滝川さりのレビュー一覧

  • ゆうずどの結末

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    ネタバレ

    全ての章が面白い。

    個人的には第二章『牧野伊織』と第四章『青井克喜』が面白かった
    完全に騙されましたねぇ......新しい欺き方を教えてもらった
    第三章の『藤野翔太』は最後のヤツいるか? と思ったけど、ゆうずどを燃やそうとした者への罰則なんじゃないかと思う

    最終章も必要なのかなぁ。なんか無理やりイマーシブにしようとしてない? と思っちゃu

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    2025年12月11日
  • ゆうずどの結末

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    とても読みやすくて展開も早く、面白かったです。
    呪われた本の出処とか、正体とかは一切わからないけど、呪いが強力すぎる!
    どの章も一捻りあって満足。
    御札を貼りまくった部屋にこもって、ゆうずどを待つエピソードが一番怖かった。
    でも小学生は可哀想だよ……

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    2025年10月08日
  • ゆうずどの結末

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    夏なので、がっつりホラーを読んでみた。
    どストレートに怖かった!!
    「ゆうずど」という角川ホラー文庫発の作品に纏わる話。
    しかしそんな本は角川から出版された事実がないという…
    その本を一文字でも読むと、ゆうずどに呪われた末、亡くなってしまうという恐ろしい設定。
    呪われたものには、体中が神で覆われていて、異常に足が細い「ゆうずど」が見え始め、次第に耳元で死に方を囁かれてるシーンは絶望感に押しつぶされそうでした。
    呪われた登場人物達は呪いに対し色々と策を講じるのですが、結局呪いから逃れることはできず…
    どの話もバッドエンドが過ぎます笑笑
    ゆうずどに挟まれた黒い栞がどんどん進んでいく恐怖は、そのまま

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    2025年08月24日
  • くたばるの小人

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    不気味で気持ち悪いのに読む手が止まらない。海外の童話を思わせる描写と屋敷が怖さを強調させ、悪魔のような小人たちの集合体に小さい穴や斑点などのブツブツのがうわっっとなる。小人のことを想像しただけで怖い。そしてグロすぎた。

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    2025年08月13日
  • ゆうずどの結末

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    先に著者の別作品である「あかずめの匣」を読み、面白かったのでこちらも購入。
    一気に読み切ってしまった。
    怖くて何度も鳥肌がたった。
    この呪いからは決して逃げられない、そんな結末が待っていて恐ろしかった。
    今実際にこの本を読んでいる私にも、もしかして呪いの矛先が向くのでは?と思うほど。そんな錯覚をしてしまうほどの作品。

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    2025年08月10日
  • ゆうずどの結末

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    呪いの本という定番モチーフを、巧みな叙述トリックと読者を巻き込む仕掛けで新鮮に仕上げたホラー小説だった。
    恐怖だけでなく、ミステリや人間ドラマの要素も楽しめた。
    ただし、割と怖さが強烈だった。ある程度、ホラーに慣れている自分でも、ゾクっとするような怖さがあったため、ホラーに慣れていない方は注意が必要だと思う。
    個人的には、電子書籍で読むよりも、ぜひ紙の本で読んでもらいたい。

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    2025年08月06日
  • あかずめの匣

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    好みの作品でした。
    中盤はなんでだ?と疑問符ばかりでしたが、読み終わったときにはスッキリ。
    手に取ってよかったと思います。

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    2025年07月22日
  • くたばるの小人

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    続きが気になってしまい、買ったその日に読み切ってしまいました。めっちゃ死にます。主人公が怖がりなのに踏み込みすぎて共感はできませんが、読者としては怖いもの見たさでわくわくどきどきしました。
    死体の様子が想像しにくいので(文章では書いてあるが想像力が足りず)資料程度に挿絵があったら良かったなあと思います。小人の外見は表紙にありました。

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    2025年07月17日
  • ゆうずどの結末

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    ネタバレ

    部活の後輩におすすめされて読みました。
    「ゆうずどの呪い」をかけようってか……勘弁してください!!

