シライシユウコのレビュー一覧

  • 平安あや解き草紙 ~その女人、匂やかなること白梅の如し~

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    平安宮中お仕事物語の最終巻。
    今回はミステリー要素はほとんどなく、恋も仕事も諦めない人生を選んだ伊子の大活躍で大団円だった。

    個人的ハイライトは二つ。
    伊子が赤痘瘡に罹った主上を看病する際、自分が主上を守ってみせると言い放つ姿。
    そして天敵、女宮を策略を持って追い詰める所。
    どちらも非常に男前でカッコいい。
    大切な人を守る為には鬼神も畏れず、必要なら悪にも手を染める。
    その覚悟の強さがやっぱり彼女の強さだなあ。

    途中まで主上の恋を応援していた身としては、でもこの結末も主上的には幸せなのではないかと思う。
    若干、伊子さんが母親的になってるような気もするけど笑。

    主上と東宮の両方から望まれる

    0
    2022年05月06日
  • 平安あや解き草紙 ~その女人、匂やかなること白梅の如し~

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    まあこのように終わるしかなかったかもしれないというおわりかた。このからんだ関係性は、全員死ぬまでややこしそうなので、作者はうまく終えられたと思う。でも、また書きたくなるのでは?とも、余韻を残して終わってるので再開するかもしれない。
    軽いノベルの割に取材がしっかりなされていて、読み応えがある本だった。

    0
    2022年02月01日
  • 平安あや解き草紙 ~この惑い、散る桜花のごとく~

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    ネタバレ

    嵩那出奔!?伊子激走?
    女宮の怒濤の策略に立ち向かう伊子。

    自分達だけでは抱えきれなくなった事を見極めて、最適な人にSOSを発する事が色々な意味で大切なのは、今も昔もきっと同じ。

    迷いを吹っ切り、強欲と思われようとこれから自分が往こうとする道を定め腹を括った伊子は凛としていてカッコいい!

    今回の第二話はいい話しだったな…
    伊子と嵩那がじっくり向き合う時間が持てたからこそ、本心を伝えあうことができたのだろう。
    何だか今回は今でも通じる名言がいっぱいあった。

    1
    2021年09月23日
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて宿敵を得る~

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    これはもう次を読まずにはいられない。
    次までしか出てないようだが展開がまだあるようだと欲求不満に悶えることになりそうだ。たかがライトノベルされど…
    読むなら揃えてから読むことを強くおすすめしたい。1巻読むごとに読み終わるスピードがあがってしまう。やがてくる空虚な終わりを恐れながらも。

    1
    2021年09月18日
  • 平安あや解き草紙 ~その恋、人騒がせなことこの上なし~

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    筋立ては現代と変わらないが、平安朝の後宮の雅な生活が舞台なので、華やかな感じ。
    ヒロインの伊子のキャラがなかなか良い。
    人生のモテ期はいつ来るかわからない。油断せずに、女子よ、過ごすべし。

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    2021年09月12日
  • 平安あや解き草紙 ~その後宮、百花繚乱にて~

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    平安キャリアウーマン物語
    いつの世も遺伝子上不出来な男子の周りでしっかりしている女子がいる。
    安定の平安小説。
    平安好きにはおすすめ。

    0
    2021年09月07日
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~

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    軽いライトノベルだが好きな平安時代が舞台でとてもたのしめた。
    抑えるところはきちんと抑えて平安もどきにならずに安心して読める。シリーズ続けて読んでいきたい。
    この頃このタイプが流行っているのが喜ばしい。

    0
    2021年08月18日
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~

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    ネタバレ

    お仕事ミステリーとはいかにと思い読み始めた。古典(後宮)の教養があれば謎解きしながら読めたのかなと。悪意を持って起きた事件ではなく、想いがあふれた事件ばかり。

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    2021年07月08日
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて宿敵を得る~

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    敵が次々

    手強い敵となる女人が次々と出てきました。一人は降りたけど、最後の敵は意外と怖そう。きれいな決着にはほど遠いのですが、数巻引っ張るのでしょうか。一話完結的な進め方の方が好みですが、その分しっかりと爽快な仕返しをしてくれることを期待します。

    0
    2021年01月13日
  • 平安あや解き草紙 ~その女人達、ひとかたならず~

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    ネタバレ

    伊子惑いまくり、揺れまくりのシリーズ第4巻
    色々な意味でかわしきれなくなって来た。

    尚侍として嵩那とともに後宮の様々な事件を乗り越え、帝と嵩那の人柄と気持ちを知れば知るほど、伊子の心の惑いも深くなる。

    そんな伊子に惑っているのかと問いかける嵩那。
    どうする伊子?
    立場を考えれば口には出せない気持ちも時には堰を切る。

    ひとの気持ちを利用しようと謀略を張り巡らせる女宮の心は恐ろしくも悲しい。
    しかし、自分の立場よりも娘の幸せを純粋に願ってくれる父親の気持ちに謀略は効かない。

    どうする伊子?
    自分の気持ちに嘘はつけないよ。

    やっと一歩を踏み出す踏ん切りが着いたみたいだね。
    これからが大変だ

    0
    2020年06月22日
  • 女ふたり、となり暮らし。

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    飯テロ系小説ってお店で食べる系と自分で作る系で分かれますよね。
    お店で食べる系はエンタメ系、作る系はほのぼの日常系な感じがします。

