デヴィッド・グレーバーのレビュー一覧

  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    最悪のシステムの中の最善のシステムである、資本主義について、情報技術によってますます加速し、変容をしていく先に何が待っているのか。2019年の断面で7名の経済学者が未来を予測した書

    キーワードは以下です。

    米中の対立
    資本主義の修正と変容
    富の再配分
    人工知能の発達と普及、そして雇用への影響

    目次

    プロローグ 「未完」のその先を求めて

    Chapter1 ポール・クルグマン 我々は大きな分岐点の前に立っている
    Chapter2 トーマス・フリードマン 雇用の完新世が終わり、人新世がはじまる
    Chapter3 デヴィッド・グレーバー 職業の半分がなくなり、どうでもいい仕事が急増する
    Ch

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    2023年01月26日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    やらなくても誰も困らない仕事(何も寄与しない仕事)って確かにあると思います。

    労働自体が目的となっていないか❓
    そんな事を考えさせられる一冊です。

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    2023年01月21日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    他の人も書いている通り、とにかく冗長で読みづらい。が、筆者の言いたいことは納得できるし面白い。
    本文の後に続いた訳者の文章は1番要約してあってわかりやすいのだが、だったら本文の訳もう少しわかりやすくしてよ…と言いたくなった。。

    ケアリングの話は全くその通りで、簡単にロボットによる代替ができると思わないし、それを数量化しようとするからおかしなことになる、というのは実際にブルシットジョブをやっている人間として非常にわかる。

    そして最後は少し違う観点からベーシックインカムの議論に。ここが非常に面白かった。
    人間の本質はきっと労働そのものに価値を感じるはずであって、だったらそこに集中する環境を作る

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    2025年11月30日
  • 啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語

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    マダガスカルに定着した海賊とその子孫の社会学。面白い。中間的な位置づけに自分を持ってくる知恵と後世からの評価

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    2025年09月22日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    ネタバレ

    新年度にぴったりの本、かもしれない!
    就職や就活を通して「社会人」になる洗礼を受ける私たち。

    社会に貢献する、
    組織の役に立つ、
    どんな仕事も尊い、

    そうやって社会に出たときに世界中の働く人が直面する矛盾や葛藤は、
    きちんと説明されてこなかった。
    だからこそ、多くの共感を読んだんだろうと思います。

    本書が出版されたのは2018年、この日本語版も2020年7月、パンデミック発生後に出されています。

    著者のブルシットジョブ論が世に広まったのは、2013年のウェブマガジンへの寄稿記事からだそうです。

    その後のコロナがさらに彼の議論を現に裏付け、「グレーバー現象」がさらに広まっていったのも納

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    2025年03月30日
  • 万物の黎明~人類史を根本からくつがえす~

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    ひとことで言えば「ビッグ・ヒストリー」への疑問、アンチの超大作だが、ハラリやダイアモンド、ピンカーなどをポップ人類史と徹底的に批判しているのが興味深い。
    遊戯農耕とシリアス農耕というコンセプトも大変面白い。わかりやすく直線的に語ることの弊害にも気付かされる。
    膨大で熱のこもった訳者あとがきもあるので、先にここから読んで全体の見取り図とするのも良いと感じた。

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    2024年11月13日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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     アメリカのアナキストでもある文化人類学者デヴィッド・グレーバーが書いた世界のカラクリを解き明かす「解放の書」との触れこみで、前から気になっていたものをついに読んだ。
     3名で訳しているのもあり、かなり読みにくい。訳も色々と迷ったようで、訳注も多い。原文も修飾語が多く一文が長いのだと思う。日本語もそのとおりに訳しているらしく、やたらと「~の~の~における~については~か?」みたいな冗長な表現が多く、章立ても行き当たりばったりで、全然頭間に入らなかったため、2回ほど通読するはめになった。
     
     ブルシット・ジョブというのは「その仕事にあたる本人が、無意味であり、不必要であり、有害でもあると考える

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    2024年10月19日
  • 万物の黎明~人類史を根本からくつがえす~

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    我々の不平等な社会はいつ始まったのか?という問い。これを人類史の考古学的証拠を見ていきながら、なぜ我々の社会は閉塞してしまったのか?という問いへと定義され直される。その答えへの手がかりには太古の人類を現代人と同じような人間として認識しなおし、これまでに存在した多様な社会を無視せずに包括する必要性がある。近年人気を博しているポップ人類史に対する批評であり、改めて構造主義的見地から人類史を捉え直す名著。

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    2024年07月13日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    ブルシットジョブ、確かにあるよなと納得してしまう。これまで、このような視点で仕事の意味について考えた事は無かったし、仕事の有無は問題になってきたが、主観的な仕事の価値が問題となった事はたぶん無かった。
    ブルシットでない仕事が生活できな程低賃金で、ブルシットなペーパーワークが高給な事は事実で、何でこんな事になったのか、納得が出来ない。
    ベーシックインカムはいい考えだが、ハードなケアワークをニーズを満たすだけの人間が選択するのか、需給のバランスが取れないように思う。

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    2023年07月10日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    ネタバレ

    読みづらくて大変だった。本書による定義では、ブルシットジョブとは、
    「被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態。とはいえ、雇用条件の一環として、本人は、そうでないと取り繕わなければならないように感じている。」とされている。既にしんどい。
    その無意味な仕事に対して、なぜか結構なお金が支払われる状況があり、これが働く者の尊厳を傷つけて苦しめるような現象まで起きている。

