滝川さりのレビュー一覧
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ネタバレ「人を閉じ込めて」窒息死させる“あかずめ”なる女怪とその呪いに纏わる連作ホラー。ある人物が「あかずめ」というホラー小説を書店でふと手に取るという枠(匣?)物語の構成を取っている。
作中作「あかずめ」はある地方の小さな村、冠村にある“窒息の家”と呼ばれる廃墟と“あかずめ”という怪異の言い伝えを巡る4編が載る。それぞれ、認知症の母の介護のため地元の冠村に戻ったシングルマザー(第一章)、“窒息の家”に肝試しで入った大学院生とその仲間(第二章)、異常な行動を繰り返す引きこもりの父親を呪い殺そうとする女子高生(第三章)、“あかずめ”の呪いを代々受け継いできた赤頭家の女(第四章)という内容で、“あかず -
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読みやすくてサクサク読めてしまった。捨てても捨てても手元に戻ってくる辺り、理不尽さが意味不明でホラーみを強く感じる。呪いの正体ははっきりとわからない、◯◯の怨念とか古びた本とか曰く付きとかそういうんじゃなくて、身近な角川ホラー文庫…ライトな都市伝説レベルに見えるのが今っぽい。
呪いの本、動画とか音とかじゃない、意志がないと読めなくない…?トリガーは地味めか、そこまで怖くはないかな?て思っていたのだけど、第3章で突然本文を読まされるハメになったり、黒い栞が挟まっていたり、ブツっと切れたりするのじわじわとくる。
呪われた者にしかみえない「結末」とか白いアイツとか、他の人には見えてないのか!ってわ -
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【2024年118冊目】
結婚を間近に控えた佑二は婚約者である乙瑠の故郷の村を訪れる。歓待され、酔いつぶれて夜中に目覚めた佑二は村に伝わる異様な儀式を目撃してしまい、激しく動揺する。乙瑠も村には寄りつきたくないようだったが、出産だけは村で行わなければならないのだという。いよいよ出産を迎え、佑二も再び村を訪れることになったのだが…。
だよね!だと思いましたわ!という展開でした。細々としたところは予想出来ませんでしたが、大まかなところは、ミステリーやホラーを読んでいる人ならば察せてしまうのではないかと思います。異様な儀式のところは確かにパンチがありましたが、逆に言えばそれくらいかもしれない。
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Posted by ブクログ
【2024年114冊目】
念願のマイホームを手に入れた拓真は、愛する妻と娘に幼い息子との四人新生活をスタートさせた――のだが、拓真の周りで不可解なことが起こり始める。鼻につく抹香の香り、家族ではない女の笑い声、ふとした瞬間に目に入る艶やかな着物を着た女の姿。バーで偶然出会った霊能者に家に来てもらったものの、拓真は呪われていないのだという。だがそう言い放った霊能者の後ろにはやはり着物姿の女が拓真を見ていて――。
家族の話というと、結構な確率で家絡みだったりするのですが、家が絡むと大体呪われる側としては理不尽だなと思うことが多く、今回もそのパターンでした。新築で買った家で怪異が起こるの気の毒すぎ -
ネタバレ 購入済み
うーん
すらすらと読めてしまう読みやすさ、吸引力はあると思います。でもこの作者さんの前の作品のほうが怖かったかなぁと思います。こちらはそこまで怖くないです。最初こそ、遊女の霊となると怖いのか?と思いましたが、後半は霊との剣を持ってのバトルですね。なのでしっとりじめっとした怖さではないです。