滝川さりのレビュー一覧

  • ゆうずどの結末

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    3.8点
    一行でも読んだら最後。
    呪いは発動し、黒い栞を止めることはできない。
    理不尽に襲いかかる呪いの恐怖から逃れる術はあるのか。。。
    そして、ゆうずどの作者はどこにいってしまったのか。。

    是非映像化して欲しい作品!!
    紙の化物のビジュが良き!!

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    2025年05月10日
  • ゆうずどの結末

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    ネタバレ

    呪いの怖さより人の怖さが印象的
    いじめの話とか、SNSでやり取りしてる人たちの下りとか怖かった

    最初の人の結末、母親のことを思うと辛い
    最後の人の結末もなんか切ない
    色々な楽しみ方ができる本だった

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    2025年05月06日
  • ゆうずどの結末

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    ネタバレ

    体感型ホラー小説。
    タイムリミット式の呪いがもたらす焦燥感のある読み心地はリングを思い出させます。
    こちらの書籍にはとある仕掛けが施されているので、電子より紙媒体で買ったほうがより楽しめると思います。
    小学生がいじめを受ける回は、いじめ描写が生々しく丁寧に描かれているので苦手な人がいるかもしれません。

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    2025年05月05日
  • あかずめの匣

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    怖がらせ系、呪われるのも呪いから逃れるのもルールがある。
    この事を踏まえた上で、因果のことわりから外れた伝染系(伝達という触媒有)
    しかし、それがざっくりしていながら明確であるため怖さが薄れさっと読めていまいち印象に残らない。
    死者であり使者である少女も、もっと役目があれば良かったのにと思う。
    ただ最後の方で、本のページも異世界への扉である、という表現は良かったです。

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    2025年05月01日
  • ゆうずどの結末

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    ネタバレ

    読むと死ぬ本と噂されるゆうずど。
    何度捨てても戻って来る、黒い栞が勝手に動く、近づいてくる紙の化け物、本の結末は自分が死ぬシーンという呪われた本。

    本を最後まで読まなくても、チラ見でも呪われるのあまりに理不尽だし、タイムリミットが目に見えるって嫌だなぁ...。

    菊池斗真の母親、壊れてしまうんじゃないかな。
    呪いよりも人コワの話のがインパクトあった

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    2025年03月28日
  • ゆうずどの結末

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    ネタバレ

    あ〜なるほどー!と思える展開のものに震える。
    後味は当然、良くない(ホラーなので)というのに、
    2章と3章は不思議とため息が出そうなほどの読後感があった。
    紙の化物については…
    なんとなく、私の頭の中ではおもしろい見た目に変換されてしまって、理不尽な呪いの存在は怖いけれど、
    実はもっと怖いのは人間の方なのだと感じさせられる作品だった。

    2章は完全に誘導されたー!という脱帽感、
    3章は、結末をみると、このザラザラした違和感のようなものはコレだったんだ…と非常に納得のいくスッキリ感。

    4章は、ところどころのトリックに、
    おや?と引っかかっていたのでなんとなく展開は想像していたものの、いざ顕れる

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    2025年02月24日
  • ゆうずどの結末

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    ネタバレ

    第一章は純粋な呪いによる物語から始まるが、第二章、第三章と続いていくなかで、この本に関わった人たちは何も呪いだけで命を落とすわけではなく、或る人は因果応報で、或る人は直接呪いを受けなくても制裁を受けてしまう、という色んな角度からの負の連鎖が絶妙で読んでいて飽きなかった。

    ただ、呪われる人・呪われない人は何で決まるのかがよくわからなかったので、ここは実写化されたらわかりやすいのかなと思った。

    なんとなくだけど、作者の滝川さりさんは自分の名前を利用してこの作品を書いているので、現実で何も起こらないのか、今後、もしかしたら本当に怖いことが起きるんじゃないのか…と少し心配に思う。

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    2025年01月16日
  • お孵り

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    ネタバレ

    九州の最果てのような村にある強い生まれ変わり信仰。
    そこの怪しげな風習の果てに巻き込まれた外部者の可哀想さ…
    土着ホラー因習系のねっとりさにわくわく序盤から一転、バチバチのサバイバルバトルが入り、黒髪カッコいい公安活躍。
    バトルラストの奇縁が判明、といったベタ展開で映画的。

    聞くに聞けない、なんか言っちゃいけないお約束。

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    2024年11月11日
  • お孵り

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    【2024年118冊目】
    結婚を間近に控えた佑二は婚約者である乙瑠の故郷の村を訪れる。歓待され、酔いつぶれて夜中に目覚めた佑二は村に伝わる異様な儀式を目撃してしまい、激しく動揺する。乙瑠も村には寄りつきたくないようだったが、出産だけは村で行わなければならないのだという。いよいよ出産を迎え、佑二も再び村を訪れることになったのだが…。

