小澤身和子のレビュー一覧

  • ナルニア国物語3 夜明けのぼうけん号の航海(新潮文庫)

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    2巻から現実では1年後、ナルニア国では3年後の物語。何年経ったかは比例していないのね(2巻では1年で100年以上経っている)。
    いとこの家に預けられた下の2人といとこは絵画に吸い込まれナルニア国へ。海に放り出された三人を救ったのは航海中のカスピアン王子だった。再会した一行は不思議な島々を巡りながら世界の果てに向かう。上の二人がいない寂しさなんて感じさせないくらい、登場人物たちが活躍していた。
    リーピチープ…。

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    2025年08月15日
  • ベル・ジャー

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    ネタバレ

    優秀な奨学生エスター・グリーンウッドは雑誌社のインターンに選ばれ、マンハッタンにやってきた。しかし社会の厳しさや不条理に触れ、純潔に見えたボーイフレンドは実はそうではなくてモヤつき、ライティングコースにも選ばれなくて将来の設計図がぐらつき、自殺を図って精神病院に入れられる。後半は精神病患者の目から見た周囲の人々や病院の様子が、『赤い花』とかそういう作品と重なった。優秀な女子学生の挫折と、死にたくても死にきれない気だるさと、将来への不安と絶望感を感じた。
    訳者あとがきに、この作品の舞台である1953年アメリカは、ソ連のスパイとされた民間人が電気椅子で処刑されることがセンセーショナルに報じられた時

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    2025年07月28日
  • ベル・ジャー

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    ネタバレ

    1960年代に書かれ、すでに一度邦訳されているアメリカの小説。昨年(2024年)、この新訳が出版され話題になっていた。
    1950〜60年頃のアメリカ文学には、時代を超えて読まれてきた有名な作品も多いが、個人的には少し苦手意識がある。それは、社会に適応しきれない若者の肥大した自己意識を、どこまでも一人称の自分語りで書き連ねていくようなタイプ。この小説もまさにそんな作品だった。文中(原文)に出てくる「I am, I am, I am...」という象徴的な一節は、この訳書を第一弾とする海外文学シリーズのシリーズ名にもなっている。

    社会の入り口に立って精神のバランスを崩してしまった女子大学生が主人公

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    2025年07月24日
  • ナルニア国物語6 魔術師のおい(新潮文庫)

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    ナルニアの始まりの時の物語
    6巻にして創成神話!
    連作で1~ずっと出てから0が出たシリーズと似てる?
    謎解きしてるみたい
    「それはね、こんな理由が有ったのさ」てな感じ
    わくわくしながら読んだの、楽しかった ♡♡

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    2025年07月11日
  • ナルニア国物語7 さいごの戦い(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ナルニア国とは、の位置付けがその崩壊から明示されていくのが爽快だった
    リーピチープとタムナスさんは胸熱すぎる
    が、そうか列車事故か…
    現実と思う世界も、ほんとうの世界の影にすぎず
    現実での死によってほんとうの世界での幸せな日々が始まり以後永久に続いていくと

    アスランとしてはナルニアの崩壊は織り込み済みだったのかな
    シフトが暴走しはじめる前に現れることだってできただろうに
    ルーシーたちイギリス組の受皿としての役割もあった?
    そもそもがポールたちが入り込んでしまった時に作った世界だしな
    良き生き物が育まれる土壌を作り、ほんとうの世界へ誘い栄えさせるのが役割なんだろうか

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    2025年07月04日
  • ベル・ジャー

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    一節ごと「この感覚はなんだ?」そう思いながら読み進めた。中盤になり何かがぼんやりと輪郭を表してきた。
    普通ってなんだとか、むしろこれが異常と思われることがおかしいのか?、何かに引き込まれていくかのようだった。
    ベルジャーというタイトルも何か調べず読み進めたが、成る程それねと知った。

    読み終えてからこの本の書かれた時代背景を知った。
    理解することは難しい、そんな内容だったけど私まで巻き込まれているかのような不思議な感覚だけがザワザワを残した。

