小澤身和子のレビュー一覧

  • オービタル ―ある一日の16回の夜明け―

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    26年5月に創刊されたハヤカワプラスから、第二回目の配本となった作品。
    眼下を猛スピードで過ぎ去る地球の景色と、宇宙で業務を続けながら生活を模索する飛行士たちとの対比。地球から切り離された感覚と、地球を内包する宇宙との一体感を何度も重ねる中で、静かに進み動く彼らの心。
    著者が目指したという’スペースパストラル’(宇宙の田園詩)以外に、たしかに表現する言葉が見つからない新しさ。

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    2026年08月10日
  • ベル・ジャー

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    苦しい作品だ。解説で「少女版『キャッチャー・イン・ザ・ライ』」との謳い文句が付されていた時期があることを知ったが、言わんとすることはわかる。大都会の軽薄さへの失望、社会への反抗心、人生の実感のなさと空虚さといったものは確かに共通しているが、しかし押し潰されるような圧迫感と苦しみは、本書が段違いではないだろうか。個人的にはキャッチャー〜の主人公にはうんざりさせられたが、本書の主人公の痛みにはかなり心を寄せられるものがあった。特に両者の違いが明確なのはやはり異性との関係だろう。男性であるキャッチャー〜の主人公が自身の安全が確保された立場から女性を常に冷笑していたのに対し、女性である本作の主人公にと

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    2026年08月05日
  • ナルニア国物語4 銀のいすと地底の国(新潮文庫)

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    またおもしろかった〜。
    なんとなくミスしちゃうところも良くて、あと、ヌマヒョロリンがとても好き。
    ナルニアをずっと旅していたい。

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    2026年06月24日
  • ナルニア国物語3 夜明けのぼうけん号の航海(新潮文庫)

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    とても楽しい旅だった!あちこちの島、出てくる人たちも様々でおもしろい。
    ナルニアの世界の不思議がぎゅっとつまっていてとても良かった。
    シリーズの中でもかなり好き。

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    2026年06月20日
  • ナルニア国物語2 カスピアン王子と魔法の角笛(新潮文庫)

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    ルーシーがかわいらしく、アスランがかっこいい。
    ライオンと魔女の4兄妹の活躍が嬉しい。
    いろいろな生き物との交流や信頼関係がやっぱりとても好き。
    カスピアン王子も好人物でこれからが楽しみ。

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    2026年06月16日
  • ベル・ジャー

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    舞台は70年前のアメリカであるが、主人公の社会に対する不安や憤り、無力感は、令和の日本でも十分に共感できる。
    10代から20代の子どもから社会人になっていく、不安で多感で、そしてどこかエリート故の傲慢さが垣間見える主人公。

    いくつになっても、主人公達が苦手とする中年の年齢になっても、社会や周囲の人間に欺瞞や不信感、憤りを感じる時はある。
    そんな時に、ふとまた、手に取って読みたい。

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    2026年05月14日
  • ベル・ジャー

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    ニューヨークを発つ前日に、クローゼットに詰まっていた綺麗な衣服をぜんぶ屋上から風に乗せて捨てるシーン
    明らかに自殺の比喩なのにフワフワしていてきれいな浮遊感だった

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    2026年05月13日
  • ベル・ジャー

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    良い本で、自伝的な内容なのかなという感じ。感情の結晶のような本。

    しかし、それにしてもアメリカの詩人というのはなんとも悲劇的なものだなぁ。それが宗教に由来するものなのかはわからないが、語りの節々から、どこかで純粋さ、純潔さや透明性を信じていることが感じられる。そんなもの、ないんだけどね……。

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    2026年04月11日
  • ベル・ジャー

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    ■唯ぼんやりした不安
     息苦しさ、倦怠、諦め、嫉妬、絶望、被害妄想、自死願望、親への激しい嫌悪、他人への嫌がらせ、足を引っ張りたい衝動…
     ネガティブ思考なんて一言で片づけるには重すぎる精神状態。ドロドロの底なし沼で得体のしれない何かに足を取られてもがいているような感覚。そんなエスター(≒著者)の世界にふらふらと引き込まれ同調してしまい呼吸が乱れる。漠とした不安が覆いかぶさってきてぬぐえない。

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    2026年02月03日
  • ナルニア国物語5 馬と少年(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「でも、ぼくは安全だった」とシャスタは思った。「だって、あのライオンが左側にいてくれたんだから。崖っぷちとぼくのあいだをずっと歩いてくれていたんだ」

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    2025年08月17日
  • ベル・ジャー

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    何の前情報もなく
    装丁の美しさに惹かれてすぐ購入した一冊。

    初めてシルヴィア・プラスの文章を読んだけど
    本当に文章が美しくて
    さすが詩人だなと思った。
    エスターのリアルな心の描写が読んでいて
    苦しくなったり、また正直すぎる表現に時に可笑しく感じたりもした。
    共感できる所が本当に多く、1950年代に書かれたものと知った時はびっくりしました。

