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超兄貴サイズの体格に白薔薇のごとき心をもつ大学生作家・矢野俊彦は、同性の百合小説作家・千里を「世界一美しい人」と崇拝していた。しかしある日、横暴で好戦的な漫画家の彩子が千里を女性と思い込み、同性愛のターゲットにしてしまう。果して俊彦は愛する千里を守れるのか? 伝説の恋愛コメディついに復活
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Posted by ブクログ
傑作。 1995年に書かれたのにまったく色褪せない。 私は、レズビアン系の小説は、ライトノベルならマリア様がみてる、耽美系なら中山可穂、コメディなら森奈津子さんだと思ってます。そして、LGBTを主題としながら、全肯定のなかで人間模様を面白おかしく描き出す森さんが大好き。若い頃に読んでたら、もっと生き...続きを読むやすかったと思う。
森奈津子さんは自身もバイセクシュアルと公言する性愛小説作家。 おもにエロコメディ分野で活躍していますが、「からくりアンモラル」などちょっと切ないSFを書かせても非常にうまく、「なつこ、孤島にとらわれ」(西澤 保彦 祥伝社文庫)ではなんと同業作家にヒロインとしてネタにされるという前代未聞の珍事が発生。...続きを読む そんな森奈津子さんが以前書いた小説待望の文庫化。 主人公の学生作家・俊彦は悪人顔の男前だが、線の細い耽美な美少年に憧れている。 そんな俊彦が崇拝してやまぬ百合小説家・相原千里(ペンネーム愛原ちさと)は、「お姉さま!」「妹よ!」なベタベタ百合小説を「ほしがりません、売れるまで」の精神でひたすら書き続ける絶世の美形だが、その耽美な容姿とは裏腹に、慢性的な貧困ゆえ常に空腹で、生活能力の低い社会不適合者。なにかあればすぐ目をうるうるさせるも餌付けでコロッと機嫌をなおす(例「わーい、俊ちゃん大好き!」)ちょっと女々しくお馬鹿な26歳。甘辛みたらし団子が大好物。 そんな二人をとりまくのはいずれも強烈な性格と性的嗜好の作家、漫画家。カルト的人気を誇るギャグ漫画家田中彩子は真性レズビアンの暴君、そんな彩子の親友(?)にして顔を合わせば必ず口論に発展する人気漫画家・志木昴は、知的な風貌に丸眼鏡がよく似合う毒舌クールな美青年。志木のアシスタントで彩子をお姉さまと慕う美穂も含めた面々が繰り広げる日常ドタバタがもー楽しい!なんといっても志木が最高ですステキすぎますツボすぎて鼻血がでます。 ノンセクシュアルな千里は相手が男だろうが女だろうがセックスにまったく興味がなく俊彦の恋は前途多難なんですが、ぱっと見人間関係複雑な面々が志木のマンションに入り浸りワイワイ飲んだり食べたり騒いだり喧嘩しあったりする様はすごく楽しそう。 作品が売れなくて自信をなくす千里に発破をかける彩子の気風のよさも素敵だし、千里を崇拝すると同時に志木を尊敬する俊彦は純で可愛いし、なんといっても志木が!志木がいい!(結局そこに帰る)見た目はストイックで潔癖で無表情、性格も厳格できっついのに、ベッドの上では男だろうが女だろうが構わず寝るギャップがいい! 俊彦が「これどうぞ」と持参した新作を本人の前で読みながら「なんだか疲れたみたいだ」と眼鏡をとって、ごしごし子供っぽく目をこするんですが……クールな言動と子供っぽいしぐさのギャップに撃ち抜かれ、その後彩子に「胸にキスマークついてるわよ」と担がれ、あわててシャツの襟をのぞきこむシーンでやられた……なんだよお前可愛すぎだよ…… キャラの中では志木が一番好きなんですが、千里が好き好き大好きで夜のオカズにするなどとんでもない!自分が守らねば!と熱い想いを滾らせる俊彦はホント応援したくなるし、志木の事を「愛してる」(注・友情的な意味で)とさらっと言っちゃう千里は耽美なルックスと裏腹に男前で頼りになる一面も持ち合わせてたりで、ほんともー出てくるキャラがすごくいいです。ギャグもかっとばしてて爆笑でした!! 「1」と銘打たれてるって事は二巻もでるんですよね…… 二巻では志木が受けか攻めかはっきりすることを願って待ちます!! 受けかリバ希望です!!
