二木夢子のレビュー一覧
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64歳、今年定年を迎える私の問題意識にぴったりの本。
65歳で年金貰って隠遁生活、、、など考えられない。
マラソンを走っており体力は十分、食欲旺盛、頭脳明晰、
引退する理由は何もない。
あ、いや、何もないは大げさ。
毎朝の通勤電車はお腹の調子の問題で辛く、薬の世話になり、
物忘れは激しくメモは欠かせない、などなど諸問題はある。
しかし、いずれにせよ、まだまだ世の中に貢献できる、はず。
この本もそれを言っている。
昔の65歳は余命が少なかったが、今は20年から元気でいる。
働かない手はないと。
若い人が無理して子育てもできないでいるんだから、
それをシェアすればいいではないかと。
若いうちにも仕事以外の時間を持てるはずと。
ホントそうだと思う。
極端だ。
ゼロか1ではない。
グラデーションで、働く時休む時でバランスを取ればいい。
65過ぎたらフルタイムはきついけど、若い人だってきついのは一緒のはず。
いやむしろ若い人ほど子育てで時間を取られる。
アクティブに動きたいこともあるはず。
うまく分ければいいのだ。
健康な老人だって、働きもし、遊びもしたい。
身体のメンテは必要で、そこをどうケアするか。
・・・青天井の医療費は問題ではある。
死なさない医療、ではなく、生かす医療にして、
国全体の医療費は抑えないと、、、
まあこの辺は難しいけれど。
可能なら棺桶まで歩いていきたいね。
健康な老人でいるためには、「教育」だとこの本は言う。
高度な教育を受けた人の方が健康で長生きだと。
食生活、運動、、、自制できる。
何が「教育」かは考えどころ。
暗記暗記の日本の受験教育では、
考えることのできる人材は育たない。
社会保障、教育、、、
人生を考える、ということは神羅万象すべてを考えることになる。
アメリカでは10年前に出た本。
もちろん制度は日本と違うが、
思考をめぐらすに十分な本だった。
第1章 見過ごせない5つの長寿神話
第2章 老化とは
第3章 長寿の価値を描き直す
第4章 老いの社会的側面
第5章 みんなで支え合う――社会保障制度とメディケア
第6章 未来への投資――科学とテクノロジーの意義
第7章 失敗の可能性を考える
第8章 長く輝かしい未来へ
解説 希望ある長寿社会への羅針盤 -
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ネタバレ著者はクレア・ヒューズ・ジョンソン氏。2014年から2021年にかけて、インターネット向け決済インフラを構築する世界的テクノロジー企業のstripeでCOOを務め、従業員200名未満だった企業を7,000人以上の規模にまで成長させた方。それ以前はGoogleでもご活躍。
感想。
マネジメントと組織づくりのリアルが詰まった良書。
備忘録。
・事業拡大にはテクノロジーはもちろん必要だが、事業を築く人々も欠かせない。企業の成長とあわせてキャリアを育み、人として大きくなってもらう。事業の拡大にキャリアや成長を犠牲にしてはならない。
・際立った業績を残す人々は、「自律」を超えて、自分にとって落ち着かないペースを戦略的にセットできる。
・自己認識力を高めて、それをベースに相互認識力を築く。マネジメントとは他人をどうこうすることだと考えがちだが、自己認識が先の方が良いのではないか。自分はどういう人間で、今までどの様に貢献してきたかを説明できなければ、チームの成功はおぼつかない。自分はどの様な強みを発揮できて、どういった能力は今ひとつなのかを自分で分かってなけれ、互いに補い合うチームは築けない。
・他人の事情はわからない。人には人ごとの深い理由がある。同様に、自分の行動理由を他人は理解していないこと。
・マネジメントとリーダーシップの違いを理解することは非常に重要である。技術的問題を解決するのがマネジメントで、適応課題に対処するのがリーダーシップである。
・リーダーシップを適切に発揮すると、部下が受け入れられる程度に部下をがっかりさせる。変化を推進するからだ。
・リーダーへの質問「あなたの秘密の力は何ですか?」。
・創業資料。会社の長期的な目標や原則、理念など、会社の計画を説明する資料。会社の初期段階で作っておくと良い。家を建てる場合の基礎である。同様に、採用候補者に「文化の手引き」として渡す。
・事業運営構造を考えるのは、PMFを成し遂げたあとだ。その前に考えてもしょうがない。
・戦略には痛みが伴う。会社が時間と資源をどこに投じるかを選択するのが戦略で、そのトレードオフが発生して、社内にもお客様にも痛みと失望を招くが、戦略とはそうでなければならない。
・採用における創業者の役割は「直感の発揮」だそうだ。評価基準の全てを満たすが、どことなく平凡・無難な候補者とかに対して。
・仕事が好きか、仕事ができるか、会社にインパクトを与えられるか、この三つを満たす人を採用したい。
・組織再編やチーム再編について。チームの構造が戦略とあっていない時、人材面の問題が発生した時などはチーム再編のタイミングかもしれない。
・チームの発展段階、特徴、手引き。形成期→混乱期→統一期→機能期。これはわかりやすい。
