松井玲奈のレビュー一覧

  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    感想
    モザイクアートのようなアイデンティティ。遠くから見ればキレイな一枚絵。でもタイルひとつひとつの輝きは見落としてしまう。それに目を向ける。

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    2022年10月09日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    松井玲奈さんの『累々』を途中まで読んだことがあって面白かったのでこちらも読んでみました。純粋に、文章が上手い、才能があってすごいなぁと。アイドルとして先に世間に知られていた人だから、どうしても「元アイドル」として括られてしまうのだろうけど、それも失礼なんだろうな。どれも違った雰囲気の短編が6篇。累々の方が好きだったのでそちらを再読したい。

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    2022年10月02日
  • カモフラージュ

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    いつのまにか毒が回っているような感覚になったり最後の最後にグサッと不意に刺されるような味わいある作品だった、一作目のハンドメイドで彩瀬さんの解説でも触れていた部分が衝撃的でいちばん好みだった

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    2022年05月22日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    元アイドルという肩書なんてわからないくらい面白かった。
    6篇ともに異なる雰囲気だが、共通していると感じたのは、本音を隠し、自身の葛藤と闘っているような主人公の描写。
    自身が体験したかのような繊細で丁寧な心理描写が光ってた。
    著者の松井玲奈さんは鋭い感性を持ってるのだろう。その感性が垣間見れる作品。

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    2022年01月25日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    楽しくあっという間に読めた。この小説を読んで松井怜奈に興味が沸いた。
    いとうちゃんが特に好きだった。

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    2022年01月20日
  • カモフラージュ

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    松井玲奈ってことで読んでみたら意外と奥深い作品でびっくり。
    短編集どれも違った設定で、でも雰囲気とかテーマみたいなものはなんとなく一貫してて、
    生々しくてエロスがある、性と生を比喩的に描くとこんなかんじかな。
    文体の雰囲気としては窪美澄さんに似てるかも。
    長編も書かれたら読んでみたいかな〜

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    2022年01月10日
  • ひみつのたべもの

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    ananで連載されている食べものに纏わるエッセイをまとめた本。
    食べものを通して、松井さんの生活やこれまでの人生を覗き見しているようで、こういう所がエッセイの面白いところだなと思いました。食べ物の描写がかわいいです。桃やクリームソーダが印象的でした。

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    2022年01月05日
  • カモフラージュ

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    紡ぐ文章から質量や匂いや水分を感じるような、生々しさを感じた。
    しばらく読み返せないかもしれないけど、またいつか読んでみたい。

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    2022年01月05日
  • ひみつのたべもの

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    人生では何回か味覚の変化があるという。
    玲奈さんは、今どの辺りにいるのだろうか?
    お子さんの頃はかなりの偏食で、食も細かったご様子。
    しかし、その頃から、食に対するこだわりは強かったようだ。
    ・・・今、思ったのだけれど、偏食というのは、食へのこだわりの強さゆえに起きるのではないだろうか?

    玲奈さんと食べ物のつながりが、バラエティ豊かに描かれている。
    宝石のようなケーキ、一人の秘事の味。
    ジャンクの味。
    かえらない思い出の味。
    泣きながら食べたもの。
    ふるさとの自慢。
    祖母の味。
    母への感謝。

    今だからこそ、書けるのだろう。
    玲奈さんは今、「大人の味」に目覚め始めた、大人のひよっこだと言う。

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    2021年12月09日
  • ひみつのたべもの

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    松井玲奈さんの思い出の食べ物やエピソードがひとつひとつ描かれてて、中には食べたことのあるものもあって情景が目に浮かんで楽しかった。

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    2021年06月13日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    累々を先に読んでたから、こちらは表現や読みやすさにまだ粗削り感があったけど、感性がさすがだなという印象。人は誰しも他人には見せられない感情、闇、トラウマなどを抱えていて、その機微が上手く描かれてた。メイドカフェの話とか、外見がモノを言う残酷な世界なんかも、若い女の子ならではの視点や感覚が新鮮で良かった。

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    2021年04月25日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    ハンドメイド
    いとうちゃん
    拭っても、拭っても
    好きでした。アイドルのイメージが強かったので、ジャムや完熟のような文章も書かれるなんて意外でした。
    累々も楽しみです!

