ゆうずどの結末

ゆうずどの結末

814円 (税込)

4pt

こんな結末は耐えられない――。
大学に入学して3か月、菊池斗真はサークルの同級生・宮原の投身自殺を目撃してしまう。死因に不審な点もなく遺書もあったことから、彼女の死は自殺と断定された。
宮原の死から数日後、菊池は同じサークルに所属する先輩の日下部から、表紙にいくつかの赤黒い染みがある本を手渡される。それは、宮原が死の瞬間に持っていた小説らしい。
「ゆうずど」というタイトルの小説は角川ホラー文庫から刊行されている普通のホラー小説で、特に宮原の死と結びつけるような内容は描かれていなかった。
しかし、本を読んだ日下部はその翌週に自殺をしてしまう。
そして日下部の死後、なぜか菊池の手元には「ゆうずど」の本が現れていた。
何度捨てても戻ってくる本。そして勝手に進んでいく本に挟まれた黒い栞。自分にしか見えない紙の化け物。
菊池は何とか自らに迫る死の呪いを回避するために、ある手段を講じるが――。

その■■を、絶対に読んではいけない。
あなたの身に恐怖が迫る、新感覚ホラー誕生!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ゆうずどの結末 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても読みやすくて展開も早く、面白かったです。
    呪われた本の出処とか、正体とかは一切わからないけど、呪いが強力すぎる!
    どの章も一捻りあって満足。
    御札を貼りまくった部屋にこもって、ゆうずどを待つエピソードが一番怖かった。
    でも小学生は可哀想だよ……

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    夏なので、がっつりホラーを読んでみた。
    どストレートに怖かった!!
    「ゆうずど」という角川ホラー文庫発の作品に纏わる話。
    しかしそんな本は角川から出版された事実がないという…
    その本を一文字でも読むと、ゆうずどに呪われた末、亡くなってしまうという恐ろしい設定。
    呪われたものには、体中が神で覆われてい

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    先に著者の別作品である「あかずめの匣」を読み、面白かったのでこちらも購入。
    一気に読み切ってしまった。
    怖くて何度も鳥肌がたった。
    この呪いからは決して逃げられない、そんな結末が待っていて恐ろしかった。
    今実際にこの本を読んでいる私にも、もしかして呪いの矛先が向くのでは?と思うほど。そんな錯覚をして

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    呪いの本という定番モチーフを、巧みな叙述トリックと読者を巻き込む仕掛けで新鮮に仕上げたホラー小説だった。
    恐怖だけでなく、ミステリや人間ドラマの要素も楽しめた。
    ただし、割と怖さが強烈だった。ある程度、ホラーに慣れている自分でも、ゾクっとするような怖さがあったため、ホラーに慣れていない方は注意が必要

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    「ゆうずど」、まさにその通りの言葉でした。

    怨嗟?穢瘁?呪縛?どれも違う。時系列が異なる短編は、「ゆうずど」の呪いのヒントを置いている。

    1 「ゆうずど」は手放すことができない
    2 黒い栞の経過に伴い「ゆうずど」が近づく
    3 本を読んだ人にだけしか「ゆうずど」は見えない
    4 結末は「ゆうずど」が

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    章を追うごとに当事者にさせられていく感覚、鳥肌モノでした。
    2章の見事な結末同様、タイトルの意味すら最終章を読むまで気付かなかった私は滝川先生の術中に完璧にハマった読者のひとりです。

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    2日で読み切りました。
    久しぶりのホラー。
    ネタバレなしの感想になりますが、本当に表現や書き方が上手い。
    実写化しても怖いでしょうね。

    リングや呪怨のような、呪われたら一巻の終わり。

    素晴らしい物語でした。
    実写化を希望します。

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    さて、この怖さをどこから語ればいいのかと迷う作品である。
    どこまでがフィクションなのかが本当に疑わしい。

    本作は、タイトルにもなっている「ゆうずど」という、1冊のホラー小説に纏わる作品。
    この「ゆうずど」を読んだ者に襲いかかる、とんでもない「呪い」が描かれており、一つ一つの話にリアリティを感じる。

    0
    2024年09月25日

    Posted by ブクログ

    怖い!(感想)

    『リング』形式で呪いをばら撒く本。しかもこいつは中を一行でも読んだらアウトというどうしろってんだ…な本です。

    一話のようにずっと同じ形式で続くのかなと思ったら、二章や三章のようなミスリードを誘う、ミステリー要素や、所謂人間怖い的なオチもありこの作家さん、文章が上手だな〜!と思いま

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。

    青井克生の章分かりづらかったから勝手に整理する。
    克生の祖父が30年前に知人から呪いの本を貰って土蔵に封印、
    18年前、青井克生が6歳頃に青井父が土蔵内で地震に見舞われて偶然本を読んでしまい呪われて、そこから籠城戦(呪いの成立条件は妻と克生の死)
    そして青井克生本人も同じ

    0
    2025年10月19日

ゆうずどの結末 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川ホラー文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

滝川さり のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す