芥見下々のレビュー一覧
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この巻は、ただの決着ではない。「心が折れた状態から、それでも立ち上がる話」だった。
物語は虎杖と真人の戦いの最終局面。ここまでで虎杖は、順平・七海・釘崎と、大切な人たちを次々と失っている。さらに宿儺による大量殺人の責任も背負わされ、完全に限界の状態にある。実際、一度は完全に心が折れる。 
そこに入ってくるのが東堂。ここがこの巻の大きなポイントで、東堂は戦いを助けるだけじゃなく、虎杖の考え方を立て直す役割をする。「何のために戦うのか」をもう一度思い出させる存在になっている。
戦い自体もかなり激しくて、真人はさらに形を変えて強くなる。一方で虎杖も黒閃を何度も決めて、限界の中で食らいつく。た -
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この巻は、ただのバトルの続きではない。「力が強すぎる存在が動いたとき、どれだけ取り返しがつかなくなるか」をはっきり見せる巻だった。
まず、宿儺と漏瑚の戦いが決着する。結果は完全に宿儺の圧勝で、戦いというより“格の違い”を見せつける形になる。ただ印象的なのは、最後に宿儺が少しだけ漏瑚を認めるところ。強さだけでなく、「どう在ろうとしたか」を見ているのが分かる。 
ただ、この巻の本当の怖さはそこではない。問題はその後。
宿儺が表に出ている間に、渋谷の街で大量の人間が巻き込まれる。これは事故ではなく、完全に「制御できない力が暴れた結果」。ここで虎杖に意識が戻ったとき、自分がやったことではないの -
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この巻は、単なるバトルの続きではない、「裏で動いていたものが全部つながり、いよいよ大きな事件が始まる巻」だった。
物語はメカ丸(与幸吉)と真人の戦いから始まる。メカ丸はこれまで裏で情報を流していた立場だったが、その目的は「体を治して、仲間に会うこと」。そのために長い時間準備してきた力をすべて使って真人に挑む。実際かなり善戦するが、最終的には及ばず敗れる。この戦いは単なる負けではなく、「やりたかったことがあと一歩届かなかった」終わり方になっていて、かなり重い。 
ここで重要なのは、メカ丸がただの裏切り者ではなかったことがはっきりする点だ。仲間に会いたいという気持ちが本音であり、そのために選 -
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この巻は、ただの過去の話ではない。同じ出来事をきっかけに、五条と夏油の人生が大きく分かれる巻だった。
物語は、伏黒甚爾との戦いの続きから始まる。五条は一度完全にやられてしまう。それまで圧倒的に強かった五条が負けることで、「絶対に勝てる存在ではない」とはっきり分かる。でも、ここで終わらない。死にかけた状態から、五条は自分の術を理解し直し、もう一段強くなる。ここで初めて、本当の意味での「最強」に近づく。
一方で、同じ出来事を経験した夏油は違う方向に進む。守るはずだった天内理子を目の前で失い、その後も非術師に対する考え方が少しずつ変わっていく。「弱い人を守る」という気持ちは変わらないが、その対象 -
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この巻は、単なる戦いの続きではない。「人に近い存在を殺した後、その現実をどう受け止めるか」を描いた巻だった。
物語は、虎杖と釘崎が呪胎九相図の壊相・血塗を倒したところから始まる。戦い自体は勝利で終わるが、ここで重要なのはその後だ。相手はただの呪霊ではなく、兄弟としての感情を持っていた存在だった。虎杖は最後に「ごめん」と言って殴る。この一言で、この戦いが単なる勝利ではないことがはっきりする。 
つまりこの巻では、「敵を倒した」という事実よりも、「人に近い存在を殺した」という感覚が残る。ここがこれまでと決定的に違う。
その後、物語は大きく切り替わる。舞台は過去に移り、五条と夏油の学生時代が -
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第6巻は、交流会の延長ではなく、“イベントが一気に戦場に変わる瞬間”を描いた巻だった。
