あらすじ
「ありがとう、秀樹! お姉様とわたくしは、あなたのことを決して忘れませんわ」――謎のウイルスにより人類が死滅した世界で、ひとりの百合少女の野望を謳いあげる表題作、前代未聞のファーストコンタクト「地球娘による地球外クッキング」ほか、悩める人類に大いなる福音を授ける、愛と笑いとエロスの全八篇
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Posted by ブクログ
森さんの小説はどれも楽しくて最高です!(∩.∩)
この本は面白すぎてにやけながら読んでいました。
森さんの発想がとってもユニークで勉強に
なりました。o(^-^)o
Posted by ブクログ
友人から借りました
短編集。
かなりのエロ(ほとんどレズ物です♪)で、SFです。
無夜は表題の「西城秀樹のおかげです」の千絵、好きだなぁ。
人類滅亡後も、自分の世界に浸って幸せに生きる。自称十五歳のやせっぽちな少女(十七歳のお姉さまが自分を愛してくれるのを待ってます)、本当は三十四歳、身長200センチ、体重200キロ……の女性。
乙女な一人称で途中まで。でもおかしいな? とか思うのです。
途中で、生き残りと出会って、本性というか本体を暴露。
でも、相手はゲイの男の人。
そして二人は……片や「永遠のお姉さま」を求め、片や「ドラァグ・クイーン」でい続けるのだから、なんか重なるところがあっても良さそうなのに、親友(理解者・同志)で留まってしまう。そして、さらに美しい女性が目の前に現れたときの反応が。
「彼女は私たちをデブとか、変態とか言って罵るかもしれない。この楽園(自分たちの夢な世界)をこのまま維持するのに、邪魔なら、消そう」
そして…(苦笑)
この人の話は読みやすい。
Posted by ブクログ
ジャケとタイトルと置いてあったコーナーだけ見て、
ミステリかなと思って買ってきて、
何気なく読み始めたら、
1P目「あれ、なんか思ってたのと違う」
2P目「ちょwww」
3P目「ちょwwwww」
ってぐいぐい引き込まれました。
あ、この作者さんの著書を読むのは初めてです。
笑いと性愛と百合とSFミックスな8編。
直前に読んだのが投稿式文学賞の受賞作だったから余計にあれだったのかもしれないけど、プロだなって感じました。
これは面白い。
女子がどこまでも自分の欲望に忠実に生きたら、
それはどんなにアブノーマルなものでも何らかの可笑しみを伴って、
なんか平和になるんだねw
特に「地球娘による地球外クッキング」が好きですv
追記※ あ、そういえば次のダヴィンチってGL特集じゃん。
森奈津子さんも紹介されるんじゃなかろーか♪
Posted by ブクログ
女性作家の書いた官能お笑い短編小説
とにかく頭に浮かぶ映像がアホくさくて笑える
何も考えないで読めるSFな側面も
ただ、西城秀樹のおかげですというタイトルを良い話とか青春モノとか思って買うと痛い目に合うと思う。終始下ネタ
いや、青春モノではあるか………
Posted by ブクログ
相変わらず、森奈津子さんの小説はぶっ飛んでいる!
バナナワニ園のバナナにするか? ワニにするか? の選択肢の結末に笑った。
百合百合してます。
Posted by ブクログ
爆笑。抱腹絶倒。腹筋攣りそう。以上。
だってねえ、このタイトルからして「いったい何やねん!」てな感じでしょう。内容もそれに負けず劣らず、とにかく凄いぞ。もう多くは語りません。このタイトルで気になった人はひとまず読んでみよう。偉大なりや西城秀樹……じゃなくて森奈津子(笑)。
他も凄いよなあ……でも個人的お気に入りは「天国発ゴミ箱行き」かな。とてつもなく危険な感じの作品ですねえ。あ、「地球娘による地球外クッキング」のオチもなかなか見事じゃあ。ちなみにタイトルで一番笑ったのは「悶絶! バナナワニ園」かも。
Posted by ブクログ
何故買ったのか記憶がないのですが、全体的にはまあまあでした。少し濃いので食傷気味な感じ?
表題作、蚊のやつ、エロチカ79は面白かった。エロチカのアホさが大好きです。
あ、テーブル物語目当てで買ったんでした。THのレビューで気になって。
Posted by ブクログ
多分人を選ぶ。そして私は選ばれた方らしく、猛烈におもろかったっす…。
不条理。かつナンセンス。かつエロ。かつバカ。腰が砕けそうな表題作始め、面白いSF発想も凝った構成も、全てバカ方面に大放出するこの潔さ。最先端テクノロジー集結さして作った大人のおもちゃです。その情熱の傾け方に乾杯! のちグラスを床に叩きつけ!
