広瀬隆のレビュー一覧

  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    怖ろしい内容でした。そしてこれはSF世界のことではなく、いま、現実に起こっていることなのです。しかし本書を読んで、恐怖に駆られたり怯えても何の解決にもなりません。著者も「パニックというのは、人々が本当のことを知らされていないから起こるものです。」と書いているように、まず私たちは正しい情報を手に入れ、そしてこれからどうすればよいのか考え、行動に移していくべきです。自分の無知を反省し、このことに気づかせてくれた貴重な本でした。

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    2011年06月12日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    原発推進論者や原発維持論者たちは、本書に対して、事実に基づいた反論をしていただきたい。どんなに目を背けたくなるような現実であろうとも、私はそれを知りたいのです。

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    2011年06月11日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    作者の本は、以前「東京に原発を」を読んで以来である。
    本を読んだあの頃、今回のような事態は考えていなかった。

    安心、安全の言葉の裏にある実態・・・・

    未来ある子どもたちが安心して暮らしていけるようになってほしいものである。

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    2011年06月06日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    ネタバレ

     ノンフィクションライター、広瀬隆氏の新著です。一番印象に残っている本は私が学生時代に読んだ、「ジョンウェインはなぜ死んだか」。原爆試験場近くで西部劇のロケを行ったことが原因で俳優や映画関係者ががんで死んだ、という衝撃的な内容でした。福島原発事故について、東電の発表した不十分なデータをもとに、「すでにメルトダウンしている」「注水は冷却ではなく溶け落ちた核燃料をじゃぶじゃぶ洗っているだけ」など冷静な指摘を行っていきます。この後後半の、どれだけ人的被害が出るかという部分に差し掛かります。事故後短期間にこれだけの本が出るのはすごいことだと思います。断片的な報道やブログでは全体像が解りません。1冊の本

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    2011年09月25日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    こわい。今起きていることも怖いが、あらかじめこんな危険性は分かっていたはずなのに計画が推し進められてしまっていることだ。

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    2011年05月28日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    資源が少ない国だけに、原子力発電は仕方ないとずっと思っていた。
    しかし、福島原発事故のように、とんでもないことが発生し、そんなことは言っていられない。
    この本がどこまで真実か。どうとらえたらいいのか。
    それは読者によるが、言えるのはただひとつ。
    原子力発電は無くても困らないということだ。
    電気の自由化というのも興味深い話であった。
    頼みます。
    原発止めましょう。

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    2011年05月22日
  • カストロとゲバラ(インターナショナル新書)

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    はじめに
    第一章  キューバの革命前史
    第二章  革命の決行と国民の蜂起
    第三章  社会改革と忍び寄るアメリカの脅威
    第四章  キューバ危機が勃発 ー 米ソ帝国主義の正体
    第五章  生き続けたキューバ革命の民族主義
    あとがき

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    2025年09月27日
  • ロシア革命史入門(インターナショナル新書)

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    ロシア革命は農民と反戦と貧困の克服という高尚な理想から始まったが、ソヴィエトが権力の座におさまると、その権力を守るために、農民と労働者を弾圧しまくる。信じられないような単位の人々が簡単に殺されていく。理想の実現のための手段を維持するために理想に反した行動をとるというのは、再現性が高いのだろう。

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    2024年12月08日
  • ロシア革命史入門(インターナショナル新書)

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    十月革命が起こるまでの部分は、レーニンがどこに流刑になっただとかどこに逃げただとかどうたらこうたらで読むのが辛かった。。十月革命以降は知らなかった事実が満載で面白い。レーニンによる粛清が歴史的にも有名なスターリンの粛清よりも酷いものだったとは。市民、農民のために立ち上がったはずだったのに、彼らを一番に苦しめてどうする。

    レーニン然りチェゲバラ然り、革命家というものは革命がゴールだとでも思っているのだろうか。その後の政治のお粗末さたるや。今では日本のジャンヌダルク()小池百合子か。

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    2018年07月08日
  • ロシア革命史入門(インターナショナル新書)

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    「東京に原発を」で知られる広瀬隆さんがロシア革命を論じるというのを楽しみにしましたが、ロシア人民の反戦の機運が革命を生んだとしていたにもかかわらず、スターリン以上に革命直後のレーニンによる粛清や秘密警察の設立によって悪夢の70年が築かれたことがわかる、何とも気分の悪い一冊でした。

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    2017年11月12日
  • ロシア革命史入門(インターナショナル新書)

