【感想・ネタバレ】ゆうずどの結末のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年04月14日

 久しぶりに背筋がゾワゾワする感覚を覚えた読書体験だった。謎のホラー小説『ゆうずど』に呪われた四人の物語+プロローグ+エピローグ(最終話)からなる短編集で、読んでいて不気味な雰囲気に取りつかれるような感覚は『リング』や『近畿地方のある場所について』に似たものを感じた。黒い栞を目にする度に背筋が凍るよ...続きを読むうな思いだった。

0

Posted by ブクログ 2024年03月19日

怖かった!!それぞれ違う登場人物が、伝説の呪いの本に翻弄される。現代的な話もあれば、牡丹灯籠みたいな古典的な話もあり、バラエティ豊かだった。そして全部怖い。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月17日

1章を読んで、色々な結末の種類で怖がらせてくるだけかと思ったら、良い意味で裏切られてどんどん読み進めてしまった。
4章では、ゆうずどが本来産まれてくる子供に代わって出てくるんだろうと思っていたら、そもそも妻も存在していなかったのが分かって驚いた。

かなり面白かった。

0

Posted by ブクログ 2024年03月17日

単純に凄惨な結末になるのではなく、ミスリードや伏線によって意外な展開に発展したところが面白かった。
各章に繋がりがあれば更に楽しめたかもしれません。挿し絵も怖くてステキでした笑

0

Posted by ブクログ 2024年03月03日

怖くて面白かった。何度捨てても戻ってくる本というのはどこかで読んだ気はするけど…。読んでも呪われない人もいるというのは救い。

0
ネタバレ購入済み

鬱展開が良かった

2024年03月16日

ホラーとしてだけでなく、人間の暗い部分もしっかり表現しており大変楽しめました。
絶望的な鬱描写もよかったです。
最後結局それから…?と個人的にはなったので、スッキリしたかった感は否めなかったのですが、ホラー好きにはたまらない作品だと思います。
素敵な作品を読ませていただきました。

#怖い #ドロドロ

0

Posted by ブクログ 2024年03月13日

予想以上にホラーでした。しかし、最後まで読んでほしい本です。

自分にしか見えない。でも、自分にはどうしようもない。この状況ほど怖いものはないなと思います。
ホラー色が強くありながらも、伏線や意外な結末もあり、ミステリーとしても楽しめました。でも、やっぱ怖かったです。

0

Posted by ブクログ 2024年03月10日

体験型ホラーと帯に書いてある通り読者を巻き込む形のホラーで、こういうのが苦手な人だとめちゃくちゃ怖いのでは。話は連作短編ぽくなっており、ずっとこのノリだと飽きるかな?と思っていると、ミステリ風にすぐ裏切って来るのがとても良かった。実際の本を題材にするところは、紙の本に貢献する意味でも良い取り組みだと...続きを読む思うし、違う意味で呪いがあり、いやらしくて良い感じ。最後のページ(絵の方)はぞっとする。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月09日

“読めば呪われて死に至るホラー小説”と、それを手にしてしまった5人の人物(+著者自身?)の運命を描いた連作ホラー小説。

【以下、かなりネタバレ気味ですので未読の方はご注意を】

================================

最終章の著者(無論フィクションだろう)以外の登場人物...続きを読むはほぼ“本の結末に書かれた通りの”死を迎えることになる。それも最も望まぬ形で、絶望を味わいながら死を迎えることになるわけで、その点では殺され方云々とは別の意味で「あまりにも無惨な話」でもある。
仕掛けや意外な展開を見せるなどの趣向も凝らされて愉しめるのだが
「読んだらなぜ呪われるのか」
「読んでも何も起こらない人間がいる理由は何か」
「身体中に御札を貼った“ゆうずどの化物”とは何物のか」
「なぜ呪われた人間だけに化物は見えるのか」
「呪いを解く方法はあるのか」etc……
といった謎はみな場外投げっ放しジャーマンなのが何とも、う〜ん(個人的な意見)。
そういった解決編まで書いてしまうと恐怖度が一気に落ちるという判断で、最終章をああいう形にしたのもモキュメンタリー仕立てが流行りだからなのかな……などと下衆の勘繰りをしてみたり。
そういったことも……作中作である「ゆうずど」が20数年前に“角川ホラー文庫”から出版されていたこと、著者のPNはその作家の名に因んだこと等々のメタフィクション的お遊びも含めて、怖さの演出として十分愉しめるものではあるのだけれども。

【3/9追記】
「読んでも何も起こらない人間がいる理由」については最終章である程度明かされていた。ま、これがわかったとしても呪いが発動していた時点で既に手遅れだが。

0

Posted by ブクログ 2024年03月03日

読んだら死ぬという呪いの本にまつわる連作短編集。
何とか助からないのかな…とかどうやったら呪いが解けるのかな…などとハラハラして読んでいましたがいつの間にか恐怖が身近に迫って来ていました。
友達や家族に勧めたいけど貸したくない本です。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年05月03日

第二章 牧野伊織 のような人が怖い話の方が好みです
そんな話がふつうのホラーに挟まれていてお得でした

0

Posted by ブクログ 2024年04月28日

呪いの本を読んだ人は死ぬ。
よくありがちなテーマだけど、ちょっと新感覚な書き方でおもしろかった。
あまり怖くはなかった。
著者の他の作品も読んでみようかな。

0

Posted by ブクログ 2024年04月28日

「ゆうずど」というホラー小説を読むと呪われて死ぬ。その呪われた本に翻弄されていく人達の物語。本の結末は人それぞれで自分で興味本位で手に取って呪われる場合もあれば、他者を呪わせて殺害する目的で使う場合もある。何にしてもその呪いから逃れる術がほぼないところに恐怖を感じる。この本を読み終わってしまった自分...続きを読むは呪われてしまったのか。体験型のホラー小説に戦慄しています。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月03日

【2024年73冊目】
目に止まり、何気なく本のページをめくる。タイトルには「ゆうずど」とあった、角川ホラー文庫から出版されたものらしい。少し読んで本棚に戻して、薬局を後にした。だが、その本はなぜかカバンの中に入っていて、首を傾げることになるのだが…黒い栞が見えたら、終わり。あなたはもう逃れられない...続きを読む

読み切ってからタイトルの意味を知り、なるほどー!と思いました。呪いのビデオテープならぬ、呪いの本。少しでも内容を読むと呪われてしまう。呪いの発動までの期間は人によって違う。などなど、「リング」をリスペクトした内容でもあった気がします。

呪いの本「ゆうずど」を読んでしまった登場人物たち。それぞれにちゃんと物語があって、怪異の怖さだけではないのが良かったです。とはいえ発生の起源はやはり気になるところ。やっぱり本と言えば出版社なので、そこから生まれたのかなぁ。

最初に黒い栞を見た時は「うげぇ」って声出ました。でも、ほらこの本は違うから、うん、と言い聞かせながら読み切りましたが、やっぱりドキドキしましたね。

呪いを広めたくはないけれど、いつかは広めてしまうかもしれないなぁ…。

0

「小説」ランキング