あらすじ
※初回限定特典:ひみつのレシピカードは付属されておりません。
\独り占めしたくなるほど美味しくて尊い!/
「推しに捧げる手作りプリン」「食欲おばけの日」
「これっくらいのお弁当箱」「ああ、愛しの台湾」など
読めばお腹が空く、松井玲奈 初のエッセイ集。
彼女のプライベートの食にまつわる話を
「anan」連載25回分に、書き下ろし25作品を加え、
たっぷり50編を収録。
レストランで出会う特別な一皿から
深夜に衝動的にすすりたくなるカップ麺、
旅先の記憶、実家の忘れられない味まで、
繊細な観察眼で多様な“たべもの”を描きます。
<表紙と口絵撮影・川島小鳥>
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分と似てたり、共通項があったりすると、不思議と応援したくなりませんか?エッセイは、それを見つけやすい本だと思います。
本書でいうと、出身がほぼ一緒、目玉焼きになにをかけるか、たけのこかきのこか、などなど。
わかるわかる、といった気持ちが出てくるエッセイでした。今後も読んでいきたいとおもいました。
Posted by ブクログ
ananで連載されている食べものに纏わるエッセイをまとめた本。
食べものを通して、松井さんの生活やこれまでの人生を覗き見しているようで、こういう所がエッセイの面白いところだなと思いました。食べ物の描写がかわいいです。桃やクリームソーダが印象的でした。
Posted by ブクログ
人生では何回か味覚の変化があるという。
玲奈さんは、今どの辺りにいるのだろうか?
お子さんの頃はかなりの偏食で、食も細かったご様子。
しかし、その頃から、食に対するこだわりは強かったようだ。
・・・今、思ったのだけれど、偏食というのは、食へのこだわりの強さゆえに起きるのではないだろうか?
玲奈さんと食べ物のつながりが、バラエティ豊かに描かれている。
宝石のようなケーキ、一人の秘事の味。
ジャンクの味。
かえらない思い出の味。
泣きながら食べたもの。
ふるさとの自慢。
祖母の味。
母への感謝。
今だからこそ、書けるのだろう。
玲奈さんは今、「大人の味」に目覚め始めた、大人のひよっこだと言う。
この先にひらけていく玲奈さんの味覚と、新たなエッセイに期待したい。
本文の前後に数枚ずつの写真のページがあり、読んだ後に見ると、「あ、あれだ!」と分かって、2度楽しい。