森奈津子のレビュー一覧

  • からくりアンモラル

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    からくりアンモラル

    SFを舞台装置にした、性愛をテーマにした短編集です。
    タイムトラベル、レプリカント、人と動物のハイブリッド、吸血鬼、テレパシー。いろいろな舞台装置の上でいろいろなアイデアが盛り込まれています。
    でも、何か違和感があるのは、視点が偏っているのと、物語が紡がれていない点なのかなあ?と思います。
    ちょっと長めのショートショートという感じですか。
    ちょっとエッチ(結構エッチかも)で軽いノリで楽しめて、その後に少し考えさせられるという本をお探しの方にはお薦めします。

    竹蔵

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    2024年05月19日
  • 西城秀樹のおかげです

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    あまりにもバカバカしいです。(ほめてます)
    西城秀樹の展開は予測不能だなあ。まあ行きつく先はお察しなのですが。バナナとか、テーブルの脚と角とかはそのまんま。
    何であってもそっち系に結びつける発想が中二男子的で良いと思います。

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    2023年06月27日
  • からくりアンモラル

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    ネタバレ

    解説で漫画家の榎本ナリコさんが書いていてはっとしたのが、この本の中の世界では、男も女も性的でありつつも性と隔絶されている。去勢されているという部分。
    性愛をメインテーマとして扱いつつも、生々しく感じない、美しさとある種の悲しさ・憐みを感じるのはそれが根底にあるからなのかもしれません。

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    2022年06月07日
  • からくりアンモラル

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    性愛SF。SF?っていうのもありましたが面白く読みました。
    嗜虐性の高いお話が多かったように思います。でもどこか切なさも帯びていて好みでした。
    お話は「いなくなった猫の話」「ナルキッソスの娘」が好き。性愛は「愛玩少年」「一卵性」が好きです。「レプリカント色ざんげ」はまさか羊が語り手だと思わなくてびっくりしました。

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    2021年07月23日
  • 西城秀樹のおかげです

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    短編集。SFエロコメディ。
    登場人物の性癖が酷すぎて、逆に面白い。
    ファーストコンタクトSFの異色作「地球娘による地球外クッキング」がベスト。
    表題作も、コミカルな終末SFとして楽しめた。

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    2019年05月12日
  • 悪役リメンバー

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    名作の二次創作。ハーメルンの笛吹男、走れメロスはわかるけど、都市伝説や昔話や落語まで。都市伝説の「人面犬」は面白かった。

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    2017年07月25日
  • 先輩と私

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    ライバルサークルの会長に目をつけられてしまった主人公。
    うっかりとお誘いに乗ったばっかりに
    大変な現実に行きあたってしまった。

    どんなに魅力的なお誘いがあっても
    付いて行ったら大変ですよ、な状態。
    最後の最後には、よい方向に終わりましたけど
    それまでの間がすごい。

    これだけの個性的な人間多数、なのも驚きですが
    人間関係もすごい。
    恐ろしく全員己の欲望にひた走ってます。
    欲望大事。
    脳内がどうなっている!? と思うほど
    ごちゃごちゃしてるような、分かりやすいような。

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    2016年09月19日
  • 先輩と私

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     官能小説ではあるがとにかく明るい、官能小説が暗くじめじめしているという感覚がすでに古いのだろう。古きことは素晴らしきかな(笑

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    2015年03月24日
  • あたしの彼女

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    表紙から甘々な百合作品を期待していたのですが、恋人の花野と結ばれることはなく、(表紙では同じベッドの上にいるのに!)関係は平行線のまま終了します。あとがきにありましたが、LGBTを題材にしているならそれを全面に出した方が良いと思いますし、エイジの役割(異性愛者)には無理があるような気がしました。

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    2014年07月26日
  • スーパー乙女大戦

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    SFの体裁を借りた単にエロ小説。同じパターンが延々続きけっこう厚いのでちょっと単調かなあ。まおもしろかったからいいけど。

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    2013年09月04日
  • 耽美なわしら2

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    連続短編集2刊目。

    料理もしてくれるアシスタント少女の出番が少なかったです。
    そして能天気な彼の出番が多かったです。
    まぁ主人公は中身と外見のギャップが激しい彼なので
    仕方ないと言えば仕方ない?
    憎めないお馬鹿、と評判の彼。
    最後には恐ろしい悪魔の囁きにぐらっと来ておりましたが…。

    あれここで終わり? という所で終了。
    完全版、の文字を消したという事は
    いつか続きを書く、という事なのでしょうか?
    それとも続きはあるよ、という事なのでしょうか?

