松井玲奈のレビュー一覧

  • カモフラージュ

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    ちょっとだけ、油断してました。

    元アイドルであり、本好きなのだろうとは思いながらも、若くして人気者で多忙であるはずなの著者だから、一作目だということもあるし、短編集でもあるし、もっと軽いストーリーなのかと想像してました。

    自分もそれなりにたくさんの本を読んできたつもりなのだけど、今までに感じたことのないような不思議な感覚になる物語ばかりで、新しい景色を見せてもらいました。

    どの短編も、それぞれの状況やシチュエーション自体はありがちであるはずなのに、見えている視点だったり発想だったりがどれも普通じゃない。

    その上で、さらに心の動きがまったく当たり前じゃない方向に流れていくものだから、なん

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    2026年05月05日
  • ろうそくを吹き消す瞬間

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    エッセイを読んだのは初めてかもしれなかったけど、玲奈ちゃんの信念とか想いがよく伝わってくるエッセイでますます好きになった。
    自分も書くことは好きな方だし、ジャーナリングとまではいかないけど、日記とかで頭の中を整理していきたい

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    2026年04月28日
  • カット・イン/カット・アウト

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    芸能界に所属してないと描けないようなストーリー。
    劇団を渡り歩いてきたマル子さん、アイドルの中で子役俳優を経験したモモ、厳しくも職人気質な演出家、急に世に出たマル子さんを支える若いマネージャー君。
    各章が、それぞれの視点から描かれていて、それぞれのキャラと繋がっていて読みやすい構造だった。
    マル子さんの想いがモモちゃんに伝わって良かった

    劇団の座長というのは、相当なプレッシャーなんだろな。
    息苦しさを覚えるような描写が生々しかった。

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    2026年03月08日
  • カット・イン/カット・アウト

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    何の予備知識もなく、表紙のかわいさに惹かれて手に取りました。芸能界という、私には縁のない世界での話という事もあり、新鮮な気持ちで読めました。全く恋愛要素なども出てこず、純粋に2人の女性が出会って、お互いの存在を意識しながらも成長したり、自分の道を切り拓いていく…。その後2人がどう関わっていくかも気になります。

    もちろん出版社の校正なども入ってるんでしょうが、個人的に、著者の表現力が思った以上にレベル高く良かったです。

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    2026年02月14日
  • カット・イン/カット・アウト

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    松井玲奈さんが作家もしていることを知りましたが、苦手な話が人気があり、読めるかな?と心配していたら、国民的子役だったアイドルと、売れない中年女優。ある舞台をきっかけに、二人の運命は絡み合う。と言う話と聞き、私も読めると思ったのと、情報では、言葉選びが素敵など聞いていたので読みました。
    読んでいくと、料理のレシピがあり、美味しそうだし、食べてみたいと思いました。
    視点の気持ちを分かりやすく教えてくれるし、読んだ後心が温まる感じがしました。
    要望としては、マラソンなどのスポーツの小説や料理関係の小説なども書いてほしいと思ってしまいました。
    伝えるのが上手なので、私は下手なので見習いたいと思いました

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    2026年01月21日
  • カット・イン/カット・アウト

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    前に読んだ2冊がとても読みやすかったので、4年ぶりの新刊も読んでみたくなりました。

    国民的子役だった中野ももがアイドルグループのメンバーとして活躍する中、舞台の主役に抜擢されたが、体調を崩し降板することに。その代役に指名されたのは無名の中年舞台女優坂田まち子。通称マル子。

    2人の運命が思いもよらない方向へと進んで行く様子を2人の視点と、もものファン、そしてマル子のマネージャーの視点で描かれています。

    元トップアイドルグループのメインメンバーであった著者が描いているだけに、売れているアイドルグループの過酷なスケジュールと本人たちの精神的、肉体的なダメージなどがとてもリアルに感じられました。

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    2026年01月06日
  • 累々

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    小編で小夜を形作っていくが、一向に輪郭は掴めない。その連なり。

    私たちの多面性もそうだろう。
    人それぞれに見せる顔があり、思考や理屈は相手によって一貫しない。
    でも、それでいいと思っている。

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    2025年12月09日
  • カット・イン/カット・アウト

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    ネタバレ


    国民的子役だったアイドルと売れない中年舞台女優の話。
    松井玲奈さんが書いたとのことで、「これがきっと芸能界のリアルなのかなぁ、、、」と感じながら読んでいた。

    売れるたびに「本当に自分がやりたかったことってなんだろう」と感じたり、身体がボロボロになっても仕事をしなければならなかったり。
    きっと著者も大変な思いをして、今の地位まで登り詰めたんだろうなぁと。

    辞めどきを自分で決めたり、自分でやりたい方向を決めることって本当に勇気がいること。でもそれをせずずっと偽りの自分でいるといつかは限界がくるよね。

    最後ももが演出助手として、劇団に戻ってきてくれたのは嬉しかった。まる子さんも、自分のやりた

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    2025年12月01日
  • カモフラージュ

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    ネタバレ

    ずっと読みたかった松井さんの本!!
    「いとうちゃん」と「拭っても、拭っても」が好き!
    「いとうちゃん」…挑戦しに東京に出たけどそこで打ちのめされた現実に負けそうになって。
    田中さんの優しさ沁みて、明太子スパゲッティ絶対美味しいと思った(笑)
    ありのままの自分を受け入れてくれて自分が楽しく入れる環境に身を置くのが1番だね。
    「拭っても、拭っても」…好き、認められなきゃ、が優先して彼の理想に染まっていってしまう若い恋愛の感じ。もちろん''歩み寄る''事は大事だけれど、全部自分を蔑ろにしてまで彼に''合わせる''事は違う