    ・・そして、200ページほど事例の列挙と勿体ぶった考察が続く。大幅に端折ると、
    ・労働はそれ自体が価値という考えが古くからある(労働価値説)。
    ・そこに資本主義が入っ

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    2023年07月08日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    自分の仕事は世の中の役に立っているんだっけと自問してしまう。管理する仕事とか金融とかやっている人は心の中どうなんだろうとか。

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    2023年06月15日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    「ブルシット・ジョブが増え続けている!」というポイントに絞ってほしかった。枝葉の議論が多すぎるように感じた。

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    2023年05月29日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    ★金銭に換算できないケアリングの価値★労働は苦行を伴うものであり、教師や看護師など誇りとやりがいを得られる職業は低賃金でも仕方ない――。「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」に先立つ、労働を修養の一環とみなす英国の考え方まで立ち上り、無意味なのに意味があるように取り繕わなければならないブルシット・ジョブの存在に光を当てる。

    労働はそもその金銭と換算するものではなく、時間の切り売りという概念を取り込んだから雇用者は働き手が暇そうにしているのを許せない。労働は生産にばかり焦点を当てていたからこそねじれが生じ、サービスという概念を取り込めていない、と主張する。最後に遠慮がち(?)ながらベー

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    2024年01月07日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    自分を含めて、おそらく多くの人間が感じていながらも口に出してこなかった問題について論じている。「世の中から消えても別に何の問題もなさそうな(むしろ無くなったほうが良いかもしれない)無駄な仕事」について。

    例えば、わざと通さないように作られている補助金等の制度における書類作成や穴埋め作業、ファンドマネージャー、決定権のない中間管理職、コンサルタント、いなくても会社が回るCEOなど、権力者を権力者たらしめる為だけに存在する「貴族社会における従者」のような仕事のことを言うらしい。ブルシットジョブとは「誰から見ても不要だと分かっていて、本人でさえ自覚しているにも関わらず、表立って不要な仕事だと言えな

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    2022年12月31日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    色んな視点があって面白い。
    現代社会を憂えている点では一緒。
    個人的には、フリードマン、グレーバー、ブレグマン、ショーンベルガーの思想にかなり共感を覚えた。それぞれの著書を読んで、より詳しく勉強しようと思う。

    以下、個人的なメモ(ネタバレ?)

    ポール・クルーグマン
    富の集中は防がなければならない。
    資本主義による経済不平等をどこまで是正するか。政治の話。

    トーマス・フリードマン
    「Average is Over」格差拡大で、平均的では不十分で、常に平均以上になることを志向しなければならない。
    「creativity,collaboration,comunity,coding」が必須スキル

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    2020年02月03日
  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来

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    面白くて一気に読んでしまった。
    当世きっての論客七人を少しずつ楽しめるとは、贅沢な。と思って後書きみたら、一部はNewsPicksでの連載記事だったようで、なるほど納得。うまいわけだ。
    あくまでもエッセンスでしかないので、それぞれの著書をしっかり読み込みたい。

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    2020年01月18日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    5章を読んで、あ、これレントシーキングの話だ、と理解できるかどうかが分かれ目だと思う。
    4章までは労働疎外論の変奏で、ここまではよくある話題。
    本書の中で、最も重要でかついちばん面白いのは、その後の5章にある。
    ここで、ブルシットジョブが生まれるのはレントシーキングによることが明らかにされ、議論の眺望が一気に開ける。
    論理展開が非常に回りくどくて明確な言及もないため、レントシーキングだと分かりにくい面はある。
    とはいえ、ところどころ「レント」の語は用いられていて、きちんと読んでさえいればわかることではある。
    しかし、書評の多くでは4章までしか言及されていないし、5章に言及したとしても軽く触れて

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    2025年12月13日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    オーディブルで聴いた。

    世の中の何の役に立ってもいない無意味な仕事=ブルシットジョブについて扱った本。

    題材は面白いけど、長いし話がよく脱線したりするから聞き逃してもそのまま聴き続けた。

    うちの上司は典型的なタスクマスター、無意味な仕事をいちいち振ってくるブルシットジョブ生成機。そして自分もそんな無意味な仕事をこなすブルシットジョブ。

    自分に振られた仕事がいかに無意味であるかを上司に理解させるより、仕事を終わらせる方が早いから無意味な仕事が生成され続ける悪循環。上司を説得できるとも思えないし、説得できなかった時のリスクもある。

    「自分の仕事が無意味であると思いながら仕事をすることは、

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    2025年04月19日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

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    ある人にとってはクソどーでもいい仕事でも他のある人にとっては必要な仕事なこともあるんよなー

    やから必要ないクソどーでもいい仕事なんて実は無いのかなあと思ったり!!!
    知らんけど!!!

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    2024年12月31日
  • 万物の黎明~人類史を根本からくつがえす~

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    富が権力につながらない社会や農耕をあえて選ばない社会など考えてもなかった視点が次々出てきて新鮮だった。
    がしかし、長々しく要点がわかりにくいスタイルの文章についていけず、半分ほど読んでそっと閉じましたʕ⁠·⁠ᴥ⁠·⁠ʔ

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    2024年12月14日