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    2025年06月26日
  • ナルニア国物語5 馬と少年(新潮文庫)

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    ナルニアの物語としては
    第1巻に続く時間の物語
    ナルニアの世界で生まれ暮らす
    シャスタとアラヴィス、ブリーとフイン
    が今回の主人公

    あの時にそんなことがあったの??とややびっくり
    彼らは、子供の時をたっぷり堪能したかな

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    2025年06月17日
  • ナルニア国物語5 馬と少年(新潮文庫)

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    ナルニア国シリーズ5巻目。
    今までの作品は現代世界から子供たちが呼ばれてナルニア国で冒険をする話でしたが、本作は周辺国で起きた出来事のお話。1巻のペベンシー4兄弟がナルニア国の王として出てくるのが嬉しい。

    幼少期にシリーズを何度も読み返していた時、私はこの馬と少年が1番好きだった。アラビアンナイトのような異国の刺激的な香りがする。
    スーザンがラバダシ王子のことを最初は結構好いていたという点が自分の記憶と違っていた(ずっと一方的に好かれているイメージだった)ので、他社の翻訳版や原文を確認したくなった。

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    2025年06月07日
  • ナルニア国物語4 銀のいすと地底の国(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ここまでで一番好きな話だった
    ドロナゲキ良いわぁ
    見渡す限りの罠には全てハマりながらも着実に進められる冒険
    いつもいるネガティヴ要因がドロナゲキだけど、ネガティヴなことしか言わない割に前向きでイラッとはこない

    最後のカスピアンとイギリスの交錯もワクワクしてとても良かった

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    2025年05月30日
  • ナルニア国物語4 銀のいすと地底の国(新潮文庫)

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    今回はユースティス(ルーシーのいとこ)と同級生のジルがナルニアへ

    第4巻の舞台は地底の国
    沢山の種族がまた一杯出演し
    恐い場面も多かったけれど冒険した気分
    残念な場面もあったけどそれが成長の元になった気もする

    さて次は??

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    2025年05月06日
  • ナルニア国物語3 夜明けのぼうけん号の航海(新潮文庫)

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    ナルニアの世界の 海 !
    大きな? 船
    荒くれ者?の 船乗りたち
    不思議な島、そして魔法

    エドマンドにルーシーの兄妹
    いとこのユースティスは
    ちょっぴり○○なやつ

    終盤ちょっと駆け足かな?と思うけど
    船に酔いやすい私は
    イスに座ってじっくり楽しみました

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    2025年04月12日
  • ナルニア国物語2 カスピアン王子と魔法の角笛(新潮文庫)

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    四人きょうだいは再びナルニアに呼び戻される
    見馴れないナルニアに
    いつなのか?どんな状況なのか?昔の仲間は?
    不思議な世界の、知っているような知らないような新しい何かが起きるのだきっと

    ピーターの最後の言葉は いったい??

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    2025年03月17日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    映画の予告編を見た記憶はあるのに本編を見た記憶はない なぜ??

    新訳ということでもあり読んでみる

    ナルニア国へ行ってしまった兄弟たち
    そこで何年も過ごしたのに戻った現実はほぼ元の時間

    竜宮城に行って何年も?楽しく過ごした浦島太郎が戻った現実は何十年もたってしまった時間
    この設定の違いはなぜ?

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    2025年03月17日
  • ナルニア国物語3 夜明けのぼうけん号の航海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今回の冒険は海へ!
    奴隷に売られそうになったり、竜になったり、悪夢が現実になる島があったり。
    王道冒険譚といった感じでした。
    アスランはちょこっとしか出ませんでした。
    映画観てしってましたが、エドマンドとルーシーが今回でナルニア卒業です。
    ルーシーがナルニアに来れないことが悲しいじゃなくてアスランに会えないのが悲しいと言ってて確かにでかい猫ちゃんに会えないのは悲しい。(会ったことないけど)
    私も鬣に顔埋めたいです。