    この本は後者で、ひょんな事から飯友になった女子高生と社会人の女性が織りなす日常の物語でした

    とは言えそれぞれちょっと複雑な家庭事情が有るもの同士のふたりのお話は食事しながら進んで行きます。そして最後は落としどころを見つけて落ち着きましたね

    ふたりのただの隣人から飯友的な友人に変わり、そして戦友の様になる関係も結構好きでした

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    2025年08月29日
  • 女ふたり、となり暮らし。

    nas

    購入済み

    ソロ生活の過ごし方に共感する

    気持ちのいい話だった。ちょっと良いものを作って食べてみたり、買ってみたり、違うことをしてみたりで楽しい生活を得ようする姿が好き。
    こういう地味な幸せの積み重ねがソロの生活にはバフとして効いてくるんだよな。それを一緒に楽しめる人がすぐ近くにいるのは素直に羨ましい。
    あとは最後のレシピの話はぐっと来た。賭けに出るという考え方も好き。作者の別の本も読んでみようかな

    #癒やされる #ほのぼの #共感する

    0
    2025年06月11日
  • 女ふたり、となり暮らし。

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    ネタバレ

    戦友のような二人の雰囲気がとても良かった。
    百合ちゃん、料理上手でよくがんばってるなぁ。ごはんどれも美味しそうだった。

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    2025年03月09日
  • ミステリー案内人さんのコワイハナシ ジゴウジトク

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    きっかけなんだったろう

    指名。なぜかはわからないけど、狙われたアキラのクラスメイト達。誰かの名前を言わないと助からない。自分が知ってる人しかだめみたいで、他のクラスメイトはだめなのか。ひとりの犠牲者だけすんだのかと気になりました。

    #ダーク #切ない #怖い

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    2025年01月05日
  • 平安あや解き草紙 ~その恋、人騒がせなことこの上なし~

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    世界観やら言葉やらこの時代のルールが分かるようになってからサクサク読めるようになったし登場人物達の気持ちも理解できるようになってきたし何より一巻の時よりも何倍も読むのが楽しい。
    やっぱり何事も知識は大事だと実感。


    という訳であや解き草子の三巻目。
    相変わらず伊子の周りでは様々な人物が問題を起こして回っているのですが、今回は遂に満を持して(?)弟が登場!しかも本編にガッツリ絡んでくるというね!
    弟がいるという話はチラホラ出ていたし「姉の方が検非違使向いてるわ」みたいな台詞もあったのでどんな弟なんだ?と思っていたら……あーあれなんだね、お父さんに似ちゃったんだね君ね……というね。
    というかここ

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    2024年08月20日
  • 平安あや解き草紙 ~その後宮、百花繚乱にて~

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    最近平安時代ものばかり読んでいるからか段々読むスピードが上がっている。
    少し前まではもう分からない単語が出てくる度にスマホで調べて「なるほどこういう事か」なんて思いながら読んでいたので読むのにめちゃくちゃ時間がかかっていたのだけれど、今は調べる回数も減ったし何より世界観がしっかり分かるようになってきたから読んでて楽しくなってきた。
    やっぱり何事も勉強の成果は出るのだ。


    というのは置いといて、あや解き草子2巻目です。
    前巻の時は本当に「宮中とは何ぞや?」とか「服装の描写も動作の描写も何を言ってるのか全く分からない!」みたいな状態で読んでいたので本当に1日数ページしか進まないなんてこともあった

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    2024年08月16日
  • 平安あや解き草紙 ~その女人、匂やかなること白梅の如し~

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    途中から帝に勝ち目がなさすぎて憂鬱だったけど、最後追い上げてきたな。まあ帝ルートはなかったから、私的には満足な終わり方。作者の人にしても、意外な終わり方だったんだな。

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    2024年07月04日
  • 平安あや解き草紙 ~その恋、人騒がせなことこの上なし~

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    面白かった。読んでいると忘れそうになるも、時折引き戻される伊子の年齢。まあ、平安時代なので孫がいてもいい年齢ではある。しかも、ちょっと年下の超男前宮様が元彼で、半分の年齢の帝からも求愛されているという、恋愛小説らしいモテモテで、仕事もできる美婆。これこそラノベ恋愛無双。
    今回は本当の犯罪(誤解ではない)が起きて、その謎解きをする。
    仕事仲間に嫌われている性格の悪い女官、嫌われていたり、貧乏だったりすると犯罪が起きたときに犯人に仕立て上げられる傾向にある、というのをおもいださされた。危険な大衆心理を上手く話にもりこんでいる。

    「さりなれど私は、尚侍の君がご自分で仰せになるほど、主上と不釣合いだ

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    2023年06月09日
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~

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    面白い!!最近平安のお姫様ものをちょいちょいと読んでいるので、ネトであなたはこれもお好きでは?とお節介A iに平安ラノベを勧められることが多くなったんだが、そのなかでなんとなく惹かれたので手に取ってみた。
    なんと、いきおくれ女子というかなり危険なテーマの30すぎ独身女性のファンタジーともいえるのでは。平安時代の32歳、”あまりにも高齢”と言われる主人公伊子は、もともと先の東宮、今上の父に入内するはずだった左大臣の大君(長女)。中宮になるための妃教育を受けて育って、しかし入内しなかったという、まあ、源氏でいうところの葵のような生い立ちだが、色々あって性格は拗れていない、そして、結婚もしていなかっ

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    2023年06月05日
  • あやかし狐の京都裏町案内人

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    薫さんのキャラが大好きです!
    向こう見ずに突っ走っていくところとか、男気溢れるところとか…!
    高千穂さんのおっとりとした雰囲気も好きですが……裏がありそうで怖い……
    蛙男さん、意外といい人でした!
    あやかしが住まう京都裏町……行ってみたいですね!
    薫さんは真神さんとハルさんのどちらを選ぶかも気になります!
    続編求ム!!

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    2023年02月20日