    だよね!だと思いましたわ!という展開でした。細々としたところは予想出来ませんでしたが、大まかなところは、ミステリーやホラーを読んでいる人ならば察せてしまうのではないかと思います。異様な儀式のところは確かにパンチがありましたが、逆に言えばそれくらいかもしれない。

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    2024年05月26日
  • おどろしの森

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    【2024年114冊目】
    念願のマイホームを手に入れた拓真は、愛する妻と娘に幼い息子との四人新生活をスタートさせた――のだが、拓真の周りで不可解なことが起こり始める。鼻につく抹香の香り、家族ではない女の笑い声、ふとした瞬間に目に入る艶やかな着物を着た女の姿。バーで偶然出会った霊能者に家に来てもらったものの、拓真は呪われていないのだという。だがそう言い放った霊能者の後ろにはやはり着物姿の女が拓真を見ていて――。

    家族の話というと、結構な確率で家絡みだったりするのですが、家が絡むと大体呪われる側としては理不尽だなと思うことが多く、今回もそのパターンでした。新築で買った家で怪異が起こるの気の毒すぎ

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    2024年05月22日
  • おどろしの森

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    ホラー小説としては恐怖する事は無かったが
    エンタメ的には読みやすく良かったのではないかと。
    個人的には題材が良いだけに
    ガッツリホラーで読みたかったな。

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    2024年01月22日
  • お孵り

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    久しぶりにホラー欲が沸いたため購入したうちの一冊

    ホラーとしては物足りなかったが、サスペンスとしては面白かった

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    2023年04月25日
  • お孵り

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    第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作品。

    装丁やタイトルの『おかえり』から想像出来る通り、生まれ変わりをモチーフにしたホラー小説。

    九州山中の暗い森の中で行われる異様な儀式、閉塞感溢れる村社会で暮らす怪しげな村民達、村人が崇める『タイサイサマ』。

    薄気味悪い要素がてんこもりだが、方言を交えて語られる事で不気味さは更に増して行く。

    この村で生まれた萩村乙瑠(はぎむら いちる)と結婚した夫・橘祐二。
    二人の行く末が気になり一気読み。

    終盤の阿鼻叫喚の地獄絵図の様な描写は目を背けたくなる。

    正統派ホラー作品。

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    2023年02月15日
  • お孵り

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    舞台は生まれ変わり信仰のある冨茄子村、過去に起きた凄惨な事件や老人の声で話す子供、薄気味悪い設定ですがホラーよりスプラッタ描写が強め。
    密教や村怖大好きなので大変楽しめました。
    読みやすくさくさく進み予想は出来たけど個人的にはラストも納得。さくっとホラーを楽しみたい人にお勧めです!
    スナック感覚ホラー。

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    2022年09月04日
  • お孵り

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    ホラー大賞読者賞だそうな。
    読者賞を取る作品は、エンタメ要素満載で読みやすい作品が多いけど、これもそんな感じ。

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    2022年06月12日
  • おどろしの森

    ネタバレ 購入済み

    うーん

    すらすらと読めてしまう読みやすさ、吸引力はあると思います。でもこの作者さんの前の作品のほうが怖かったかなぁと思います。こちらはそこまで怖くないです。最初こそ、遊女の霊となると怖いのか?と思いましたが、後半は霊との剣を持ってのバトルですね。なのでしっとりじめっとした怖さではないです。

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    2020年11月22日
  • お孵り

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    津山三十人殺し事件を彷彿とさせるホラー。
    輪廻転生が実際に起きていると言われる九州にある村。
    言葉の感じからして宮崎あたりをモデルにしたのかな。

    怖かったかどうかは置いておいて、
    民俗的要素満載で私は好き。
    これがデビュー作とは凄い。他の作品も楽しみ。

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    2020年11月15日
  • おどろしの森

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    ネタバレ

    怖いかと云うとそこまで怖くないし、家に憑く霊に悩まされる設定はありがちで独創性もホラー度も前作の方が上かなと思うが、ページがスイスイ進む疾走感は軽やかでさっぱり読みやすい。
    伝染する呪いの緊張感や交差する人間関係の行方、悪霊との息詰まる対決の起伏は深みを与える良いスパイス。
    尼子もアキラも美也も皆基本良い人なので、その誰かが途中で死んでしまわないかという畏れが“おどろし”の恐怖を上回って最後まで消えなかった。
    美也はシマの子孫で血縁だったということ?その部分が曖昧に終わってしまったのはやや消化不良な感じ。

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    2021年06月19日
  • お孵り

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    話の展開が早く、一気に読める物語。
    物語というよりなぜかもっと近く、身近に感じてしまうような不気味さに、一瞬「ノンフィクションか?」と思ってしまう。
    村の信仰、しきたり、この日本のどこかで本当に起こってることだと錯覚し、読む手が止まらない。
    いや、もしかしたら錯覚ではなく、本当の出来事なのかも…

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    2020年05月28日