稲田俊輔のレビュー一覧
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■内容をざっくり
著者は『料理人であり読書家である』という自分の立ち位置から、『食』をテーマにした小説・評論・漫画まで25の作品を幅広く読み解いた〈ブックレビュー×食エッセイ〉。
料理人ならではの視点で…
◉食材の描写に“嘘”がないか
◉調理のリアリティや背景
◉表現の巧みさと文学性
…等々を読み解く鋭さと愛情が混在した、ユニークで知的なブックレビュー。
■感想
① 料理人×読書家の“ダブルプロ視点”。
ただ『美味しそう』『面白かった』を、『なぜ美味しそうに感じるのか?』『何が表現として巧みなのか?』を分析し提示してくれる、“言語化の手腕”が際立ち、〈味わいを理詰めで考えたい読者〉は表現 -
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何だろう。この本のエピソードのいくつか既読感があった。最初のほうとかだけなら一度読んで途中でやめたのかなとか思うけど、全体にわたってところどころ読んだことがあるって感じだった。
著者が勧める岐阜のピッツェリアに2回も行ったんだけど、この本読むと感覚的に相容れないところもちらほらあった。一番最初のエピソード「客、お客さん、お客様」からして、ムダにというか魂入れずに慇懃無礼なのに意味がないと思うんだけど、著者もそのような考えでいるようでいながら慇懃無礼な接客をよしとしているんだよね。商売だからって割り切ってるのかもしれないしとか遠回しに皮肉ってるのかなとも思ったけど、心底そういう接客でいいと思って -
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私が読む本は小説か仕事関係の本か、ほぼ2択だけど、たまに読んでみるそれ以外の本。それ以外の本は自分の知らない世界が広がっている。
食にこだわりのない私にとって、栄養もカロリーも完璧なサプリが開発されたらそれを摂取して生きたいくらいですが、お寿司が好きだったり、サイゼリヤが好きだったり、近くにある和フレンチのランチが好きだったり、と全く興味がないわけではないなぁと気付かされた。
食べることが好きな人は見ていて気持ちがいい。作者のように食が大好きな人の人生は豊かなのだろうなと感じた。
寒くなってきて、田舎の割に存在してるロシア料理屋のボルシチを食べたくなりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ八重洲口のエリックサウスなどでしられる稲田俊輔さんが長年の飲食店での仕事をしながら垣間見た飲食店側と利用客についてのエッセイ集。飲食店はビジネスでやっているので利益を上げねばならず、利用客はお金を払っているのだからあるいていど要求があり、両者の事情があえばベストマッチとしてウィンウィンとなるが、不幸にして合わないことがある。それは店側の技量不足や客の認識不足に起因するのであれば歩い程度仕方ないと言えるが、来る客くる客に不満を抱かせる訳にはいかない。そこで店側としてここはどういう店かをいろんな手でアピールするのだが、それでもわかってくれない客が一定数いるのは事実。
評者も色々と料理をするのでプロ -
Posted by ブクログ
南インド料理専門店として近年、メディアでの露出も増えた印象のある「エリックサウス」の総料理長である著者が、WEBマガジンに連載したエッセイを書籍化した一冊。
雑誌連載ということもあり、そこまで全体を通貫するテーマがあるわけではないが、食を愛する料理人・経営者が昨今の飲食を巡る状況をどう見ているのかを知れるのは、食を愛する自分にとっては面白かった。
個人的に慧眼だったのは、名前こそ伏せられているが明らかにアメリカンダイナーのシズラーを舞台にしたエピソードだった。自分もシズラーは大ファンで、あのリッチなサラダバーやチーズトースト、そして肉やシーフードのメイン料理のセットを食べるのは至福のひとと -
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Posted by ブクログ
筆者のサイゼリヤ愛がひしひしと伝わってくる本。
松屋の紹介「とにかく私たちに米の飯を食わせようとしている」は非常に納得!(笑)
食べログの低評価レビューの話は、実用的で良い。
チェーン店の凄さを語る筆者の勢いに圧倒される。所謂"美食家"は、チェーン店を色眼鏡で見勝ちなものの、筆者の飲食に対する平等愛、尊敬を感じ取れる。飲食店を経営しているからこそ分かる凄さなのだと思う。
P266で、若い世代はチェーン店への偏見も少なく、今後は旧弊な先入観に囚われない実力勝負の時代が来る、と記載あるが、コロナで予想以上に早くその時代がやって来ている様に思われる。(3千円の格安店なら、お