭の良い火石さんが解決に導く連作短編。
    前作のようなトリッキーな驚きはもうないだろうと、安心して読めるようなどこかガッカリなような気持ちで、でも1つ1つのストーリーは面白いのでフムフム堪能していた。

    特に『チンコロ』はとても良くて、2度ほど感動して涙。
    と思っていたら、そこから怒濤の急展開。
    またしても「えぇーっ?!」と叫んでしまった。
    火石さんの人生って、なんて過酷なんだろう。最後の1ページまで号泣でした。

    文句無しの星5。
    もう続編はないのかな…?

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    2025年03月06日
  • 看守の信念

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    やられたー!うますぎるーこれは。
    実は途中で気づいたことがある。どういうことかなと思っていたけど、こういう結末になるとは想像できなかった。
    (想像できちゃっていたら驚きがなくなってしまうので、結果オーライ)

    前作に比べて各章の話もとても良かった。泣ける。
    そして前作は短編の色が強かったが、今作は間に火石&芦立のストーリーが挟まっているし、最初の章で登場した刑務官が出てくるなど、短編というより長編に近い気がして、続きを読みたくなる感じがとても良かった。

    前作の本を手放してしまっていた。今作と一緒に手元に置いておきたかった(泣)

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    2024年12月09日
  • 看守の信念

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    流儀が面白くて信念も購入。
    またしても『そうきたか!やられたー』って感じです。
    3作目も出てくれないかなぁ。
    火石さん、大好き。

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    2024年11月07日
  • 看守の信念

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    【看守の流儀】の第二弾。
    びっくり仰天! 【流儀】に充分驚かされていたので、もうびっくり系ではないと思って読んでいたら…。

    舞台は加賀刑務所の5話連作短篇集。
    章題は刑務所の隠語で構成されている。
    1話ずつもしっかりミステリー仕立てになっている。

    さらに、この先も縁がないと信じたい刑務所内の話や、犯罪者たちがシャバに出てからの更生の難しさ、それぞれの事情なども興味深い。
    特に『がて』(手紙のこと)は、泣けた。

    あー、面白い読書時間だった! 
    絶対に【流儀】→【信念】の順番で読まないと!

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    2024年09月11日
  • ダブルバインド

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    展開が面白くて一気読み。組織の面子を守るために隠蔽も辞さなければ上に上がれない世界は、働く環境として最悪だなと思った。

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    2024年08月29日
  • 仕掛ける

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    面白かったです。

    ブラックビーナスが 良かったので

    楽しみにしていたのですが

    期待を裏切りませんでした。

    今回の キーポイントは

    「海がない」

    これでしょうね。

    意味わからない

    そのような人は ぜひ 読んでみてください。

    第三弾を 城山さん お願いします。

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    2024年08月08日
  • ダブルバインド

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    各章の冒頭で、男たちの何やら胡散臭い話が綴られる。彼らの正体は?本筋とどのように繋がるのか?
    主人公は、金沢東部署の刑事課長比留。
    アポ電強盗を取り逃がし進退を問われる最中、駐在所警察官殺害事件が発生し、その捜査方針で上司と対立。
    私生活では娘の家出に、彼女の実の父親の問題。
    公私ともに窮地に立たされている彼がどのようにこの危機を脱するのか、嫌が応にも興味が掻き立てられ、目が離せなくある。
    明らかにされる真実に、現実的にはこのような巡り合わせなんてあり得ないと思えるが、エンタメとして楽しめればいいか。
    主人公が発する「組織防衛が犯罪の上にいっていいわけがない。警察は正義を前提に成り立つ組織だ。

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    2024年07月24日
  • 看守の信念

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    またも・・・やられてしまった!
    どこで、誰が、いつ?
    と警戒しながら読んでいたつもりが・・・
    いとも簡単に、見事にやられました。
    このシリーズ、短編ごとに素晴らしい作品でそれだけでも十分に満足なのですが、
    最後にとっておきの驚きをもらうことができます。
    どうかネタバレせずに素直な気持ちでお読みになっていただきたい、と願います。

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    2024年07月17日
  • 看守の信念

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    加賀刑務所を舞台にした刑務官と受刑者の連作集
    しゃくぜん、甘シャリ、赤犬、がて、チンコロと、どんな話か想像つかないタイトル。
    一つ一つの話が最後まで展開が読めずドキドキする、またじんわり感動するストーリー、刑務官の使命感と気持ちの交錯が素晴らしかったです。
    さらに前作の続編という頭で読み進めると、またまた最後にやられました。

    流儀 → 信念 → 流儀を再読がお薦めかも

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    2024年07月06日
  • 看守の信念

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    前作の[流儀]でネタバレしてるので今作はどうやって驚かすのか期待していた。内容になんとなくモヤがかった感じて読み進めていくとそこには驚きの真相が!そして[信念]の本当の意味を知って感動した。

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    2024年06月25日
  • ダブルバインド

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    展開が面白くて一気読みしてしまいました。どの人も人間味があっていいなぁと思いました。組織って本当にいろいろあると改めて感じました。

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    2024年05月12日
  • 看守の信念

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    うわぁ、またやられたぁー!!
    プロローグから早速顔に傷を負う場面が出てきたと思ったのに本編ではなかなかその話が出てこない。
    傷を負う前なのかな、と思って読み進めたら!
    そっちパターン!?逆パターン!?
    『看守の流儀』より先に読んだらどうだったんだろう??
    記憶を消して読み直したい!

    ひとつひとつのエピソードも温かみがあってこっちの方が好き。
    でも2冊まとめて読んでこその良さだなぁ。
    1冊目を星3にしちゃったけど、2冊目への壮大な伏線かと思うと見る目変わるなぁ。
    うーん、また読み返したい。
    すごく面白かった!

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    2024年04月28日