やばいこれテンション高い面白い!レズとバイとゲイとノンセクの若手漫画家&小説家がみんなでわいわいやる話。キャラが濃くたいそうくだらなく面白かったです。みんな幸せになれば良いよ。
まじめでへたれ気味の年下ゲイが自由奔放で能天気な美形のノーセクの男を好きになりぐるぐる悩む話が基盤ですが、この二人以外にもレズの漫画家の気の強い美人女性とバイの漫画家のこれまた美人な男性とそのアシスタントの女性が出てきます。 文章も読みやすいし、なにより同性愛に関してちょっと考えちゃいます。 この...続きを読む本の登場人物たちは同性愛で悩んだり(するのは一人しかいませんが(笑))あっけらかんと過ごしたりと色々。個性的な登場人物がとにかく面白い。 私は志木昴(大人気漫画家の男性。黒髪めがねの和風美人)が大好きです。ちょっと性格がひねくれてるのもきゅんとします。なによりもこの登場人物たちが仲良しっていうのにきゅんきゅんしますね!
セクシャルマイノリティな変人たちの非常識な日常。 悪ノリのなすがまま、されるがまま、楽しい読書でした。 この作品の耽美好きなのに露悪的なところが作者の原点なのかな??
強面でありながら心優しい主人公(大学生・少年小説家)と彼の周りのキャラのたったかたがたを中心にお話が展開しマス。 (…果たして『展開』してるのか?) 揃って美型で、全員がセクシャル・マイノリティ。 偏見も常識も、森奈津子さんのお話ではなんの意味も成さなくなりマス。 ワタクシ的にはかなりオモロ~な...続きを読むお話でシタ。
自分って、本当にストレート(異性愛者)だっけ? 自分のセクシュアリティーが迷子になる作品(笑) こんなに、セクシュアル・マイノリティ作品を面白可笑しく書ける人は、彼女しかいないと思う。
兄貴体型ながら、キムナジウムにいるような繊細な美少年にあこがれる主人公俊彦を始め、登場人物はセクショナル・マイノリティ…ホモやレズビアンといった少数派の人々なのですが、そのことに悩みはせず、自分に正直なところが潔いです。 掲載誌が少女小説誌だったためか、題材のわりに爽やかは話で、コメディとして楽しめ...続きを読むました。
昨今、LGBTQ+といった言葉の認知度は確かに広まってきた。ただ、理解度とすれば、まだまだ深まっていないだろう。そして、本書が世にでたのはおよそ30年前。今より遥かに認知も理解もなく、冷遇されてきた時代だろう。日本には昔から十人十色という素敵な言葉があるのにな。
男3人、女2人の、全員自由業という、職業も驚き状態な人達の 自由気まま(主人公除く)なお話。 主人公はゲイで、その先輩はレズ。 先輩の喧嘩相手は両刀で、そこのアシスタント…は、どれでしょう?? 全員ジャンル(?)がかぶってないので、ある意味幸せですが 主人公が想いをよせている男だけが、恋愛面だけみ...続きを読むれば ごく普通…そこだけは。 他は何と言うか…いいのか、これ大人で、という感じです。 関係的には、中高生が馬鹿騒ぎをしているようなレベルですが ひたすらに苦労人の主人公が可哀想でw まぁ見てる分には、こういう人の方がよいですが。 とりあえず、人の恋愛観で差別するのはいかがかと思います、最後の話。 自分にそれがこなければ、単なる楽しい恋バナですしw
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