滝川さりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあ〜なるほどー!と思える展開のものに震える。
後味は当然、良くない(ホラーなので)というのに、
2章と3章は不思議とため息が出そうなほどの読後感があった。
紙の化物については…
なんとなく、私の頭の中ではおもしろい見た目に変換されてしまって、理不尽な呪いの存在は怖いけれど、
実はもっと怖いのは人間の方なのだと感じさせられる作品だった。
2章は完全に誘導されたー!という脱帽感、
3章は、結末をみると、このザラザラした違和感のようなものはコレだったんだ…と非常に納得のいくスッキリ感。
4章は、ところどころのトリックに、
おや?と引っかかっていたのでなんとなく展開は想像していたものの、いざ顕れる -
Posted by ブクログ
ネタバレ第一章は純粋な呪いによる物語から始まるが、第二章、第三章と続いていくなかで、この本に関わった人たちは何も呪いだけで命を落とすわけではなく、或る人は因果応報で、或る人は直接呪いを受けなくても制裁を受けてしまう、という色んな角度からの負の連鎖が絶妙で読んでいて飽きなかった。
ただ、呪われる人・呪われない人は何で決まるのかがよくわからなかったので、ここは実写化されたらわかりやすいのかなと思った。
なんとなくだけど、作者の滝川さりさんは自分の名前を利用してこの作品を書いているので、現実で何も起こらないのか、今後、もしかしたら本当に怖いことが起きるんじゃないのか…と少し心配に思う。 -
ネタバレ 購入済み
うーん
すらすらと読めてしまう読みやすさ、吸引力はあると思います。でもこの作者さんの前の作品のほうが怖かったかなぁと思います。こちらはそこまで怖くないです。最初こそ、遊女の霊となると怖いのか?と思いましたが、後半は霊との剣を持ってのバトルですね。なのでしっとりじめっとした怖さではないです。