松井玲奈のレビュー一覧
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れなっちの本でなかったら、この本を手に取っただろうか。と第一章をよんでいる間中、ずっと頭に引っかかっていた。SKEでは珠理奈推しだった私にとって、「じゃないほう」のマツイだったれなっち。でも、小説を書いたり、海月姫での演技は素晴らしく、大好きになりました。役者おばさんの話かあ、52歳って、こんなにばあさんに思うのかね。実際、舞台では50代の女優さんなんて、ヒヨッコみたいにされてたのを見たことがあるんだけど。私が、元アイドルに期待する小説は、斜線堂有紀の「愛じゃないならこれは何」のばねるりみたいな、アイドルの内面とか、佐原ひかりの「スターゲイザー」みたいなものだった。でも、きたりえの「めだか荘」
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2021年に購入し、全編読んだ気でいたけど再読したら読んだ記憶のない話が………、ハンドメイドとジャム、完熟は記憶に残ってるのに他はない!何故!!!と、びっくり。他4編は最近読みました。
特に印象に残ったのはオレンジの片割れのこのセリフ「恋してる時って変なんだよ。なんでも都合よく解釈しちゃうか、なんでもマイナスに考えちゃうか。極端で、自分の中で白黒つけないとやってられない」本当にそうだよな〜うまいこと言葉にされるな〜と感心しました。
いとうちゃんも良かったです。窮屈に感じたらそこから脱出して場所を変えるのも有りだよね!
ポジティブな気持ちになれました。いとうちゃんに幸あれ。 -
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共感する内容が多くあり読みやすかったです。
自分の中で、松井玲奈さんは、気遣いができてご自身のことよりも他人のことを優先的に活動されていて、優しさの中にも強さがある方というイメージでした。
読み進めていて、人にあまり興味がないこと、本当は自分のやりたいことだけやっていたいこと、部屋に篭ってSNSを見ていると他人が羨ましく自分が劣っているように感じること等、松井玲奈さんでもそういうふうに感じることがあるのだと驚きもありました。
外側から見たら、優しく輝いている方であっても内面は違っていたり、松井さんの内面を垣間見ることができ今後も応援したいと思いました。 -
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ネタバレ自分が読んだことなかったり読みたいと思ってたりするミステリーが届くのはもちろん嬉しいんだけど、普段自分で手に取らない本が届いたときの方がワクワクする(っ ॑꒳ ॑c)
エッセイはきっかけがないと読むことはないけどこれまで読んだエッセイどれも面白かったから、今回も読むのが楽しみだった
もちろん存在は知ってるけど女性アイドル方面には疎いから、あんまり詳しい人となりは知らずフラットな気持ちで読みました
人付き合いが苦手なオタク気質、仕事に一生懸命すぎて疲れてしまう、人と違うことに劣等感を感じて落ち込む、、、
等身大の30代女性の日々が綴られていて、元アイドルの女優さんということを忘れて親近感がわ -
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私は、松井玲奈がSKE48,のメンバーであったことも乃木坂46,のメンバーであったことも知リませんでした。彼女を初めて知ったのはドラマの『行列の女神』(テレ東のドラマBiz)でした。その後『エール』、『プロミス・シンデレラ』に出演しており、「この娘、なかなかえぇんでないの」と思っていました。
彼女の書いた小説『カモフラージュ』が絶賛されていて、同作品と第二作『累々』を読んでとても驚かされました。①感覚を揺さぶる不思議なテイスト、②表現がヒジョーに斬新/新鮮、③日本語力がスゴい(日本語検定1級の私も舌を巻きました)。
そして、本作品は、彼女のエッセイ集。「文才があるな〜」とまたまた感心させら -
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自分って一人だけどいろいろな顔がある。
多重人格ってことではなく、仕事場で見せる顔、家庭で見せる顔、友達にだけ見せる顔、いろいろある。
自分からいろいろな顔が派生しているのではなく、枝分かれしたさまざまな顔が合流して(重なり合って)ひとつの自分になっている、ってイメージかなあ。
微分というよりは積分みたいな。
(いや微積についてよく分からんけど。テスト100点満点の24点だったし)
仕掛けに気づいた時、なるほどこりゃあ『累々』だ、と思った。
『カモフラージュ』で松井さんの小説の虜になり、絶対読まなきゃ!と思っていた一冊。
やっぱりすごいな〜と思う。
マルチに活躍されている方だか