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こんな結末は耐えられない――。
大学に入学して3か月、菊池斗真はサークルの同級生・宮原の投身自殺を目撃してしまう。死因に不審な点もなく遺書もあったことから、彼女の死は自殺と断定された。
宮原の死から数日後、菊池は同じサークルに所属する先輩の日下部から、表紙にいくつかの赤黒い染みがある本を手渡される。それは、宮原が死の瞬間に持っていた小説らしい。
「ゆうずど」というタイトルの小説は角川ホラー文庫から刊行されている普通のホラー小説で、特に宮原の死と結びつけるような内容は描かれていなかった。
しかし、本を読んだ日下部はその翌週に自殺をしてしまう。
そして日下部の死後、なぜか菊池の手元には「ゆうずど」の本が現れていた。
何度捨てても戻ってくる本。そして勝手に進んでいく本に挟まれた黒い栞。自分にしか見えない紙の化け物。
菊池は何とか自らに迫る死の呪いを回避するために、ある手段を講じるが――。
その■■を、絶対に読んではいけない。
あなたの身に恐怖が迫る、新感覚ホラー誕生!
Posted by ブクログ 2024年04月14日
久しぶりに背筋がゾワゾワする感覚を覚えた読書体験だった。謎のホラー小説『ゆうずど』に呪われた四人の物語+プロローグ+エピローグ(最終話)からなる短編集で、読んでいて不気味な雰囲気に取りつかれるような感覚は『リング』や『近畿地方のある場所について』に似たものを感じた。黒い栞を目にする度に背筋が凍るよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月10日
体験型ホラーと帯に書いてある通り読者を巻き込む形のホラーで、こういうのが苦手な人だとめちゃくちゃ怖いのでは。話は連作短編ぽくなっており、ずっとこのノリだと飽きるかな?と思っていると、ミステリ風にすぐ裏切って来るのがとても良かった。実際の本を題材にするところは、紙の本に貢献する意味でも良い取り組みだと...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月09日
“読めば呪われて死に至るホラー小説”と、それを手にしてしまった5人の人物(+著者自身?)の運命を描いた連作ホラー小説。
【以下、かなりネタバレ気味ですので未読の方はご注意を】
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最終章の著者(無論フィクションだろう)以外の登場人物...続きを読む
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