小澤身和子のレビュー一覧

  • ナルニア国物語5 馬と少年(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「でも、ぼくは安全だった」とシャスタは思った。「だって、あのライオンが左側にいてくれたんだから。崖っぷちとぼくのあいだをずっと歩いてくれていたんだ」

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    2025年08月17日
  • ベル・ジャー

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    何の前情報もなく
    装丁の美しさに惹かれてすぐ購入した一冊。

    初めてシルヴィア・プラスの文章を読んだけど
    本当に文章が美しくて
    さすが詩人だなと思った。
    エスターのリアルな心の描写が読んでいて
    苦しくなったり、また正直すぎる表現に時に可笑しく感じたりもした。
    共感できる所が本当に多く、1950年代に書かれたものと知った時はびっくりしました。

    また辛くなったら読み返したくなる一冊かなと思った。

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    2025年08月15日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    アスラン(イエス・キリストがモデル)が、善であって同時に恐怖の対象というのは、神とはどういう存在かを上手く言い表していると思いました。

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    2025年06月26日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    子供の頃、映画を観て、あの頃はこんな国に行ってみたい!という気持ちにさせてくれた映画でした。
    そして現在、改めて小説を読み、子供の頃の探究心を復活させてくれた小説でした。
    ファンタジー小説好きな方には是非とも読んで欲しい小説です。
    きっと皆さんも衣装だんすが欲しくなるはず。

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    2025年06月02日
  • ナルニア国物語4 銀のいすと地底の国(新潮文庫)

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    今まで四巻目まで読んできて、一巻目の次に好きな内容でした!
    とても明るい気持ちにさせてくれて、私も頑張ろう!と思える楽しい話でした!

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    2025年04月23日
  • ナルニア国物語4 銀のいすと地底の国(新潮文庫)

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    ネタバレ

    3までは映画で観てたので事前知識あったけど、4は初読み。
    1~4の中で一番好きかも。
    今回のアスラン以前より親しみやすいというか、子供にやさしくなったように見えました。
    ドロナゲキが背の高いスナフキンみたいで好きでした。ネガティブなんだかポジティブなんだかよく分からないキャラクター。
    ジルちゃんがアスランに言われたしるしを毎度忘れるのも、まぁ、難しいよねと大人な気持ちで読んでました。
    カスピアン…。最後泣いちゃいました。

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    2025年03月08日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    言わずと知れた名作、新訳版で初めて読みました。
    すごく読みやすかったです。もっと長い話というイメージだったので、本を見たとき、薄くて驚きました。

    ファンタジーの金字塔…その後のファンタジーに影響を与えた本…等々、様々に言われていて、逆に楽しめるかどうか懐疑的でしたが、間違いなくワクワクしました。金字塔と言われるのも納得!

    特に印象的だったのは「衣装だんす」。
    これが異世界へ行く装置なのだということは、予備知識として、もちろん知っていました。最初は「ふんふん、こうなるのか」と、傍観するように読んでいましたが、最後に四人が元の世界に戻ってきたとき、思ったんです。「あれ、おかしいな。すごく寂しい

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    2025年02月13日
  • ベル・ジャー

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    30歳という若さで夭折したシルヴィア・プラス唯一の長編小説。
    日本で手に入る作品は詩集と、短編集である『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国 シルヴィア・プラス短篇集』くらい。
    長編はこの『ベル・ジャー』一冊だけ。訳者後書きにも記されていたが少女版『ライ麦畑でつかまえて』と言われているとか。確かにそれも頷ける作品だった。

    物語は1953年の夏、ローゼンバーグ夫妻の死刑執行のニュースから始まる。
    マッカーシズム旋風吹き荒れるアメリカ。国民は共産主義の影に怯える集団ヒステリー状態で、友人や家族であっても少しでも共産主義の疑いがあるなら密告し、根拠の有無を問わず告発される。
    更に今以上に女性は、女性と

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    2025年02月07日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    子どもの頃に映画は2作目まで観たのに原作は読んでいませんでした。(そもそも当時は原作があることを知らなかったのかも)

    原作読んでみたいなーと思いつつ後回しになっていましたが、新訳で出た新潮文庫の装丁が可愛くてついに購入。
    テンポよく読めて面白かったです。作者の登場も結構ありますが、語りかけられているみたいなので個人的にはそこまで気にならないレベルでした。
    めっちゃ夢中になる!って感じは正直ありませんでしたが、続きも気になるので買いました。読んでみます。

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    2025年02月02日
  • ナルニア国物語2 カスピアン王子と魔法の角笛(新潮文庫)

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    ナルニア国物語2に突入しました!
    読み始めた瞬間に、私もナルニア国に入って行きました。
    迫力ある描写にワクワクしながら読み終えました。
    3巻目が楽しみです。

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    2025年01月29日
  • ナルニア国物語2 カスピアン王子と魔法の角笛(新潮文庫)

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    二巻目は大規模な戦いの話でした。
    いやー楽しかった。
    ストーリーは、もう一度ナルニアの世界に入った今は伝説となった4人の少年少女が、昔のナルニアを取り戻すために奮闘する話です。
    エドマンドの心理的成長がすごく印象に残りました。みんな心理的に立派な人たちになってました。
    実際見た目は子供で子供心を持ちながら大人な部分も垣間見える一作でした。
    挿絵も綺麗だし、没入感のある作品でした!