Posted by ブクログ
バカSFを集めた笑いとエロスの詰まったすばらしい短編集です。下ネタだらけなのですが、ドロドロとしたいやらしさがないため女の子同士がこっそりエッチな話をしているような感覚でさくさく読み進むことができます。
Posted by ブクログ
ヒデキといえばいわずと知れたビッグスター。が、この作品には出てこない。森作品を全部読んだわけではないが、多分これは森奈津子の代表作で名短編集だ!愛とエロスと笑いに包まれた、小気味良いテンポ。口に出せないけど声に出して読みたい日本語、と名づけてみた。
Posted by ブクログ
この作者・森奈津子を、密かに心の師としている。小・中時代に、ある意味影響を受けた。これは、そんな彼女の短編集。最近レイザー・ラモンが歌うべくして歌った「YOUNG MAN」。人類滅亡の日にも生き残れたのは、西城秀樹のおかげなんです。
Posted by ブクログ
30頁ほどの短編が8作収録された本書はSFを軸にエロとおバカをミックスさせた感じ。以前読んだ著者の本は百合要素の強いものだったので今回も同様かと思ったらそうでもなかった。特に書く事もないんですが、強いて言うなら西城秀樹が歌う「ヤングマン」にはそんな意味があったんだという発見があり、得るものはあった。
Posted by ブクログ
あまりにもバカバカしいです。(ほめてます)
西城秀樹の展開は予測不能だなあ。まあ行きつく先はお察しなのですが。バナナとか、テーブルの脚と角とかはそのまんま。
何であってもそっち系に結びつける発想が中二男子的で良いと思います。
Posted by ブクログ
短編集。SFエロコメディ。
登場人物の性癖が酷すぎて、逆に面白い。
ファーストコンタクトSFの異色作「地球娘による地球外クッキング」がベスト。
表題作も、コミカルな終末SFとして楽しめた。
Posted by ブクログ
ギャグエロSF。
登場人物も基本的に明るくて、安心して読める。
コメディだと思って読み進めてるとたまに本当にエロいところもあってびっくりする。
Posted by ブクログ
エロくて笑えるSF短編集。しかもレズビアンとSMのシチュエーションが多いのは作者の趣味か。
バカSFと言えば田中啓文だが、彼の作品はグロと非常に男性的なエロなのに対して、この作者のエロは女性的で、部分部分官能小説が混ざっておりSMチックであるが後味の悪さはない。
本当に良い意味で馬鹿馬鹿しい作品ばかりだが、どの作品もオチが弱め。
最後の「エロチカ79」はテンポが命なだけに、小説よりも映像のメディアの方が合っているのではないだろうか。
Posted by ブクログ
後生だからこの本のあらすじとか聞かないでくれ。っ即緊縛!
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このなんともいえないSFらしからぬタイトルに興味を惹かれたことは否定できない。だから近所の書店で見かけたとき、あんまり考えもせず手にとって買ってしまっていた。もし、どんな内容の本なのか事前に知っていたら、こんなに無防備には買いはしなかった。こんなに危ない本だと知っていれば、帽子を深くかぶりマスクをつけ、電車で15分ぐらい離れた大きな駅の巨大書店でほかの客にまぎれて購入したのに。帯に隠れて気が付かなかったけど、表紙の絵もずいぶんとあやしかったり。絶対あの帯は曲者だ。
この本は短編集である。どれもこれも、かなりエロかったりする。
ということで、この本は人に薦められない。薦めてはいけない。薦めてしまったら私の品位がっ。唯一安全なのは「地球娘による地球外クッキング」だろうか。これは笑えた。必死で笑いをこらえて腹筋が痛くなった。万が一にでも爆笑して、家族に「何の本を読んでいるの」だとか「なにがおかしいの」とかいろいろと詮索されたら大変だからな。
「地球娘による地球外クッキング」は、SFを読まない人々を愚民とみなしている里紗と、同性と愛しあわない人々を愚民とみなしている吉田と、宇宙人を食べようとしない人々を愚民とみなしている美花子というとんでもない三人組が最高。
里紗から見れば、アシモフもヴァン・ヴォークトもブラッドベリもクラークもハインラインもディックも読んでいない奴はSFファンでないどころか、単なる愚民なのである。
いいね。私もこのくらい言い切れるようになれたらなぁ。・・・っと、その前にヴァン・ヴォークト読まなくちゃ・・・。