    また辛くなったら読み返したくなる一冊かなと思った。

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    2025年08月15日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    アスラン(イエス・キリストがモデル)が、善であって同時に恐怖の対象というのは、神とはどういう存在かを上手く言い表していると思いました。

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    2025年06月26日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    子供の頃、映画を観て、あの頃はこんな国に行ってみたい!という気持ちにさせてくれた映画でした。
    そして現在、改めて小説を読み、子供の頃の探究心を復活させてくれた小説でした。
    ファンタジー小説好きな方には是非とも読んで欲しい小説です。
    きっと皆さんも衣装だんすが欲しくなるはず。

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    2025年06月02日
  • ナルニア国物語4 銀のいすと地底の国(新潮文庫)

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    今まで四巻目まで読んできて、一巻目の次に好きな内容でした!
    とても明るい気持ちにさせてくれて、私も頑張ろう!と思える楽しい話でした!

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    2025年04月23日
  • ナルニア国物語4 銀のいすと地底の国(新潮文庫)

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    ネタバレ

    3までは映画で観てたので事前知識あったけど、4は初読み。
    1~4の中で一番好きかも。
    今回のアスラン以前より親しみやすいというか、子供にやさしくなったように見えました。
    ドロナゲキが背の高いスナフキンみたいで好きでした。ネガティブなんだかポジティブなんだかよく分からないキャラクター。
    ジルちゃんがアスランに言われたしるしを毎度忘れるのも、まぁ、難しいよねと大人な気持ちで読んでました。
    カスピアン…。最後泣いちゃいました。

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    2025年03月08日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    言わずと知れた名作、新訳版で初めて読みました。
    すごく読みやすかったです。もっと長い話というイメージだったので、本を見たとき、薄くて驚きました。

    ファンタジーの金字塔…その後のファンタジーに影響を与えた本…等々、様々に言われていて、逆に楽しめるかどうか懐疑的でしたが、間違いなくワクワクしました。金字塔と言われるのも納得!

    特に印象的だったのは「衣装だんす」。
    これが異世界へ行く装置なのだということは、予備知識として、もちろん知っていました。最初は「ふんふん、こうなるのか」と、傍観するように読んでいましたが、最後に四人が元の世界に戻ってきたとき、思ったんです。「あれ、おかしいな。すごく寂しい

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    2025年02月13日
  • ベル・ジャー

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    30歳という若さで夭折したシルヴィア・プラス唯一の長編小説。
    日本で手に入る作品は詩集と、短編集である『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国 シルヴィア・プラス短篇集』くらい。
    長編はこの『ベル・ジャー』一冊だけ。訳者後書きにも記されていたが少女版『ライ麦畑でつかまえて』と言われているとか。確かにそれも頷ける作品だった。

    物語は1953年の夏、ローゼンバーグ夫妻の死刑執行のニュースから始まる。
    マッカーシズム旋風吹き荒れるアメリカ。国民は共産主義の影に怯える集団ヒステリー状態で、友人や家族であっても少しでも共産主義の疑いがあるなら密告し、根拠の有無を問わず告発される。
    更に今以上に女性は、女性と

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    2025年02月07日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    子どもの頃に映画は2作目まで観たのに原作は読んでいませんでした。(そもそも当時は原作があることを知らなかったのかも)

    原作読んでみたいなーと思いつつ後回しになっていましたが、新訳で出た新潮文庫の装丁が可愛くてついに購入。
    テンポよく読めて面白かったです。作者の登場も結構ありますが、語りかけられているみたいなので個人的にはそこまで気にならないレベルでした。
    めっちゃ夢中になる!って感じは正直ありませんでしたが、続きも気になるので買いました。読んでみます。

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    2025年02月02日
  • ナルニア国物語2 カスピアン王子と魔法の角笛(新潮文庫)

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    ナルニア国物語2に突入しました!
    読み始めた瞬間に、私もナルニア国に入って行きました。
    迫力ある描写にワクワクしながら読み終えました。
    3巻目が楽しみです。

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    2025年01月29日
  • ナルニア国物語2 カスピアン王子と魔法の角笛(新潮文庫)

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    二巻目は大規模な戦いの話でした。
    いやー楽しかった。
    ストーリーは、もう一度ナルニアの世界に入った今は伝説となった4人の少年少女が、昔のナルニアを取り戻すために奮闘する話です。
    エドマンドの心理的成長がすごく印象に残りました。みんな心理的に立派な人たちになってました。
    実際見た目は子供で子供心を持ちながら大人な部分も垣間見える一作でした。
    挿絵も綺麗だし、没入感のある作品でした!

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    2025年01月01日