Tamakiのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ冬シリーズが好きになって
手に取った一冊です。
今回はどんなストーリーなんだろう
っていつも楽しみにしながら読んでいます。
柚希が小説の編集者になりたかった理由が
親友の小説に関わりたいからって
本当に大切な目標だと思ったし
いつまでもその親友を大切にして欲しいとも思った。
だけど
その親友が事故にあったなんて
柚希の悲しみは私の想像を越えているんだと思う。
そんな時に青年から声をかけられて
まさかその青年が
柚希の亡くなった双子の兄妹だったとは
思わなかった。
でもその青年がいて
色々なきっかけをくれたから
親友に起きた事実を知ることができたし
幾つかの誤解を解くことができた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大切な人を突然失ったら
恋愛に積極的になれないのは想像できる。
それに対して
過去をいつまでも引き摺らないで
これからの幸せを考えなさい
新しい恋をしたらいいのに
大切な人の為にも幸せにならないと
っていうフレーズをよく聞く。
確かにそうだよなぁと思うけど
そんな簡単なことじゃないとも思う。
だから主人公:玲奈の気持ちはよく分かる。
突然の事故で大切な人を失ったから
ずっと忘れられないし
次の恋には中々進めないよ。
そんな時に婚活パーティで
ハルと出会って「性格がブスだ」と言われる。
初対面でどんな出会いだって
思わずツッコミ入れたよね。
そこからハルに提案されて
AIクロネコの -
Posted by ブクログ
「泣ける話」を書いて欲しい編集者の“柴”と、柴の子どものころからの恩人でもある作家の“凪”。どこまでも温かい凪とまっすぐな柴の取り合わせに、読んでいてこちらまで温かい気持ちになれた。
物語の終盤に徐々に明らかになっていった凪の秘密。ちょっと驚いた。
心に・記憶にいつまでも生き続けられる存在やお話、人と人との関わりがあることは幸せなことだと思う。
柴の上司である編集長が、柴に語った言葉。
「…人は往々にして、居心地の良さや温かさよりも、痛みや悲しみの方を強く記憶する。幸福や愛情は辛苦の上にあってこそ輝くのであって、痛みを伴わないただの温かさは、次第に普通になり、やがて忘れ去られていく。それが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「余命銀行」それは自分の命を他の人に分けられる銀行。こんなことは現実にはないんだろうと分かっていても、余命を預けに来る人の思いが切実で、色んな事情を抱えて余命を預けに来る、又は余命を貰わないように契約する人の背景が様々で、自分の考えが一般論ではないことを知った。それぞれが思う幸せとは何か。1年以上自分の命を分けてしまうとその人とは今後1回しか会えないという。自分なら命を預けるほどの大切な人と今後1度しか会えなくなるのはあまりにも辛いのではないかと思った、、その一方で、それをしてでもその人に生きていて欲しいと願う強い気持ちを持っていることも凄いことだと感じた。
花菜は病気で余命宣告を受けていたが