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    2013年05月04日
  • 耽美なわしら1

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    男3人、女2人の、全員自由業という、職業も驚き状態な人達の
    自由気まま(主人公除く)なお話。

    主人公はゲイで、その先輩はレズ。
    先輩の喧嘩相手は両刀で、そこのアシスタント…は、どれでしょう??
    全員ジャンル(?)がかぶってないので、ある意味幸せですが
    主人公が想いをよせている男だけが、恋愛面だけみれば
    ごく普通…そこだけは。
    他は何と言うか…いいのか、これ大人で、という感じです。

    関係的には、中高生が馬鹿騒ぎをしているようなレベルですが
    ひたすらに苦労人の主人公が可哀想でw
    まぁ見てる分には、こういう人の方がよいですが。

    とりあえず、人の恋愛観で差別するのはいかがかと思います、最後の話。

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    2013年04月25日
  • 西城秀樹のおかげです

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    ギャグエロSF。
    登場人物も基本的に明るくて、安心して読める。
    コメディだと思って読み進めてるとたまに本当にエロいところもあってびっくりする。

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    2012年03月24日
  • 先輩と私

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     全力でアホな官能百合小説であった……というのは、もちろん褒め言葉である。女性が男性から自立するためには、当然、性的な自立も必要である……という結論から導かれた二つの道、「オナニズム」と「レズビニアズム」。前者を極めんとする先輩に惹かれた私は、しかし、先輩をオカズに自分を慰めたりして、そんな彼女がレズビニアズムの悦びを知ってしまい、二つの道の前で悩み苦悩し、オナニーし、剃毛され、緊縛され……そんな中、後輩女子の奸計により彼女は罠に陥れられ……という内容なのだけど、話の筋は割とどうでも良くて、「見た目は」清楚なのに、ことエロに関してはどん欲な主人公と、そんな彼女を取り巻くこれまたエロにどん欲な人

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    2011年07月01日
  • 耽美なわしら2

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    美型だけど風変わりなキャラ達による脱力感満載のお話。

    一応シリーズはここまでとされてマスが、マイペースな彼らにまたお会いしたいものデス。
    10年以上前に書かれたお話なので、現在では最年少のトシちゃんも30歳を超えてる筈。

    どうか幸せに暮らしていてほしいデス。ふふ。

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    2010年08月23日
  • 西城秀樹のおかげです

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    アホエロ百合SF。
    表題作の馬鹿馬鹿しさ加減が最高。バカの度合いのスケールも半端じゃない。
    奈津子様マジぱねえっす

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    2010年07月12日
  • 耽美なわしら2

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    一人で勝手に話を進める俊彦が可愛らしくって仕方ないです。やはりこちらも家でこっそり笑って読むべし。3巻・・・出ないのかな?欲しいです。

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    2009年11月02日
  • 耽美なわしら1

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    出来れば家でこっそり読みたい一冊。外で読むと忍び笑いを堪えるのに必死で、かなり恥ずかしかった。新たな世界を発見。

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    2009年11月02日
  • 耽美なわしら1

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    早川ならなんでも買うダンナが買って、あんたこんなん好きやろと言って勧められた(笑)パラッと見た感じではノリがよくて好みかもと思ったが、実際読むとテンションについていけない(笑)ていうか、人物説明をセクシュアリティで終わらせちゃいけないんじゃないか。いくら性的にややこしいとはいえ、1日そのことばかり考えているわけじゃないし、余りにもサカリ過ぎな気がしてげんなりする。萌えがないんだよな…とダンナに言ってもわかっては貰えなかった(笑)

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    2009年10月04日
  • 西城秀樹のおかげです

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    エロくて笑えるSF短編集。しかもレズビアンとSMのシチュエーションが多いのは作者の趣味か。
    バカSFと言えば田中啓文だが、彼の作品はグロと非常に男性的なエロなのに対して、この作者のエロは女性的で、部分部分官能小説が混ざっておりSMチックであるが後味の悪さはない。
    本当に良い意味で馬鹿馬鹿しい作品ばかりだが、どの作品もオチが弱め。
    最後の「エロチカ79」はテンポが命なだけに、小説よりも映像のメディアの方が合っているのではないだろうか。

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    2009年10月04日