広瀬弦のレビュー一覧
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あまんきみこさんの絵本ですね。
絵は、広瀬弦さん。
『とらねことらた』シリーズです。
はらぺこの とらたは おなかが すいたので
チイばあちゃんに いいました。
チイばあちゃんは 「まだ、二じよ。 三じの
おやつまで、まちなさい」と いいました。
とらたは 「まてない まてない。はら ぺこ
ぺこ」 さわぎました。
チイばあちゃんは そこで あかい クレヨンで
がようしに タイを かきました。
すると とらたは その タイを たべてしまい
ました。
さぁ~ たいへん おおさわぎ です!
愉快なとらたのお話です。
広瀬弦さんのユーモアたっぷりの絵が、お話を飾ります。
お腹をかかえて笑える絵本ですね(=^・^=) -
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作品によって一人称が変わるのだが、なぜこの詩にこの一人称を選んだのだろうという疑問が残る。例えば「ひとり」という詩。鬱々とした状況にある(おそらく若い女性)が、両親からの慰めや励ましを疎んでひとりになりたいと思い詰める作品だが、なぜ設定を若い女性にしたのだろうか。それから「捨てたい」という作品も。
男性が女性に代弁させる場合、または逆の場合も、そこには何かしらの意図や思い入れがあると思う。特に男性作者の場合、どの媒体でもそうだが、若い女性に代弁させようとする傾向がある。そこにはある種の憧れや願望、あるいは偏見が含まれているように感じる。
話は変わるが、「春に」が谷川俊太郎の作詞だったことを初めて知った。中学生の時に合唱で歌ったなぁ。 -
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ご存知の通り、『100万回生きたねこ』(1977)は、佐野洋子さんの絵本です。最後に主人公の猫が死ぬのに、心からよかったーと思える、不思議でとっても深いお話でした。少し哲学的で、大人の方が響くかもしれませんね。本書は、この名著に捧げる13名の錚々たる作家諸氏のアンソロジーです。
最近読んだ町田康さん、谷川俊太郎さんも書かれていて…、あ、谷川さんは佐野洋子さんと(短期間)ご結婚されていたんですね。また書き下ろしの広瀬弦さんは佐野洋子さんの息子さん!
なんと不思議な巡り合わせです。当然ながら、全編とも名作絵本への愛と敬意が根底にあり、様々な視点で読ませてくれました。
各話の冒頭には、作家さんがそれぞれ原典の絵本への想いを綴ることから始まっています。
オマージュ作品とは言うものの、短編小説だけでなく詩もあり、また原典のとの絡め方も、かなり直接的だったり着想のみでまるで別作品だったり、多種多様でした。
でも、猫、愛、生と死、側にいる人との心の揺れ動きと変化、時間の経過等々、滋味あふれ深く考えさせられる一冊でした。
初出は、「小説現代」2014年10月〜12月の12篇に書き下ろし1篇
※自分のための『100万回生きたねこ』のあらすじ
(ネタバレ、になるのかな?)
主人公の猫は、100万回生まれかわり様々な飼い主のもとで死に泣き悲しまれますが、猫が好きなのは自分だけで、何度も生き返るので死ぬ事も恐れていません。
ある時、猫は誰の猫でもない野良猫になり、100万回生きた事を自慢します。すり寄ってくる猫の中で、唯一関心を示さないメスの白猫がいて、気になり始め、ただ白猫のそばにいたいと思うのでした。
猫は白猫と一緒になり沢山子猫に恵まれ、猫も自分より白猫や子猫達の方が好きになります。やがて子猫達も育ち猫の元を去り、白猫も年老いて、ある日猫の傍で静かに動かなくなります。
猫は生まれて初めて泣き、動かなくなった白猫を抱えて100万回も泣き続け、ある日のお昼に猫は泣き止みました。そして猫も白猫の隣で静かに動かなくなり、もう決して生き返りませんでした。 -
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佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』。インパクトの強い緑色の瞳をしたオスのトラ猫が表紙の絵本です。おそらく子どもの頃にも読んだことがあったと思うんですが内容はほとんど記憶になく、大人になって改めて読んでグッときました。
1977年に発売されて以来、今なお多くの人に読まれ続けている大ロングセラーであるこの絵本への、13人の作家によるトリビュート短篇集です。
佐野洋子さんの息子さんで絵本作家の広瀬弦さんや元旦那さまの谷川俊太郎さんも執筆されています。結構著名な作家陣ばかりですが、私は読むのは初めましてな作家さんが多かったですね。
どういうこと?と理解が追いつかないお話もあれば、ちょっと不思議なお話もあり、せつなかったりしんどかったりおもしろかったりこわかったり、猫がまったく出てこなかったり、13人それぞれ個性豊かなお話でした。ただ、私が期待していたものとはどれも「なんか違った」なぁ、という感じ。
でも江國香織さん、角田光代さん、山田詠美さんのお話がおもしろかったかな。