滝川さりのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【2024年118冊目】
結婚を間近に控えた佑二は婚約者である乙瑠の故郷の村を訪れる。歓待され、酔いつぶれて夜中に目覚めた佑二は村に伝わる異様な儀式を目撃してしまい、激しく動揺する。乙瑠も村には寄りつきたくないようだったが、出産だけは村で行わなければならないのだという。いよいよ出産を迎え、佑二も再び村を訪れることになったのだが…。
だよね!だと思いましたわ!という展開でした。細々としたところは予想出来ませんでしたが、大まかなところは、ミステリーやホラーを読んでいる人ならば察せてしまうのではないかと思います。異様な儀式のところは確かにパンチがありましたが、逆に言えばそれくらいかもしれない。
実際に起きた事件である津山事件を下敷きにしているようですが、実際の事件だけでも十分センセーショナルですからね…。 -
Posted by ブクログ
【2024年114冊目】
念願のマイホームを手に入れた拓真は、愛する妻と娘に幼い息子との四人新生活をスタートさせた――のだが、拓真の周りで不可解なことが起こり始める。鼻につく抹香の香り、家族ではない女の笑い声、ふとした瞬間に目に入る艶やかな着物を着た女の姿。バーで偶然出会った霊能者に家に来てもらったものの、拓真は呪われていないのだという。だがそう言い放った霊能者の後ろにはやはり着物姿の女が拓真を見ていて――。
家族の話というと、結構な確率で家絡みだったりするのですが、家が絡むと大体呪われる側としては理不尽だなと思うことが多く、今回もそのパターンでした。新築で買った家で怪異が起こるの気の毒すぎる…。
今作は霊能者が2人出て来ますが、途中の意外な展開に「おっ」と思うなどしながら読み進めました。人間の怖さよりも幽霊や怪異の怖さなので、いつも通りに想像力を働かせなければそんなに怖くはないです。映像化は絶対しないで欲しいですけど。
表紙の絵もおどろおどろしさより儚さが目立つなと思いました。読むと理由がちょっとわかる気もします。
因果応報なところがあって、少しだけ救われましたが、ラストにもうちょい怖さの余韻を残して欲しい感じの話だったな〜。 -
ネタバレ 購入済み
うーん
すらすらと読めてしまう読みやすさ、吸引力はあると思います。でもこの作者さんの前の作品のほうが怖かったかなぁと思います。こちらはそこまで怖くないです。最初こそ、遊女の霊となると怖いのか?と思いましたが、後半は霊との剣を持ってのバトルですね。なのでしっとりじめっとした怖さではないです。