加藤拓也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ何気ない会話や和やかに思えるシーンにもさりげなく変化が織り込まれていて、何度読み返しても面白い作品だと思った。「ここが海」。帯には「心をふりしぼり、潮目を変える。」とあるけれど、なんでタイトルに海を選んだんだろう。「怖いって思ってるって思われたくない」男性的な岳人は海を怖がっているけれど、そこも関係あるんだろうな。「景色のいい観光地」のときも思ったけれど、あとがきを見ながらしみじみ振り返ることができるのは楽しい。
性別違和という昨今増えてきたテーマで、だけど(私的には)珍しい終わり方をしている作品だと思う。かなり好き。読者とか観客に考える余地を与えてくれる作品って大好き。「当事者」だから正解が -
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Posted by ブクログ
色気ってのは腹が据わった覚悟の有る人間が醸し出すもんだ 知る事の、大切さも無意味さも素晴らしさも恐ろしさも全てこの作品が描いています。 娘ヨレンタがノヴァクの感情の部分に触れる唯一の存在であるのにも関わらず 以降は信念というよりは最早執着 それこそ「アポリア」(相反する二つの見解が等しく成立する場合、解決の糸口を見出せない難問)だと思うんですけど。 ある意味、完全オリジナルを作るという欲望は幻想だったり。もう流石にこの世界には蓄積が有り過ぎるから、どういう組み合わせで更に新しい事があるかなって事を皆探求していると思います。 文化は大きな川の流れであるという事を良く言っているんですけど、文章、文
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