京都校との戦いが続く中で、突然花御をはじめとする呪霊側が乱入し、状況が完全に崩れる。しかも五条だけを弾く“帳”によって、最強が排除された状態で戦いが進む。ここで一気に、「安全な訓練」だったはずの場が、本物の命のやり取りに変わる。 
この巻の見どころは明確で、虎杖と東堂の共闘だと思う。ただのタッグではなく、東堂が戦いながら虎杖を“引き上げる”構造になっている。黒閃の連続発動など、虎杖の成長が一気に進むが、それは自力というより、東堂との関係の中で引き出されている。この関係はかなり特殊で、敵だったはずの相手 -
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ネタバレ☆完(全30巻)
〜0巻〜
・特級術師の乙骨憂太
・呪術高専に入学
・乙骨には里香という特級過呪怨霊がついていた
・真希、狗巻と司令に同行
・夏油傑が目をつける
・東京と京都で百鬼夜行
・夏油本人は乙骨の里香を奪うため高専へ
・乙骨にやられ五条悟にトドメを刺される
・里香の解呪に成功
〜序章〜
・高校生の虎杖悠仁
・特級呪物の宿儺の指の封印を解いてしまう
・呪術高専の伏黒恵が駆けつける
・宿儺の指を取り込むことで呪霊を倒す
・宿儺の意識が虎杖の身体に受肉
・すべての指を取り込むことを約束し死刑を免れる
・五条悟により虎杖は呪術高専に転入
〜眞人遭遇編〜
・釘崎野薔薇も入学
・虎杖釘崎伏黒 -
Posted by ブクログ
- めちゃくちゃ面白い。本編の単なるスピンオフではなく、まさに直接的な続編と言ってよいつくり。乙骨憂太の孫が主人公だとは…。本人が死去しているのもなかなか面白い。
- そして呪霊の話だと思ったら、はてさて宇宙人の話である。そうくるかとひざを打つ設定で、めちゃくちゃ面白い。超常現象なんでもござれのダンダダンの影響もあるのでは。
- モブ敵の「呪術師だろ? 超常を生業とする者が超常を否定するのか」というセリフがカッコよい。
- そしてところどころに出てくる社会風刺要素(ナショナリズムに基づく日本の排外主義、老人の認知症老人)。
- どこかレベルE感もある、呪術師組と宇宙人組のやりとりもなかなかに面 -
ネタバレ 購入済み
モジュロは呪術廻戦のお話も引き継ぎつつもうそれでも単独としてなり得る作品。乙骨兄弟、冥冥、釘崎女子など急メンバーと関わる人が出てくるとテンション爆上がりですが。クロス、マル兄弟の生い立ち、ダブラの立場の理由など今回はすごく読み応えあって面白かった。
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匿名
購入済みこれはこれでおもろい
やっぱ本家に劣るよな、と思いながら一巻は読んでいましたが、二巻は一転してめちゃくちゃおもろかった!でも話の展開的にクライマックス感もあって、もう終わってしまうのか??と残念な気持ちもある。本家に出ていたキャラもちらほら登場して嬉しく思う。次の巻も楽しみだ。
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購入済み
真希の父ちゃんに合掌
いやその片付けてる死体誰よ?と思ったんですけど、そういうことですか・・・。深い。
前巻で呪術師としてお勉強は大事ってことは分かったんですけど、本巻の出来事はあっという間で、宿儺の仕込みの凄さというか1000年以上生きている年季が感じられます。もう人類敵わないんじゃないの?これは宿儺が主役の物語なんじゃないか!きっとそうだ。 -
購入済み
お見事としか言いようがない
戦術のレパートリーが多すぎて、だんだん理解が追いつかなくなってきました。辛い。
でも、適度な遊び心なのか?天元様の結界内での打ち合わせが6畳ぐらいのストーブのあるコタツ部屋だったり、お兄ちゃんの声優が浪川さんである意味が納得できたりと、退屈させない流れになっています。一流の術師の戦いって頭良くないとできないお勉強が大事って五条先生が言ってたのはこういうことなのですね。 -
購入済み
なんだか河童がいい奴でほっこり
死滅回游編に入って呪術高専でわちゃわちゃやってた時からかけ離れちゃったもんで悲しかったのですが、ここに来て、虎杖たちみたく殺し合うだけの初対面じゃないパターンもあるんだって少しホッとしました。直哉にはビビりましたけどww。
ちょっと狙ってるなと思って面白かったのは、鬼滅ネタがちょろっと入ってて、加茂さんの声優さんを考えると「心を燃やせ」の煉獄さんのセリフはアニメ化でもとても楽しみです。
しかし桜島ってどこだろ・・・。