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    2021年03月22日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    あんなに美しく可愛いアイドルの松井玲奈さんからこんな「ジャム」みたいなすごい作品が出てきたことに驚く。この話はグロくて絶対に映像化できないレベルでやばい。
    「完熟」はとてもエロいい。
    「リアルタイム・インテンション」は勢いがあって面白かった。
    短編集6作どれも面白い。松井玲奈すごい。累々も楽しみ。

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    2021年03月08日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    ちょっとバカにしてて、本当にすみませんでした。
    かなり面白かった。
    取り分け『いとうちゃん』は秀逸の出来。
    『拭っても、拭っても』は映像化できそうなくらい。

    長編が読んでみたい。

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    2021年01月06日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    元々松井玲奈さんのファンで、発売当初に購入したのに読まずに積まれていた作品(笑)
    短編集は苦手だけど問題なく読み進められた。描写が1つ1つ細かいので、物や風景が頭に浮かびやすい。
    デビュー作にして完成度の高い文章だと思う。次回作も楽しみに待っていたい。

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    2020年05月22日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    「ハンドメイド」夜にホテルで彼と食べるお弁当を作る。
    「ジャム」ホラー的。お父さんをはじめ後ろにはもう一人の人がいる。
    「いとうちゃん」メイドになりたく上京し、メイド喫茶で働く”いとうちゃん”。体重が気になる。
    「完熟」水辺で一心不乱に桃を食べている女性に出会った。大人になっても忘れない。
    「リアルタイム・インテンション」仲良しYouTuber三人組。企画で”本音ダシ鍋”というのを食べながら本音を吐いてゆく。
    「拭っても、拭っても」男性にふられた”ゆり”。心に傷を負うが、その男性のあるクセが問題で。
    の食に関わる六編。
    食に関わるといいながらも、いろいろな角度、視線で描かれてて、予想以上に楽し

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    2020年03月01日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    ネタバレ

    初読み作家の本を読んだとき、ページを開いて何行かで「この人の言葉、好きだな」と思うことがある。
    今回久々にその感覚を味わった。どんどん彼女の言葉へ、世界へと引き込まれていった。
    話のテイストは違うものでも「カモフラージュ」というモチーフがあるので次はどんな雰囲気の話なのかという楽しみもあった。
    こんな話も好きですよ、という松井玲奈の名刺のような作品だ。

    誰もがみんな人に言えない心の奥がある。隠しているそれを覗き見してしまったような気分になる。
    話としてはそれほど目新しいものではないのかもしれない。だが時々心に刺さるフレーズがあり、清廉さと生々しさを感じさせる不思議な感性が魅力。
    作詞をしても

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    2020年02月24日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    女優で、元アイドルグループSKE48の中心メンバーだった
    松井玲奈さんによる短篇集。デビュー作です。

    6篇の短篇、それぞれがすべて方向性の違うもので、
    「どんな枠にも柔軟に対応してみせる」かのように、
    自分なりの作品を作り上げています。
    意欲的で、野心的です。
    そして、文章力や構成力、発想力には確かなものがありますが、
    たぶん、6作品を書いていくうちにも、
    それらのレベルが上がっていっている印象です。

    では、いくつか、感想を。
    まず、オープニングを飾る「ハンドメイド」を。
    僕もちょっと書く人だから気付くようなところはあるんだけれど、
    たとえば細かく語りすぎて野暮ったくならないように、
    文章

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    2020年01月22日
  • 【電子特別版】カモフラージュ(松井玲奈 刊行記念インタビュー付)

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    ネタバレ

    松井玲奈ちゃんがこんなこと書くことに驚いた。
    一方、そういうところあるなーってのも思った。
    潔癖だったり、メイドとか好きそうだったり、太ること気にしたり、異世界っぽいやばいところとか、フェチとか。
    ラブホについてとか、不倫とか詳しくてしてるの?って思っちゃう。
    一方、YouTuberとかは、いろいろ調べて書いたんだろうなとか。
    いろんなタイプの話があって、作品としてもおもしろかった。
    文章も自然で読みやすいし。
    一番印象に残ったのは、ジャムかな、
    気持ち悪すぎて(笑)
    切ないのは最初の不倫のかな。

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    2019年11月17日
  • カット・イン/カット・アウト

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    出てきた料理のレシピ、作りたくなったのは私だけではないはず。

    ハッピーエンドの小説が好きなわけではないけど、最後、よかったと声に出そうになった。
    世の中、こういう風に救われる世界であってほしい、
    がんばってきたことが伏線回収される人生を送りたいものだ、と思った。

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    2025年12月10日