あらすじ
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”料理を作る楽しみ”を手放したくない人へ。
「丁寧に、雑に、暮らしたい」……ホットクックにストウブ、蒸籠、しりしりに100均グッズ。令和のキッチンに必要な調理道具は何か?を博覧強記で知られる料理人、稲田俊輔氏が解き明かします。
大は小を兼ねない。フライパンは20センチでいい
電気圧力鍋とは〈ほぼ完全にレシピを再現する〉調理器具
ストウブ派?ル・クルーゼ派?定番鍋を深堀り
包丁の切れ味を手軽に復活させる〈現在の最適解〉
”蒸す”を日本の家庭に取り戻す
家で揚げ物をしたくなる6つの条件 ほか
「外食では得られない味。食卓上の風景。新しい味との出会い。側から見たら些細なこだわりかもしれませんが、自分にとってはとても大事なこと。徹底的に楽をしながら徹底的に楽しむ、そんな日々を僕は『丁寧な雑暮らし』と呼んでいます」(本書より)
世界で一番うまい「ミニマル焼売」/ホットクックで「なんでもグラタン化」/鍋で作る「本格ビリヤニ」/最高にシンプルな「バターチキン」/100均グッズで作る「正統派だし巻き卵」/ワンパンで作る「スパイスだしカレー」/かっこいい「豚しゃぶ」/野菜をたくさんおいしく食べたいなら「クタクタ煮」……など、永久保存版レシピも多数掲載!
*電子版には特典として、〈ジップロック(R)コンテナーで一週間ずっとおいしい作りおきのコツ〉と著者イチオシの絶品レシピが5点収録されています。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
器具じゃなくて道具。お金で解決する、という心意気やよし。ホットクックが調理の上達を止める、というのはなんで自分が買おうか何回迷っても買わなかった理由を言語化してくれた。4000円のおろし金とか、恐るべきものが出てきてほしくなるのがこの人の文章力。文章力だと高山なおみ依頼じゃないかな。
Posted by ブクログ
一生ついていく。
圧倒的なリアリティと読者目線の語り口調が秀逸。振り返って、こんなにも影響を受けた料理本は他にない。すっかり魅了されて、おろし金も買ったし、100均の卵焼き器も買った。そして何より、揚げ物の強烈プロモーションには完全に心を奪われた。ミルクパンとオイルポットも購入し、幸せな揚げ物ライフが始まりつつある。著者に感謝!
Posted by ブクログ
初めて稲田さん読みましたが文章がいい!他にもたくさん出してるので読んでみたい。
この本は欲しいキッチン用品が増えてしまいやばい内容。なんとか物欲を抑えるのに必死。再読したいけど読んだらまた欲しくなるからとりあえずは熱を冷ますために一旦本棚へ。
Posted by ブクログ
かっぱ橋道具街に行きたくなること間違いなし、ホットクック欲しくなること間違いなし。
そこそこ調理道具は持っているものの一つ一つをここまで深く掘って考えたことはなかった。
個人的にはオイルポットとおろし金、シリコンベラに対する見方は確実に変わりました。今めっちゃ欲しいです。
各種レシピも思わずやってしまう、やってみたくなるものばかりで単純に読み物としても面白いです。
Posted by ブクログ
料理の楽しさを日々享受するために道具にお金をかけて楽に楽しく料理をしようという本。
道具を買って、調理方法が1増えれば料理自体はその何十倍とレパートリーが増える。
料理をする人間にとってはとても楽しいことではないかと思う。
Posted by ブクログ
料理道具の紹介かと思ったが、これは料理レシピ本である。何か道具を買ってではなくても、すぐできそう。強いて言えば、最後に紹介されていた百均の卵料理グッズはほしい。
台所に入る勇気と責任を持って、実践しよう。、
Posted by ブクログ
思い込みを捨てろ!
手間暇かけることが「美味しい」とは言い切れない。
そんな稲田俊輔さんの声が聞こえてきそうな本。
経験に基づく具体的な使い方について書かれているのはもちろん、科学的にも調理についての説明がある。
強火弱火、温度についてなるほどと思ったし、コンロにその機能ついてるとすぐに使いたくなった。
要するに使っていなかった。
科学的だから、なんでそんなことするんだろう、と料理迷子になっていた人も素直に聞き入れられる内容になっている。
シリコンべらの硬さについての言及は共感しかない。2000円でも100円でもそれぞれの良さと物足りなさがある。だから使い分けしてしまうわけで。
パーフェクトシリコンべらの開発を稲田さんも願っている。
料理技術の熟達者は現代調理道具を使うことで、長年の修行はなんだったのだろう、と虚しさを感じることもあるかもしれない、とも。
心中お察し致します。
落下させると壊れる。
物理の法則と調理器具の関係も歯がゆい。
そこは、お金で解決するようだ。
ニトリの売り場には台所のお悩み解決グッズtower系がたんとある。
日本人の食への飽くなき探究とこだわりを感じる。
そして、どんな人が買うのだろう。
そこが知りたかった。
ふんわりとしたそこじゃない痒いところではなく、ピンポイントとで痒いところを指して言い当ててくれる気持ちよさがある本。