フレドリック・ブラウンのレビュー一覧

  • 不吉なことは何も

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     越前敏弥さんが宣伝していたので知ったフレドリック・ブラウン、初読み。東京創元社から新訳の短編集が三冊出ているが、三つ揃って表紙もおしゃれ。『不吉なことは何も』という表題作のタイトルもかっこいいと思う。原題は”Nothing Sinister”で、旧訳では内容を汲み取っての『復讐の女神』だったのを、新訳にあたり改題したとのこと。
     とても夢中になったという感覚でもなかったが一気読みした。つかみが上手いというか、いつの間にか入り込んでいる。保険外交員のヘンリー・スミス、私立探偵のピーター・キッドは特に台詞回しに特徴があって面白かった。中編『踊るサンドイッチ』も良かった。
     気になったのは、スミス

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    2023年09月26日
  • 真っ白な嘘

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    ジャンルはサスペンスになるのかな。

    ライトなブコウスキーって感じ。

    結構残忍な話や胸くそな話が出てくるけど、全体が重々しくなく、ブラックユーモアに感じられる。

    装丁も文体を反映していて、洒脱でよい。

    それにしても創元推理文庫は価格がお高め。岩波か新潮文庫から出てたなら、あと2割ほどリーズナブルだったと思う。

    その辺の「この額払ったんだから」ハンディが、創元推理文庫にはある。

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    2022年08月14日
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後の火星人

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    巨匠フレドリック・ブラウンの短編全集、第3巻(全4巻)。

    前巻に引き続き良質な短編SFが揃っており、「星ねずみ」の続編や、ブラウンのアイロニーが光る「未来世界から来た男」や「ドーム」など、全体的に楽しめたとは思うが、特別グッとくるような作品は見つからず、ちょっぴり残念。

    「未来世界から来た男」が、創元SF文庫の第1弾のタイトルだったとは初めて知った。創元SF文庫の記念すべき1冊目がブラウンの作品集だったとは。

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    2022年08月08日
  • 不吉なことは何も

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    同じく短編集の『真っ白な嘘』を読んだ時にも感じたけれど、やはりこの作者の本領が発揮されるのは読後に嫌な気持ちを引きずるショートショート形式の短編だと思う。

    本作でも「踊るサンドイッチ」のようにアイデアの面白い推理ものがいくつかあったけれど、全体的にはやや物足りない印象を受けた。

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    2022年06月27日
  • 不吉なことは何も

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    相変わらず結末の読めない短篇が揃っており「そうくるか!」とニヤリとする瞬間がある。
    シリアスな作品ばかりだが、どこかユーモアを感じさせる。
    特に表題作はブラックユーモアとしか思えない展開で思わず苦笑した。
    『さまよえる少年』と『猛犬に注意』の結末は読んでいて楽しい。

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    2022年01月27日
  • 真っ白な嘘

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     旧訳を読んだのはずいぶん前のことで、「後ろを見るな」がどうしても記憶に残ってしまっているが、そのほかは、全くの初読と変わらない状態。

     謎の提示や不安感の盛り上げ方、そしてラストのサゲと、作り方が巧いなあというのが率直な印象。「闇の女」や「真っ白な嘘」、少し違うが「危ないやつら」がそんな感じ。

     「背後から声が」や「キャスリーン、おまえの喉をもう一度」は、メロドラマチックではあるが、夢破れた男の悲哀を上手く描いている。

     法律や通常の世界では対処できない、危険で嫌なヤツをどうすれば良いのか、「笑う肉屋」では本格ミステリー風に、「むきにくい小さな林檎」では犯罪小説風に描かれる。

     いろ

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    2021年10月31日
  • 真っ白な嘘

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    CL 2021.10.13-2021.10.16

    短編集はそもそも好みではないけど、これは面白かった。オチが見事で一作一作が締まるかんじ。

    「危ないやつら」がよかった。

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    2021年10月16日
  • 真っ白な嘘

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    全体によくできている作品だと思いますが、ブラウンはSFの方が好みですね。収録作品では「世界が終わった夜」が好きです。

    収録作品一覧
    笑う肉屋The Laughing Butcher
    四人の盲人The Four Blind Men
    世界が終わった夜The Night the World Ended
    メリーゴーラウンドThe Motive Goes Round and Round
    叫べ、沈黙よCry Silence
    アリスティードの鼻The Nose of Don Aristide
    背後から声がA Voice Behind Him
    闇の女Miss Darkness
    キャスリーン、おまえの喉をもう

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    2021年09月12日
  • 真っ白な嘘

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    ひとつひとつのお話が短いので、外出時の待ち時間などに読めます。はっとする最後のページもありました。ストーリー展開がお話によって違うので、それぞれの雰囲気を楽しめました。

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    2021年01月19日
  • ディープエンド

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    ミステリ。ハードボイルド。
    ブラウンの作品は、『未来世界から来た男』『さあ、気ちがいになりなさい』しか読んでいなかったため、ミステリは新鮮。
    しかも、本格ハードボイルドでビックリ。
    長編ながら、少なめの分量とスピーディな展開で、短編のように読みやすいのは著者らしさか。

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    2017年01月15日