松井玲奈のレビュー一覧

  • カット・イン/カット・アウト

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    ネタバレ

    坂田まち子、52歳の舞台俳優。仲間たちからはマル子と呼ばれている。舞台では脇役ばかりだったがあるときヒロインの代役をすることに。その演技が素晴らしいと話題になる。
    中野ももはアイドルグループスピンズに属している元子役。舞台のヒロインに抜擢されるが体調不良で降板する。
    話に引き込まれた。よくある表現だが、つづきが読みたくてページをめくる手が止まらないとはこれの事だ。
    アイドルから俳優となった松井玲奈さんだから書ける作品ではないか。
    今作も食べ物の描写にこだわっているように思えた。出てくる食べ物みんな美味しそう。

    全6話構成。1話は坂田まち子、2話は中野ももファンの大学生、3話は中野もも、4話は

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    2025年09月11日
  • 累々

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    とても読みやすくておもしろかったです。
    この『累々』の世界にどっぷりハマってしまい、読み終わった後もさやのことが気になってしまっています。笑

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    2025年07月27日
  • カモフラージュ

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    短編集なので、するする読めた。
    SKE48の時から応援していたが、作家としての才能もあり凄いと感じた!
    ホラー要素があり、少し怖く感じたが女性の描写など細かくて分かりやすかった!

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    2025年07月13日
  • カット・イン/カット・アウト

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    全然売れなかった舞台女優が代役を演じて有名になり、子役から活躍していたアイドルが挫折から這い上がる様などリアルで感情移入しやすく途中で止めたくなくてどっぷり浸かった。
    有名になっても余裕ある時間がなければ心が病んでしまうのだなぁ。そしておいしく食べる事が生きる力になると教えてくれた一冊。

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    2025年05月25日
  • 私だけの水槽

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    SKE48の頃しか知らないので、こんな人だったんだ……と新鮮。珠理奈の方が同い年だし親近感あったけれど、玲奈のエッセイ色々読んでみたくなっちゃった。歌があんまり得意じゃないってのも知らなかったなあ。

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    2025年05月17日
  • カット・イン/カット・アウト

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    文中に出てくる物の例え方であったり、心情の表現の仕方が繊細で上手だなと思いました。
    読んでいて綺麗な文章を書くんだなと思いましたし、これまで芸能人が書かれた本はリアリティに欠けてリタイアすることも多かったのですが、こちらの本は読み進めていくことができましたし、読みやすい本でした。

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    2025年04月02日
  • カモフラージュ

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    間違いなくここ最近読んだ本の中で一番面白かった。
    男性はさておき、女性における心理描写の解像度が好き。

    どの話もどことなく辛くて、
    最終的には自分らしさに納得していく様が好き。
    不思議な設定の話もそこの帰着していて、ブレないというのも良かった。

    1話目のみ主人公がまんま作者を思い浮かべてしまったけど、2話目以降からは忘れるほど。

    若干稚拙な表現もなきにしもあらずだけど、
    初執筆でこれとは天才か。

    集中して読めて良かった。

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    2025年01月07日
  • 私だけの水槽

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    色々な考え方が伝わってきて、とても面白かったです。
    女優業、舞台など多忙な中で、
    ペンをとる松井さんは素敵です。
    食べ物の美味しそうな伝え方が
    とても素敵で、食べたくなります。

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    2024年06月25日
  • 私だけの水槽

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    作者のこころの内側を少し見せて貰えたような作品でした。
    ほっこりしたり、過去の嫌なことや悩みに共感したり、書いてあることに興味が湧いたり。
    次作は連載中の小説でしょうか。そちらも楽しみです。

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    2024年05月19日
  • 累々

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    ネタバレ

    人間には色んな面があるということを表現した作品。
    解説の中に出てきたじぶんの全てを知っている人がいない、という話に共感した

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    2024年02月11日
  • 累々

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    ネタバレ

    アイドル時代から知っていた松井玲奈さんの小説ということで興味本位で読んだみたけど、良かった。自分好みだった。
    そういうことか、と気がつくたびに面白さがましていった。

