あらすじ
群集恐怖症の小学校教師、美咲はクラスのいじめに手を焼いていた。ターゲットは〈悪魔の館〉に住む転校生のめぐみ。不登校のめぐみと始めた交換日記には「ひみつの友だち」だという無数の小さな目を持つグロテスクな小人が描かれていた。ある日、いじめの主犯が館で穴だらけの死体で見つかるが……。決して小人を怒らせるな! 異形蠢くパニックホラー。
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Posted by ブクログ
不気味で気持ち悪いのに読む手が止まらない。海外の童話を思わせる描写と屋敷が怖さを強調させ、悪魔のような小人たちの集合体に小さい穴や斑点などのブツブツのがうわっっとなる。小人のことを想像しただけで怖い。そしてグロすぎた。
Posted by ブクログ
続きが気になってしまい、買ったその日に読み切ってしまいました。めっちゃ死にます。主人公が怖がりなのに踏み込みすぎて共感はできませんが、読者としては怖いもの見たさでわくわくどきどきしました。
死体の様子が想像しにくいので(文章では書いてあるが想像力が足りず)資料程度に挿絵があったら良かったなあと思います。小人の外見は表紙にありました。
Posted by ブクログ
パニック系ホラーでありつつも、じんわりとした怖さが続く作品。
最初にタイトルを見た時はどういうことかな?と思いましたが、読み進みていくと納得。
文字通り小人が脅威として描かれるが、それがものすごく気持ち悪い。
感覚としては大量発生かつ攻撃力を持ったGのような描かれっぷり。
行動原理は基本的にシンプルで、普通は何もしてこない。ただし、人の肉の味を覚えてしまった…というのは現代のクマ問題のようである。
特別弱点とかが描かれている訳でもないので、有効な対処法も見つからず物語は進む。
最後もジャパニーズホラー的な終わり方で良かった。
Posted by ブクログ
装画がとてもいい。
表紙を見ているだけで肝が冷える…。
それゆえ手に取った方もきっと多い筈。
で、
装画に負けず劣らず内容も良かった。
クリーチャーもの特有の不気味さで気色が悪いだけに留まらず、勧善懲悪ではないけれど凄絶な復讐劇!
まさしく、
くたばるの皆殺し…。
結びの静まり返った職員室の扉の向こう側、彼女はいったい何を見るのだろう(叫)。
じつに良かった!
Posted by ブクログ
冒頭から最後まで色んな意味で気持ち悪い
イジメの悪質さ
親のモンペ具合
ホラー要素の気味悪さ
最後ははっきりしない気持ち悪さ
人の存在的に持っている恐怖心を題材にして
恐怖心を煽っているのがいい。
Posted by ブクログ
この物語の基幹となるいじめ問題は、心が痛くなる。教師としてそれに悩まされ、加害者の親はモンペと来た。そんな閉塞感と、小人の幻想的かつグロい存在感は良かった。
Posted by ブクログ
群集恐怖症の小学校教師が、無数の目を持つ小人の恐怖に晒されるパニックホラー。
小人の末路やその後はホラーの王道のお約束だが、そこに至るまでの肉付けが上手いなぁ。
モンスターペアレントの恐怖、いじめの恐怖、無害だった者が豹変する恐怖、集団の恐怖…側面から複数の恐怖が張り巡らされ、ラストの絶望感の徹底ぶりでとどめを刺された感じ。
途中までそんなに小人に抵抗なく読んでいたら、めぐみが口の中を美咲に見せる場面で小人への嫌悪感が一気に爆上がり。読み終えてふと表紙をよくよく見返したら、、、もうゾワゾワが止まらない。