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    2025年01月01日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    とても良かった。。
    純粋な王道の少年少女のファンタジー冒険小説ですが、とても読みやすい!
    物語は衣装だんすの中に通じるナルニア国に4人の少年少女が迷い込むという話ですが、それぞれの人物に全くバラバラな個性があって感情移入しやすいんじゃないかと思います!
    新しく出たこの新潮文庫のナルニアはページ数もそんなに多くなくとても読みやすいと思います。
    軽くファンタジー小説を読みたい方は是非!!
    二巻目からも読んでいきたいと思います。

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    2024年12月30日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    ナルニア国の森の空気の澄んだ感じやビーバー夫妻の家の内装などなど、、風景が頭に思い浮かびながら読んでいました!このお話を読むのは今回が初めてなので毎月の楽しみです!

    私はアスランと聞くと何となく冒険が始まる気持ちになります笑

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    2024年12月20日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    ナルニア国物語シリーズが新潮文庫から刊行スタートですね。第1巻目!読み始めた瞬間から、ナルニア国に入り込んでいくわくわく感がたまりません。映画を見たので、読みながら映画の場面を思い出したりしました。

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    2024年12月15日
  • ベル・ジャー

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    読み終わった後、どうしてこんなにもつらいんだろうと考えていたが、それはやはりエスターの孤独や閉塞感が如実に伝わっていたからだと思う。一つ一つの描写がじんわりと自分の中に溶け込んでいく感覚だった。常に目の前がガラスで囲われていて、さらにそれが不快に曇っており、物事がはっきりと見えない。他者の目に晒されることを分かりながらも、一歩踏み出すエスター。またいつか読み直したい。

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    2024年11月28日
  • ベル・ジャー

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    言葉が詩的で綺麗で、特にスキー場の表現がお気に入り。表現があまりにもリアルで、何度か手に力が入らないくらい怖くなる時があった。
    序盤NYの部分は、友達の容姿、お洋服の質感からレストランのテーブルに置かれたネームカード、身に纏っている香水の匂いまで、とても綺麗に描写されていて読んでいて凄く好きだった。
    NYでの熱い湯船についての話も、自分が言語化できなかった感覚が綺麗に言語化されていて、読んでいてsatisfyingだった、嬉しかった。
    figtreeの部分も、she explains so well like 読むのが苦しかったくらい。訳者のあとがきでの言及も良かった。
    白人主義、精神病外国人

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    2024年10月05日
  • ベル・ジャー

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    読んだ後に、わ、この感じなんだっけ、あ、サリンジャーかと思ったら訳者あとがきにライ麦畑の話があって、ああ、ってなった。

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    2024年09月02日
  • クイーンズ・ギャンビット(新潮文庫)

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    9歳のベスは孤児院で用務員のおじさんにチェスを教わるとずば抜けた才能を発揮して瞬く間に全米チャンピオンに。誰もが驚く活躍の裏で、勝利へのプレッシャーから薬物やアルコール依存に苦しむ等身大の主人公が描かれる。時に現実から逃げそうになりながらもその才能だけを頼りに強気に勝負の世界へ臨んでいくベス。時に弱々しく、時に頼もしいそのキャラクターがそのままこの作品の魅力となっている。

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    2023年09月11日
  • クイーンズ・ギャンビット(新潮文庫)

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    アニャのドラマから流れてきたミーハーです。

    けどこのドラマがきっかけでチェスを覚えて、どっぷりハマって、暇な時間は脳死でチェスのアプリをするようになりました。

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    2022年11月11日
  • クイーンズ・ギャンビット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2021年に発売された本書であるが、年をまたいで読み始めることに。あっという間に読み終えてしまった。読み始めから「面白い作品に出合えたかも…」という期待を持たせたが、その予感は的中した。私個人としてはかなりハマって読めた。主人公のベスが非常に魅力的に映る(表紙のドラマ版の役者さんの印象もあるかもしれないが)。

    単にチェスで無双しまくるかと思いきや、年齢が上がってくるにつけ、神童も人間関係やお酒におぼれて挫折を味わったりするさまを淡々とテンポよく描いていく。「淡々と」と書くとどうしても「あっさり」として物語に浸れないのかというとそうではなく、どうしてそうなるのかベスの心のうちがしっかりと描いて

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    2022年03月11日