    読み進めていくと小夜という人間を徐々にわかった気になっていたが、読み終わると結局小夜ってどんな人間だ???となった。これが玲奈さんの企みというやつなのか…

    最後の結婚式はなんか笑えてしまった。全てを知るって不可能だよね。どんな相手、どんな関係でも。それがいいのか悪いのか…人間て複雑。

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    2023年12月01日
  • 累々

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    普段ミステリーばかり読んでいて、さらに元アイドルの小説ということで、大変失礼ながら期待せずに読みました。
    意外性があり、ただの恋愛小説ではなかった。
    松井玲奈さんに申し訳ない気持ちです。これから全力で応援します。

    作中で、
    自分がやっていることは自分が自分でいられるために必要なこと。
    みたいなニュアンスのことを主人公?の女性が言っている。
    自分を正当化するために言ってるし、言うことで結果自分自身を救っている。
    この言葉がこの本を表すひとことのように思いました。

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    2023年08月30日
  • 累々

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    読後、結局何も残らない。
    だけど、それは否定的な意味ではない。

    ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもない。
    心が揺さぶられたにも関わらず真相はわからない。

    すっきりはしないが深く考えてしまう。
    人間の本質の沼には嵌るような心地よさがあった。

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    2023年08月16日
  • 累々

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    ネタバレ

    SKE48時代から著者の松井玲奈を推している。
    彼女のデビュー小説『カモフラージュ』は「食べることが大好きな彼女らしい素敵なお話だなぁ」くらいにしか思っていなかったので、『累々』も彼女らしさが光るキラキラしたもの……くらいの軽い気持ちで手に取ったら結構心を抉られた。理由は後ほど。
    この物語は彼氏からプロポーズを受けて思い悩む小夜の話から始まり、彼氏の親友と体の関係だけを続けるパンちゃんの話、パパ活に励む美大生のユイ、大学の先輩との煮え切らない関係に悩むちぃ、そして、小夜の姿を今度は彼氏の視点で描いて終わるという連作小説の形をとっている。
    話が進むにつれて「もしかして…」と思うような仕掛けがある

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    2023年08月08日
  • 累々

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    2作目にとても期待していたが、期待以上で嬉しかった。恋愛短編集だが、目を見張るのは独自の発想。単なる恋愛短編集ではないオリジナルティの世界に溢れていた。作家的にもだけれど、この文章力は凄いなと感じた。

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    2023年08月07日
  • カモフラージュ

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    アンソロジーで読んで、割と好きだった「作家」さん。近くの本屋さんにサイン入り本があったので、迷わず購入。短編集。どの作品もゾクッとして良いけれど、「ジャム」が特に良い。

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    2023年07月01日
  • カモフラージュ

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    恋愛の切なく苦しい想いが綴られていて、
    度々共感して胸が苦しくなった。
    心理描写が独特で今までで読んだ小説達より一風変わっていて新鮮でした。

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    2022年12月30日
  • ひみつのたべもの

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    自分と似てたり、共通項があったりすると、不思議と応援したくなりませんか?エッセイは、それを見つけやすい本だと思います。
    本書でいうと、出身がほぼ一緒、目玉焼きになにをかけるか、たけのこかきのこか、などなど。
    わかるわかる、といった気持ちが出てくるエッセイでした。今後も読んでいきたいとおもいました。

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    2021年08月26日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    レビュー書き忘れてた。
    元アイドルとか肩書が要らないくらいよいですね。
    軽い文体で好きです。
    オムニバスでホラーっぽいものや、恋愛ものとカラフル。次も読みたくなりますね。

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    2021年07月28日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    ネタバレ

    松井玲奈さんの処女作。
    情事、グロ、デブス、フェティシズム、本音、潔癖、といったテーマが内容の6つの短編集。

    私的には「完熟」が好きなやつだった。
    ほんのりエロス的な表現がステキでした。

    どのお話にも「食」に関する描写があり、食欲をそそられるものがありました。

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    2021年04月23日