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トランスジェンダーをめぐる信頼と対話の物語
〈『ここが海』は、岳人が「受け入れることができる」という信頼を友理のなかに積み重ねていく物語です。〉(本書「あとがき」より)
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岳人と友理は、ともにフリーライターとして働き、高校生の娘・真琴を連れて、日本各地のホテルやロッジなどを転々としながら生活している。
海辺のホテルに長期滞在中のある日、岳人は友理から、その性自認をためらいがちに告げられる。
「自分は女じゃないかもしれない」
友理からのカミングアウトを聞き、岳人は、その性別違和の告白に驚きつつも理解を示す。それはまた、心を寄せる側にも〝受け入れられてゆく〟時間が始まるということだった──。
心をふりしぼり、潮目を変える。そこから生じる「移ろい」のなか、当事者との信頼関係を構築してゆく会話劇。
巻末には、この作品づくりにおいての配慮の大切さを記した「あとがき」と、登場人物達のサブテキスト(感情の流れ)を理解するためのみちびきとなる「演出ノート」が付録する。
トランスジェンダーをめぐる信頼と対話の物語。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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