    っていうのは置いといて、本作はめちゃ面白かった。それぞれ短編から構成されていて、各編の登場人物達が「ゆうずど」に蝕まれていく状況に、ハラハラしっぱなし。読み進める手が止まりませんでした。

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    2025年07月06日
  • お孵り

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    ネタバレ

     九州山中のある村に古くから伝わる生まれ変わりの伝承と異様な儀式、村民が崇める独自の神、カルト宗教の集団自殺事件、過去の大量虐殺事件など様々な要素が絡み合ったホラーで、村の奇妙な因習と実際の事件をモチーフにしたホラー要素の融合が恐ろしくも面白く、終始絶望感に苛まれる主人公が印象的だった。ラストのやりきれなさの中にある一抹の希望が良いアクセントだった。

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    2025年07月01日
  • ゆうずどの結末

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    「ゆうずど」、まさにその通りの言葉でした。

    怨嗟?穢瘁?呪縛?どれも違う。時系列が異なる短編は、「ゆうずど」の呪いのヒントを置いている。

    1 「ゆうずど」は手放すことができない
    2 黒い栞の経過に伴い「ゆうずど」が近づく
    3 本を読んだ人にだけしか「ゆうずど」は見えない
    4 結末は「ゆうずど」が任意に変えられる
    5 「ゆうずど」の示した結末前でも死ねる

    発動条件は中身を見ること。
    そこからは死ぬまで強制苦行。
    なぜか親切に現れてくれる「ゆうずど」。

    これ、何か気づきませんか?

    そう。概念です。

    概念には勝てません。つまり、ホラー界隈では「どんな呪いでも祓える」一方で「概念は摂理に住

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    2025年05月30日
  • ゆうずどの結末

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    章を追うごとに当事者にさせられていく感覚、鳥肌モノでした。
    2章の見事な結末同様、タイトルの意味すら最終章を読むまで気付かなかった私は滝川先生の術中に完璧にハマった読者のひとりです。

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    2025年05月08日
  • あかずめの匣

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    まさに体験型ホラーでした。
    それぞれのエピソード自体非常に恐ろしく息が詰まる思いでしたが、最後のエピローグで全てが回収されていった時に息苦しさが最高潮に達しました。
    非常に面白かったです。

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    2025年04月27日
  • あかずめの匣

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     『ゆうずどの結末』を彷彿とさせる体験型ホラーで、『あかずめの匣』という怪異の恐ろしさ、何とか呪いを解こうと足掻く人々の必死の考察、四つの短編から感じられる違和感の正体など怖いはずなのに面白く、まるで自分が小説世界にいるような読書体験だった。

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    2025年04月05日
  • ゆうずどの結末

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    2日で読み切りました。
    久しぶりのホラー。
    ネタバレなしの感想になりますが、本当に表現や書き方が上手い。
    実写化しても怖いでしょうね。

    リングや呪怨のような、呪われたら一巻の終わり。

    素晴らしい物語でした。
    実写化を希望します。

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    2025年01月13日
  • おどろしの森

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    ネタバレ

    ジワジワ迫る恐怖と、霊との壮絶なバトルがいい塩梅だ。主人公は、新築の家を買ったばかりの尼子拓真。入居してしばらく経つと、甘い匂いや女の笑い声、派手な着物姿などの霊現象に悩まされようになる。しかし見たり聞いたりするのは拓真と4歳の息子だけ。妻と高校生の娘には不審がられてしまう。接待で訪れたガールズバーの店員のミヤ(実は男)、ミヤの恋人で霊能者の波瀬アキラに助けられ、拓真は「おどろし」と呼ばれる霊に立ち向かう。

    まず、冒頭で大ピンチに陥っているクズ男が、まさか主人公なのか?というミスリードもあって、もしやバッドエンドなのでは??と警戒しながら読み進んだ。普通に善良な人だよな〜と思いつつ、冒頭の男

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    2024年10月28日
  • お孵り

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    ネタバレ

    Twitterでフォロワーさんがお奨めしていたので購入しました、読み始めたら止まらなくて書籍の帯にも書いてあるようにまるでジェットコースターです

    血塗れ度強め要注意です

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    2022年09月25日
  • お孵り

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    かなり面白かった。面白すぎた。グロかったりえげつなかったりするけれど、主人公が素朴にいいやつなところが読んでて安心感あるし、結末も好き…
    山羊原さんシリーズとしてさらに読み続けたい〜

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    2022年02月01日
  • ゆうずどの結末

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    ネタバレ

    うんまぁどこかで読んだことあるような話の詰め合わせ。
    ネットで怖い話漁って読んでるのと同じ感じ。
    でももしもし万が一ほんまもんやったらまずいよなぁ~と思いながら読んでた

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    2025年12月16日
  • ゆうずどの結末

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    怖い!(感想)

    『リング』形式で呪いをばら撒く本。しかもこいつは中を一行でも読んだらアウトというどうしろってんだ…な本です。

    一話のようにずっと同じ形式で続くのかなと思ったら、二章や三章のようなミスリードを誘う、ミステリー要素や、所謂人間怖い的なオチもありこの作家さん、文章が上手だな〜!と思いました。

    そしてこれは本だからこそ出来るホラーですね。読んだ後、栞を見てドキッとしました。

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    2025年11月20日