・良いミーティングが行われているか。
・ハイパフォーマーには、プッシャーとプラーがいる。
・トップ10%の人材が在職期間中に、「もしあなたが退職するとしたら、理由は何ですか?」と聞いてみる。
・マネージングアップ。上司をマネジメントする。 -
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ネタバレ古来の東洋思想と量子力学など最新科学が交わるところが、「この世界が仮想現実である」ということが疑いの余地がないと思わせる興味深い一冊。
・著者はビデオゲームデザイナー
・シュミレーシュン仮説は、この世界をビデオゲームだと考える。
・相対性理論は光や高速移動から同時性ははいと証明。私たちは絶対的な共通の世界ではなく、個々のデバイスによって違う世界をみているのではないか
・ミクロな量子力学でも観測によって結果が変わる、確率の世界になっている。ゲームと同じ。
・瞑想、ヨガ、仏教思想をはじめとする古代東洋伝統を調べていくと、科学で認められているよりも多くの現象が私たちの物理的世界で起こっていると確信。
・東洋の伝統は、私たちを取り巻く世界が「本物の世界ではない 」という発想の上に構築されている。人間が選択を積み重ねながら、意識の中で作り上げているものだと信じている。
・シンギュラリティを通過したあとは、人間と機械、現実世界と仮想現実の区別はなくなる
・伝統仏教や宗教も現実は幻であると説いている
・起きているあいだの現実が幻覚であるという本質
・夢にいる限りは現実のように思えるが、夢と同様に現実は脳による作り物であり、共有された作り物かもしれないが、幻であることに変わりはない。
・カルマを達成するために現実が生成されるという東洋の伝統思想と、現在実現されているビデオゲームの仕組みが同じ
・量子もつれ、量子不確実性は、この宇宙が自己最適化機能を備えたコンピューターであることのエビデンスとなる
・自然な形状を得るための唯一の道が「計算」である事実。フラクタル図形が葉や貝など自然界に存在する事実は、自然界に計算的要素が存在するというエビデンス。
・物理的世界は一連のコンピューターアルゴリズムであること。自然界で何らかの計算が進行しているのであれば、人類は全世界用コンピュータープログラムにいるかもしれない。
・宗教や神秘思想が行う現実の本質の説明によれば、この物理的世界は、私たちが「ダウンロード」され、行動が記録される場所だということになる。そして私たちは、物理的世界の外にあるどこかに帰るのである。
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知人に勧められて読みましたがとても面白いと思いました。本書はもしかすると賛否がかなり分かれる本かもしれませんが、それは著者の主張の真偽にどこまでこだわるのかによるのかもしれません。逆に言うと私は、著者の主張であるシミュレーション仮説自体の真偽はどちらでもよく、この仮説自体が純粋に面白いので、自身の想像力をかきたててくれるという意味で本書を高く評価したいです。
自分の備忘のため、著者の提示するステージ論を以下に書きます。2022年時点で考えると、ステージ5、6がだいぶ現実味を帯びてきているというところでしょう。
ステージ0:テキストアドベンチャーと<ゲームの世界>
ステージ1:初期のアーケードおよび家庭用グラフィックゲーム
ステージ2:グラフィックアドベンチャーゲームとRPG
ステージ3:3DレンダリングされたMMORPGと仮想世界
ステージ4:仮想現実を用いた没入
ステージ5:フォトリアルな拡張現実(AR)と複合現実(MR)
ステージ6:現実世界におけるレンダリング-ライトフィールドディスプレイと3Dプリンティング
ステージ7:マインドインターフェイス
ステージ8:記憶の植え付け
ステージ9:人工知能とNPC
ステージ10:ダウンロード可能な意識とデジタル不死
果たして我々は、壮大なゲームの中でゲームをプレイしている存在に過ぎないのでしょうか。宗教家の悟りが、自身を超える存在に気づくことだとしたら、それを本書流に言い換えれば、我々が現実だと思っているゲームを組み立てている「超存在」に気づいたということなのでしょうか。いずれにしても、本書を読んで確信したのは、技術が進歩するにつれて、我々人類はますます現実と仮想世界の区別がつかなくなっていくだろう、ということです。映画「インセプション」では、主人公役のディカプリオが、現実世界と夢の世界を識別するためのアイテムを準備していました(机の上で金属製のコマを回して、ずっと回り続けているのなら夢の世界にいることになる)。もしかするとARやVR技術が進歩するにつれて、各人がまさにそのようなアイテムを必要とするのかもしれません。想像力が大いに掻き立てられる本でした。 -