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    2025年11月08日
  • カット・イン/カット・アウト

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    二人の女性と、それを支える人たち。
    読みやすいながらも、自分の軸がブレることへの外と中の欠落していく過程が丁寧に書かれていたと思う。
    はっきりとした前向きさがあるわけではないが、それは私たちの人生と同じで、小さな灯火のような核が持つエネルギーの大事さを感じた。
    面白かった!

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    2025年09月29日
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    SKEトップアイドルで、誰よりも結果を重視した松井玲奈氏が、こういう本を書いた心境の変化が気になる。亀ちゃんの結末は。

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    2025年08月26日
  • カモフラージュ

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    ネタバレ

    恋愛小説かと思ったらちょっとホラー要素があって驚いた。どんな人生経験をら積んだらこの物語が書けるのかすごく気になった。
    「ハンドメイド」と「完熟」が好き。どちらも最後に進むにしたがって不穏な空気になっていくが、ラスト1文はどこか希望があるような感じになっていてとても好き。人間の複雑な感情を今まで読んだことの無い言葉遣いで書かれている。

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    2025年08月16日
  • 累々

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    ネタバレ

    人は多面体という言葉がピッタリな内容だった。主人公が関わってきた色んな男の人たちについて描かれていて、読む度に主人公の見え方が変わった。読み返すのが楽しい本。

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    2025年08月07日
  • カット・イン/カット・アウト

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    ネタバレ

     最後の最後まで展開が見えなくて、最後はビックリしました。
     代役を演じるとはどういうことかを改めて考えさせられました。
     この本を読み進めていくと、アイドル女子と中年世代の女性との人間模様がわかりやすく描かれていました。アイドルがヒロイン役を務めることが難しいことだと、改めて思いました。
    この本を読み終えて、アイドルと女優についていろいろと考えることが増えて、面白い作品でした。

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    2025年07月26日
  • カット・イン/カット・アウト

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    役者さんの裏側を知ることができて面白かった。
    登場人物は皆、相手を思いやる優しい人が多くてこれは作者の願望なのか、それとも芸能界には本当にこういう人が多いのかと、ふと疑問に思った。

    日々さまざまな芸能ニュースが流れてくるけれど、芸能人も私たちと同じ“人”なんだよなとあらためて感じた。
    仕事の悩み、人間関係の葛藤、そういうものから逃れられないのは芸能人でも一般人でも誰でも同じ。
    キャパオーバーになると、心も身体も壊れてしまうことがあるし、自分ではなかなか気づけない。

    役者という仕事についての知識はなくても、感情の機微が繊細に描かれていたおかげで、すっと物語に入り込めた。

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    2025年07月17日
  • カット・イン/カット・アウト

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    松井玲奈さんの小説3冊目。今回は長編小説。章ごとにそれぞれの主要な登場人物の目線で描かれます。最初は短編なのかなと、何気なく読んでいましたが、クライマックスに向けて全てが1つに集約する見事なまとめ方です。すっかり作家さんになりました。最後に、ももちゃんが報われて良かったです。

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    2025年07月07日
  • カット・イン/カット・アウト

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    装丁が素敵で思わず手に取った。
    カバーを外したハードカバーの部分もかっこいい。

    いわゆる中年の域に入った一人の女優。
    目立たない役でも、自分の役割を考えて。全体が良くなることを考えるマル子。
    突然倒れた主役の代役。マル子はどう考えて演じていたのか。
    1人の人間のかっこいい生き様を見せてもらった気分。

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    2025年07月05日
  • カット・イン/カット・アウト

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    松井さんの作品は初めて読みましたが、繊細できれいな文章を書かれる方だなと感じました。癖がなくとても読みやすかったです!

    元子役のアイドルと舞台俳優の中年女性の運命が、ある舞台をきっかけに大きく変わっていくストーリー。
    元アイドルの松井さんだからこそ、リアルに書けたのかなと思ったりしました。

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    2025年06月22日
  • 累々

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    解説まですべて読み終えてから、タイトルの「累々」という言葉はどういう意味なのだろうと調べてみたら「積み重なる、連なり続くさま」と。なるほど。
    人間は一面的なものではない、というのを見せてくれるこの作品の仕掛けが面白かった。

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    2025年06月18日
  • 累々

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    途中で全ての共通点がわかってからゾッとした。だけど人によって自分の見せ方、見え方が変わることって誰でもあることだから、特別なことではないのだけど、第三者目線でみるとこわい。
    実際、全員に同じ自分を見せることって難しいし、出来たとしても自分が辛くなると思う。色恋がベースの小説ではあるけど、人間の隠したい本質が露呈されたと思った。
    あと元アイドルが書いた小説と思って、斜めから見てたけど、厳しい世界を生き抜いてきたからこそ、人間の本質みたいなことを冷静にキャッチしてたのかなぁ。他の作品も読んでみたくなった。

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    2025年05月28日