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    2025年03月05日
  • ベル・ジャー

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    明るい未来は、たわわに実ったイチジクの樹から好きなだけその果実を取れるように容易に手に入れられると思っていたエスターは、手に取る前にそれらが落ちていくディストピアの現実社会に気付く。ニューヨークのファッション雑誌でインターンをし、作家になる夢に向かい歩き出したエスターは、1950年代のアメリカの期待される善良で勤勉でいい男と結婚するという「女性」の役割を強制されることに抗い続ける内にベルジャーの中に閉じ込められ精神が壊れ始める。この物語が作者プラスが30歳で自ら命を絶つわずか数週間前、まさに死の淵を彷徨いながら急いで、しかも美しい詩的な表現で執筆し出版された事実を知ると、ベルジャーの中で絶望に

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    2025年02月21日
  • ベル・ジャー

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    1950年代、優秀な主人公エスターは、出版社のインターンに選ばれる。ニューヨークのホテルに滞在し、一緒になった女の子たちと映画を観たり、パーティーに参加したりと華やかな毎日だ。
    彼女は、なんでも選べるし、何にでもなれるはずだったが。
    自分の思い通りにはいかない葛藤と焦りで、精神を病んでゆく…。

    先の見えない不安を抱いて、自己を確立していくのは、どの時代でも難しい。
    エスターの孤独と絶望感が切々と胸に迫る。

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    2025年01月26日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    たまたまSNSで訳者の小澤さんが宣伝されているのを見て購入しました。小学生の時に岩波書店の瀬田貞二訳を何回も読んでいました。自分のファンタジー小説好きを自覚したのもナルニアがきっかけだったので思い入れの深い作品です。

    過去にあれほど読み込んだのに細かい部分は忘れてしまっていましたが、読み始めた途端に懐かしい自分のナルニア国に帰ることができました。そしてやっぱり面白い!

    csルイスの作品はパブリックドメインとなった2013年3月以降、色々な翻訳版が出版されているようです。岩波から馴染み深い瀬田訳、光文社から土屋京子訳、角川から河合祥一郎訳、そして最近出版されたのが本作の小澤身和子訳です。瀬田

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    2025年01月18日
  • ナルニア国物語2 カスピアン王子と魔法の角笛(新潮文庫)

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    ネタバレ

    4きょうだいがナルニアを去ってから1年後、再度呼び戻されたのは1300年後のナルニア。
    動物や妖精は姿を消し、人間が支配している。

    カスピアン王子と合流するまでの道のりを読んでてと指輪物語を思い出しました。

    ナルニアを取り戻した後、アスランが人間たちにナルニアに残るか、元いた世界に戻るか選ばせてくれる。(優しい)
    私はナルニアに残って動物や妖精と話したいですね。
    生活は絶対大変だと思うけど。
    ピーターとスーザンは、今回が最後のナルニアらしく切なかったです。
    2人は晴れ晴れとしているのがまた切なかった。

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    2025年01月07日
  • ベル・ジャー

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    P361. 〈もしかすると忘れてしまえば、雪のように、なにも感じなくなって覆い隠されてしまうのかもしれない。でも、あれはぜんぶわたしの一部だった。わたしの風景だった〉
     覚えのある痛みの記憶が、読んでいると刺激されてシクリと疼く。歳を取り、少しくらいのことでは傷つかなくなったが、それでも傷は生々しくそこにある。きっと生きている限り癒えることはないだろうとも思う。
    生きることは確かに傷つく事だ。世界と自分との不和に惑い、他者と一つになれない事に気がつき続ける事だ。けど、だからこそどうか生きて、その痛みこそがあなただから、と、祈る。

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    2025年01月02日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    新装版のイラストがかわいい。
    映画では見たことあったけど、本を読むのは初めて。
    4きょうだいの年齢書いてないんですね。挿絵だけ見ると映画よりも幼く感じました。
    後、ライオンはアスランだけかと思ったら、もう一頭いたんですね。
    次巻も映画で確かみたような気がするけど、あまり覚えてないので楽しみです。

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    2024年12月19日