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書籍や論文などを読んだときに、そこから得られた情報を貯めていくにはどうしたらいいだろうかと前々から考えていた。特にトピック間で関連性を見出したときそれをどう整理するか悩ましかった。しかし、本書を読んでその悩みは一気に解決された。ここで紹介されている『ツェッテルカステン』では、あえてメモをトピックごとにまとめずある程度自由な順番で 1 つの箱に入れてリンクをつけることで、思考を発展させていくことができる。このやり方では、その時に取り組んでいるトピックだけでなく、将来トピックが新たに増えたときにもリンクを追加して新しい関連性を見出すこともできる。
また、私はアウトプットするときに大きな時間と労力がかかることを辛く感じていた。しかし、この『ツェッテルカステン』にメモを日々貯めていけば、アウトプットは関連あるメモを集めて構成し、多すぎる場合は削除していくだけでアウトプットが完了するというのは、目から鱗だった。
本書では、人間は計画をたてることが苦手だという研究結果にも触れ、計画をたてることに対して否定的である。私自身、計画をたてることに対して苦手意識があったが、それは仕方のないことであり、そこに無理に労力をかけるよりもコツコツとメモを貯めていくことのほうが重要であると認識できた。
同じような悩みを抱えている人も多いのでないかと思うし、学生の学習方法としても役に立つと思う。非常にオススメな一冊。是非読んでみて欲しい。 -
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最近、アメリカ企業の内情(雰囲気、ビジネスへの考え方等)について興味を持ったので、読んでみたくなりました。なかでもAppleはいつもお世話になっているため、特に注目しました。
2.iphoneの開発から携わり、Appleを支えた著者からみたスティーブジョブズとAppleという会社の中身について書かれています。
ジョブズの完璧主義、顧客主義が徹底されており、Appleという会社の一番の魅力となっております。この文化が根付いた理由として、プレゼンする際には最終的にジョブズに判断をゆだねるところにあります。これにより、妥協したものはすべて却下され、全力で取り組んだ製品だけがクリアになります。
このプレッシャーに加え、日々起こるバグの報告や猛スピードで失われる時間との闘いにより、緊張感が増していきます。しかし、自分の最高傑作を生みだしたいという一心で、商品開発に取り組む姿はとてもカッコイイです。
本書では、このような日常の葛藤が書かれており、著者や周りの人々の苦労がとても伝わってくる一冊です。
3.Appleという会社の強みは顧客理解が徹底されているところです。製品を開発する理由は、顧客の不満を解消すること、言い換えれば、負荷を軽減することにあります。社員の人達はインスピレーション、コラボレーション、テクニック、勤勉さ、決断力、テイスト、共感力の7つの要素を磨き上げ、日々挑戦しています。だからこそ、革新的なデバイスを生み出すことが出来ると思います。「技術があるから開発する」ではなく、「この世界を作りたいから開発する」という思考が足りないことを改めて気づかされました。 -
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OKR = Objective + Key Results
= 1つの目標 + 3つの主な結果
P1 やらなければならないこと、P2 やるべきこと
を、マトリックスの4つの箱に書いていく、シンプルな
目標管理方法です。
・KPI とは、ちがって、目標そのものを管理していることでシンプル、項目数をしぼることで分かりやすく、継続もしやすい。
・私感ですが、PDCA でプロセスを重視しているのにたいして、目標に、焦点を当てている点が大きく異なっているとおもいました。
・時間がかからないですが、深堀りはむずかしく、別の機会を必要とするので、サマりとしての道具かと。 -
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OKRは表面的にはチュートリアルやRPG、ミッション型のゲームのようだ。
「村を助ける」という目標があり、「洞窟の最深部で怪物を倒してくる」ことができれば、報酬として「ゴールド」が手に入る。
OKRとはObjectives and Key Results(目標と主な結果)の略で、目標と目標が達成できたかどうかを判定する指標がある。
そして、それらが極めて容易に理解できるように、忘れ去られないように短い言葉や明確な数字で定義し、週次で「やるべきことを洗い出す」、「評価する」、「報酬を与える」というサイクルをこなすようになっている。
これだけでは、多くのツールや方法とさほど変わらないが、OKRの1番の意義はモチベーションを維持してやるべきことにフォーカスすることで、短期間で成長を促すところにあると感じた。
そのために目標はストレッチ・ゴールでなくてはならず、達成できなかったことが失敗とは言い切れない。
本書では、最初にOKRの設定方法についての物語があり、非常にとっつきやすい。
また、OKRの仕組みや失敗例などが端的な表現で説明されており、具体例も豊富で分かりやすい。
企業や組織向けの内容になってはいるが、1番おすすめなのは、解説の方も仰られているように個人で導入すること。
この本で学んだことを実践して、スキル向上に役立てたい。