小澤身和子のレビュー一覧

  • ナルニア国物語4 銀のいすと地底の国(新潮文庫)

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    シリーズ第4巻。
    前回の冒険で嫌なやつから脱したユースティスが頼もしい。前作とのつながりや影響が垣間見えるの好きです。ドロナゲキが緑の魔女に言い返す場面は物語=虚構を愛する者として胸が熱くなった。

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    2025年05月09日
  • ナルニア国物語3 夜明けのぼうけん号の航海(新潮文庫)

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    ナルニア国物語3作目。ナルニアを離れて、東の海の先を小さな船で目指す。
    エドマンドとルーシーは、いとこのユースティス共々、絵に描かれた海の中へ、ナルニアの王、カスピアンの帆船に飛び込んでしまう。
    冒険が子供たちを成長させる。後向きのユースティスさえも。

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    2025年05月06日
  • ベル・ジャー

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    主人公であるエスターが自殺未遂に至るまで消耗する過程は割りかし丁寧に描かれていたと思う。優秀な奨学生から病院のボランティアへと、自分のやりたかったことから大きくかけ離れていき、最後まで自分の仕事の価値を認められず絶望していく主人公の心情は、見ていて苦しかった。

    当時のアメリカであれば、上手く良い男を捕まえて結婚すればそれでOKでもあったのだが、それも主人公のプライドが許さない。このように考えられる幸せの可能性(イチジク)をどれも選べずに腐らせてしまうことが、主人公の破滅に繋がっていく。なまじ優秀な人間の悲劇をよく描いている。

    星5でないのは、この本を書いてそれほど経たないうちに、著者がオー

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    2025年04月30日
  • ベル・ジャー

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    ネタバレ

    詩人プラスの最初で最後の長編小説。後半、主人公が感じていた息苦しさや痛みに共感できたとは言えないけど、彼女が死に引き寄せられていく様子は、読んでいて辛くなった。若い頃に読んでいたら、受け取り方がかなり違ったのかもしれない。
    フィクションとノンフィクションの間、、、

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    2025年03月11日
  • ナルニア国物語3 夜明けのぼうけん号の航海(新潮文庫)

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    ナルニア国シリーズ第3作目。

    シリーズの中で、各出版社の日本語訳版のタイトル名が最も異なっている(と思う)。これだけでちょっと面白い。(岩波の瀬田貞二訳では『朝びらき丸 東の海へ』、原題は『The Voyage of Dawn Treader』) 岩波版だとシリーズのこの辺から独特なネーミングがあったりして少々つっかえた覚えがあるが、本作は軽快に進む船のようにスイスイ読めた。

    前半のユースティスは他者の大事なものを馬鹿にするような いけすかないやつなのだが、彼は冒険を経て変化する。その様子に、自分も良い方向に変われる気がして私は嬉しく思うのだ。

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    2025年03月02日
  • ベル・ジャー

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     主人公のエスターは、ボストン郊外でシングルマザーに育てられました。誰よりも努力した結果、ファッション誌のコンテストで書いたものが認められ、その雑誌社のインターンに選ばれることができました。

     期待に胸を膨らませてマンハッタンに出た彼女は、社会の厳しさや不条理を目の当たりにし、自分の無能さを実感します。ボーイフレンドの裏切りにもあい、実家に戻ったエスターは、作家への道も閉ざされ、自殺を図った後、精神病院に入れられます。

     1963年に書かれた、作者 シルヴィア・プラスの自伝的作品だそうです。
    60年も前に書かれたこの作品の主人公エスターの生きづらさが、現代の若い人の生きづらさと変わっていな

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    2025年02月24日
  • ナルニア国物語2 カスピアン王子と魔法の角笛(新潮文庫)

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    ナルニア国シリーズ第2作
    ナルニアから戻ってから一年後。ルーシーら四人の兄弟姉妹は寄宿学校へ向かう途中、魔法によって別世界へと迷い込む。そこは、千三百年後のナルニアだった。
    かつてナルニアで成長した4兄弟は、多様な種族が共生するナルニアを取り戻すため、戦いを挑む。

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    2025年02月24日
  • ナルニア国物語2 カスピアン王子と魔法の角笛(新潮文庫)

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    ナルニア国シリーズ第2作目。

    幼少期にシリーズを何回も何回も読み込んだはずなのに、なぜかこの2作目だけ記憶の大半が抜け落ちておりドキドキしながら読み進めた。カスピアン王子の生まれについて〜城から逃げ出すまでの部分と、『ニカブリク』という名前には覚えがあり「ニカブリク!?ニカブリクじゃないか!」と旧友に会ったような気持ちになった。

    アスランはもっとわかりやすく姿を現してくれても良くないか

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    2025年02月23日
  • ナルニア国物語1 ライオンと魔女(新潮文庫)

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    古いお屋敷の奥まった部屋のクローゼットが異世界の入口。踏み入ったその世界は魔法で冬のまま凍結した白い世界だった。
    偶然、クローゼットの奥が異世界と繋がっていたのかと思いきや、子供達を異世界に招くために繋がっていたらしい。
    美しい情景か目に浮かぶ。

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    2025年02月16日
  • クイーンズ・ギャンビット(新潮文庫)

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    予定通りのサクセスストーリー。
    チェスのシーンは読み飛ばし気味でOK。

    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)起承転結の転が欲しかった。

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    2024年08月15日
  • クイーンズ・ギャンビット(新潮文庫)

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    淡々と進む感じでした。
    最終決戦は、手を汗握る感じでしたが、如何せんチェスの造詣が深く無く、、、
    Netflixのドラマで補完しましたm(_ _)m

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    2024年07月16日
  • サワー・ハート

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    著者はアメリカで生まれて、紛れもなくアメリカ人なんだが、人種的にアジア(中国系)なので、生活していて一筋縄でいかないことが多数ある。ほんと文化ってでかい。しかしそういう要素が「おまけ」であって、いわゆる味付けであって、本来きっちりとした文章の中にしっかりとした物語があって初めて意味をなすんだ。カレー粉だけ食っても不味いだろう?昨今の「バックグラウンド、アイデンティティのみで注目されている作家」の一人かなあ。本人は住んではいないだろうから(中国)、なんかその辺りの描写もいまいちだった。

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    2022年04月16日
  • クイーンズ・ギャンビット(新潮文庫)

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    ドラマと同様原作の方も非常に素晴らしい。フェミニズム要素が一番印象的だ。チェスというテーブルゲームにおける心理描写が非常に明確に描写されている。孤児院育ちゆえの孤独感が根底にあり、前編を通じて成功と金銭への欲望が遠慮なく描写されており、その点では嫌悪抱かせる部分もあると感じた。しかし最後において公園で一般人とチェスを指すラストで本編通じペスの人格としての成長も感じられるのであった。

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    2022年04月03日
  • クイーンズ・ギャンビット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    誰かも書かれていましたが、
    私もNetflixドラマで観覧してから原作を読みました。
    映像を観た後だったので、原作が読みづらかったという事は無かったです。
    ただ、映像を見た直後は史実だとばかり思っていたので、原作も読んでみたくなったのですが、
    実はフィクションだった知りビックリしてしまいました。
    それだけ、話が上手く進んでいたし纏まっていたように思います。

    孤児院で孤独と疎外感に蝕まれながらチェスを習う→勝利すると周りから注目される→脚光と孤独と勝負に塗れながら酒に溺れる→本当の人間の温かみを知る。
    孤児という不安定な心や、その不穏な空間、
    チェスでは、感情を表に出すと負けてしまうんじゃない

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    2022年01月26日