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    今年がロシア革命100周年ということと、著者が広瀬氏だったため購入。
    ロシア革命の一連の流れがよく理解できる。
    革命が単なる左翼主義運動ではなく、国際規模の反戦運動が昇華したものだった。
    そして、その流れに乗った政権取得までのレーニンの行動は指導者として認めることができるものの、政権取得後とその維持のための非常な弾圧手法にゾッとさせられた。レーニン政権時の5年間は、かの1930年代のスターリン大粛清を上回る規模という。
    共産党独裁の維持という手段が、最終的な目的である正常なる国民国家の運営を崩壊させるという逆説。

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    2017年05月09日
  • 東京が壊滅する日

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    ネバダ核実験地近くの町、ロケのハリウッド映画人に多量のがん死。フクシマ、東京ではそれ以上の数値。安全基準値の嘘。事実の隠ぺい。世界的な原爆産業、巨大財閥の巨大な富による地下人脈がある。

    メインの記述は東京ではなく、核と世界。人類にとっての核、どうなっていくのだろうか。

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    2016年10月09日
  • 東京が壊滅する日

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    福島第一原発事故の調査に結論がでないまま(いくつかの調査委員会の報告はあるが、どれが正しいという結論はでていないという意味で)、国の富が流出するとかいう、国民、国土の安全安心には無関心な理由(それも、原油安でひっくり返るような)から、玄海原発1、2号機、そしてMOX燃料を使用する高浜原発3号機が再稼働した。

    最初の原爆開発競争から、原爆、原発がどのような経緯をたどったかという歴史的事実の検証。
    核実験、スリーマイル島の事故、チェルノブイリの事故により、どのような被害が起こったかという分析。
    さらに、それら事故で流出した放射性物質の量と、それがもたらした健康被害の関連性の評価を行い、その上で、

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    2016年02月03日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    おそらく綿密な取材、調査に基づいて書かれているのだろうけど、ひたすら否定に告ぐ否定で、読んでて疲れる。ある対象を非難したい場合、そのメリットも吟味しつつ、反論を展開する方が有効な場合が多いと思うけど、この中ではそういう論調は取られていない。結局のところ一番心に残ったのは、“口を閉ざすことになる”とか何回も言っときながら、開いてるやん、っていう部分だった。

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    2014年01月23日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    フクシマ原発事故の原因や原子力発電のシステム、日本における地震リスクなど基本的なことが理解できる。
    ただ、感想としては、少し説教臭すぎてだれるのが残念なところ。

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    2012年09月15日
  • 原発の闇を暴く

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    原子力ムラ、などという柔らかな表記ではなく、原発マフィアだと断じて実名で糾弾していく本。広瀬隆さんのいつものごとく、悲しみを含みながら怒りまくる。この感情の高ぶりが、反・反原発派に、脱原発は感情論だと言わせてしまう空気の一つかとは思う。しかし糾弾する闇は深く、永い。そりゃあ怒りたくもなる。

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    2012年07月09日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    ネタバレ

    福島原発の問題を原発反対の立場で長らく訴えてきた広瀬氏の著書。福島原発で、事故当時、事故経過から数ヶ月何が起きていて、何が問題だったのか、改めて読むと恐ろしさと、腹立たしさが募ります。

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    2012年07月08日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    原子力発電が抱える問題点と今後どうすべきかを示唆している。たまたま起こった想定外の地震、津波によるやむを得ない結果なのか、そうではないと説く。マグニチュードが気象庁マグニチュードからモーメントマグニチュードに変わってM9.0とされたことに疑問を投げかける。論理を知る、自分の考えを持つために読む価値がある。

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    2012年05月14日
  • FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン

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    福島第一原発の惨状は目を覆わんばかりだ。原発震災を招いた原因は何なのか。「次」を防ぐ策はあるのか。「揺れも津波も想定外」とする東電幹部や識者たち。しかし、時がたつにつれ「事故は人災」との指摘が強まっている。折しも列島は「地震激動期」に突入した。日本を救うために、原発震災の危険性をいち早く指摘していた著者が、「全原発を即、止めよ」と緊急警告する。

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    2011年12月18日
  • 新エネルギーが世界を変える―原子力産業の終焉

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    原子力発電を否定するという目的のために全ての情報が整理されているんだろうと思うと、仮に原子力発電に肯定的な情報に筆者が接したらアンチ原発バイアス眼鏡で見るんだろうなと思ってしまう。企業の自家発電のカウントや化石燃料の可採掘量の記述なんかは、ちょっと偏っているかな。
    でも天然ガスに関する記述はとても分かりやすく勉強になりました。

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    2012年01月18日