あらすじ
人気店「エリックサウス」の総料理長であり、飲食店プロデューサー、ナチュラルボーン食いしん坊である稲田俊輔(イナダシュンスケ)が、普段から思い入れを抱く飲食店のおいしさの「正体」を探るべく実際に足を運び、徹底取材を行った。
あの林修先生も注目する食のエンターテイナーが、お店の成り立ち、メニューの作り方から作り手のバックボーンまで根掘り葉掘り聞き出し、普段はなかなか気づかないであろう料理や飲食店の内側にある本当の姿を解き明かす。
おいしい料理に出会えるのはもちろんのこと、これを読むことで食をさらなる楽しいひとときに、そして一段上の味わい深いものへと昇華してくれること間違いなし!
■掲載店
ニューバーグ(高円寺)/キッチンABC(西池袋)/グリルエフ(五反田)/洋食GOTOO(大塚)/ユニオン(溝の口)/アカシア(新宿)/レストラン桂(日本橋室町)/竹政(大塚)/ペペロッソ(池ノ上)/スパゲティ・ハウス ヨコイ(名古屋)/スパゲティハウス チャオ(名古屋)/カーン・ケバブ・ビリヤニ(銀座)/サイゼリヤ/ロイヤルホスト/ドムドムハンバーガー
読めばお店に行きたくなる飲食店の本当にスゴい人々が続々登場。食への飽くなき探求心を持つ筆者も唸るその素顔をぜひ確かめてほしい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
飲食店の内側を取材したレポ。
そこで改めて気づいたのは「人」の存在とその魅力。
それらは店主や料理人の料理への想いであり、
働く人々の心がけであり、客の客への愛でもある。
・はじめに
第一章 町洋食の愛すべき人々
第二章 こだわりと愛情から生まれた「みんなのごはん」
第三章 チェーン店の本当にスゴい人々
第四章 新型コロナと飲食店
・おわりに
COLUMN有り。
町洋食店に居酒屋。イタリア郷土料理店にあんかけスパの店。
COLUMNのインド料理店に大規模チェーン店。
飲食業界人として、料理人としての視点での取材の中に
浮かび上がるのは、その店の歴史や変化の中の苦労と知恵。
如何に店を、味を守るのか。或いは新しい味を開発するのか。
それらの話が料理に華を添える。サイゼのアロスティチーニ、
毎回食べてるから、そのスパイスが紹介されてて嬉しい。
また、料理人としての食レポが丁寧で、
美味しさが伝わってくる。ドムドムの丸ごと!!カニバーガー、
食べたくなってしまいました。というか、商品開発の
奇抜さには驚いたなぁ。近辺に開店して欲しいです。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 町洋食の愛すべき人々
第2章 こだわりと愛情から生まれた「みんなのごはん」
第3章 チェーン店の本当にスゴい人々
第4章 新型コロナと飲食店
おわりに
<内容>
飲食店を多く経営する一方、偏愛的に料理を愛し、様々な発信をしている著者。その一端を紹介した本。単なるグルメ本とは違う。その店への、その料理人への偏愛がほとばしっている。第3章のように、個人店だけではなく、チェーン店もその範疇に入っている。また第4章は薄いが、全般的に料理店への尊敬の念があることがわかる。
Posted by ブクログ
作者自身も飲食店経営者。
そして何より
「食オタク」
街中にある洋食店、
チェーン店の凄さ、
そして対談形式で語られる時の作者のオタクっぷり。
ご馳走様です!