【感想・ネタバレ】くたばるの小人のレビュー

あらすじ

群集恐怖症の小学校教師、美咲はクラスのいじめに手を焼いていた。ターゲットは〈悪魔の館〉に住む転校生のめぐみ。不登校のめぐみと始めた交換日記には「ひみつの友だち」だという無数の小さな目を持つグロテスクな小人が描かれていた。ある日、いじめの主犯が館で穴だらけの死体で見つかるが……。決して小人を怒らせるな! 異形蠢くパニックホラー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

パニック系ホラーでありつつも、じんわりとした怖さが続く作品。

最初にタイトルを見た時はどういうことかな?と思いましたが、読み進みていくと納得。
文字通り小人が脅威として描かれるが、それがものすごく気持ち悪い。
感覚としては大量発生かつ攻撃力を持ったGのような描かれっぷり。

行動原理は基本的にシンプルで、普通は何もしてこない。ただし、人の肉の味を覚えてしまった…というのは現代のクマ問題のようである。
特別弱点とかが描かれている訳でもないので、有効な対処法も見つからず物語は進む。

最後もジャパニーズホラー的な終わり方で良かった。

0
2025年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒頭から最後まで色んな意味で気持ち悪い
イジメの悪質さ
親のモンペ具合
ホラー要素の気味悪さ
最後ははっきりしない気持ち悪さ

人の存在的に持っている恐怖心を題材にして
恐怖心を煽っているのがいい。

0
2025年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

群集恐怖症の小学校教師が、無数の目を持つ小人の恐怖に晒されるパニックホラー。
小人の末路やその後はホラーの王道のお約束だが、そこに至るまでの肉付けが上手いなぁ。
モンスターペアレントの恐怖、いじめの恐怖、無害だった者が豹変する恐怖、集団の恐怖…側面から複数の恐怖が張り巡らされ、ラストの絶望感の徹底ぶりでとどめを刺された感じ。
途中までそんなに小人に抵抗なく読んでいたら、めぐみが口の中を美咲に見せる場面で小人への嫌悪感が一気に爆上がり。読み終えてふと表紙をよくよく見返したら、、、もうゾワゾワが止まらない。

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2025年09月15日

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