坂本眞一のレビュー一覧
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ほぼジャケ買い。箔押しされた文字と古書っぽい装丁が凄くかっこよかった。
中身はまだなんとも言えない感じ。とにかく絵が綺麗で緻密なのは分かるけど、お話としてはまだ底が見えない。語り方における仕掛けも、気づけてないだけで全然ありそうな感じ。Posted by ブクログ -
仕事と家庭を手に入れて山を離れた文太郎が
建村の誘いで再びK2東壁に挑む。
妻として旦那の夢を応援してあげたい気持ちも
あるかもしれないが、それにしては危険だし
子供が生まれたばかりだし
何より相談してくれず話を進めていたのは
花には痛いところなのではなかろうか。Posted by ブクログ -
マリーの突飛に見える行動を、「マリーだから」で納得させる
キャラクターの強さは、確かにマリーにはあると思う。
フランスの大きな転換期となる革命の、うねりの強さに圧倒された。
突っ込みたくなるところは多いにあるものの、
ところどころに出てくるマリーの描写は素直に恰好良かった。
訛っていると意地悪を...続きを読むPosted by ブクログ -
首飾り事件自体の描写はさらっと流され、ド・ラ・モット夫人への刑に纏わる描写が多いのもイノサンだからこそなのだろうと思う。
あれほど人を殺したくないと願っていたシャルルが初めて殺したいと願い、
殺意を常々隠そうともしなかったマリーの存在を心強く感じ
共闘に向かおうとするところは圧巻だ。
革命の象徴で...続きを読むPosted by ブクログ -
人間関係に恵まれてこなかった主人公が、花ちゃんと出会えたことが
本当に良かったと思う。
山も人間関係も諦めずに良かったと思うし、このまま幸せでいて欲しいのだが。Posted by ブクログ -
富士山頂で暮らす森。
ヤマネと一緒に日々を淡々と過ごし
他人からは寂しいと思われるのかもしれないが
それなりに穏やかな日々を過ごしている様子に
安心した。
あんなに酷い目に遭わされたのに、
あそこまでの努力ができるところがすごいと思うが
山に生きる人というのはこういう人の方が
多いイメージはある。Posted by ブクログ -
足立はやっと現れた森に理解者なのだろうか。
正式に雇ってもらえることで、お金を貰いながら
山に向き合うことができるのは願ってもない話。
しかし過去が離してくれない。
宮本の名前を聞いて友達と思っているのが
心温まると思いきや、どうにもきな臭い展開。Posted by ブクログ -
自然と向き合うのは厳しいことだが
人間に裏切られる辛さとは全く違う。
ただ山に登りたいだけなのに
こんな目に遭うのはなぜなのか。
運命というにはあまりにもきつい。Posted by ブクログ -
八ツ裂き刑に処されたダミアンの息子ジャックが義賊団「怒れる者」の首領としてマリーの前に現れる。
自分としては二人に争って欲しくないのだが。
ジャックの立場から貴族を恨む気持ちは十二分にわかるのだが、とにかく国王を倒せば世界は良くなるといった
敵をひとつに定めて遮二無二倒そうとするやり方は
大概ただの...続きを読むPosted by ブクログ -
SNSや女子会が風刺的に入れられていて
唐突ではあるもののノリがわかりやすく面白い演出。
マリーは好きだが、ダミアンも気になる人物。
二人の戦いはどのような結末を迎えるのだろうか。Posted by ブクログ -
ルイ16世の世となり
フェルゼンも登場。
ベルばらの印象が強かったので、このフェルゼンは
あまり応援する気になれない。
ジャンヌの描写も過激。
マリーが舞踏会に人形を連れて行くのもすごいが、
「王妃も立派な人形をお連れですこと」と
皮肉を言い放つところが彼女らしかった。Posted by ブクログ