あらすじ
料理人、文筆家として活躍する著者の初小説。
一緒に暮らしていた恋人と別れ、「わたし」の三年ぶりの一人暮らしが始まった。三日目、その部屋に届いたのはオーブントースターだった。部屋は一向に片付かないが、仕事を切り上げた夜八時、二四時間スーパーへ向かう。明日の朝のために、八枚切りの食パン、バターと厳選したブルーベリージャムをカゴに入れる。コーヒーは少し悩んでインスタントコーヒーの小瓶。現状の部屋にちゃんとした食事であるお弁当を持ち込むのは気が進まず、夕飯用にレタスハムサンドもカゴに加えた。帰り道にコンビニに寄って、肉まんもひとつ。果たして、この日わたしはどんな「料理」をするのか。
調味料を吟味し、最低限の調理道具を慎重に揃えながら「おいしい」を追究する二七日間を描く料理小説。
自炊はもちろん、デリバリーもコンビニも、ビュッフェも鰻屋さんも、ファストフードもデパ地下も、カップ麺もラーメン屋さんも──おいしく食べることを探求する日々には、簡単なレシピや食にまつわる豆知識も満載。
料理人、文筆家として活躍する著者が初めて小説に挑んだ意欲作です。
※この作品は過去に単行本として配信されていた『キッチンが呼んでる!』 の文庫版となります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
キッチンが呼んでる!稲田俊輔
2025/10/29
比較:月の立つ林でと比べると
月を軸に置いている話ではなく、食を軸に置いており、話の随所に食事の場面や想起させる言葉が多数出てくる。
抽象:料理をする、食事をするという行為に付随する人との繋がりや感情の起伏を露わにしてくれている。
発見:
流行:コロナで自宅で料理をする人が増えた。
食事に重きを置く人が増えたのか
不易:主夫なんて言葉がある昨今だが、女性が作る料理が美味しそうだと思ってしまう心
Posted by ブクログ
普段からあまり食には関心が持てない人間なのであまり共感できない行動が多かった。
しかし、お料理描写がどの話も丁寧で細かいので「どんな食物なのか頭の中でイメージはできないけどとにかく美味しそう」という感想になりました。
料理の知識や表現を身につけてから読んだらより楽しめそうです。
Posted by ブクログ
大多数の小説は、食べ物が出てきても他にメインとなる話が別にあるのだが、これにはない。
メインが食。寧ろそれ以外は状況説明程度にしか出てこない。
孤独のグルメや、晩酌の流儀が文章になった
という感じ。
たまに出てくる訳のわからない表現も、ドラマの孤独のグルメで、ゴローさんが昂っている時のようだ。
そして真似してみたい食べ方が色々出てくる。
Posted by ブクログ
ためだ~
コンビニに走ってしまった
ハムサンドと中華マンをトースターで焼く?
考えたことも無かった
レタスの野生?
レモンを電子レンジでホカホカにして搾って100cc酢同じ量それと同量の醤油でポン酢
ケンタッキー定食?
コールスローがトンカツのキャベツでチキン南蛮のタルタルソース?
もっと食べることに貪欲になっても良いかなぁ?